キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

こんなブログ見ている暇があるなら「微熱空間」を読んでくれ(心の叫び)

本日が仕事納めでした。
仕事始めは1月4日なので、これから6日間の年末年始休暇に入ります。
今年は土日がモロ被りで、もったいないんですよね……


公務員の師走は忙しい?


師走はめちゃくちゃ忙しいというのが世間の常識ですが、うちの自治体は忙しい部署と暇な部署ではっきりと分かれています
公務員の場合、師走に忙しくなるのは、経理や出納などの管理系部署です。たいてい正月返上でお仕事しています。

一方、観光や産業振興系の部署など民間企業・団体と関わる部署は、かなり暇そうです。
自社内業務で忙殺されていて自治体を相手にしている時間がないのか、自治体に連絡してくることもありませんし、相手方の迷惑にならないよう、自らアクションを起こすこともありません。

年末年始に有休をとって、長期休暇にしている職員も見かけます。

ちなみに、自分もすごく暇でした。毎日ブログ更新できるくらいですからね……


管理職は忙しい

平職員はこんな感じですが、管理職は反対です。外部との関わりがある部署ほど忙しいです。
定時の間は平職員と同じく暇なのですが、「夜の仕事」がこの時期多いのです。
「夜の仕事」と書くと淫靡な感じになってしまいますが、具体的にいうと、外部団体の忘年会・新年会に出席して祝辞を読むという仕事になります。
主催者にお招きいただいたことへの謝意を伝え、祝辞を読み、本番の飲食が始まる前に退席します。
こういう行事が連日続きます。


年始の憂鬱

年始の出勤はとっても憂鬱です。
休み明けだから精神的にきついという理由もありますが、何より庁舎が寒いのです。
6日間全く暖房がついていなかった建物に入ることになるので、最初は外と変わりない寒さです。

何事もなく一年終わって、ほっとしています。
来年も平穏に過ごしたいですね。

公務員の仕事が自分に向いているかどうかを確かめるには、実際に希望自治体の職員と接触してみるのが一番手っ取り早いかと思います。
俗にいう「OB訪問」です。

知り合いがいれば直接会いにいけばいいのですが、いない場合はなんとかしてコネクションをつくらければいけません。
ですが…突然人事担当に連絡しても、相手になってくれないと思います。

そこで、県や中核市・政令市など、比較的大きな自治体に限りますが、高確率で接触できる方法があります。


自治体主催の合同説明会に参加する

ここ数年、どこの自治体も「UIターンの促進」「人材の定着」にお熱です。
これらの施策の代表的なものが、自治体主催で地元企業を集め、合同説明会を開催しています。

この合同説明会に参加してくれる方は、自治体にとっては貴重なお客様にあたります。

合同説明会の目的は地元企業と就業希望者のマッチングなのですが、自治体としては、公務員という立場であっても、地元就職してくれればオッケーです。

そのため、合同説明会を運営している自治体職員に接触し、「自治体職員に興味があるのですが…」とお願いしてみたら、きっと丁寧に対応してくれることでしょう。

公務員志望者の中には、資格試験好きの方が少なからずいるように思います。
計画を立てること、計画を丁寧に実行していくこと、そして合格すれば達成感があること。
資格試験を分解してみると、どれも好きな人にはたまらない要素です。
正直、自分も結構好きです。

前置きはこれくらいにして、今回は資格について考えてみたいと思います。


法律系国家資格は職種・部署問わず実務でも役に立つ

まず確実に言えるのは、法律系の国家資格(弁護士、司法書士、行政書士など)はどんな職種であっても実務に活きます。
正直、公務員試験より難しいですが、だからこそ役立ちます。
学生時代に司法書士受かった公務員とか、想像しただけで失禁してしまいそうです。


全く役に立たない資格は無いけど、実務に活きる資格はあんまりない

どこの部署でも通用するような汎用性のある資格は、法律系の国家資格以外では、思い当りません。かろうじてMOS検定くらい?
情報関連の部署だったらITパスポート、……等々、どんな業務にも関係してくる資格はありますが、実務に直接役立つというよりは、実務をやるにあたっての背景的な知識が身に付く程度の、間接的なお役立ち具合です。


(間接的だけど)役立つ知識が得られる資格

◆宅地建物取引士(宅建)
カバー範囲が狭くなりますが、これも法律系の資格です。
民法のほか、行政が主管する規制関係の法令も出題され、取り組みやすい内容でもあります。
土地取引のしくみは、仕事で土地のやりとりをすることもあり、知っておいて損はありません。

◆ファイナンシャルプランナー
広く浅く金融知識が出題されます。大人として知っておくべき内容です。

◆中小企業診断士
金融知識に限らず、経営関係の実務的な知識が幅広く出題されます。

◆気象予報士
天気が関係ある業務は意外と多いです。
冷静に考えて、テレビ・新聞・ネットニュース等々、あらゆるメディアに毎日掲載されているトピックというものは、天気予報のほかにありません。それほど我々の生活は天気と密接に関係しています。



超ニッチなもののほうが面白い?

以上、役に立ちそうなものを挙げてみましたが、個人的には汎用性のあるものよりも、超ニッチなものを極めるほうが良いように思います。


役所の業務は幅広く、どんなマイナーな知識でもいつかどこかで役立ちます。
役所内でオンリーワンの存在。中二心をくすぐられません?


ちなみに、技術系職員の場合は、事務職よりも堅実に(趣味ではなく)資格を取っているように思います。
土木職であれば、土木施工管理技士、技術士。技術士を持っていたら一目置かれるようです。
建築職であれば、建築士。一級建築士ホルダーもそこそこいるようです。



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