資格関係の記事はどれも安定してPV数が稼げるので需要があるものと思っています。
だから記事に困ったら、ついつい資格ネタを書いちゃうんですよね。
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ただ、地方公務員が資格取得に励むのは、良し悪しあると思っています。
メリット1:不足しがちな知識を効率よく補える
役所と民間企業では、必要とされる知識が全く異なります。
そのため公務員は、普通の社会人なら知っている知識(会計とか)に疎くなりがちです。
こういう知識を補うための手段として、資格取得は有効です。
資格試験のテキストには標準的な知識がパッケージ化されており、効率よく学習できます。
メリット2:資格勉強という手段に優位性あり
資格取得は、知識を得る方法の一つです。
実験したり、フィールドワークしたり、調べ物したり……他にもいろいろな方法があります。
数ある知識入手方法の中でも、資格取得は地方公務員に向いています。
公務員試験を突破したという事実が、その証拠です。
公務員試験は、そこそこ難易度の高い資格勉強です。
資格試験が得意な人でないと、公務員試験を突破できません。
つまり、公務員と資格勉強は相性が良く、資格試験というフィールドでは一般的社会人よりも優位に立てるのです。
デメリット1:本業(地方公務員稼業)に寄与しない
資格を取ったところで、本業には役立つとは限りません。地方公務員には定期人事異動があります。
業務に役立てようと資格を取ったとしても、異動した途端に活かせなくなります。
防災部局にいた頃、2年かけて気象予報士に合格した先輩がいました。
本人は防災分野に興味があり、気象予報士の資格取得も仕事に役立てるためだったのですが、合格から1年経たずに異動して、それからずっと税関係の仕事をしています。
気象予報士が活きたのは半年未満の短い期間だけでした。
頑張って難関資格を取得しても、こういうケースが多発します。
職員の個人スキルより、シークレットルールによる人事ローテーションのほうが優先なのです。
デメリット2:スーパー公務員にはなれない
「公務員は資格試験が得意」というメリットは、デメリットでもあります。
それなりの資格を取るだけなら、公務員なら誰でもできます。
資格を取るだけでは、ユニークな公務員、俗にいう「スーパー公務員」になれないのです。
僕の場合、FP2級(合格発表待ちだけど多分受かってる)と宅地建物取引士を保有しています。
これくらいなら全然珍しくなく、宴会のネタにすらなりません。
中小企業診断士や気象予報士、通訳案内士のような比較的難しい資格のホルダーも結構います。
TOEIC950点超えもゴロゴロいます。
公務員が自己ブランディングするには、とにかくニッチな要素を付加して唯一無二の存在と化す必要ありなんだろうなと日々思っています。
そのため、保有資格名でブランディングするのは、なかなか難しいでしょう。
資格で独自性を出すなら、税理士や公認会計士のようなガチ難関資格に挑むしかありません。
公務員試験に通過している時点で相当ペーパーテストが得意だと立証されているわけなので、難関資格でも諦めず努力すれば合格できるんじゃないかと思います。応援しています。
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