役所の仕事は内部のローカルルールに縛られることが多く、入庁前の経験が実務に役立つ場面はなかなかありません。

それでも即戦力となるスキルを見つけました。茶道と華道です。 

手っ取り早く日本っぽい

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、どこの自治体もインバウンド対応に奔走しています。
インバウンド向けの旅行モデルコース策定とか、観光施設でのインバウンド向け体験メニュー整備とか……

茶道や華道は、外国人が抱く日本のイメージと合致し、ウケが良いです。
そのため、インバウンドに関係する事業では、なるべく取り入れたいと考えます。
着物や浴衣の着付けなんかも定番ですね。

茶道や華道に詳しい職員は少ないです。
少しでも知識を持っていると重宝されます。
全然関係ない部署に所属していても応援要請があるくらいです。

どこだったかは忘れましたが、知事自ら茶道に取り組んでいる自治体もあると聞きます。
それくらい注目されているのです。

面接では要注意

採用面接でも、茶道・華道経験は良いアピールネタになると思います。
ただし、極力平易な言葉で、わかりやすく話さなければいけません。

専門的な話をわかりやすく説明する能力は、公務員実務に必須です。
面接でも重視されているでしょう。
参考:地方公務員にコミュニケーション能力は必要なのか?

前提知識の無い相手に対して、茶道や華道を説明するのは難しいです。
  • 専門用語が多い
  • 精神論も多い
  • 日常生活とは関係のない
この辺りのハードルをいかに処理するか、面接官としたら気になるところ。
説明能力を測る絶好のチャンスです。

エントリーシートに茶道や華道の文字が入っていたら、面接官は多分食いつきます。
専門用語をなるべく使わず、日常生活に絡めて、わかりやすい説明を事前に用意しておいた方が無難でしょう。