キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

2018年03月

前回記事の続編になります。



僕とマッチングされた女性のほかにも、全国各地で苦笑いを強いられた女性がいることでしょう。
贖罪の意味も込めて、初対面の地方公務員男性に対して便利であろう話題を考えてみました。

「どんなお仕事してるんですか?」

なんだかんだで自分の仕事に誇りを持っている人が多いので、仕事の話をするよう促せば、少なくとも沈黙されることは無いでしょう。

加えてこの話題は、相手の人間性を測る質問でもあります。
自分の仕事内容を、初対面の相手に理解できるよう、かつ面白く伝えるのは、なかなか難しいです。
これができれば、異性との会話が苦手なだけで、コミュニケーション能力自体は優れているといえるでしょう。

反対に、いきなり愚痴を吐き始めたら、聞き手のこと・場の雰囲気を軽んじる、身勝手なタイプだと思われます。

「これまでどんなお仕事してきたんですか?」

現在の仕事の次は、過去の仕事内容について聞いてみるとよいでしょう。
地方公務員は異動の連続です。過去には全然違うジャンルの仕事をしていて、それだけの話題ストックがあるはずです。
過去の担当業務は、今となっては距離があるため冷静に見つめられるうえ、若干の思い出補正がかかっていることが多いので、現在の仕事よりも語りやすいものです。

「宴会(忘年会、歓迎会、送別会)ってどんなところでやるんですか?」

地方公務員の多くは、仕事柄、飲食店事情に比較的詳しいですし、地域の有名どころもけっこう利用しています。
この質問をすると、高い確率で知っている店舗の名前が返ってくるので、そこから会話を進められるでしょう。
次に出かける約束にもつながるかもしれません。


やめておいたほうが無難な話題

「お休みの日って何してるんですか?」

若手で独身だと結構な割合で休日出勤しているので、返答に詰まられることが多いと思います。
仕事以外の関心事について聞きたいのであれば、率直に「何かスポーツしてますか?」のように、具体的に聞けばよいと思います。

タイムリーな政治の話題

よく振られます。「きっと関心があるだろう」という配慮が働いているのだろうと思いますが、反対に返答に窮してしまいます。
地方公務員という立場上、オフの場でも政治的意見をあんまり表明したくないので、口ごもらざるをえません。


個人的にはネイルアートの話を振られるのが一番きついです。全くわからん。

「春は別れの季節」とよく言われますが、出会いの季節っていつなんでしょう?
アニメオタク的には間違いなく1月・4月・7月・10月なのですが……

自治体業務の観点では、長期休みの1ヶ月前、6~7月と10月下旬~12月上旬が出会いの季節です。
 
この時期になると、自治体主催の「出会いの場」がセッティングされます。
人口減少の歯止め、定住促進、働き方改革の一環などなど……究極的な目的はいろいろですが、第一の目標はカップルを作ること、そして結婚してもらうことです。
少し前までは、気軽に参加できる出会いの場として「街コン」がよく開催されていましたが、最近は「婚活」を掲げて、真剣にパートナーを求めている男女を集め、カップル成立を目標とするものが増えているようです。

僕はアラサー独身かつ、いかにもパートナーがいなさそうな風貌をしているので、男性側の人数合わせによく徴用されています。次につながった試しがないんですけどね……

自治体も参加者(アラサー公務員男性)も頑張っているのですが、グーグル検索候補は非情にも現実を突きつけてきます。


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「地方公務員 合コン」で検索すると、「つまらない」が関連語句として真っ先に上がってしまうのです。


面白い地方公務員男性は合コンに来ない

前にも書きましたが、並以上の地方公務員男性は、出会いの場を与えられなくても早々にパートナーを見つけて、20代半ばで結婚しています。
自治体主催の出会いの場に来るのは、地方公務員の中でも結婚弱者ばかりです。

過去記事はこちら。


出会いの場という市場に出てきている事実が、弱者である証明なんですよね。
そのため、「つまらない」と評されても仕方ないのかなと思います。

こういうパーティーでは、初対面の相手と限られた時間で一気に盛り上がっていく必要があるわけですが、僕はこういうコミュニケーションが非常に苦手です。
相手側の女性も「こいつやりにくいな……」と思っているようで、ぎこちない笑顔をよくされます。
僕自身がつまらない地方公務員男性の一例なんですよね……

出会いの場に何を求めるのか

ワンナイトパーリィを楽しみたいのであれば、自治体主催の出会いの場はあんまりお勧めできません。
目的が「結婚を前提としたカップル成立」なので、真面目に将来を考えている人に声かけしており、参加者も地味な人間が多いでしょう。

反対に、結婚前提のお付き合い相手を探すのであれば、こういった場はおすすめです。
なかなか市場に出てこない、地味だけど堅実な人間と出会えるでしょう。

(追記)
民間企業で働いている友人から「公務員女性と真剣お付き合いしたいんだけど、どこで出会えるの?」と聞かれることがよくあるんですが、自分もわからないんです……
同期職員を見ていても、知らぬ間に結婚してるんです。

12月25日に思いつきでブログを開設してから、早くも3ヶ月経過してしまいました。
インターネット情報によると、多くのブログが3ヶ月未満で更新ストップしてしまうらしいですが、僕の場合は1月〜2月にかけてものすごく仕事が暇で、大量に記事ストックができたこともあり、順調に更新できています。 

3月に入ってから若干忙しくなってきて、 前回分で記事ストックが無くなりました。
4月以降は週1投稿くらいになると思いますが、たまに訪問いただけたら嬉しいです。


以下、ブログ運営者視点からの感想です。

UUのわりにPVが多い

このブログのほかにも、ローカルネタ・オタク趣味ネタを投稿している雑記ブログを持っています。
そちらはすでに1年半続けていて、記事数も100以上あるのですが……本ブログのほうがPV数は上です。
このブログ、UU(ブログの訪問者)は一日10人程度なのに、PV(開かれたページの数)は80近くあります。(雑記ブログの方は、ほぼUU=PV)

何らかのワードで検索してこのブログにたどり着いた方が、別の記事もついでに読んで行ってくれているようです。
「PVを稼ぐなら、雑記ブログより何らかの話題に特化した方がいい」と言われていますが、その通りのようです。

あと、平日は「Windows7」「IE」によるPVが多いです。同業者が職場で、昼休みあたりに見ているのかな……?


学歴・お金関係の記事が人気

学歴関係・お金関係が飛び抜けて人気です。やっぱ気になりますよね。
一方、僕の個人的な願望を綴った「〜してほしい」系の記事は全然伸びていません。
タイトルのつけ方、内容ともに工夫が必要ですね……


身バレだけは絶対避けたい

他の公務員ブログを拝見していると、「身バレしたせいで居心地が悪くなった」という記述が散見されるので、僕も絶対特定されないように気をつけています。
過去記事をたびたび見直して、「まずい」と思ったら都度書き換えたり。
守秘義務違反や名誉毀損をするつもりは毛頭ありませんが、ブログ身バレ=オタクバレなので……


「正しくて読みたくなる」文章の練習として

入庁以来、公務員が書く文章に求められるのは「正確さ」、誰が読んでも同じ意味にしか解釈できないような「一義性」だと思っていました。
今年度、観光系の仕事をするようになってからは、さらに「読みたくなる」ことも重要だと気付きました。
正確かつ一義的な文章を書こうとすると、無味乾燥になりがちです。
一方、読みたくなるような文章は、感覚的な表現が多く、読み手側の解釈の幅が広いです。

これらの要素を両立させるには、練習が欠かせません。
ブログを書くことを通して、特に「読みたくなる」部分の練習をできればなーと思っています。


HappyHackingKeyboardというキーボードをご存知でしょうか?

石川県にあるPFUという会社が作っている、俗にいう高級キーボードで、現行モデルであれば安いものでも2万円近くします。


 

キーの配列が独特なため、一般受けはしないものの、プログラマーを中心にコアな人気があるキーボードです。

キーボードとしてはかなりの高額品ですし、日本語文章を打つのには決して向いているとは思えないのですが、

僕の勤めている県庁ではこのキーボードを愛用している職員がたくさんいます。



とにかくコンパクトで場所をとらない


公務員の中でも県庁職員は、机が汚くなりがちと言われます。

課内でも自分だけしか担当していない業務が多く、資料や参考書籍を共用スペースに置いておくことができず、自分の机の周辺に置いておかなければいけないことが主な理由です

例えば僕の場合、机の上に「景品表示法」の解説本が置いてあります。

景品表示法〔第5版〕
大元 慎二
商事法務
2017-04-12


毎日使うわけではないのですが、自分しか参照しないので、共用スペース(書棚)に置くことができません。
使用頻度が低いという理由だけで共用スペースを使い始めると、すぐにスペースが埋まってしまい、本当に共有すべきものが置けなくなってしまいます。


そのため、ノートパソコンの両側にずらっとファイルや書籍を並べざるを得ない状態です。


このような事情から、外付けキーボードを使う場合には、小さいものでないと机の上に置けません。

少なくとも、テンキーのないモデルでないと、収まらないでしょう。


HappyHackingKeyboardは、テンキーどころか色々なキーが削られていて、非常にコンパクトです。

さらに軽いので、どかして机の上で作業することも可能です。



余計なキーがない


パソコンによっては、絶妙な場所にインサートやプリントスクリーンといった滅多に使わないキーが配置されていて、間違えて押してしまうことがあります。

HappyHackingKeyboardは、こういった使用頻度の低いキーが初めからありません。

そのため、ミスタイプも起こり得ません。



あんまりうるさくない


キーボードによっては、キータッチ音がカチカチと響くものがあります。

音が出る方が好きという方も大勢いるのでしょうが、職場で使う場合は、周りのことを考えると、静かな方が望ましいです。

静音を売りにしているキーボードほどではないものの、HappyHackingKeyboardも静かな部類に入ります。



僕も使っています


僕も去年からHappyHackingKeyboardBTを使っています。
ブルートゥース接続できるタイプで、コードがないのでより机を広く使えます。
 

大学時代から使っているRealforce(静音タイプ)を職場でも使おうとしたところ、机が狭くなりすぎて諦めて、代わりに発売直後だったHappyHackingKeyboardBTを購入しました。
 





最初は失敗したかなと思ったものの、慣れてしまえばとても使いやすいです。

Realforceは家で使っています。このブログもRealforceで打ったものです。

日本語文章を長時間打ち続けるなら、キータッチが圧倒的に軽いRealforceに軍配が上がるかなと思いますが、パソコン入力作業以外にもいろいろなデスクワークがある地方公務員の仕事においては、HappyHackingKeyboardのほうが総合点で向いているのだろうと思われます。


PFU本社を擁する石川県庁は、やっぱ大勢HappyHackingKeyboardを使っているのでしょうか……
利用状況が気になります。

地方公務員の業務として、写真を撮らないといけない場面が増えてきていることは、以前の記事に書いたとおりです。


最近はカメラの性能が良くなってきており、数万円で買えるカメラでも画質的には十分印刷物にも使えます。

ただ、画質が十分であっても、商用写真としての最低条件をおさえていないと、たとえ他に候補写真が無かったとしても、使用拒否されてしまいます。けっこうシビアです。


本当に大事な写真は勿論プロに任せるべきですが、職員でも最低ラインを超えるだけの写真撮影技術を身につけておくべきだと思います。

今回は技術のうちの一つ、「水平をとる」ことを紹介したいと思います。



まずは縦線を垂直にすること

言葉で説明するより、実例を見るほうが早いでしょう。


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このラッピングバスの写真、商用写真としては論外です。水平がとれていません。
 

そもそも何を撮りたいのかがよくわからない写真なのですが、それよりも街灯やバス停の柱といった、写真内の主要な縦線が、写真外枠の横軸に対して垂直になっていないところがNGです。

これらは本来、地面に対してまっすぐ立っているものです。これが傾いていたら、心理的に不安になります。

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補助線を入れてみました。商用写真として使うなら、黄色の縦線にぴったり重ならなければいけません。

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こっちの写真なら、ギリギリOKかなと思います。


縦線を写真外枠の横軸と垂直になるようにするのが、「水平をとる」第一歩です。


建築物が写る場合は、柱が傾かないように撮れば良いでしょう。


柱が複数本あって、両方を垂直にできないときは、別のアングルからも撮影します。

柱が1本しか入らないアングルに移動し、同じ被写体をもう一度撮るのです。

どうしても柱が複数本入る場合は、真ん中に近い柱を優先的に垂直にします。端の方は歪みやすいので、端の柱を垂直にしようとすると、全体が不安定になってしまうためです。


地平線を平行にする

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地平線が入る場合には、地平線と写真外枠の横軸とが平行になるように撮ります。

台の上に乗ったモノを撮るときは、台の天板が横軸と平行になるように撮ります。


地平線と柱の両方があるときは、被写体と近いほうを優先すればいいでしょう。
どちらかといえば、柱優先です。 



よくある失敗パターン



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主役(この写真ではカモメ)に集中しすぎるあまり、全体的に水平がとれていません。柱が斜めになっていて、不安定です。

素人的にはこれでもいい気がするのですが、出版業界では原則ダメです。

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こっちならギリギリ許されるでしょう。



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縦方向は問題ありませんが、斜めの横線(コンクリブロック)が入っているせいで台無しになっています。

余計なものは入れないようにすべきですが……


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コンクリブロックも入れたいなら、天端を平行にします。
 


僕が聖地巡礼中に興奮しながら撮った写真なので、わかりにくい部分も多いと思います……書籍や新聞に載っている写真は、アート作品を除けばほぼ全てきちんと水平が取れているので、「水平がとれているかどうか」という観点から何枚も写真を眺めていけば、正しい感覚が身についていくと思います。

正しい例を認識した上で練習すれば、すぐに水平をとれるようになります。

まずは水平がとれている状態がどのような状態かを理解して、それから実際に練習するのみです。


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