暑い日が続きますね。
今回は怖い話をしようと思います。創作ではなく実話です。
今回は怖い話をしようと思います。創作ではなく実話です。
定年まで勤めたのに退職金が30万円に!?
このあいだの職場の暑気払いで、同僚職員から聞いた話です。その人の父親も公務員で、30年ほど前に退職、今年から介護施設に入所することになりました。
本人から「介護費用は退職金を充ててくれ」との言を受け、銀行に確認しにいったところ、2000万円くらいあったはずの退職金が、30万円しか残っていませんでした。
銀行の窓口で詳しく聞くと、父親は退職金全額を新興国通貨の定期預金につっこんでいたとのこと。
円換算すると、現在の価値はそれくらいしかないとのことでした。
介護施設用の財源が無くなってしまいましたが、父親を介護施設に入れないと、自分が介護離職するしかありません。
子供はまだ高校生、自分が辞めるわけにはいかず……介護施設入所のため、銀行で借金をすることになりました。
新興国通貨に全額つっこむという判断を下したのは、もちろん父親本人です。
ただ、この決断に至るまでに、メインバンク(地方銀行)の担当から相当の揺さぶりがあったようです。
父親いわく、「担当が『公務員ならこれまでの蓄えもしっかりあるし、息子さんのためにもたくさん増やしましょ!』と強く勧められ、新興国通貨につっこむことにした」とのこと。
誇らしげに語る父親を見ると、「失敗して30万円しか残ってないよ」と事実を伝えるのが辛くて辛くて、借金していることは秘密にするよう、家族間で固く約束したのでした。
金融機関の言うがままだと……
この話を聞いて、やっぱり銀行は怖いなと思いました。
「遠からず医療や介護のためにキャッシュが必要になるので、定年退職のタイミングでは、基本的にはリスクを取らない」のが基本では?
本当に利用者のことを考えるのであれば、新興国通貨のようなハイリスク資産に退職金全額を突っ込むという、将来の医療費財源を溶かして子息にまで迷惑をかけかねない助言は、あり得ないと思うのですが……。
「遠からず医療や介護のためにキャッシュが必要になるので、定年退職のタイミングでは、基本的にはリスクを取らない」のが基本では?
本当に利用者のことを考えるのであれば、新興国通貨のようなハイリスク資産に退職金全額を突っ込むという、将来の医療費財源を溶かして子息にまで迷惑をかけかねない助言は、あり得ないと思うのですが……。
上司いわく、55歳を過ぎる頃から金融機関から営業が来るようになり、退職金運用プランについて説かれるらしいです。
どんな説明をするのでしょうか?きっと自分に有利なことしか説明しないのでしょう。
若いうちからできることを
いずれカモられる日が来るのなら、早いうちから対策しておくべきです。特に金融資産運用の場合、リスクを低く抑えるためにも、投資期間を長くすることが重要でしょう。
つまり、若いうちから金融リテラシーを身につけて、運用を始めることが肝要です。
僕もやっとつみたてNISA口座が開設できたので、運用スケジュールを見直そうと思っています。
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