キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

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カテゴリ: 公務員の日々の仕事

プロフィールに書いているとおり、僕はこれまで2年ごとに異動しています。
仕えた上司の数だと、ほかの同期職員の追随を許しません。

数多くの上司に接触する過程で、出世コースを邁進した人の共通点に気付いてしまいました。
特に本庁の部長まで出世した人だと、全員当てはまっています。

以下、若干グロテスクな表現があります。
心の準備ができている方のみ閲覧ください。









出世した人はトイレに行く回数が少ない

出世した人の共通点。
それは、トイレに行く回数が少ないこと。

僕は内臓の都合で水分を多めに取らなければならず、そのせいでトイレ回数も多いです。
そのため1年も経てば、同じフロアの男性職員のトイレ頻度がなんとなくわかってしまいます。

だから気づきました。
若くして課長になった人や、本庁で部長まで上りつめた人とは、トイレで滅多に見かけないのです。

因果関係はわかりません。
トイレを我慢するおかげで出世したのか、出世ルートを歩む過程で用を足す回数が減っていったのか。

僕は後者、出世するためにはトイレを我慢しなければならず、いつの間にか我慢が習慣化するのだろうと思っています。
出世コースには長時間労働がつきものでトイレ休憩時間すら惜しいでしょうし、秘書課のようなVIPのアテンド担当だと時間の裁量が無く行きたくても行けません。
トイレを我慢するのも必須スキルなのでしょう。

過去にネットニュースで「高収入サラリーマンほど大を漏らした経験がある」みたいな記事を見た記憶があります。
もしかしたら関係があるかもしれません。

改正健康増進法の規定により、今年7月1日から病院や学校、行政機関での敷地内全面禁煙が義務化されました。

なくそう!望まない受動喫煙。(厚生労働省特設サイト)
 

僕の勤める役所からも喫煙スペースが消えました。
来庁者用の喫煙スペースとして隔離部屋が設けられていて、職員もそこを使っていたのですが、7月1日に張り紙が出されて施錠されてしまいました。

公務員スモーカーは少ない

僕の身の回りだと、地方公務員の喫煙率は10人に1人くらい。
統計調査だと20%弱くらいなので、世間一般よりも少ないと思われます。
喫煙者率(JTウェブサイト)

感覚的には、県庁よりも市町村役場の方が喫煙者が多いです。

元喫煙者はたくさんいます。
お子さんへの配慮とか、値上げで手が出なくなったとか、断煙に踏み切った理由は様々です。
飲み会のときだけ貰いタバコしている光景もよく見かけます。


ヘビースモーカーに公務員は難しい?

前述のとおり、法令により行政機関は敷地内全面禁煙が義務化されてしまいました。
僕の勤める職場の場合、喫煙したいときは徒歩10分かけて最寄りの喫煙スペースまで行かなければいけません。
もはやタバコ休憩は不可能です。

喫煙できるとしたら、昼休みくらいでしょうか?
半日タバコを我慢できないのであれば働けない環境と言ってしまっても過言ではないでしょう。


僕自身は一切喫煙しませんが、煙草と同じくアングラな趣味(オタク)の愛好家なので、同情してしまいます。
紙巻き煙草も、シーシャみたいに、特定のスポットに集約されていくのでしょうか……

大型書店をぶらついていると、Amazonが絶対リコメンドしてこない本に出会えます。
今回紹介する本もそういう一冊。
地方公務員稼業とは一見関係が無いようで、深く考えさせられます。


出版社のページはこちら。

山梨県韮崎市を中心に展開したスーパーマーケット「スーパーやまと」社長の一代記です。
39歳で代表取締役に就任、赤字スーパーをV字回復させるだけでなく、地域の問題解決にも奔走するも、2017年10月に破産。
この一連の流れが綴られています。

背表紙を見た瞬間に嫌な予感がしました。

「この破産、絶対行政も絡んでる……」


贖罪を打ち砕かれた

本書を紐解くと、山梨県庁、韮崎市役所、甲府市役所……続々と出てきて、利益相反キャンペーンへの協力依頼を続々と持ち込んでいます。

本書を読んだ直後、2食抜きました。
胃が痛んで食事どころではなかったので。
スーパーマーケットの本を読んで食事ができなくなるとは思いもしませんでした。

ある程度キャリアを積んだ地方公務員なら、地域の民間事業者に負担を強いた経験が少なからずあると思います。
そんな時、謝金や営業補償として金銭面で穴埋めすることで、自分を赦していませんか?
僕はそうです。役所のわがままのせいで赤字を背負わせてはいけないと思っています。

ただ、本書を読んで、たとえ金銭面でフォローしたとしても行政に対する心理的な不信感は消えないんだなと痛感させられました。


これ以上の詳しい紹介は避けます。
ネタバレしないほうが絶対に身に沁みるからです。
胃痛を抱えながら読み進めて、228ページからの【行政関係者へ】と題されたメッセージを繰り返し噛み締めましょう。

山梨県内の地方公務員の感想が気になるところでもあります。
会う機会があったら話を振ってみます。 

財政や人事のような管理部門が役所の出世ルートであることは、これまで再三書いてきた通りです。

これらの部署では「体力が必要」とよく言われます。
体力という言葉は多義的です。
筋力、持久力、瞬発力などなど……色々な意味に解釈できます。

役所での出世に必要な「体力」とは、夜寝なくても仕事が継続できるという意味だと思っています。


繁忙期は寝ている暇がない

財政も人事も、特定の一時期に業務が集中します。
財政なら当初予算の編成期、人事なら人事異動までの数か月間ですね。

連日の深夜残業はもちろん、2徹くらいは毎年発生するとのこと。
文字通り「寝ている暇が無い」状況が続きます。
この時期を乗りきれなかったら、出世ルートはこなせません。


昼よりも夜が本番

この時期は単純に業務量が多いだけでなく、日中は各部署からのヒアリング業務が詰まっています。
財政や人事の本領である「各部署からのヒアリング結果を踏まえて考える」仕事は、ヒアリングの終了後、夜しかできません

業務内容的には夜の方が大変です。
昼間のヒアリングで集めた情報をいかに使って結論を導き出すか、頭を捻らせるのが夜の仕事。
知識と経験をフル稼働させなければいけません。

つまり、単なるショートスリーパーではなく、夜こそバリバリ働ける夜型人間である必要もあるのです。

夜型の洗礼

日中普通に仕事した後、深夜まで難しい仕事をしなければいけない。
しかもそういう時期が数ヶ月続く。
これが地方自治体の出世コースにありがちな姿です。

夜型生活に順応できなかった職員は、結果的に仕事がこなせません。
低評価を受けて、出世ルートから振り落とされていくのだと思います。

出世したいと思うなら、いずれ来る「夜型の洗礼」に備えて、短眠と夜更かしの練習をしておいたらいいかもしれません。

観光部局に異動して一番初めにやった仕事が、パンフレットの校正でした。
正直、お年寄りでもインターネットを使うようになりつつある時代なのに、紙媒体にがっつり予算と時間を割く必要はあるのか疑問でしたが、半年も経たないうちに考えを改めました。

知名度が非常に低いものを告知するときには、インターネットよりも紙媒体の方が安上がりかつ効果的です。

インターネット上の情報を探すときは、ユーザーが見たいものが自然と集まってきます。
見たくないもの、そもそも存在を知らないものは、なかなか表示されません。

検索すらされないワードを告知するには?

ファーノー・ジョーダンという人物をご存知でしょうか。
C.G.ユングの著書『タイプ論』の中にちょろっと出てくる方で、『身体と血統に見られる性格』という本を書いたらしいです。

「らしいです」という無責任な表現になっているのは、この人物についてこれ以上の情報が見つからなかったためです。
少なくとも日本では、かなりマイナーな人物といえるでしょう。

図書館でこの人物の特集を組むことになったと仮定します。

この特集企画の場合、インターネットでの告知には期待できません。
豪華な告知サイトを作ったとしても、アクセス数は少ないでしょう。
そもそも誰も「ファーノー・ジョーダン」を知らないからです。

「ファーノー・ジョーダン」で検索すれば最上位にサイトが表示されるでしょうが、そもそも誰も検索しません。
「タイプ論」であればまだ検索数は多いでしょうが、関連性が非常に薄いので、優先順位は相当劣ります。

知名度皆無な情報をインターネットで広めたければ、ポータルサイトの力を借りるか、バズる必要があります。
前者にはものすごくお金がかかります。後者は狙ってできるものではありません。
どちらも現実的ではありません。

一方、紙媒体(例えばチラシ)であれば、「ファーノー・ジョーダン」を知らない人にも簡単にアプローチできます。
人通りの多いところに設置するだけでいいのです。
手に取ってもらえるかは別としても、とりあえず視界には入ります。

遠方に旅行に行くと、インターネットで事前調査したときには全然ヒットしなかった観光地やイベントのチラシと遭遇することが多々あります。
「〇〇市 観光地」で検索しても全く見つからず、名称を直接入力しない限りヒットしないのです。

地方自治体が告知したい情報って、こういうものばかりです。
そもそも知名度が低すぎて、ネット上だと誰の目にも触れません。
そのため、紙媒体の併用が不可欠なのです。

もともと知名度の高い情報ばかりが優先して表示されるのは、最近のインターネット(検索システム)の宿命でもあります。
自治体が自前で強力なポータルサイトを持つ等、弱い情報を披露する場所をインターネット上にも設ける必要があるのかもしれませn。 

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