どこも暑い日が続きますね。「2010年以来の猛暑」という表現も度々耳にするようになりました。
2010年当時、僕は東京にいました。8月は連日スコールが降って、ついに日本も熱帯気候に入ってしまったのかと絶望した記憶があります。

今回は地方公務員の冷房事情について紹介します。

定時内のみ・弱冷房

大半の自治体では、冷暖房ともに定時内のみ運転させているようです。
僕の勤めている自治体もきっちり定時内のみ、終業のチャイムとともに冷房が切れます。 
そのため、残業中は冷房無しです。さっさと帰れというメッセージですね。

定時内しか運転しないため、月曜日の午前中は地獄のように暑いです。
月曜日だけでいいので始業30分前から運転してくれないかなと毎週思います。

設定温度は、多分28度くらいだと思われます。
僕は冷房が苦手なタイプなのですが、それでも半袖で過ごせています。

集中管理(例外あり)

庁舎内の空調は、総務系部署が一括して運用しています。
各部屋にも壁面にスイッチがありますが、押しても反応しません。オンオフも温度調整もできません。

そのため、我々一般職員は、設定温度がどれくらいなのかすらわかっていません。
前節で「設定温度は、多分28度くらいだと思われます。」と表記したのは、このためです。

集中管理だと、どうしても休日出勤しないといけない場合が悲惨なんですよね。
暑い中とにかく耐えるしかありません。年齢・役職にかかわらず、皆で汗をダラダラ流します。

ただし、集中管理を逃れている聖域もあります。サーバールームです。
サーバールームは常時室温を一定に保つ必要があり、集中管理ではなく、部屋ごとに個別に空調が設定されています。
そのため、サーバールームを持っている部署の職員は、例外的にいつでも涼めます。
僕も防災部局の時はお世話になりました。


今話題の公立学校の冷房設置率。
都道府県別のデータはこちらで見られます。(文部科学省ホームページ)

滋賀県がどうして高いのか、個人的に気になります。

小学生のお子さんがいる職員によると、熱中症関連でほぼ毎日児童が搬送されているとのこと。
救急車沙汰くらいでは動かないんですね……
もはや業界の闇すら感じるくらいです。ブルマみたいに何らかの利権が絡んでいるのでしょうか?

観光部局の僕が言うのもアレですが、観光振興みたいな消え物より、確実にストック(人的資本)が残る教育に予算を割くべきではないかと思うんですけどね……