キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

カテゴリ: 公務員になるまで

公務員への内定を獲得された皆様、おめでとうございます。
長く不毛な試験勉強に耐えきり、今は自由を満喫していることと思います。
しっかりエンジョイしてください(羨望)

ただ、全く準備をせずに役人生活スタートを迎えてしまうと、落とし穴に嵌ってしまうかもしれません。
暇すぎて狂いそうなときなんかに今回まとめた記事を読んでみて、心の準備だけでもやったほうが無難かと思います。

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お金の勉強だけは本気でおすすめします。
1月試験でFP3級受験して、参考書はメルカリで売りましょう。


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配属される部署によって大きく左右されるとはいえ、以下に挙げるような事柄は、公務員であればある程度は誰でも共通でしょう。

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地方公務員の仕事そのものを楽しんでいる人は、それほど多くないのかもしれません。

実際、達成感を味わったり(そもそも明確な「終わり」が無いので完了に立ち会えない)、誰かから感謝されたりといった典型的なカタルシスシーンにはなかなか巡り会えません。
 

しかし、役所という環境は、心がけ次第で面白おかしく感じられると思っています。
いくら閑職で連日定時ダッシュを決めたとしても、毎週40時間近く滞在しなければいけない場所です。
少しでも「楽しい」と思えたほうがハッピーな人生を送れると思います。


どんな部署に配属されようとも、誰でも手軽に実践できそうな「心がけ」を紹介します。

人に興味を持つ

世の中を動かしているのは人です。
しかもごく少数の有力者です。


  • いったい誰が有力者なのか
  • 有力者たちはそれぞれ何に関心があって何を考えているのか
  • 有力者どうしの関係はどうなっているのか

こういったことがわかれば、世の中の動きが違って見えてきます。
のめり込みすぎると陰謀論信者になってしまうのですが……

仕事中に個人名が聞こえてきたら、たとえ自分の担当業務とは関係なさそうな話題であっても、耳を澄ませて聞いてみてください。
役所内で話題になるということは、行政の意思決定に影響を及ぼすだけのパワーを持った有力者である可能性が高いです。
軽くググってみてプロフィールを調べ、もしSNSアカウントを持っていたらウォッチしてみましょう。
 

こうして情報を集めていくうちに、脳内に「有力者データベース」みたいなものが出来上がり、有力者を経由していろんな話題がリンクして楽しくなってきます。


役所であれば「本性」が見られるかも?

有力者にまつわる情報は、当人の統制下におかれています。
マスコミは勿論のこと、口コミ評判やSNS投稿のような「個人の声」にしか見えない媒体であっても同様です。
情報統制に長けているからこそ有力者として君臨できたのかもしれません。


そのため、いかなる媒体であっても、普通は有力者にとって都合の良い情報しか流れてきません。
ある事象の一面だけを切り取ったり、誇張したり、隠蔽したり、作り話を仕立て上げたり……形式はいろいろありますが、いずれにせよ事実をそのまま知ることは非常に困難です。


時にはネガティブな情報が流れてきますが、これは対立する有力者が放流したものでしょう。
これもまた事実そのものではありません。ネタにされている有力者当人を貶めるために、別の有力者がアレンジした情報です。


つまるところ、間接的な方法では有力者の本性を知りえません。
有力者の本性を知るには、直接本人と関わるしかないのです。


「有力者の本性を知る」という観点では、役所はなかなかの好立地です。
役所は究極の巻き込まれ体質です。 いろんな有力者が日々プレッシャーをかけてきます。
つまり、有力者と間近に接触でき、生々しい情報を得られるのです。


せっかく役所にいるのですから、このメリットを活かさない手はありません。




庁内の「有力者=キーパーソン」も面白い

役所の組織内も同様です。少数のキーパーソンが動かしています。
首長や部局長がキーパーソンなのは間違いないですが、部局によっては平職員もキーパーソンたりえます。


特に観光や産業振興のような自由度の高い部局だと「職位の低いキーパーソン」がけっこういるように思います。
こういう部局では、管理職は政治的調整に徹していて、施策の中身を詰めるのは係長や平職員というケースがよくあります。
こういう場合、施策の成否を分つキーパーソンは、係長や平職員です。


庁内のキーパーソンを特定し、彼ら彼女らのキャラクターがつかめれば、組織の動きが急にイキイキして見えてきます。
予算案や人事異動の背後にあるストーリーが見えてきて、エンターテイメントになります。


ものさし(基準)を持つ

たいていの人は数字が大好きです。
身長、体重、年収、結婚年齢、ランニングで走った距離……等々、日々いろいろな数字を使い、数字の大小多寡に一喜一憂します。


しかし、仕事中に数字を入力したり集計している最中にテンションが上がる地方公務員は、ごく少数だと思います。 

仕事でしか触れない分野の数字であったり、桁数が大きすぎたり小さすぎたりして実感が湧かないせいだと思います。
 

つまり、数字に対する親しみが足りないために、無機質に見えて面白くないのです。
逆に言えば、親しみを感じられるようになれば、きっと面白く見えてくるはずです。


数字に親近感を抱くための最も簡単な方法は、自分なりのものさし(基準)を持つことだと思います。
平均値や中央値、最頻値のような統計値でもいいですし、身近で具体的な実例を使ってもいいでしょう。
 


例えば人口だと、僕の場合、居住している県と切りのいい人口数の県内市町村をものさしとして使っています。


  • ▲町って本県X市の○倍も人口いるんだ、町なのに大都会じゃん
  • △県って本県の7割くらいしか人口いないのに東大合格者数は同じなのか

こういう理解ができるようになると、人口を見るのが楽しくなってきます。
フェルミ推定みたいな試算もできるようになり、実務にも役立つでしょう。
 




何事も第一印象は非常に重要です。
入庁直後に「役所つまらん」と思い込んでしまうと、楽しくする工夫すら意欲が湧いてこなくなり、ずっとつまらない地方公務員人生を送る羽目になりかねません。
 

「人」と「数字」は、どんな部署でも扱う要素です。
これらを面白コンテンツとして楽しめるようになれば、仕事も少しは楽しくなると思います。

ここ最近公務員関係の不祥事が立て続いているので、今年の新規採用職員研修では公務員倫理をみっちりレクチャーされるのではないかと思います。

公務員倫理と似たような意味で、「公務員としての自覚」という言葉もよく使われます。
こちらは明確な定義が無いようで、組織ごと・文脈ごとに様々な意味づけがなされているようです。

研修では「公務員としての自覚」と公務員倫理を同じものとして扱いがちですが、僕は個人的に、「公務員としての自覚」はもっと広い概念だと思っています。
そして、公務員倫理ももちろん大切なのですが、普段の業務、特に住民と接する業務においては、もっと重要な「自覚」があるとも思っています。

それは 「好かれていない」という自覚です。

住民の大半は公務員を好いていない(嫌悪するほどではない)

正式職員として役所に採用された方は誰しも、公務員という職業に「好感」を抱いていると思います。
公務員になるためには面倒くさい筆記試験を通過する必要があり、民間企業への就職と比べて時間もお金もかかります。

公務員という職業に魅力を感じ、好感を抱いていなければ、そもそもこんなハイコストな選択をしないでしょう。

しかし、その感覚は、世間一般からすれば異端です。
大半の人は公務員が好きではありません。

「好きではない」を通り越して明確に嫌悪している方もいますが、あくまでも多数派は「好きではない」程度の軽度な悪感情にとどまります。
10点満点(10点が「好き」、5点が「普通」、0点が「嫌い」)で評価するなら4点くらいです。

公務員を好いていない理由は複合的かつ人それぞれです。
  • 連日報道される公務員の不祥事に義憤を覚えた
  • 役所に手続きしに行ったら不愉快な目に遭った
  • 税金で食っているから
このあたりがメジャーな理由かと思われますが、他にもいろいろあるでしょう。

人事院が実施したアンケートの結果からも、世間の公務員への印象が見てとれます。



この「好きではない」という感情がものすごく厄介なのです。


普段は温厚でも、ひょんなことで爆発しかねない

多少なり公務員への反感を持っているとしても、ほとんどの方は普段は悪感情を表明しません。
理由もなく悪感情を露呈して他者を攻撃するのは世間一般のマナーに反するからです。

しかし、何らかの「理由」「きっかけ」さえあれば、こういう穏健な方々も爆発します。
爆発のきっかけになった案件に対してのみならず、「そもそも公務員は」「そもそも役所は」という前置きを挟んでから、公務員・行政全般への反感をここぞとばかりにぶつけてきます。

今の世の中、公務員嫌いを堂々と表明して叩く方も大勢います。
そのため公務員側としては、「公務員が嫌いな人はそう明言している。裏を返せば、公務員嫌いを明言していない人は公務員に対して好印象を持っているはずだ」と思いがちです。

この発想は完全な誤解であり、過度な楽観です。
普段は意志力によって公務員への反感を押さえ込んでいるだけで、内心は悪感情を溜め込んでいるかもしれないのです。


マイナスフィルターがかかる


「好きではない」相手の言動には、マイナスのフィルターがかかるものです。
 
 
態度のヒューリスティクス
態度とは、情報的で評価的な要素を含む特殊な信念の一つである。ある意味では、態度とは、ある対象について記憶に貯蔵された評価ー良いか悪いかーである。アンソニー・ブラトニカスとアンソニー・グリーンワルドによれば、人々には、意思決定や問題解決をするための手段として態度のヒューリスティクスを利用する傾向がある。態度は、対象を、好意的な部類(そこでは、賛成し、接近し、賞賛し、大切にし、保護するという方略が最適である)に割り当てるか、それとも、非好意的なカテゴリー(そこでは、反対し、回避し、非難し、無視し、傷つけるという方略が使われる)に割り当てられるのに利用される。

『ザ・ソーシャル・アニマル 第11版』p.132
E・アロンソン著 岡隆訳 サイエンス社



訪問販売の販売員が突然やってきて、商品を売り込んできた場面を想像してください。
どれだけ営業トークを聞かされても、「どうせぼったくりだろ」と決めつけて、心が動かないのでは?

住民の多数派にとって、公務員はこの場合における「訪問販売の販売員」と同程度に疎ましい存在です。
もともと好感度が低いために、何を聞かされても見せられても不信感を感じますし、そもそも関わっているだけでイライラしてきます。

住民側に負担が生じる施策であれば当然ながら断固拒否したくなりますし、住民側に一見メリットがある施策であっても何か裏があるように感じられます。

役所外の方と接する業務では、まずこのマイナスフィルターを取り除くところから始めます。
つまるところ「信頼関係の構築」です。
ラブコメ的な言い方をすれば「最悪の出会いから始まる恋」を軌道に乗せるようなものです。

「好かれていない」という自覚が無いと、マイナスフィルターの存在になかなか気づけません。
先述のとおり、多くの方は公務員への悪感情を見せません。
しかし、表に出す/出さないに関係なく、悪感情があれば、マイナスフィルターも存在します。

一見愛想よく見える相手であっても、まずはマイナスフィルターの除去から始めたほうが無難です。
これをすっ飛ばして、いきなり本題に入ってしまうと、表情が急に険しくなって炎上しかねません。


心から謙虚・低姿勢に振る舞うための「自覚」

「好かれていない」という自覚があれば、おのずと自制が効いて謙虚な態度がとれるようになります。
この「謙虚な態度」こそ、若手地方公務員に最も必要なものだと僕は思っています。

地方公務員になりたての頃は、地方公務員という職に誇りを持っている方が多いと思います。
しかし、住民からすれば、地方公務員は皆いけ好かない連中です。
地方公務員の言動全てにネガティブなフィルターがかかります。

そのため、公務員側としては「誇りをもって」仕事をしているつもりでも、住民側からすれば「横柄」「上から目線」「図に乗っている」ように見えてしまいがちです。
これが先述の「きっかけ」となり、爆発するのです。

無用なトラブルを避けるためには、謙虚で低姿勢に徹するのが一番無難です。

もちろん時には堂々と誇り高く(横柄なくらい)振舞うべき瞬間もあります。
ただし、これは若手の役目ではありません。肩書きのある職員の仕事です。

今は公務員に対する風当たりが非常に厳しく、怒り爆発のハードルが著しく下がっています。
トラブルを未然防止し、苛烈な罵声から自分の心身を守るためにも、「好かれていない」という自覚を持ち、謙虚な低姿勢を習得したほうが安全でしょう。

冷静に考えてみると、「公務員を好きになる機会」はなかなか存在しません。
公務員を好きになる機会=加点要素が無いために、ひたすらずっと減点方式で評価しているような状態なのでしょう。
「公務員嫌い」に転落する機会はたびたびあるけど、そこから好転する機会が無いのです。


自治体の採用活動が本格化してくる頃合いです。
今年の情勢を見るに、自治体主催の個別説明会や大学主催の交流会のようなイベントごとは縮小されるかもしれません。
その分、インターネット経由で閲覧できる採用ホームページやパンフレットの重要性が増すでしょう。

採用情報に限った話ではありませんが、役所には独特の語彙体系があり、役所内でしか通用しない用語(サブロジ、問取りなど)もあれば、世間一般で広く使われている用語であっても役所特有の意味合いで用いられているケースも多々あります。
 

採用関係のような対外的に積極開示する情報の場合、役所内でしか使われない用語は念入りに除去(言い換え)します。
しかし、一般的に使われている単語までは気が回らず、特段補足することなくそのまま使われがちです。

対面での説明会であれば、その場で質問して深掘りできますが、インターネット上ではなかなか難しいです。
 
本稿では、自治体の採用パンフレットに頻出で、かつ一般的な用法通りに解釈したら誤解になりそうな単語について補足していきます。

企画:枠組み・計画づくり

企画業務はあくまでも大枠を決める段階を指します。
大枠を決めた後の段階、例えば「具体的な内容を詰める」「実際に運営する」段階は、企画業務には含まれません。
採用パンフレットには「●●の企画と実施を担当しました」みたいな文面がよく登場します。
「企画」と「実施」を併記する意味がよくわからないかもしれませんが、役所的には全くの別物です。


さらに、役所の担当職員が主役というケースはごく稀です。
政治家、経済界、地域住民といった利害関係者の意見を聞いて、大学教授のような有識者からの助言も受けつつ、落とし所を探るようなプロセスが採られるケースが多く、事務職員はあくまでも裏方に徹します。
担当職員の知見やアイデアが活かされるわけではありません。

もちろん、何事も裏方がいなければ回りません。目立ちはしないものの重要な仕事です。


支援:ルールに従ってカネとコネを提供する

事務職が担当する支援業務は、自ら所管している助成制度を使ってもらったり、別団体が運営している助成制度を紹介することを指します。
事務職員自らが専門家として知識やノウハウを提供するわけではありません。
行政という立場上、あくまでどの支援先に対しても原則公平に接しなければいけません。
そのため、支援先との距離感はあまり近くなく、俗にいう「伴走型支援」「プッシュ型支援」のようなスタイルではなく、基本的には受け身です。

事務職員の仕事は、助成制度の設計や運用です。
制度運用はルーチンワーク的なところもあり閑職枠でもありますが、制度設計は花形業務です。


会議:2種類ある

役所における会議業務は、個々のイベントとしての会議運営組織体としての会議運営という二つに大別されます。

前者の業務は資料づくり、会場設営、参加者の出欠管理あたりがメインで、後者は組織体の経理や文書管理がメインです。

いずれにしても社会的ステータスの高い方々を集める業務であり、揉め事が起きないよう気を遣います。
(下っ端だけの集いは「打合せ」「ミーティング」などと称し、「会議」とは呼びません)

PR:なんらかの情報を対外的に積極的に開示すること&開示される情報(コンテンツ)作成

PRという単語は辞書的な意味よりも幅広く使われています。

広報活動そのもののみならず、広報活動に使う冊子・動画制作や観光施設運営のような業務、つまり広報されるコンテンツの作成も、ざっくりPRの一言で片付けがちです。

しかも、こういうPR業務の実態は、役所ごとにバラバラです。
職員自らが手を動かしている自治体もあれば、民間企業に丸投げしている自治体もあります。
職員に裁量がありボトムアップで作り上げている自治体もあれば、広報やブランディングの専門家に順服して職員は単純作業するだけの自治体もあります。

つまり、PR業務という言葉だけでは「役所外部に情報開示するプロセスのどこかに何かしら関わっている」程度の情報量しか無いのです。
具体的な内容は読み取れません。詳しいことが知りたければ、担当職員に直接尋ねるしかないと思います。

調整:全て

PR以上に幅広く、無秩序に使われている単語が「調整」です。
具体的に説明すると長ったらしくなるものは全て「調整」の一言で済ませている、と理解して差し支えないと思います。

 

公務員志望者向けの記事は「公務員になるまで」カテゴリにまとめているところですが、だいぶ記事数が増えてきて過去記事を参照しづらくなってきているので、本ページで整理しておきます。

公務員志望者(主に大学生)が抱きそうな疑問別に、僕の考えと関連記事を載せていきます。

筆記試験の勉強法は?

とにかく過去問演習が重要です。
公務員試験では「問題本文」という不親切な日本語を大量に読み解かなければいけません。
問題文を読解する力は、知識のストックとは別物です。
講義を受けたり、基本書を読み込んでも身につきません。問題演習という訓練が必要です。

予備校の必要性は、これまでの試験遍歴次第です。
これまで独学で受験や資格試験を突破してきた実績がある方なら、独学でも対応できるでしょう。
迷うなら予備校に通ったほうが無難です。

勉強法そのものは、弊ブログよりも参考になるブログや動画が多数あるので、そっちを参照してください。

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面接対策は?

志望動機に地雷を盛り込まないよう、受験する自治体が置かれている環境を調べておく必要があります。
加えて現役公務員と直接コミュニケーションをとって、「公務員っぽさ」を身につけるのが有効だと思います。
 
志望自治体の職員にOB訪問すれば、この二つを同時に達成できます。
あとは志望自治体でなくとも説明会に参加して、公務員との接触回数を増やせばいいと思います。

くれぐれもインターネット上の情報だけに頼ってはいけません。
自分が言うのもアレですが、偏っています。
生身の現役公務員に接触してください。

面接本番のテクニックは他のブログや動画を参照してください。

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待遇は?

大卒1年目の年収は、だいたい250万円くらいです。
(基本給+ボーナス(期末手当・勤勉手当)、残業手当・地域手当などその他手当除き)
 
これが30歳(勤続8年、休職なし)になると、だいたい年収400万円くらいになります。

大卒正規職員であれば、休職せず、不祥事を起こさずに淡々と仕事をしていれば、最低でもこれくらいは貰えると思ってください。
手取りだと、この金額の75%くらいです。

若いうちからバリバリ稼ぎたいなら、民間企業のほうが確実に適しています。
例えば地銀と比べると、だいたい営業成績が悪くてインセンティブが全然もらえていない行員×0.9くらいの水準だと思ってください。

よほど豪勢な暮らしをしない限り、独り身であれば黒字で生活できる給与水準ですが、結婚して子供が誕生すると厳しくなります。
黒字化するには共働き必須で、奥さんの産休中は赤字にならざるを得ません。


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公務員に向いている/向いていないのはどんなタイプ?

入庁前から「やりたい仕事」がはっきりしている方は、逆説的ですが公務員に向いていないと思います。
人事異動の仕組み上、どれだけ熱心に希望しようとも、「やりたい仕事」を担当できる保証が無いからです。

用地交渉や滞納整理のような担当職員が複数いる業務なら、実際に担当できるかもしれませんが、人事異動の仕組み上、その仕事にずっと携われるわけではありません。
長い公務員人生のうち、せいぜい数年間だけです。

さらに、「やりたい仕事」を担当できたとしても、自分の意向どおりに進められるとは限りません。
公務員(行政)は、そもそも意思決定を行う立場ではなく、国民(議会)が決めたことを粛々と執行するための存在です。
つまり、たとえ担当職員自身の意向とは正反対の内容であっても、国民が決めたことを覆せません。担当職員の意見なんて風前の灯です。

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成長できるのか?

インターネット上では「公務員としていくら働いても成長できない」というのが定説になりつつありますが、僕は違うと思います。
 
公務員経験も、成長に寄与します。
ただしその成長は、お金稼ぎには役立ちません。
転職市場では評価されませんし、独立して稼げる能力も身につきません。

「公務員の成長」の内実は、職員それぞれの異動遍歴によって決まると思います。
つまり人それぞれです。
自分がどういうふうに成長してきたのか、自分で考えてみるしかないでしょう。

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都会で就職するか、田舎で就職(Uターン含む)するか?

仕事よりもプライベート優先で考えたほうがいいと思います。

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民間企業への就職活動と両立できるのか?

公務員試験対策と民間就活は両立可能ですし、たとえ公務員が第一志望であっても民間就活を経験しておいたほうがいいと思います。
エントリーシートの書き方や面接本番の受け答えの練習になりますし、もしかしたらワンチャン公務員より高待遇の職に就けるかもしれません。

何より、民間就活の成果(内定を得られるかどうか)という客観的事実をもって、労働市場における自分の価値がなんとなくわかります。
内定を得られた方は「民間でも通用するけど『公務員を選んだ』」人間です。
一方、僕のように無い内定であれば「民間では使えない『公務員しか務まらない』」人間です。

公務員生活に嫌気がさして離職を考えるとき、この差は非常に大きいです。
前者のタイプはうまく転職できる可能性がありますが、後者は厳しいでしょう。

新卒時点で民間就活を経験しなかったら、自分がどちら側の人間なのかわかりません。
その結果、全然民間向きではないのに「自分は民間でも通用するはずだ」という見当外れの期待を抱いて意気揚々と離職するも、転職に失敗……という悲劇に陥りかねません。

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仕事のやりがいは?

やりがいは人それぞれです。
離職率の低い職業なので、なんだかんだで各自やりがいを見出しているのではないかと思います。

僕の場合、日常に潜む闇を垣間見れるのがやりがいです。
個々人の心理だったり、古の慣習であったり、組織間の縄張り争いだったり……
「事実は小説より奇なり」という言葉を日々噛み締めています。

蓋されている「臭いもの」を暴いて、ひとつでも改善できればいいなと思っています。

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忙しいのか?

配属される部署次第上司次第です。
ほぼ毎日定時勤務できる部署もあれば、安定しててっぺん超えて休日も出勤している部署もあります。

多忙を避けたいなら県庁か政令市がおすすめです。
大きい自治体のほうが人員に余裕があり、閑職ポストも多いと思われます。

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モテるのか?(男性の場合)

「出会いの機会を確保できる」という意味では、地方公務員という肩書きがプラスに働きます。
公務員対象の出会いの場(合コンなど)も数多くありますし、マッチングアプリでも有効らしいです。

ただし出会いを果たした後、そこから親密な関係に発展していけるかは別問題です。
あくまでも足切りライン突破までは有効ですが、そこから先は知りません。




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