キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

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カテゴリ: 時事ネタ



舞台は「補正予算」の「総務部長査定」。
主な被害者は健康福祉部長とのことなので、健康福祉部長から総務部長に対して補正予算の要求内容を説明し、これに対し総務部長が意見するという場だったのだろうと推察します。

パワハラではない

webニュース版には書かれていませんが、雑誌紙面の記事によると、総務部長の詰め寄りに対し、健康福祉部長はにこやかに対応したとのこと。

健康福祉部長は50代後半とのことなので、高確率で県庁生え抜き職員でしょう。
県庁の本庁部長といえば、財政人事秘書あたりを長く勤めた庁内政治の覇者です。

特に石川県庁のように、知事の在任期間の長い役所だと、知事とは以心伝心の間柄でしょう。
そうだとすれば、職位的には総務部長のほうが上だとしても、実際は健康福祉部長のほうが強そうです。
形式的にはパワハラのように見えるものの、実際はパワー要素が欠けていたのではないかと思います。

記事では「恫喝」「叱責」という言葉が使われていますが、その場にいた人間は誰もそうは感じてなかったのではと思います。萎縮もしていないでしょう。

総務部長スキップを促す黒幕の存在

一番の黒幕は、知事に対して事前に予算案の説明をするよう健康福祉部に促した「知事サイド」の人物です。
つまるところ、この人物が総務部長をすっ飛ばすことを暗に認めているのです。

総務部長が真に怒るべき相手は、健康福祉部長ではなく、この「知事サイド」です。
一体どんな部局で、どれくらいの職位にいる人物なのでしょうか……?


威圧的言動を擁護するわけではありませんが、今回の件はパワハラどうこうではなく、組織の闇案件だと思います。
財務省キャリアを活かしてガンガン予算査定しようとしたら、いきなり梯子を外されてしまい、動揺したのでしょう。

正直、全国的に取り上げるほどのネタかと言われると……微妙です。作為を感じます。

老後資金2,000万円不足に続き、興味深いレポートが国から発表されました。


厚生労働省若手による緊急提言という形で、
  • 業務改善
  • 人事制度
  • オフィス環境
上記3点にフォーカスして、厚生労働省の労働環境がいかにひどいかの具体的指摘と、改善に向けての具体的提言をまとめています。

とても読みやすい「概要版」もあるので、公務員であろうとなかろうと、万人にぜひとも読んでほしいです。
むしろ本体よりも概要版を読んでほしい。役所が作るレポートとしては近年稀に見る怪作です。

あくまで僕の推測ですが、このレポートは社会に広く読まれることを目的として作られています。

類を見ない気合の入り具合

僕がこう考えるのは、体裁があまりに役所っぽくないからです。
 
役所がまとめるレポートの類は、普通もっと無機質です。
ワードで手作りした感が満載のシンプルなつくりで、お世辞にも読みやすいとは言えません。
そもそも役所関係者以外には読ませるつもりがないので、読みやすくする労力を節約しているのです。

一方、今回の緊急提言(概要版)は、役所っぽくありません。
ビジュアルにとことんこだわり、読みやすく感情を揺さぶります。巧いです。

ここまで作りこむのはものすごく大変です。しっかりお金をかけて外注しているでしょう。

官僚が作成した原文をプロのライターが改稿し、デザイナーがオリジナルのイラストやピクトグラムを作り、InDesignあたりの専用グラフィックソフトを使って紙面レイアウトを作り……という複雑かつ豪華な工程が眼前に浮かびます。

「お金と手間と時間をかけてでも役所以外の人間にも広く読んでもらいたい」という強い意図を感じます。

役所はマジで職場環境にお金を使わない

大手優良企業にお勤めの方がこの報告書を見たら、厚生労働省の職場環境があまりに時代遅れなことに驚くでしょう。
冷房が効かなくて夏場32度あるとか、ブレーン担当の官僚が会場設営と荷物運びに忙殺されているとか、スケジュールが共有されていないとか……

実際のところ、これらは厚生労働省に限った話ではありません。
ほとんどの役所も似たような状況です。

役所ごとに理由はいろいろあるのでしょうが、どこでも共通して最大のネックなのが、職場環境改善のための予算が全然認められないこと。

地方自治体の場合、職場環境改善のために予算を使おうとすると、ほとんどの場合、議会や住民から反発を受けます。

彼ら彼女らへの恩恵が無いからです。

「職員の勤務環境改善」なんて言い出したら、次回の選挙で落ちてしまいます。
そのため、トップダウンでは絶対出てこないし、ボトムアップでも途中で圧殺されるのです。

国の状況はよくわかりませんが、似たような状況なのかもしれません。

「役所はやる気がないからいつまでも旧態依然としているのだ」と思っている方もいるかもしれませんが、それ以前に予算が全然無いから改善できないという事情も知ってほしいです。

報告書の目的

このレポートは単なる現状暴露ではなく、厚生労働省が堂々と職場環境改善のための予算要求をするための布石なのだと思っています。

ただ「職場環境改善の予算をくれ」と要求しても却下されてしまうので、世論を味方にするために、このような緊急提言を出したのでしょう。

「職場環境がダメだから役所はダメなんだ!しっかり改革しろ!」
こんな感じの国民の怒声を財務省にぶつけることで、予算要求を通そうとしているのです。

もしかしたら、老後資金2,000万円不足の報告書がバズった様子を見て、二匹目のどじょうを狙ったのかもしれません。

この予算が通過すれば、自治体も追従する流れが生まれるかもしれません。
僕の勤める自治体も例に漏れず超絶ローテク環境です。
職場で使っているパソコンはWindows Vista時代の年代物で、エクセルファイルを3つ以上開くとフリーズします。 10MB以上のPDFはメモリ不足なのか開けません。

みんな読もう!そして声を荒げましょう!


個人的に一番僕が紹介したいページがこちら。
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会議参加者用のお茶を発注したり、会議室の冷暖房や照明をオンオフしたり、会議室のマイク電池残量を確かめたり……
いずれも国家公務員(総合職)若手の重要な仕事です。

答弁準備とかで疲弊している中、こういう単純作業もしっかりこなせるかどうかが、若手官僚の評価基準だともっぱらの噂。
どう考えても非効率というか、頭脳の無駄ですよね……

開催までついに残り1年を切ってしまった東京オリンピック・パラリンピック。
良い意味でも悪い意味でも話題が絶えません。

東京から遠く離れた田舎自治体でも、オリパラ関係の業務がどんどん飛んできています。
幸運にも?オリパラどちらとも縁遠い部署なので直接の被害は被っていませんが、それでも次々と作業指示が下りてきます。
いつから自治体(都庁含む)は電通の下請けになってしまったのでしょうか……

オリパラに対して、個人的には不安しかありません。
もちろん成功して欲しいとは思っていますが、成功したらしたで悪しき前例として末長く役所を苦しめると思っています。

何が何でもボランティアを使う習慣

オリパラへの批判ポイントの一つに、ボランティアの待遇があります。

さらに、マラソンなど早朝に行われる競技については、ボランティアの会場入りが始発の交通機関でも間に合わないため、終電での会場入りを想定。その場合は待機時間が見込まれるため、ボランティア同士の交流機会や、士気を高めるような取り組みを検討していくこととなりました。

第4回ボランティア検討委員会 開催 東京2020オリンピック・パラリンピックボランティア ボラサポ

最近話題になった上記の件に限らず、なかなかハードな条件でボランティアを働かせる計画で進んでいます。

批判されている分、大本営は今後がっつり反論してくるはずです。
実際にボランティアに参加した人にアンケートをとって、「有意義だった」「学びがあった」みたいなポジティブ回答を集めて、定量的に成功を裏付けるとか。
何としても「ボランティアによる運営は成功だった」と主張するはずです。

成功だと主張されると、自治体でも見習えという声が出てきます。
つまり、「自治体主催のイベントでも、もっとボランティアを使うべき」という意見が湧いてくるのです。

もちろん待遇はオリパラ並みがスタンダードになるでしょう。成功例踏襲です。学生動員や深夜待機は当たり前。

オリパラの場合、以前からボランティアが支えているという積み重ねがあります。
そのため、ボランティアで運営するにしても、まだ正当性があります。

一方、自治体主催のイベントにそんな歴史はありません。
ボランティアで労働力を賄うという発想は、単なる強引な人件費カットと同義です。

ボランティア募集のために自治体職員が方々を巡って頭を下げることになるのでしょう。
職員も部署関わらず動員されるでしょう。もちろんボランティア扱いなので手当は出ません。

一企業の営利事業を自治体にやらせるスキーム

最初に書いたとおり、オリパラ関係の仕事が続々と地方にも下りてきています。
正直、自治体がやる意味がよくわかりません。
事務局でやればよさそうな単純な作業やリスク回避のような仕事まで下りてきます。

一度こういうスキームがまかり通ってしまうと、これも悪しき前例になります。
「オリパラの時に一回やっていて成功したから」という剛腕説得が罷り通るようになるのです。

あくまで陰謀論にすぎませんが、僕達が組織委員会の業務を肩代わりすることで、相当の人件費がカットできているでしょう。
今後トラブルが発生したときも、「うち(組織委員会)ではなく自治体が悪い」と、責任をなすりつけてもくるのでしょう。

突き返してやりたい気持ちもあるのですが、やりとりしている都庁職員に疑心暗鬼・神経質・情緒不安定な方が多く、これ以上心労を増やしたくないという同情の方が勝ります。
あと1年、どうかご無事で乗り切れるよう、影ながら応援していく所存です。


自治体職員の動員?

個人的に不思議なのが、自治体職員の動員が無い点。
「国家的なイベントなんだから1人くらい中央に派遣しろ」とか言ってきてもおかしくないのに、今のところ聞いたことがありません。
僕が知らないだけで既に動員されているのか……

京都アニメーション火災の件がショックすぎて、今日は急遽年休取りました。
ショックというか、ひどく気分が滅入っている。

オタクならだれもがショックな事件ではあるものの、僕の場合はそれだけではない。
もっと根源的な悲しみがある。
気分を紛らすために、朝からずっとこの文面を書いています。

次世代創作分野を担うはずだった

以前、僕は同社のことを、超有名原作を圧倒的ハイクオリティな作画(映像)で忠実にアニメ化する制作会社だと思っていた。

この印象を改めたのがCLANNAD AFTER STORY第3話「すれちがう心」の春原芽衣ちゃん描写。

AFTER STORY というタイトルのとおり、本作は「CLANNAD」という作品の続編という位置づけで、実質25話目である。
しかし、過去24回とは明らかに雰囲気が違う。

ゲーム業界屈指の傑作感動巨編「CLANNAD」のアニメ化であり、素直にやるだけで傑作になるのは間違い無しなところ、いきなり場違いなクッソあざとい描写が続く異色回である。



最初視聴したときは「これいる?」って疑問だったが、次の回で即納得。
全ては視聴者に「春原芽衣ちゃん超可愛い」と思ってもらうための作戦だった。
超可愛いいい!というテンションのまま次の回に突入することで、CLANNADの本領である感動が際立つ。
まんまと引っかかった僕は4話「あの日と同じ笑顔で」でしこたま泣いた。クライマックスエピソードの次に泣いた。

興味のある方は3話4話だけでも視聴してみてほしい。僕の意図は伝わるはず。

単にハイクオリティな映像を作るだけでなく、その技術を生かして表現のアレンジもできる制作会社なのだと、この2話を考えを改めた。

アレンジの匠

以降、同社は原作ものを中心にヒット作を連発していく。
マスコミの報道だと「ハイクオリティな映像が支持された」くらいの説明しかされていないが、僕が思うに、原作の良さを残しつつも映像の力をフル活用してアレンジしたのが鍵だと思っている。

例えば「けいおん!」(1期のほう)。
同作は俗にいう日常もので、物語というよりは登場人物の淡々とした日常を楽しむ作品である。
原作(4コマ漫画)で描くのは、主に登場人物の言動であり、彼女らの周囲に漂う雰囲気は描きにくい。
(その意味で4コマながら空気感が伝わってくる『あずまんが大王』はガチな天才だと思う)

同社は同作アニメ化にあたり、その雰囲気を見事に映像化した。
アレンジ力の賜物だと思う。

原作をアレンジしつつアニメ化するという手法では、今や他の追随を許さない制作会社だと思っている。(好みにもよる)
例えば「響け!ユーフォニアム」シリーズを他の制作会社で作るのは無理だろう。

総合フィクション制作企業

ここ数年、同社はオリジナルアニメに力を入れてきた。

今や同社はただのアニメーション制作会社ではない。
自社で出版レーベル(KAエスマ文庫)を擁し、原作も自社から輩出する体制を確立しつつあった。
グッズも制作している。
役所っぽい言い回しになるが、アニメを中心とした総合的なフィクション作品制作会社なのだろう。

かなり私見が混じっているが、要するに同社はアニメーション制作会社の垣根を越えた日本アニメのリーディングカンパニーであり、今後の活躍がものすごく楽しみだった。


ティム・クック氏の言う通りだよ。

加えて技術研究や人材育成にも熱心で、業界に強くポジティブな影響を与えていたといわれる。
どういう業界においても、こういう会社が躓くのは、社会全体にとって大いに損失である。

文化の破壊

前章で述べたとおり、同社は社会全体にとって重要な存在である。
そんな社会的に大事な存在が一個人の暴力によってあっけなく壊滅したという事実がキツい。
滅入る。

感情的には東日本大震災の直後に近い。
僕は関東にいて、震度5強の揺れを食らった。

その後仙台に行く機会があり、駅近くの展望台から海側を眺めたら、ある一線から更地が広がっていた。
津波の威力を肉眼で見た瞬間。あの時のやるせなさに近い。

その後県庁に入り、防災部局で勤務したことで、いろいろな天災の事例に触れることができた。
天災の破壊力は計り知れない。人智が及ぶレベルではなく、時には「どうしようもない」と言わざるを得ないケースもある。

だが、今回の火災の原因は人である。しかも一個人。
たかが一個人が、これまで同社が築き上げてきた技術と人材と、これからの輝かしい未来を、一瞬でぶち壊したという事実が実に堪える。

天災でも組織でもなく、一個人による文化の破壊である。
そんなことが犯せる世の中だとは思ってもいなかった。

今はただ、一人でも多くの方の無事を祈るしかない。



(追記)
犯人がデジカメ板の撮り鉄の掟コピペ野郎なのではという説を見かけて背筋が凍った。
僕がデジカメ板にいた頃(ちょうど2年前くらい)にEOS1DXmk2スレなんかで「バリ順・シチサン・カツカツ・日の丸」をお題目だと言って連呼していた人がいたけど、まさか……

僕の勤める県庁では5日間の夏休みが付与されます。
7〜9月の間だけ取得できる有給休暇のような扱いです。

土日と合わせて1日ずつ取得すれば、3連休を量産できます。
こうやって何回もプチ旅行に出かけている方も多いですね。

僕もどこかに旅行に行こうと思っています。
テーマはやばそうな商業施設
今ホットなスポットが続々出てきているんですよ。

滋賀県守山市:ピエリ守山

明るい廃墟として一躍有名になった後、運営会社が変わって復活したという伝説の商業施設です。
ただ最近は怪しい噂が聞こえてくるようになり、ネット上でもネガティブレビューが目立ちます。
大事件が起こる前に現地を見ておきたい。

千葉県木更津市:スパークルシティ木更津

こちらは現在進行形で明るい廃墟らしいのですが、ネット上では情報が見つかりません。
公式ホームページすらこの有様。超イカしてます。

スパークルシティ木更津 JR木更津駅西口駅前のショッピングセンター

現地に行ってみるしかない。

石川県七尾市:パトリア

第三セクターの運営会社が破綻し、行政も巻き込んでトラブルになっているようです。
検索したらおどろおどろしいニュース記事がたくさん出てきます。

観光関係の公務員なら超有名スポットでしょう。
遠く離れた僕の県でも話題になっていました。

運営会社が破綻したせいでビル管理を担う者がいない状態のようで、照明や空調はほぼ止まったまま。
それでもテナントは現在も運営を続けているようで、暗いけど廃墟ではないといった状況なのでしょうか。

ツイッターで見かけた罵詈雑言だらけの寄せ書きコーナーが気になって仕方ありません。


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