記事タイトルを見て、地方公務員と地方新聞社の関係暴露ネタかな?と期待してクリックした方もいるかと思いますが、あくまでも購読者としての記事です。
地方新聞社との関係はあまりに畏れおおく、書く勇気がありません。
地方紙+全国紙+業界紙
大抵の役所では、各課ごとに別々に新聞を購読しています。
若干無駄なような気もしつつも、読む側としてはとても便利です。
購読する新聞は、部署によって若干異なります。
地方紙と全国紙はどこの部署でも購読しますが、これらに課ごとの業界紙(専門紙)が加わります。
業界紙が面白い
業界紙はピンキリです。
ひどいものは、重役の講演会記録や記念式典情報しか載っていません。
業界のお偉いさんを満足させることしか考えていないのでしょう。
一方、小規模メディアであることを活かし、独自性のある記事を量産している専門誌もあります。
業界の裾野を広げるべく、業界に身をおいていない人向けの記事(業界入門記事など)は、概してハズレがありません。面白いです。
僕の知る限りでは、土木や農林のような技術職中心の課のほうが、面白い業界紙が出会えるようです。
2通りの新聞チェック
どこの部署でも、若手を中心に、各紙の新聞記事を毎日チェックしています。
部署に関連する記事があれば、スクラップして保管します。
もちろん、スクラップするためのライセンス料は別途払っています。
これとは別に、主に総務系の部署で、管理職によるお悔やみ欄チェックもされています。
元職員や財界・政界の重鎮(元職含む)が載っていないかのチェックらしいです。
前者のチェック結果は、課内に共有されますが、後者のチェック結果がどうなるのかは、よくわかりません。
下っ端には一切情報が回ってこないので、知らなくてもいいことなのでしょう。
コメント
コメント一覧 (4)
たまたま貴ブログを発見し、とても興味
深く拝見しました。
私は大学から30半ばまで東京で過ごし、
実家近くの田舎県庁にUターンで勤めて
4年になります。
また、ちょくちょく寄らせていただき
ますね。
いつかこのブログが、ともぞう様のように、東京からUターンして地方公務員になるきっかけになってくれたらなと、内心思いながら書いていたりもします。
またご覧いただけると嬉しいです。
週明けの朝や幹部の会見などが設定される朝は報道担当は全員朝7時前後には出勤して、関係のありそうな記事を必死に見回してます。
以前は主に全国紙がメインでしたが、最近は文春砲など、新たな勢力が幅を効かしてきたので、記者クラブに所属する新聞・テレビ・専門誌等以外にも様々なメディアを注目しなければならなくなり、一部では外注化やクリッピングサービスに有料で任せるケースが増えました。
昔はそうでもなかったのですが、最近は切り抜き記事の著作権侵害の問題もかなりうるさく言われるようになり、多数で情報共有する際には使用料を払って許可を得なけばならないとのことで、その取り扱いがいろいろ難しいものがあります。
見出し紹介だけでも著作権を侵害すると判断されるケースもあるようで、その対応に正直苦慮するところです。記事引用についてはカギカッコで明示するとともに、出典を明らかにしなければならないみたいですね。
いろいろと面倒くさい時代です。
僕の勤務先自治体では、新聞社によってコピーの可否が違います。
会社によって記事使用料が全然違うらしく(もちろん全国紙のほうが高い)、「コピーできないから現物を保存しておいて」と指示されることもしばしばです。