以前の記事にて
  • 民間生命保険に入るのは公的保険の仕組みと中身をしっかり勉強してから
  • 守るべきもの(子供など)ができてから考えればいい
という内容をお送りしました。

ただ、僕自身は月2万円を民間生命保険につぎ込んでいます。
独身なのに。

今となっては若干後悔していますが、勧誘当時は確固たる理由がありました。

保険料の内訳
・掛け捨ての終身保険 1万円/月
・年金保険(確定給付型) 1万円/月


遺伝的持病のリスクがある

掛け捨て終身保険の方から説明します。
 
こちらは特約のせいで保険料が跳ね上がっています。

僕の家系は代々とある臓器が弱く(個人特定を避けるためにぼかします)、この特約にお世話になる可能性が結構高いのです。
保険勧誘員に自ら申告して特約をつけてもらいました。


浪費遺伝子のリスク

年金保険(確定給付型)の方は、とにかく現役時代の所得を老後に先送りしたかったので加入しました。

僕の一族は揃って浪費家です。
父は車道楽、母は服道楽。
祖父に至っては、2ヶ月で退職金を使い切ったらしいです。

僕自身も、お年玉を三が日で使い切るタイプでした。

「金銭感覚ガバガバな自分なんだから、給料も絶対すぐに使い切ってしまう」
「借金まではしないにしても、老後資金は絶対に貯められない」

恐怖のあまり、そもそもの手取りを減らすことにしました。
 
そこで目をつけたのが低解約返戻金型の年金保険です。
浪費家だけど損するのは嫌なので、これなら解約できないだろうと踏みました。

さらに言えば、僕の就職当時はNISAもiDeCo も無く、投資信託の積立も一般的ではなく、資金を拘束するなら年金保険が一番手っ取り早かったです。
(財形貯蓄程度の弱い拘束だと、解約して使ってしまいます)

年金保険は正直余計だった?

どちらの保険も就職1年目に加入したまま放置してある状態です。
 
今のところは浪費癖をうまく抑えられており、年金保険の分は無駄だったかなと思っています。
参考:(自分語り)公務員程度の種銭だとETFや投資信託で十分すぎるのに敢えて個別株投資を続ける理由とは?

僕の就職当時、今と同じく優良投資信託の積立サービスがあれば、年金保険ではなくそちらを使いました。

僕みたいな血脈の呪縛に囚われていないのであれば、保険もリスク資産投資も焦らずじっくり考えれば良いでしょう。