iPhone8に機種変更して3ヶ月ほど経ちました。
内蔵カメラ、本当にすごい性能ですね。
画質どうこうではなく、マジョリティの好みに合わせた写真が吐き出されてくるんですよね。

機種変更以来、プライベートのSNSにアップする写真は、ほとんどiPhoneだけで完結するようになりました。
デジカメで撮影した写真をいちいち取り込まなくても、十分なクオリティが保てて、本当に楽です。

プライベートのSNSに限らず、仕事でもスマホカメラだけで十分では?という声も聞こえてきますが、僕はまだまだデジカメも必須だと考えています。

理由1 広角すぎる

スマートフォンのカメラには、俗にいう「広角単焦点レンズ」が使われています。
言葉の意味はカメラーメーカーのサイトなどをご覧ください。
ニコンへのリンク

広角だと、1枚の写真で広い範囲を写せます。
記録写真としては、広く写るほど便利です。
モノとモノの位置関係がわかりやすくなるためです。

一方、広い範囲が写る分、一つ一つのモノは小さくなります。
特に中心部分のモノが極端に小さくなるため、主役が何なのかよくわからない写真になってしまいがちです。
主役が目立たないと、写真のメッセージがわかりにくくなり、広報用には使えません。
今の時代、広報用に使えない写真を撮ってばかりだと、怒られてしまうかもしれません。
参考過去記事はこちら


IMG_1509
例えばこの写真。
中心部の標識を主役だと思って撮影しました。
人間よりも背の高い、大きな標識です。
しかし、ものすごく小さく見え、存在感がありません。
パッと見て、何を撮りたかったのか、撮影者しかわかりません。

主役に接近して撮影すれば、主役が大きく写るので、「よくわからない」事態は解決できます。
ただ、ゆるキャラのステージイベントや首長の講演会など、主役に接近できない場面も多々あります。
「ズームすればいいのでは?」と思うかもしれませんが、スマホカメラだとそうはいきません。

理由2 ズームが弱い(できない)

スマートフォンのカメラに装着されているレンズは、「単焦点レンズ」と呼ばれるもので、光学的なズームができないものです。
そのため、デジタルズームという、実質トリミング&拡大表示を行っています。
これだと、ただ引き延ばしているだけなので、画質が悪化します。

理由3 暗所に弱い

随分改善されてきているものの、スマホカメラは暗所に弱いです。
撮影できないことはないにしても、ざらついた写真になってしまいます。
コンデジも暗所は苦手ですが、スマホカメラよりは綺麗に写ります。


おすすめの機種は?

安価なコンデジは操作性がよろしくなく、仕事では使えません。
そのため、若干お値段は張りますが、このあたりの製品がおすすめです。





スマートフォンだけで綺麗な写真を撮っている方も世の中にはたくさんいますが、そういった方はセンスが段違いに優れています。
広い範囲、たくさんのモノを写しながら、主役をはっきりと目立たせるのです。
俗にいう「インスタ映え」とは全く別の、美術センスの次元だろうと思います。