待望のiPhoneSE2の予約が始まりました。
インターネット上の評判は上々のようです。
 
「大きくなるのが嫌」という理由でiPhoneX以降の機種への買い替えを渋っているユーザーが僕の周りにもたくさんいて、そういう層にとってiPhoneSE2は理想的な端末だと思います。

ただ、現役公務員及び本気で公務員になりたい方には、僕はiPhoneSE2 はおすすめできません。
迷わずiPhone11を購入すべきだと思います。

理由はただ一つ、広角レンズの存在です。

地方公務員稼業に広角写真はものすごく役立つ

観光や産業振興、土木、農林水産といった外出の多い部署の公務員は、よく記録写真を撮ります。

記録目的の撮影では、全体像がわかる写真が欠かせません。
全体のレイアウトやモノとモノの位置関係のような情報は、何をするにも必要です。

例えば、役所によくある毎年恒例のイベント。
来年も後から同じようなことを再現するときには、全体像が写った写真が絶対に欠かせません。

他にも、必要な場所だけトリミングすれば色々な目的に使えます。

広角写真を撮る機材が無い

広角写真を撮るには、被写体から離れるか、広角写真撮影用の専用機材を使います。
ただ、前者の方法はいつでも使えるわけではありません。
室内のように、被写体から距離を置けないケースもよくあります。

そのため仕事では、広角写真撮影用の専用機材を基本に考えた方が良いと思います。
専用機材とは、具合的には、レンズ交換式のカメラ(一眼レフやミラーレス一眼)と、広角写真撮影用のレンズ(超広角レンズ)です。

ただし、特にレンズが高価で、自治体の予算では手が出しづらいです。
よほど広報に熱心な自治体でない限り持っていないと思います。

僕の勤める自治体でも、多分1本も持っていません。
そのため、広角写真が必要になったら、職員の私物で対応せざるをえない状態です。
自腹で買ったという話も聞きます。

一眼カメラで広角写真を撮るのは結構難しい

一般的に、1枚の写真に入れる空間の中に明暗差があると、綺麗に写りにくくなります。
普通の写真と比べ、広角写真は撮影する対象範囲が広くなる分、明暗差も生じやすくなります。
そのため、広角写真の撮影は難しいです。
慣れている人でないと、白飛びしたり黒潰れしたりして、記録写真としても使えない駄作を量産する羽目に陥ってしまいます。

一方iPhoneのカメラは、明暗差の自動調整が神がかっています。
「無個性だ」「撮影者のアレンジが効かない」と批判する人もいますが、地方公務員が撮影する記録写真にこんなものは不要です。
仕事用の記録写真レベルとしては十分すぎるものが、誰でも簡単に撮影できます。


過去の記事でも何度か触れているとおり、地方公務員は私物スマートフォンを仕事にもガンガン使います。
私物スマホの用途の中でも、写真撮影はかなりのウェイトを占めます。
普通の写真だけでなく広角写真も撮影できると、仕事のバリューも高まりますし、何より自分が楽になると思います。