キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

こんなブログ見ている暇があるなら「微熱空間」を読んでくれ(心の叫び)

爆サイ.comというサイトをご存知でしょうか?

北海道から沖縄まで日本全国の気になる話題を網羅したローカル掲示板。掲示板カテゴリ数2500以上。ニュース速報・スポーツ・動画・政治・経済・芸能から、パチンコ・スロット・キャバクラ・ホスト・風俗・ギャンブルまで幅広い。
http://bakusai.com/

「ローカル掲示板」という説明のとおり、様々な話題について市町村単位で掲示板が用意されていて、特定地域に絞って意見交換が交わされています。
過疎掲示板も多いですが、賑わっている板は結構な頻度で書き込みがあります。
SNSが勢いづくなかでも投稿数を保っているあたり、少なくない固定ユーザーがいるようです。

僕を含め、地方公務員は、この掲示板を結構参考にしています。


アウトローの意見を収集できる貴重な場所

書き込みはかなりアウトローです。「まぢゥケる笑」みたいな感じ。オタクとは正反対の、言ってしまえばヤンキーばかりです。
アウトローゆえに、行政がなかなかアプローチできない層、リアルでは接点が薄い存在ですが、人口の割合としては無視できません。施策を考える際には、彼らの意見も認識しておく必要があります。

彼らの意見を直接かつ効率よく観察できるのが、爆サイ.comす。
僕の仕事(観光振興)では、主に飲食店や観光施設の評判を観察しています。

もちろん匿名掲示板なので投稿内容を鵜呑みにはできませんが、全体的な雰囲気をつかむ分には、何らかの意向が働いていそうなまとめサイトやキュレーションサイトよりは信用できるかなと思っています。

2月に入り、そろそろ人事異動のうわさが聞こえてくるようになります。
管理職が帰った後、「これまでの傾向からして、来年の課長は〇〇さんだろ…」「いや、もう一年残留じゃない?」みたいな推測で盛り上ったりもして、なかなか楽しい時期です。

推測トークをするときに欠かせないのが学歴です。今回は学歴が出世にどう関係してくるのか、世代別に見ていきたいと思います。


※役職名は自治体によってまちまちなので、今回は総務省資料の都道府県(本庁)に準じます。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000035136.pdf


現在50代以上:関係なし

50歳になった時点で、出世競争の勝敗がはっきり分かれています。
圧倒的勝者は課長以上、次いで総括課長補佐。50歳時点で課長級であれば、最終的に次長まではほぼ確実に昇進できますが、総括課長補佐だと50代後半で課長に昇進して数年課長を経験してから、小さな出先機関のトップでキャリア(総括課長と同格)を終えるパターンが多いです。

一方、50歳の時点で並の課長補佐以下である方は、現時点よりもキャリアアップすることがほとんどありません。並の課長補佐クラス止まりです。


この世代は、もっと若い世代と比べると、大卒者が相対的に少ない世代です。
とはいえ大卒だから出世しているわけではありませんし、
出身大学による差も見られません。

30代~40代:関係なし

一番働き盛りの年代で、同期入庁の職員間に差が開いていく年代でもあります。
特に30代後半~40代中盤までがデッドヒートのようです。
40代のどこで課長補佐クラスに上がるかがひとつのバロメータだと思われます。

この世代になると大卒者がぐっと増えるうえ、就職氷河期であり旧帝大以上の高学歴者もたくさんいますが、ここでも出世に関しては
出身大学は関係ありません。
上司の意向をいかに先回りして動けるかが鍵かと思われます。

20代:関係なし(中央省庁出向は関係あり?)

20代のうちは、役職自体は差が開きません。
ただし水面下で、他の世代よりも激しい選抜が繰り広げられています。

僕の職場の場合、20代のうちに将来の部局長候補が決まります。
同期職員の中から財政課・人事課に異動していった職員が、そのまま出世していくのです。

幹部候補職員として選抜されるまでは、いくつかルートがあります。
そのうちの一つが本省への出向です。
国に派遣されて無事に帰ってくれば、幹部候補者の上位にリストアップされます。
複数のルートの中でも、国への派遣はとにかく目立つことから、一際注目されます。

幹部候補の選抜そのものには、出身大学は関係ないと思われます。
ただ、その中の1ルートである「本省派遣」だけは、地元大学の出身者を優先させて、高偏差値の有名大学出身者は選ばれない傾向があります。

一説によると、有名大学出身者はキャリア採用の友人が国省庁に上司として在籍しているので、仕事がやりづらいだろうという配慮だとか……


結論、現状では、出世と学歴(特に出身大学)は関係ありません。
ただ、今後はどうなるかわかりません。
これまでは、新規採用職員の高学歴化が進んできていましたが、ここ数年が潮目が変わりました。こちらの記事参照
「出身大学の偏差値が明らかに落ちてきている」影響が、今後出てくるかもしれません。

【2020/8/16】全体的に表現を修正しました。趣旨は変わりません。 

「地方公務員は9時5時勤務」という根強い風潮がある一方で、地方公務員が書いているブログでは「実際は残業ばかり」という発言が目立ちます。

自分の経験からいうと、残業時間は部署、担当業務、そして上司によって変わってきます。
残業が長いかどうかは、巡り合わせ次第です。

残業が多くなりがちな部署や担当業務は確かに存在しますが、それと並んで上司のキャラクターによる影響が大きいです。
上司が細部までとことんこだわるタイプだったり、心配性で危険分子をしらみつぶしにしたいタイプであれば、どんなに簡単な業務であっても、長時間残業しないと帰らせてもらえません。

もちろん、担当業務自体が暇で、上司が大雑把でであっても、何らかのアクシデントが発生すれば、残業地獄に一変します。

「巡り合わせ次第」だけではブログ記事として味気ないので、
この結論はとりあえず置いといて、あえて若手特有の傾向を書いてみたいと思います。

若手のほうがたくさん残業している

確実に言えることは、若手のほうがたくさん残業しています。
理由はよくわかりません。ただ、組織的に考えると、残業が多い業務には単価の安い人間(役職なし)を充てるほうが、残業代を抑えることができるというメリットがあることから、そういう人事体制をとっているのかもしれません。

あとは家庭の問題でしょうか?年齢が上がるほどに育児・家事・介護に時間を取られるようになり、残業できなくなるのでは……
いずれにせよ、地方公務員特有の理由があるわけではなく、日本の正社員全般と似た傾向があると思われます。

新聞記事などで「職員の平均残業時間」が報道されることがありますが、あれよりは確実に長いと思って間違いないと思います。

自分の場合

自分(採用5年目)の場合、今年度は月40時間ペースを続けています。
3月は多分忙しくなるので、年度通してのトータルは500時間ほどになると思われます。

同期職員の様子を見ていると、短いほうです。
病休経験者や産休明けで時短勤務の方など、ほぼ毎日定時帰りの方を除けば、ベスト5に入る短さです。

何と言っても、ブログ書いている暇があるくらいですからね……

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