キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

2018年09月

夏クールも終わりましたね。
毎週「プラネットウィズ」を楽しみにしつつ、「ハッピーシュガーライフ」の声優さん怪演を満喫しながら、「ヤマノススメ サードシーズン」の黒崎ほのかちゃん登場回を繰り返し視聴する日々でした。
やや陰気な東山奈央さんの演技、やっぱ最高ですよね……

謎の体調不良


上半期は原因不明の体調不良に襲われていました。
謎の微熱(37.5度くらい)が治らず、ずっと頭がぼーっとしている状態です。
ちょうど業務繁忙期だったので休みも取れず、強めの薬を飲んで定時まで全力を尽くして即帰宅……という生活を10日くらい続ける羽目になりました。

心身ともに辛いし、薬代で懐も痛むし、散々でした。
健康は大切です。

読書の秋

せっかくの二連続三連休。
どこかに小旅行に出かけようかとも思ったのですが、上半期の体調不良が再発しても困るので、家に引きこもって『金色のガッシュ』を久々に読み返していました。

そうしたらムクムクと心の力が湧いてきて、何かを成し遂げたくなり……投資本の名著を手当たり次第読むことにしました。
今回読んだのは、以下4冊。



株式投資 第4版
ジェレミー・シーゲル
日経BP社
2009-07-23







最後の一冊だけは若干毛色が違いますが、高PERの株に手を出すなという忠告は一緒なのが面白かったです。
とりあえず暴落が怖くなくなりました。


めんどくさい時期

これから予算要求業務が本格化してきて、役所拘束時間がどんどん伸びてきます。
絶対満額残業代申請してやるからな……
 

『迷わず書ける記者式文章術:プロが実践する4つのパターン』という本を読みました。



 
文章術についての書籍はこれまでも何冊か読んできましたが、「ブログを書く」という観点ではこの本が抜きん出て役立つと思いました。
今回は具体的に本書ベースでどのようにブログを書いているか、紹介します。

なぜ「記者式」を採用するのか?

このブログの大半の記事が、新聞記事と同じく「情報伝達」目的だからです。

このブログは、特異な着眼点内容の具体性を意識して書いています。
ロジックや文章の美しさは二の次で、大事なのは情報です。

本書の中でも説かれていますが、新聞は情報伝達目的の媒体として長い歴史があり、情報をうまく伝えるノウハウを蓄積しています
記者式の文章術は、このノウハウそのものです。

記者式文章術の活かし方

本書の中でも、第4章「設計図を描く」の部分を特に参考にしています。

スケルトン(設計図)を作る

本書では、設計図の要素として以下3点を挙げています。

  1. 仮見出し
  2. 要約、要旨(150〜200字程度)
  3. 本文の構成(1段落を1行に)
『迷わず書ける記者式文章術:プロが実践する4つのパターン』 p.67〜68

ブログの場合、見出し=記事タイトルです。
「タイトルは記事全体の要約になるよう最後につけるべき」というブログ界の鉄則があり、最初にタイトルを決めてしまうのは異端派のようですが、ここで決めるのは「仮のタイトル」です。記事作成後に違和感があったら最後に修正します。


要約は、「最大200字」という字数制限厳守で書きます。
こうすることで、絶対に盛り込むべき・盛り込みたい内容を整理できます。

最後に、本文構成を考える前段階として、盛り込みたい情報をリストアップして整理します。

ここまでの作業を終えてから、本文の構成を考えます。

文章構成の基本パターン

本書の中では、文章構成の基本パターンが示されています。

  1. 逆三角形(重要なことから順番に伝えていく)
  2. 三部構成(序論・本論・結論)
  3. 起承転結
  4. 起承展転結
『迷わず書ける記者式文章術:プロが実践する4つのパターン』 p.75〜76


僕はこのうちの三部構成を採用しています。
事実を伝えるだけなら逆三角形スタイルの方が効率的ですが、ブログ記事としては味気なさすぎるからです。

三部のうち、最もボリュームが多くなるのが本論です。

本論の展開

本論は、事実の並列または因果関係の説明という形で展開します。(p.89)
この2つを組み合わせる場合もあります。

この考え方は、『考える技術・書く技術』とも共通します。

書く内容は、スケルトン作成の段階でリストアップできています。
しっくるくる順番にこれを並べ替えることで、本論の骨子が完成します。

スケルトンの完成

本論の大まかな内容が決まったら、本論の中身に対する興味をかきたてそうな序論を考えます。
ここが曲者です。すぐに思いつくこともあれば、かなり時間を要することもあります。

結論は、200字要約をさらに要約して作成します。

これでスケルトンの完成です。
一度休憩して気分転換してから、スケルトンを見ながら記事を書いていきます。

記者式文章術のメリット

設計図を作ることで、記事作成のスピードがかなり上がりました。
行き当たりばったりで書き進めるのも楽しいのですが、時間がかかりすぎます。

読者にとってもわかりやすくなっていれば嬉しいのですが、これは今後のPV数が教えてくれるでしょう。当面はこの書き方を続けていきます。


『迷わず書ける記者式文章術:プロが実践する4つのパターン』のうち、今回は第4章のみ取り上げましたが、他の章も大変参考になります。
実用的な文章術が、具体的な手順として紹介されていて、応用もしやすいです。
日頃から文章を書く方は、一読をお勧めします。

どれだけ優秀な大学を卒業しようと、Uターン就職者は、地元大学出身者に比べ、採用時点では大きなハンデを負っていると考えています。

大学時代の生活は、高校時代までとは一変し、時間の使い方は自由になるし、自家用車を入手することで行動範囲は広がるし、金銭的裁量も大きくなります。
こういった自由な生活を通して蓄積される地元知識は意外と多く、実務にも欠かせないものばかりです。

Uターン就職者は道を知らない

まず、Uターン就職者は道路交通網に弱いです。
どこに何があるか?という大まかな土地勘は持っていたとしても、出発地と目的地までのルートが思いつきません。

さらに、地図を見ても、どのルートが正解なのかわかりません。
道路の特徴(通学路だから朝夕混む、有名ラーメン店に入りたい車で渋滞する等)を知らないため、悪手を選んでしまうことも多いです。
道路自体の知識は、実際に車を運転して道路を使ってみないと、なかなか身につかないものです。

地元大学の出身者は、4年間かけて試行錯誤を繰り返し、道路知識を身につけています。

田舎では、業務上の移動のために公共交通機関を使うことはほとんどありません。車での移動がメインになります。道路知識は必須です。
上司と一緒に車で出張した際に、変な道に入って余計な時間を食ってしまったら、本気で怒られます。

Uターン者は飲食店を知らない

飲食店(特に飲み屋)に関する知識も欠落しています。

高校時代までは、飲み屋は勿論のこと、そもそも飲食店をあんまり利用しません。
一方、大学時代は飲食店を食べ歩き飲み歩くため、自然と知識が蓄積されていきます。

さらに、大学時代には、利用者目線での情報だけでなく、業界側の情報にもアクセスできます。
自分や友人がアルバイトとして飲食店に勤務しているからです。
 
「厨房がボロくて火力が出せないから中華メニューは全部外れ」とか、「店主がものすごく魚に詳しいから刺身はいつも外さない」のような、利用者は知りようのない裏情報がどんどん入ってきます。
アルバイト経験を通して築いた飲食店業界との人脈も、貴重な財産になります。

地方公務員の若手には、職場の飲み会をセットする役割もあります。
店を知っているかどうかで、手間が随分違ってきます。

ハンデを克服するために

ハンデを克服するためには、とにかく外出するしかないでしょう。
出費が嵩みますが、勉強代と思って気前よく払いましょう。

地元大学出身者のグループに溶け込んでいくことも有効です。
旨い店を「教わる」スタンスで、一緒に出かけてみては?

かくいう僕は非社交的そのもの、ぼっち行動大好き人間なので、飲み屋情報はいまだに全然わかりません。
道とラーメン店には詳しくなったんですが……

「早くリスク資産運用を始めましょうよ」と囁いてきているところですが、おすすめばかりしていると業者っぽいので、一旦自分の内情を晒します。
 

年間投資計画(2018年)


金額は投資額ベースです。(時価評価ではありません)


【2019年3月末時点のストック予定】
  • 米国株中心の投資信託(毎月の積立分):100万円
  • 高配当の米国株:50万円
  • 日本株:150万円
  • FX証拠金:50万円
  • 仮想通貨:25万円
  • 現金(生活防衛資金):400万円
【うち、今年度新たに増やす分】
  • 現金:80万円
  • 米国株中心の投資信託(毎月の積立分):50万円
  • 高配当の米国株:50万円

生活防衛資金の目標額をようやく達成できたので、今年からリスク資産への配分を増やしています。

毎月の積立分は、要するにつみたてNISAとiDeCoです。

日本株は株主優待で選んでいます。
2020年以降の停滞が怖いため、現状以上の追加投資は考えていません。
一説によると、オリンピック関連施設のリノベーションで小さな波がくるらしいですが、その後は本当に沈滞しそうだとか……
優待株は値下がり局面に強いらしいので、処分するまでは必要ないかと思っています。

生活防衛資金はあえて通説より厚めに。(理由は後述)

コスト削減を第一義に掲げるなら、米国個別株をやめてインデックス投信に統一すべきだとは自覚していますが、リターンの性質を分散させるためにあえてバラしています。
(個別株はドル建て分配金、インデックス投信は将来のキャピタルゲイン)

仮想通貨は、去年の8月くらいに購入してからずっとホールドしています。
一時は4倍くらいに膨らんだものの、現在は購入時とほぼ同じ価値に落ち着いています。

短期的取引

以上のとおりリスク資産の大半を積立で運用していますが、日々の生活に潤いを持たせるため、FXと信用取引によるキャピタルゲイン狙いの短期的取引も少しだけやっています。少しだけです。

米国株を積立しない理由

購入に要するコスト(購入手数料・為替手数料)が惜しいからです。
例えば、50万円分を毎月分割で買おうとすると、どれだけ安く抑えても投資額の1〜2%が手数料で飛んでしまいます。
それなら、多少面倒ではありますが、暴落したタイミングでまとめて買いたいです。

田舎地方公務員の投資事情

改めて投資戦略を整理してみて、田舎地方公務員が一生に生み出せる種銭がいかに少ないかを痛感しました。
 
僕の働く自治体の場合、本庁部長まで出世してようやく生涯賃金が2億円に届くと言われています。
部長まで出世できるのは、同期入庁職員の中でも1人いるかいないか程度。大変狭き門です。
逆にいうと、大半の職員は生涯賃金2億円に届きません。

都会の公務員なら、地域手当のおかげで収入額がもっと多くなるはずです。
もちろん生活費も高くつきますが、節約すればその分投資に回せます。
一方、田舎の地方公務員は収入自体が少なく、節約での投資資金捻出には限界があります。
特に若いうちの低収入が響きます。


加えて、田舎では自家用車のために生活防衛資金を上乗せしておく必要があります。
田舎で自家用車なしで仕事をするのは、ほぼ不可能です。
そのため、緊急時に自家用車を買い替えるための資金も、生活防衛資金としてキープしておく必要があります。
冬用タイヤなどの関連出費も含めると、150万円くらいはキープしておく必要があるでしょう。

以上のとおり、そもそもの収入が少なく、生活防衛資金も多めにキープしなければいけないため、投資に回せる種銭が少なくなります。

種銭が少ない分、ただ毎月積み立てるだけのお手軽運用プラスアルファの工夫が必要なんだろうなと思いつつ、どうすればいいのかは見えません。
とにかくローコストで分散投資、「素晴らしい銘柄をそこそこの価格で」を心がけていきます。

運用の成果?

これまでの手取りを紹介した記事では、2018年3月時点で「550万円の貯蓄ができた」と書いています。
参考:

一方、冒頭で紹介した「2019年3月末時点のストック」総額が775万円、うち今年度の増加分が180万円なので、僕の金融資産総額は、2018年3月時点では595万円です。

給与所得からの貯蓄分490万円と、実際の金融資産595万円の差額105万円は、これまでの運用益です。

過去5年、株式市場は日本もアメリカも右肩上がりで、適当に買っていてもこれだけ増えました。
ただし、これからどうなるのかは、全くわかりません。

「リスク資産運用するかどうかはお任せだが、地方公務員は搾取対象として狙われているので、勉強は必須」というのが、僕のスタンスです。

学歴ネタを超える記事を書きたいと思いつつ試行錯誤していますが、むしろ格差が開いて行くばかり。
皆さん学歴ネタ大好きですね……

実際、学歴はリアル職場でも結構話題になっています。
先日の宴会でも、よくよく周囲の会話に聞き耳を立ててみると、20代の若手職員がいるテーブルから学歴トークが聞こえてきました。

学歴トークの実態(宴会)

学歴トークがよく発生するのは、主に管理職と若手職員の間です。
若手職員が自分の出身大学を話す形になります。

管理職から若手に対し、出身大学について直接尋ねるわけではありません。
学生生活の話題から始まり、そこからの会話の流れで出身大学名に移行していくのです。

大学名を明かした後の反応は様々です。
超有名大学だったら質問責めが始まりますし、何とも言えない大学だったら会話が途切れます。
どちらにせよ、何とも言えない空気が漂います。

なぜ学歴トークが始まるのか?

ここからは僕の私見です。
 
若手側としては、学生生活について聞かれても、何を話すべきか戸惑います。
勉強の話は堅苦しいですし、課外活動(バイト・サークル)の話はジェネレーションギャップに遮られる危険があります。
絶対安全なネタは旅行くらいでしょうか?

県内大学ならまだしも、県外の大学出身だと、住んでいた地域の話も危険です。
お互いの地理的知識に格差があるため、どこならわかってもらえるか、チョイスが難しいです。

話題に困窮した結果、大学名を喋らないと場が持たないのだろうと思われます。

管理職側としては、若手職員を沈黙させないよう、話題を振らなければいけません。
普段の仕事ではなかなか聞きにくい、若手職員のあるがままを知りたいという意向もあるでしょう。
とにかく、若手に喋って欲しいのです。

しかし、若手職員と管理職のように、年齢差のある人間どうしだと、共通の話題が乏しいです。
どういう話題を振ればいいのか、わからないのです。 
そのため、管理職としても、イニシエーション的な話題、特に直近の「学生時代」に頼らざるを得ないのでしょう。

学歴トークを避けるには?

今回紹介した状況は、地方公務員に特有の事情ではなく、田舎あるあるかもしれません。

学歴ネタを避けたいなら、学生時代の話をせずに済むよう、年上にも通用する話題をたくさんストックしておくのが、一番手っ取り早い対策でしょう。

それか、クソ真面目野郎と認識される覚悟で、仕事の話題しか口にしないことです。
僕はプライベートの話題全般がダメ(言葉の端からオタクバレに繋がりうる)なので、職場の宴会でも仕事の話ばかりしています。

このページのトップヘ