キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

ご来訪ありがとうございます。
ブログ管理人の「あまあま」と申します。

プロフィール【2019.4時点】
◆中国地方の某県庁勤務
◆関東の私立大学に進学後、出身地にUターン
◆配属部署 防災→総務(文書)→観光→総務(雑務寄せ集め)
◆隠れオタク歴20年弱 妹と一緒にCCさくらをリアタイ視聴したのが全ての始まり
◆趣味は読書です。嗜癖はこちら(読書メーターへのリンク) 
詳しいプロフィールはこちら。
参考:キモオタク地方公務員さんのプロフィールは?調べてみました!

ブログの目的


本ブログの読者層は、「公務員になろうか検討している若者」と「現役公務員」を想定しています。

前者に対しては、自分近辺の一事例を紹介することで地方公務員のリアルな姿を知ってもらい、就職後のミスマッチを少しでも減らせたらいいなと思っています。
ポジティブ・ネガティブどちらにも偏らないように気をつけていますが、僕は現状の待遇にそこそこ満足しているので、ややポジティブ寄りになっているかもしれません。

僕を含めた「若手県庁職員の考え方」も紹介していくつもりです。
「共感できるかどうか」という観点からも、読んでもらえたら嬉しいです。

あわよくば、首都圏の大手企業に就職するような優秀な若者が「県庁って面白そう!」と感じて、Uターン就職のきっかけになってほしいですね。
優秀な若手が増えれば増えるほど、僕の負担が軽くなっていくので。


後者に対しては、議会待機中のような空虚な時間にぼんやり眺めていられる、暇つぶしページになれたらいいなと思っています。
あとはオタクへの意識改革ですね。クールジャパンどうこうという国家的な動きがある中、大半の地方公務員は「アニメ=オタク=きもい」という図式から抜け切れていません。
地方公務員の視点からオタクコンテンツについて言及することで、オタクへの新たな知見が少しでも提供できればいいなと思います。


ブログの運営方針

記事の更新

だいたい週2回、水曜日と土曜日の午前1時頃に更新しています。
記事自体は暇な土日に一気に書き溜めていて、予約投稿しています。

かつて「ゆっくりSS」を書いていて、いまだに当時の文体が抜けていません。
文章に起伏が無く、読みにくいかもしれませんが、現在ブログ向けのライティングを勉強している最中なので、お付き合いいただければ幸いです。

ナローバンド推奨ブログ

もはや死語かもしれませんが、当ブログはナローバンド環境でも見られるよう、画像利用は極力控えています。

リンクについて

当ブログはリンクフリーです。
特定の記事へのリンクでも、サイトトップページへのリンクでも、どちらでもOKです。
リンクを貼った際の事後連絡も不要です。

プライバシーポリシー

アクセス解析ツールについて

当サイトでは、よりよいサイト構築のため、Googleによるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を利用しています。

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広告について

現役の公務員という立場上、広告収入を貰うのは限りなく黒に近いグレーなので、僕自身は一切広告を貼っていません。
何らかの広告が表示されていたら、ライブドアブログの仕様によるものです。僕には全く関与していません。


公務員への内定を獲得された皆様、おめでとうございます。
長く不毛な試験勉強に耐えきり、今は自由を満喫していることと思います。
しっかりエンジョイしてください(羨望)

ただ、全く準備をせずに役人生活スタートを迎えてしまうと、落とし穴に嵌ってしまうかもしれません。
暇すぎて狂いそうなときなんかに今回まとめた記事を読んでみて、心の準備だけでもやったほうが無難かと思います。


時間の使い方

お金の勉強だけは本気でおすすめします。
1月試験でFP3級受験して、参考書はメルカリで売りましょう。


現役県庁職員が日々悔やんでいる「学生時代にやっておくべきだったこと」とは?

地方公務員志望の学生はSNSに慣れておいてほしい 

キモオタク地方公務員が日々悔やんでいる「学生時代にやっておくべきだったこと」とは?


地方公務員はとにかく「がくえんゆーとぴあ まなびストレート」を見てほしい


仕事道具の準備

仕事道具をあらかじめ買うつもりがあるなら、1つめの記事だけでも読んでほしいです。


地方公務員の手帳術とは?個人的最推しは「見開き1週間レフトタイプ」です

公務員試験教材は処分しても問題ないのか?基本書くらいは残しておいたほうがいい?


【2018.6.15追記】若手地方公務員には良いキャリーケース(ハードタイプ)を購入してほしい

入庁前の予備知識

新規採用職員の間でよく話題に上るトピックをまとめました。

地方公務員の新規採用職員配属はどのようにして決まるのか?


(新卒向け)初期配属関係なし?まっすぐ出世コースを目指すための戦略とは?

(言い訳)地方公務員のOJTが適当な理由とは?


今回の台風19号の被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。
元防災担当部署の公務員として心が痛い日々を送っています。

連日報道される凄惨な被害状況もそうですが、ツイッター上で防災論を語る公務員アカウントが、前提条件を誤っているために的外れな指摘をしているところを見ると、別の意味で心が痛みます。

公務員なら知っておいた方が無難な河川防災に関する基礎事項をまとめました。
ツイートする前にさらっと読んでいただけば、きっと役立ちます。

浸水想定区域図は国or都道府県、洪水ハザードマップは市町村

よくニュースで取り上げられる「浸水想定区域図」と「(洪水)ハザードマップ」は、別物です。

ざっくりいうと、
  • 浸水想定区域図は国または都道府県が作成するもので、洪水が発生した場合どこが浸水するのかをシミュレーションして、川(水系)ごとに作成します。
     
  • 洪水ハザードマップは市町村が作成するもので、浸水想定区域図をベースに、避難場所や防災倉庫のような避難関係情報を追加し、地域ごとに作成します。




そのため、
ハザードマップ上では浸水しないはずの地域が浸水していた!
という批判を市町村にぶつけるのはお門違いです。(ベースとなる浸水想定区域図が間違っているため)

また、
浸水想定区域内に避難所があるのはおかしい!
という批判を都道府県にぶつけるのもお門違いです。(避難所を決めるのは市町村のため)


河川工事の基本は「下流から」

河川工事の目的は「流下能力の改善」、つまり一度に流せる水の量を増やすことです。

川の水は最終的に海に流れます。
海まで全部送り届けないと、途中で陸地に溢れてしまいます。
つまり洪水が発生します。
そのため、流下能力は、河口部で最大にならなければ意味がありません。

ウォータースライダーを想像してください。

もし入口だけ太くしてアベックが手を繋いで同時に滑走できるようになっても、ゴール地点が細いままだったら、途中で詰まってしまいます。
人間という固体だと詰まってしまうわけですが、これが水だとしたら溢れ落ちます。

川の場合も同様です。ゴール地点(河口部)が太くないと、途中で溢れてしまいます。


見るからに川幅が狭くて危なそうなのにどうして工事しないのか?という批判をよく見かけますが、工事したくても下流部が終わっていないからできないというケースも多々あります。

河川工事の原則は「川幅を広げる」

流下能力の改善とは、具体的には「断面積の拡大」です。
断面積を広げる方法は主に3つあります。
参考:長崎県ホームページ
  1. 川幅を広くする
  2. 川底を深くする
  3. 堤防を高くする

川底を深くすると、下流部との標高差が縮まってしまい、勾配が緩くなるため、流下速度(水の流れ下るスピード)が落ちます。
流下速度が急に落ちる箇所は、洪水のリスクが高まります。

堤防を高くすると、川の水の位置エネルギーが高まり、決壊した場合の破壊力が増します。

そのため、なるべく川幅を広げる方法で対処するのが原則です。
(河川工学的には諸説あるらしいのですが、少なくとも役所的には)

しかし、この方法には、川の両側の用地買収が必要で、費用と時間がかかります。
既に川沿いに街が出来上がっている地域だと、そもそも用地買収できず、実現できません。

時々見かける川の両側に高い壁を作れ!という主張は、非常に危険です。
壁自体にものすごい水圧が加わって簡単に壊れてしまいますし、壊れた瞬間に濁流が上から滝のごとく降り注ぎます。

水位計と水位標

河川に設置される水位計というと、定期的に水位情報を自動計測してデータを送信するものを指します。
計測機だけではなく、計算用のコンピュータや無線機もあり、コンクリート製の小屋のような設備です。
設置にも維持管理にも費用がかかるので、たくさんは設置できません。

川のたくさん設置してある目盛りみたいなものは、水位標(量水盤)と言います。
目視で水位を確認するためのもので、近隣住民の避難判断や、水位計が狂っていないかのチェックなど、河川管理に欠かせないものです。

両者は名前は似ていますが、全くの別物です。


河川防災についてもっと知りたい方は、この本をどうぞ。
今回の記事のネタ元でもあります。

河川工学の基礎と防災 (気象ブックス) [ 中尾忠彦 ]
河川工学の基礎と防災 (気象ブックス) [ 中尾忠彦 ]


防災部局経験者ならお馴染みかと思いますが、大雨の可能性を測る指標として「相当温位」というものがあります。
厳密な定義は検索してください。

今回の台風では、中部地方から東側全域が360k超えという超危険なラインに達していて、どこで豪雨が降ってもおかしくない状況でした。

気象災害が頻発し、公務員稼業における防災業務のウェイトが大きくなりつつある今日この頃。
部局を問わず広く防災関係知識を広めるべき時期に来ているのかもしれません。

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