最近はほとんどの自治体でインターンシップを実施しています。
民間企業のようにしっかり予算をかけているところは少ないようで、だいたいは人事部局で募集と参加者の部署別割振り人数を決めて、あとは各部署にお任せ、というパターンが多いようです。
インターン受入担当職員をとにかく見定めて
各部署でインターン対応にあたる職員(特に若手)は、職員の中でも上澄み中の上澄みです。
業務的に優秀で、人当たりも良く、自分の担当業務だけでなく行政全般のことをしっかり考えている職員が大概対応します。
自治体によっては、人事部局から指名されることもあるようです。
インターンの内容は放任なのに、対応者だけは指名するという気合いの入れ具合。
業務内容そのものよりも「人」を見せたいという意図すら感じます。
対応してくれた職員に好感を持てなければ、ほかの大多数の職員に対しても同じく好感が持てないでしょう。
また、対応してくれた職員の手際が悪いとか、粗ばかり目につくようであれば、地方公務員という仕事自体があなたの器にふさわしくない可能性が高いです。
優秀とはいえ、その程度です。採用されたら、もっと手際の悪い人たちと一緒に仕事をすることになります。
インターン対応を任されるような優秀な職員は、将来の幹部候補でもあります。
インターン対応を任されるような優秀な職員は、将来の幹部候補でもあります。
いずれ、その職員の部下になるかもしれません。
「こいつに命令されてどう思うか?」と自問自答してみてください。
インターン受入部署自体が平均以上の環境
余裕があれば、職場にいるほかの職員の様子もぜひ観察してください。
インターン生を受け入れるような部署は、役所の中でもメインストリームです。平均以上の職員で固められています。
実際に採用されてみると、もっとひどい環境が待っている可能性は十分あり得ますが、目の前以上の環境である可能性は相当低いです。
少なくとも眼前の環境を許容できるかどうか、よく見てみてください。
僕が現在勤務している観光の部署では、毎年インターン生が来ています。
勿論、僕のようなキモメン陰キャは、インターン生に近寄ることすらできません。
毎年、イケメン新人とベテラン主任が対応しています。
インターンで見える部分は、地方公務員稼業の中でも最も輝かしい部分です。
大半の職員は、もっと地味な仕事をしています。
業務内容の紹介ではなく、職員の紹介なんだと割り切って人間観察に集中した方が、学びが多いかもしれません。
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