おかげさまで弊ブログは3周年を迎えました。いつもありがとうございます。
今年のクリスマスイブも予定が無いので、去年に続き異常独身男性ポエムを置いておきます。

一人では生きていけない人間だった

毎年クリスマスには一年間の婚活事情を報告しているところなのですが、今年は新型コロナウイルス感染症のせいで碌に動けず、3人とお食事させていただくだけにとどまりました。
ちなみに3人とも本当にお食事のみ、解散した途端にLine即ブロックを食らったため進展はありません。何なんすかね。

「そろそろ結婚を諦めて、独身を貫く方向に転換したほうが幸せになれるのではないか。」

今年3回目のLine即ブロを食らったあたりから、そう考えるようになりました。

しかし新型コロナウイルス感染症が流行してから、この考え方は一転しました。
配偶者がいないと僕は壊れる。「欲しいか否か」ではなく「必要」なのです。

今年は仕事でもプライベートでも「公務員だから」という理由でボロクソに非難されました。
結構な数の友人知人と縁を切りました。(正確には「切られた」のほうが正しいかな?)
特に今年の春夏は、これまでの人生でも一番加害行為に晒されていて、精神的に疲弊していました。

この期間で僕は確信しました。
僕は、人間関係で食らったダメージは、人間関係でしか治癒できない。弱い人間だ。
食って寝て現実逃避すればなんとかなると思っていましたが、人間関係由来のダメージは独力では如何ともし難いことを重々理解しました。

だれかに慰めてもらったり、承認してもらったり……とにかく人によるケアが必要なのです。

人によるケアが必要。
言い換えればケアしてくれる人が必要ということでもあります。

今回僕を支えてくれたのは同僚であり両親でした。
同僚とは傷を舐め合い、両親は無条件で慰めてくれました。

残念ながら、今回助けてくれた「同僚」も「両親」ともに、いつも頼れる相手ではありません。
特に同僚が助けとなったのは偶然であり、不幸中の幸いです。
いつもこんな優しい人たちと働ける保証はどこにもありません。

両親もいずれ先に逝きます。
いつまでも頼ってはいられません。

同僚でも両親でもない誰か。
公務員という憎まれ役にも関わらず、受け入れてくれる誰か。

思い巡らせた結果、思い至ったのです。

こういう場合、一般的社会人は「配偶者」が支えになってくれているのでは?
独身だからクヨクヨ悩んでいるのでは?

もちろん、配偶者によって逆に苛まれる危険も重々承知しています。
しかし、他に選択肢が思いつきません。

幸いにも今は落ち着いているですが、いずれまた加害に晒されてダメージを蓄積する生活が始まるかもしれません。
冷静でいられる今のうちに、生活のリソースを婚活につぎ込んで大至急結婚を試みるか、人間を辞める覚悟で対人関係耐性を極めるか、決断を迫られています。

2019年までの迷わず自分なら後者を選びました。
しかし2020年の自分には、後者を選ぶ度胸がもはやありません。
独身人生のリスクを垣間見てしまいました。

弱音を吐きながらへこへこ婚活する30過ぎの男、我ながら重くてドン引きです。
しかしこれが現実……

僕の20代とは

未練だらけの大学生活

思い返せば、僕の大学生活は理不尽そのものでした。
全ての原因はサークル選びの失敗です。
OB達が私利私欲のために現役生をこき使うタイプのブラックサークルに捕まってしまい、大学3年の夏頃まで時間もお金も吸い尽くされていました。

授業にもほとんど出ず、アルバイトもせず、遊びにも行かず、ずっとサークルの雑用をこなすだけの日々。
親からの仕送りはサークルの会費に消えていきます。

さっさと辞めてしまえばよかったものの、当時はすっかり洗脳されていて、辞めるという発想がそもそも持てませんでした。
娯楽を味わう精神的余裕も無く、オタク趣味すらも遠ざかっていました。

東日本大震災が無ければ、卒業するまでずっと奴隷労働を強いられていたと思います。
OB達がサークルを支配していた理由は、自らの営利事業をローリスク・ローコストに回すためでした。
現役生のサークル費を原資に充てて資金繰りを安定させ、現役生を無償で従事させることで運営コストを抑えていたのです。

しかし震災のせいでこの事業の旨味が薄れ、夏頃にOB達が事業から手を引き、サークルにも近寄らなくなりました。
おかげでようやく健全なサークルに生まれ変われました。

ブラックサークルから解放されてからの1年半は、それなりに大学生らしく過ごせました。
とはいえ大学3年秋〜大学4年夏までの1年間は就職活動と公務員試験に費やさざるをえず、学問に触れたり交友関係を広げたり旅行したり趣味に打ち込んだり……という大学生ならではの生活は、実質最後の半年くらいしか楽しめませんでした。
 
よくよく考えてみれば、就職してからの休日の過ごし方は、大学生活終盤の日常生活そのものです。
本を読んで、アニメ・漫画を摂取して、インターネット上で駄文を書いて、ときどき旅に出て……を繰り返しています。
あくまでも自分が楽しければいい、自分本位な過ごし方です。

過去を補填するだけの社会人生活

結局のところ、僕はいまだに、無駄にした「2.5年分の大学生活」の未練に取り憑かれているんだと思います。
普通の人が大学時代の約4年間に経験している事柄を、これまで8年かけて薄く長く味わっているだけ。

普通の人はもっと先のステージ、自分本位ではなく家族や社会のため、つまり他者のために動く段階に踏み入れているのに、僕はずっと足踏みをしているのです……

現実の世界は否応なく時間が流れていきます。
僕が未練と戦っている間、普通の同世代は結婚して子どもを授かったり、社会的に重要な仕事を成し遂げたりして、さらに先に進んでいます。
いずれ「進歩のない20代を過ごした」ことが新たな未練となり、僕を苛むことでしょう。


やばいね人生。先行きが暗い。