就職活動の頃から履いてきた革靴が破れてしまいました。
そんなに高価な品ではないのでお財布的なダメージはありませんが、それでも愛用の品がダメになるのは結構辛いものがあります。

というわけで次の革靴を探している最中なのですが、改めて革靴について考えてみると、腕時計と同じく役所特有のセオリーがあることに気がつきました。
 
地方公務員(男性)は、黒色ストレートチップ内羽根で爪先が丸い革靴を最低2足用意して、うち1足は安価なものを選べば間違いないでしょう。

以下、地方公務員における特殊事情を書いていきます。
革靴にまつわる一般常識は別サイトを参照下さい。
靴の取説_知りたい!靴のお手入れ | リーガルコーポレーション
 

フォーマルかつ地味なものを履けば間違いない

僕がお勧めする「黒色ストレートチップ内羽根」は、革靴の中でも一番フォーマルなタイプです。
爪先の形状は、尖っている方がファッショナブルとされます。
とりあえずフォーマルで落ち着いたものを履いておけば問題ないというのが僕の考えです。

いちゃもん予防

腕時計の記事でも紹介したとおり、地方公務員が良いものを身につけていると因縁をつけてくる方が一定数います。
参考:地方公務員の腕時計事情とは?高級時計・Gショックは避けるべきなのか?
 
革靴も同様です。腕時計とは異なり一目で良し悪しがわかるものではありませんが、明らかに装飾が派手だったり爪先が尖ったものを履いていると危険です。

礼儀対策

そこそこ社会的身分の高い方のお相手をする場合には、カジュアルな革靴だと不快感を与えてしまう危険があります。
僕も過去に「外羽根はサンダルと一緒」と強弁する大学教授とお会いしました。最初は冗談かと思いましたが本気でした。
いつこういうお客さんが来るかわかりません。この点でもフォーマルな革靴を履いておくほうが無難です。 

フォーマルさが求められる業務も多い

地方公務員は表彰式のような式典業務で「もてなす側」に回ることも多いです。
この時は全身フォーマルに固めます。足元はもちろん黒色ストレートチップ内羽根です。
通常は式典業務の無い部署にいても、突然別部署から応援要請されることもあります。
そのため、履き慣れた黒色ストレートチップ内羽根の革靴を一足は持っておきたいです。

スケープゴートも1足必要


正直、地方公務員の仕事と革靴は相性が悪いです。
地方公務員は俗にいうホワイトカラーではありません。頻繁に走るし、雨に打たれるし、泥道や砂利道や獣道を歩くし……革靴をダメにする要素満載の仕事です。
とはいえ、こういう仕事が毎日続くわけではありません。時々こういう仕事が入るだけなので、こういうハードな仕事の日をやり過ごすための革靴があれば良いのです。
そのため、履きつぶしてもいい安価な革靴というスケープゴートが必要になります。靴には申し訳ないですが……


無難にリーガルをお勧めします

僕は4足体制で回しています。
うち1足が破れてしまったので現在は3足体制ですが、すぐに買い足すつもりです。

同じ革靴を毎日履き続けると、靴がダメになりますし、臭います。
アラサーでオタク顔で足が臭いって最悪じゃないですか?
害悪要素を減らせるなら、革靴をストックすることくらい安いものです。

内訳は以下のとおり。

  • リーガルの黒色ストレートチップ内羽根 2足(うち1足が先日破れました)
  • ジャランスリワヤの黒色ストレートチップ内羽根 1足
  • 汚れてもいい廉価品 1足

革靴にあまりこだわりのない方は、リーガルを選んでおけば問題ないと思います。
全体的に爪先が丸めで無難なデザインです。



 
若い人向けのおすすめ革靴としてよく個人ブログでおすすめされている「ジャランスリワヤ」も、お手頃価格でデザインも履き心地も良く個人的には好きなんですが、地方公務員が仕事で履くのは結構危険です。
よく見ると紐の通し方が独特で(ここがかっこいいのですが)人によっては派手だと認識されるようです。

置き革靴という文化

ちなみに、リーガルの1足は職場に置いてあります。
うちの役所内ルールで、一定の役職者以上の前に立つ時には革靴を履かないといけないからです。
ひどい大雨で長靴でしか出勤できないような日であっても、役職者の前に長靴で出向くことは許されません。そのため常時1足は職場に置いておかないと仕事にならないのです。