キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

こんなブログ見ている暇があるなら「微熱空間」を読んでくれ(心の叫び)

弊ブログは読者を意識した記事個人的感想が混在しています。
主に前者の記事からピックアップして、弊ブログ訪問者の属性ごとに「まとめ記事」をいくつか作っています。
まずはこのあたりの記事から閲覧いただければいいかなと思います。

地方公務員への就職を検討している/試験勉強中の方向け

「公務員はオワコン」「公務員志向の高まり」が同時に叫ばれて久しい昨今。
公務員就職の是非は、僕は価値観次第だと思っています。
パブリックセクターで働くことの実情を理解したうえで、自分の適性を考えてみるしかありません。

公務員になるためには試験を突破する必要があり、試験対策には1年弱の期間を要します。
もし入庁後に「向いてない」と感じて早期離職してしまえば、ほかのことに使えたはずの1年間が無駄になってしまいます。

こういうミスマッチを防止すべく、試験勉強に着手する前に「自分の公務員適性」を厳密に吟味して欲しいと強く思います。
その一助になりそうな記事をまとめました。




試験突破(内定後)〜実際に勤務し始めるまでの間

公務員試験の勉強中って、脳内麻薬か何かが分泌されていて正常な思考能力が奪われているのか、公務員生活がまるで楽園であるかのように錯覚しがちです。
その反動のせいなのでしょう、内定後に一気に不安が押し寄せてきます。

この不安を解消するヒントになりそうな記事をまとめています。




新人地方公務員(勤務1年目)向け

研修ではきっと触れられないけど、業務に役立ちそうな内容をまとめました。





公務員への内定を獲得された皆様、おめでとうございます。
長く不毛な試験勉強に耐えきり、今は自由を満喫していることと思います。
しっかりエンジョイしてください(羨望)

ただ、全く準備をせずに役人生活スタートを迎えてしまうと、落とし穴に嵌ってしまうかもしれません。
暇すぎて狂いそうなときなんかに今回まとめた記事を読んでみて、心の準備だけでもやったほうが無難かと思います。

時間の使い方

お金の勉強だけは本気でおすすめします。
1月試験でFP3級受験して、参考書はメルカリで売りましょう。


現役県庁職員が日々悔やんでいる「学生時代にやっておくべきだったこと」とは?

地方公務員志望の学生はSNSに慣れておいてほしい 

キモオタク地方公務員が日々悔やんでいる「学生時代にやっておくべきだったこと」とは?


地方公務員はとにかく「がくえんゆーとぴあ まなびストレート」を見てほしい

仕事道具の準備

仕事道具をあらかじめ買うつもりがあるなら、1つめの記事だけでも読んでほしいです。


地方公務員の手帳術とは?個人的最推しは「見開き1週間レフトタイプ」です

公務員試験教材は処分しても問題ないのか?基本書くらいは残しておいたほうがいい?


【2018.6.15追記】若手地方公務員には良いキャリーケース(ハードタイプ)を購入してほしい

地方公務員のビジネスバッグ事情とは?まずは大容量で丈夫な2wayタイプを薦めます

地方公務員(男性)の革靴事情とは?黒色ストレートチップ内羽根一択だと思う

(Uターンする方へ)新卒地方公務員が初めて買うのはどんな車がいいのか?

地方公務員ならiPhoneSE2よりもiPhone11を薦めたい

地方公務員のスマートウォッチ事情とは?

収集癖持ちオタク地方公務員の名刺アプリ利用状況とは?

役所生活への備え

就職すると生活習慣が変わります。
配属される部署によって大きく左右されるとはいえ、以下に挙げるような事柄は、公務員であればある程度は誰でも共通でしょう。

【新人職員向け】勤務初日から胸に刻んでおいたほうがいい「公務員としての自覚」とは?

【新人職員向け】役所生活を楽しく過ごすための「心がけ」とは?

地方公務員は自身の個人情報管理に気を遣ったほうがいいと思う

地方公務員は朝食をしっかりとったほうがいいい

入庁前の予備知識

新規採用職員の間でよく話題に上るトピックをまとめました。

地方公務員の新規採用職員配属はどのようにして決まるのか?


(新卒向け)初期配属関係なし?まっすぐ出世コースを目指すための戦略とは?

【実録&妄想】20代地方公務員の出世レースとは?若手時代の選抜結果が将来にどう影響するのか?

(言い訳)地方公務員のOJTが適当な理由とは?

希望しない部署に異動してしまったときのメンタルの保ち方とは?

インターネット上の公務員情報(特に個人発)を参照する際の留意点とは? 

【統計数値発見】若手地方公務員の離職率とは?「若手離職者の増加傾向」という一般認識は本当なのか? 

地方公務員の「配属ガチャ」を定量的に分析しつつ都道府県・市町村を比較してみる

職員労働組合への加入は得なのか?損なのか?


昨年末、総務省から「地方公務員のメンタルヘルス対策の現況 ー令和2年度メンタルヘルス対策に係るアンケート調査の概要ー」という資料がリリースされました。

 

この調査、「調査を実施する」と発表されたときはニュースになったのですが、結果に関しては全然話題になりませんでした。
 
中身を見たところ、とても手堅いというか守りが硬い報告書になっており、センセーショナルに報じたくても報じられない一方で、当事者である地方公務員にとってはちょっと物足りない内容に止まっているように感じました。

他の資料も参照しながら、独自解釈していきます。

休務者の属性

この調査の対象は首長部局の職員、具体的にいうと、正規職員の地方公務員のうち、教育委員会(学校教職員など)、警察、消防、公営企業に勤務する職員を除いた人数です。
職種や勤務地は関係ありません。
 
地方公務員当事者としては「職種ごとの分布」「本庁と出先の分布傾向」が気になるところですが、この調査からは分かりません。

役職別…昇進するほど減少するが課長級は多い

まずは役職別の状況を見ていきます。
調査結果に掲載されている数字をベースに、役職ごとの休務率を算出してみると、以下の表のようになりました。
 
地方公務員休職調査.001

概要版本文のとおり、係員級で、休務者絶対数も休務率ともに高くなっています。
記載はされていませんが、どうやら役職が上がるにつれて徐々に下がっていき、課長級以上になると再度増加するようです。

あくまでも推測ですが……一度でも休務していたら課長級まではなかなか出世できないので、課長級の休務者の多くは再発ではなく初めての休務だと思われます。
課長まで上り詰めた屈強な方であっても調子を崩すくらい、課長職は激務ということなのでしょうか……?


年代別…30代以下がやや多い

同じ方法で年代別の休務率を算出してみました。
概要版本文のとおり、30代以下でやや休務率が高くなっています。
 
地方公務員休職調査.002


役職×年代…「40代以上係員」が重要?

自治体組織は年功序列なので、年齢と役職はかなり相関が強いです。
(もちろん昇進試験がある自治体は別ですが、割合的には小さいはず)

そのため、30代以下の休務者(9,301人)の大半は、役職だと「係員」に該当するでしょう。

一方、役職別休務者のデータを振り返ってみると、係員の休務者は15,724人います。
つまり、係員の休務者のうち、約6,400人は40代以上の職員です。

「〇〇級」という表記からして、この調査における役職とは、ポストではなく給料の号級ベースだと思われます(例えば係長級だと3〜4級)

年功序列式の自治体であれば、40代以降で係員級という職員は珍しいです。
毎年4号ずつ昇給していれば3号には到達しているはずで、それこそ育児休暇や病気休暇で長期間お休みしていなければ、係員級(2級以下)に据え置かれることはあまりないでしょう。

このことから、40代以降の休職者には、結構な割合で2回目以降の休務者が含まれているように思われます。
極端な言い方をすれば、たびたび休職しつつもなんとか仕事を続けている方が、40代以降に約6,400人(1%前後)いらっしゃる、とも言えるでしょう。 

部署別…ぼかされている

地方公務員当事者にとって一番気になるのは、部署別の休務者情報ではないでしょうか?
残念ながらこの調査では、部署別のデータは巧妙にぼかされています。
 
部署別の休務者数は掲載されているものの、分母にあたる「部署別の職員数」がわからないため、肝心の休務率を算出できないのです。

部署別の職員数は、総務省が実施している「定員管理調査」を見ればだいたい分かります。
本調査と「定員管理調査」の部署設定が同一であれば、定員管理調査の数字を分母に用いればいいのですが……本調査では、定員管理調査と部署の設定が異なっています。

例えば、概要版本文では「保健福祉と生活文化で求職者が多い」と説明されていますが、「定員管理調査」にはいずれの区分もありません。
そのため、分子にあたる休務者数はわかっても、分母にあたる部署別の職員数がわからないため休務率を算出できず、部署ごとの比較ができないのです。


とはいえここで退くのも悔しいので、可能な範囲で分母の数字を推計して、部署別の休務率を算出してみました。

スライド1 (1)
スライド2 (1)

どうやら「財務・財政」と「生活文化&保健福祉」の部署で、休務率が高いと言えそうです。

なお、「財務・財政」に分類される職員の大半は、都道府県も市町村も税関係の職員です。
そのため、税関係の部署は休務率が高いとも言えるでしょう。

これら2部署で休務率が高くなる理由は、果たして何なのでしょう?
強いて言えば住民対応が多そうではありますが……

復職後…民間よりも復職しやすい?

概要版p.6では、休務後の状況についても触れられており、令和2年度中に休務した職員のうち半数強が職場復帰、12.5%が退職しているようです。

独立行政法人 労働政策研究・研修機構「メンタルヘルス、私傷病などの治療と職業生活両立支援に関する調査」(リンク先はPDF)によると、民間企業における「過去3年間でのメンタルヘルスの休職者の退職率」は、平均で42.2%とのこと(p.20)。
「1年で12.5%」と「3年で42.2%」だと、単純な比較はできませんが、民間企業よりもメンタルヘルス原因の退職者は少ないような気がします。あくまでも感覚です。





こういう調査は何らかの目的が無ければ通常実施しないので、もしかしたら近々、地方公務員のメンタルヘルス対策の新たな取組みが始まるのかもしれません。要観察です。 

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