キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

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「コミュニケーション能力」に自信が無いので公務員志望という学生さん、結構いるのではないでしょうか?僕もです。

就職活動では、公務員のほか民間企業も20社受けましたが、全部落ち、公務員だけ受かりました。
このことからも、民間企業の面接と、公務員の面接では、求められるスキル(またはレベル)が大きく異なるのだろうと推測されます。

コミュニケーション能力とは何か?を突き詰めていくと際限がないので、とりあえず定義づけはやめて、地方公務員の実務の現場で必要な能力について、考えていきたいと思います。


聞く力が一番大事

地方公務員の実務で必要になるのは、相手の話をしっかり聞き、相手の考えを理解する能力です。
人間なら誰でもできることでは?と思われるかもしれませんが、公務員の場合はちょっと難しいです。

地方公務員は、いろんな層の人とコミュニケーションをとる必要があり、相手の層(年齢、地域、職業など)によっては、一般的な常識が通用しないことも多々あります。
「常識が通じない相手」と一口に言っても、いろんなタイプがあります。
地方公務員の仕事は、他の職業と比べて、かなり多くのタイプの「常識が通じない相手」の対応をしなければいけません。

オブラートに包んだ表現をしましたが、察してください。

行政の場合、こういった相手を追い返すことができません。お話を聞いて、対応できるorできないの判断をしなければいけません。
そのためには何より、常識の異なる相手の真意を理解しなければいけません。


わかりやすく話す力

聞く力に次いで必要なのが、話す力。特に、物事をわかりやすく説明する力です。
こちらも「聞く力」と同じく、常識が通じない相手の対応のため、必要な能力です。


優先順位が後れる能力

一度限りの晴れ舞台をこなす能力、端的に言えばプレゼン能力は重視されません。
もちろん、プレゼン能力が必要な場面もありますが、民間企業と比べたらずっと少ないと思います。
また、論理的に相手を打ち負かす能力、ディベート能力も滅多に日の目を浴びません。

面接で測れるのか? 

「聞く力」と「話す力」は、面接の短い時間で判断するものというよりは、長い時間をかけて図っていくべきものだと思いますが、面接の時間でもボーダーラインを超えているかどうかは判断できるでしょう。

公務員の選考にも自治体ごとにいろいろな考え方がありますが、面接で落ちる人が少ないタイプの選考では、民間企業の採用面接のようにプレゼン技術を見るのではなく、最低限の「聞く力」「話す力」があるかどうかを見ているのではないか?と思います。
 

とりあえず現状の思いを書いてみましたが、もっとわかりやすい表現を思いついたら、加筆修正したいと思います。 

うちの自治体はなぜか毎年この時期にパソコンを更新します。
自治体としてまとめて入札にかけて、100台ほどをまとめて購入、各部署へ割り当てられます。
職員個人に割り当てられるわけではありません。そのため、人事異動のたびに、前任者が使っていたパソコンに切り替えることになります。

今回導入された最新機種のスペック

機種の型番を書くのは流石に気が引けるので、簡単にスペックだけ買いておきます。

・CPU  celeron 1000M
・メモリ 2GB
・内蔵容量 512GB
・ハードディスク


ちなみに、この記事を書いている私物PC(SurfacePro3、2014年発売)は

・CPU  core i5
・メモリ 4GB
・内蔵容量 512GB
・SSD

現在、Surfaceは第五世代まで発売されており、Pro3は2世代前のモデルです。
つまるところ、2世代前のタブレットパソコンよりも控えめなスペックです。

ちなみに、OSは Windows10です。


気を遣いながら使っています

控えめスペックのパソコンで仕事しているわけですが、負荷のかかるソフトを使うわけでもないので、フリーズすることはあまりありません。快適とは程遠いですが……起動が遅いし、文字入力も遅延するし、ファイルの移動は遅いし……
ただ、
・4つ以上のソフトを同時起動しない
・3つ以上のファイルを同時に開かない
・インターネットブラウザでは、タブを4つ以上開かない
などなど、パソコンへの配慮が必要です。これを忘れると、容赦なくフリーズします。

事務職なら配慮でなんとかなるのですが、CADを使う土木技術職の人たちは、頻繁にフリーズして大変そうです。

毎日10時間は触るものなので、もうちょっといいものを使いたいなと常々思っています。多少自己負担あってもいいくらい。 

地方公務員はだいたいみんなこんな感じ(パソコンへの配慮が欠かせない)だと聞きますが、 国家公務員はどうなんでしょう?
経済産業省の職員はMac Pro並みのタワー型パソコンを使っているという噂、本当なのでしょうか……? 

日々の仕事の中でいまだに戸惑ってしまうのが、来客に対してお茶を出すのかどうかです。

民間企業と比べたら、お茶は出ない方であることは確実です。入庁当時の研修で「むやみに出すな」と指導されましたが、どういう場合には出すべきなのかは「空気を読め」としか教わりませんでした。

自治体によってかなり実態は異なるとは思いますが、少なくとも僕が訪問したことがある自治体では「基本出さない」方針と聞いています。

そもそもなぜお茶を渋るのか

「来客へのお茶代を公費で出すのはおかしい」と監査で指摘されたからだと聞いています。
公費でお茶を出すくらいなら、お茶を出さない代わりに公費を節約しろということです。

あと、個人的な考えですが、「お茶を出す=長時間居てほしい」という意思表示と受け取られる場合が多いせいではないかと思っています。
民間企業の場合は、来客に長時間滞在してもらった方が契約成立に繋がりやすかったり等、メリットがあるでしょうが、行政の場合、来客に長時間滞在してもらうメリットは思いつきません。スムーズに用件を済ませて早々に帰ってもらうほうを優先します。


どんな相手にお茶を出すか?

お茶を出すかどうかは、平職員で決められることではなく、上司に判断を仰ぐことになりますが、僕の中ではこんなルールで整理しています。

条件1:こちらの都合で来てもらった
条件2:長時間拘束する 

条件1と条件2のどちらも該当する場合に限り、お茶(緑茶)を出します。
ただし、相手が自治体職員の場合は、出しません。どんなに偉い相手もあってもです。 

民間企業の場合、相手方(来訪者側)の都合での来訪であっても、事前にアポイントを取っていればお茶を出すところが多いかなと思いますが、こういった相手には基本的に出しません。


怒れる市民から「お茶も出ねえのかよ!」と叱責されることがよくありますが、役所は基本的にお茶が出てこないところなんだと思ってもらえたら幸いです。
決して「招かれざる客」扱いしているわけではありません……

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