キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

こんなブログ見ている暇があるなら「微熱空間」を読んでくれ(心の叫び)

公務員の仕事が自分に向いているかどうかを確かめるには、実際に希望自治体の職員と接触してみるのが一番手っ取り早いかと思います。
俗にいう「OB訪問」です。

知り合いがいれば直接会いにいけばいいのですが、いない場合はなんとかしてコネクションをつくらければいけません。
ですが…突然人事担当に連絡しても、相手になってくれないと思います。

そこで、県や中核市・政令市など、比較的大きな自治体に限りますが、高確率で接触できる方法があります。


自治体主催の合同説明会に参加する

ここ数年、どこの自治体も「UIターンの促進」「人材の定着」にお熱です。
これらの施策の代表的なものが、自治体主催で地元企業を集め、合同説明会を開催しています。

この合同説明会に参加してくれる方は、自治体にとっては貴重なお客様にあたります。

合同説明会の目的は地元企業と就業希望者のマッチングなのですが、自治体としては、公務員という立場であっても、地元就職してくれればオッケーです。

そのため、合同説明会を運営している自治体職員に接触し、「自治体職員に興味があるのですが…」とお願いしてみたら、きっと丁寧に対応してくれることでしょう。

公務員志望者の中には、資格試験好きの方が少なからずいるように思います。
計画を立てること、計画を丁寧に実行していくこと、そして合格すれば達成感があること。
資格試験を分解してみると、どれも好きな人にはたまらない要素です。
正直、自分も結構好きです。

前置きはこれくらいにして、今回は資格について考えてみたいと思います。


法律系国家資格は職種・部署問わず実務でも役に立つ

まず確実に言えるのは、法律系の国家資格(弁護士、司法書士、行政書士など)はどんな職種であっても実務に活きます。
正直、公務員試験より難しいですが、だからこそ役立ちます。
学生時代に司法書士受かった公務員とか、想像しただけで失禁してしまいそうです。


全く役に立たない資格は無いけど、実務に活きる資格はあんまりない

どこの部署でも通用するような汎用性のある資格は、法律系の国家資格以外では、思い当りません。かろうじてMOS検定くらい?
情報関連の部署だったらITパスポート、……等々、どんな業務にも関係してくる資格はありますが、実務に直接役立つというよりは、実務をやるにあたっての背景的な知識が身に付く程度の、間接的なお役立ち具合です。


(間接的だけど)役立つ知識が得られる資格

◆宅地建物取引士(宅建)
カバー範囲が狭くなりますが、これも法律系の資格です。
民法のほか、行政が主管する規制関係の法令も出題され、取り組みやすい内容でもあります。
土地取引のしくみは、仕事で土地のやりとりをすることもあり、知っておいて損はありません。

◆ファイナンシャルプランナー
広く浅く金融知識が出題されます。大人として知っておくべき内容です。

◆中小企業診断士
金融知識に限らず、経営関係の実務的な知識が幅広く出題されます。

◆気象予報士
天気が関係ある業務は意外と多いです。
冷静に考えて、テレビ・新聞・ネットニュース等々、あらゆるメディアに毎日掲載されているトピックというものは、天気予報のほかにありません。それほど我々の生活は天気と密接に関係しています。



超ニッチなもののほうが面白い?

以上、役に立ちそうなものを挙げてみましたが、個人的には汎用性のあるものよりも、超ニッチなものを極めるほうが良いように思います。


役所の業務は幅広く、どんなマイナーな知識でもいつかどこかで役立ちます。
役所内でオンリーワンの存在。中二心をくすぐられません?


ちなみに、技術系職員の場合は、事務職よりも堅実に(趣味ではなく)資格を取っているように思います。
土木職であれば、土木施工管理技士、技術士。技術士を持っていたら一目置かれるようです。
建築職であれば、建築士。一級建築士ホルダーもそこそこいるようです。



この時期ニーズがある公務員ネタといえば、やはり試験関係かなーと。
来年度の試験に向けて勉強している方はもちろん、年末年始にしっぽり家族と就職先を相談している方など、いらっしゃるかと思います。

というわけで、当面は「公務員になるまで」のことを中心に書いていきたいと思います。


公務員試験の勉強(大卒事務職の場合)

公務員試験には専門科目と教養科目があり、前者は法律や経済など大学で習うような科目、後者は知能問題(数的処理、文章理解など)や地理歴史など高校までに習うような科目です。
試験の種類によって違ってきますが、大雑把に分ければどこもだいたいこんな感じのはず。


お役立ち具合(私見)

◆とても役に立つ …… 法学全般
公務員に限らず、大人であれば、どんな仕事をしていても法律に関わることになります。
法律に関する知識ももちろん大切ですが、法の論理といいますか、リーガルマインドといいますか、雰囲気みたいなものを知っているかどうかも非常に大切です。
言葉にしづらいですが、あるんです。


◆けっこう役立つ …… 社会科学、人文科学、自然科学、政治学
日々の仕事(作業)のためというよりは、外部の人間と接触する際に、教養として持っておきたい知識です。
部署によっては、民間企業の幹部や大学の先生など、いわゆる上流の方々と接する機会がたくさんあります。これらの科目は、こういった相手が常識として持っている、いわゆる教養、リベラルアーツです。ひけらかすのは勿論NGですが、「聞いたことあります」と言えるだけでも好感度アップです。
自分も、大学時代は社会科学の分厚い本を輪読するタイプのインドアゼミに所属していたおかげで、救われた場面がありました。

【2020.8.16追記】

自然科学は実務にも直結します。
特に地学。中でも地質や気象の知識は、災害対応業務の基礎中の基礎です。
地方公務員は、ひとたび災害が発生すると、部署にかかわらず対応業務に駆り出されます。
体系的な知識までは習得できなくとも、なんとなくでもいいので知っていれば、有事の際にも慌てずに済むと思います。

【追記ここまで】

◆あんまり役に立たない …… 経済学全般
経済学自体が公務員実務に役立たない、というわけではありません。むしろ非常に大切です。
特に中央省庁で制度設計に携わっている官僚の皆さんは、均衡理論やゲーム理論を多用しているとのこと。このような制度の仕組みを理解するためには経済学の知識が欠かせませんし、いずれ地方自治体でもこういった理論を使って制度設計する日が来るかもしれません。

ただ…公務員試験で問われる内容が、法学のように「初歩」ではなく、「過去の遺物」に近いもので、公務員試験レベルの経済学をどれだけ覚えたところで、実務には役立たないらしいです。
いつどこだったか思い出せませんが、どこかの大学の先生が公演していました。


◆役に立たない ……  知能問題
残念ながら、実務にはほとんど関係ありません。解けたときの快感は一番なんですけどね……


以上、あくまで「実務で」役立つか否かの見解です。昇進試験なんかを見据えると、また違う結論になるかと思います。
勉強のモチベーションになれば幸いです。

※自分の受験当時もお世話になった、こちらのサイトを参考にさせていただきました。
http://koumuinshiken-taisakushitu.com/

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