地方公務員をやめた方のブログを拝見していると、辞めた理由の一つとしてよく「成長できない」ことが挙げられています。
「地方公務員の仕事をどれだけ続けようが、何のスキルも身につかず、これから激動していくであろう生き残っていけるのか不安」ということなのでしょう。
確かに地方公務員の仕事は思考停止ルーチンワークも多く、得られる経験値は少ないかもしれません。
しかし、年間1500時間くらいは費やしているのですから、全く学びも成長も皆無というわけではありません。身につくスキルもあります。
説明会の講師役→講演スキル(プレゼン・資料作り)が上手くなる?
真っ先に思いついたのが、プレゼンテーションのスキルです。
地方公務員とプレゼン。
水と油のように思われる方もいるかもしれませんが、特に制度の担当をしていると外部の講習会に呼ばれて制度説明をする機会が頻繁にあります。
相手方に重鎮がいない限り、講師役はヒラ職員が担います。
僕も過去5年間で30回は駆り出されていますね。一般にプレゼンテーションというと、自分の凄さや自社サービスのメリットをいかに相手に印象付けるかが肝になりますが、行政の場合は全く異なります。
プレゼンの目的はあくまでも、制度などをわかりやすく伝えることです。
自分のことを印象付けたり、心を揺さぶったりする必要はありませんし、むしろ避けなければいけません。
行政という立場上、堂々としているとかえって反感を持たれてしまいます。
プレゼン内容自体はあくまでも制度説明なので、面白くしようがありません。
要点をいかに簡潔にまとめ、わかりやすく伝えるかが課題になります。
一般的な「プレゼンの技術」とは毛色が異なりますが、要点をわかりやすく伝えることも、よいプレゼンには欠かせない技術だろうと思います。
20代前半の人間が講師として大人数の前で喋る機会、他業種ではあまり無いのでは?
理系の方であれば、研究発表で慣れているかもしれませんが、文系の学部卒であれば尚更でしょう。
漫然とこなすだけではダメ
残念ながら、役所組織にプレゼンノウハウが蓄積されているわけではありません。
各自で工夫して努力しなければ、スキル形成には繋がらないでしょう。
実践の機会には恵まれているので、工夫すれば上手くなれると思います。
ちなみに、出世コースに乗ると講演業務はほぼゼロになります。
そのため、出世が遅くて役所内ではパッとしないけど、外部からは名講師として慕われている職員も一定数います。僕もそういうポジションになりたいですね。
各自で工夫して努力しなければ、スキル形成には繋がらないでしょう。
実践の機会には恵まれているので、工夫すれば上手くなれると思います。
ちなみに、出世コースに乗ると講演業務はほぼゼロになります。
そのため、出世が遅くて役所内ではパッとしないけど、外部からは名講師として慕われている職員も一定数います。僕もそういうポジションになりたいですね。
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