今回はその続編です。
彼らの仕事ぶりには特徴があり、庁内でも時々話題になっています。
彼らの仕事ぶりには特徴があり、庁内でも時々話題になっています。
良い意味でマニアック&マジレス
超有名大学卒の職員には凝り性・勉強好きが多いのか、皆さん博識です。
特に業務に関連する一般論や学説に詳しく、役所らしくない発想に至ることが多いです。
その結果、役所内でも自然と目立ちます。
その結果、役所内でも自然と目立ちます。
こういうタイプは、役所の中では少数派です。
多くの職員は役所生活が長くなるほど、役所ルールが染み込んでいって、ルールから外れた発想ができなくなっていきます。
一方の超高学歴職員は、役所ルールを浴びるのと同じくらい、一般論や学説を摂取しているのでしょう。そのため、いつまでも役所ルールに染まり切らないのです。
彼らのアイデアは、机上の空論に終わってしまうことも多いです。
いくら良いアイデアであっても、結局役所ルールに収まっていないと、実現できないからです。
しかし、組織の多様性を生むという意味で、彼らは不可欠な存在です。
役所ルールに染まりきった職員しかいない組織だと、発想が凝り固まります。
超高学歴職員から学ぶべき習慣
彼らを見ている限りでは、博識の秘訣は学生時代に築いたアカデミック界隈との人間関係と読書習慣の二つに集約されると思います。
前者はなかなか真似できませんが、読書習慣は誰でも実践可能です。
優秀な地方公務員かと言われると……
以前の記事にて、仕事ができる地方公務員の人物像を紹介しました。
この記事では、仕事ができる地方公務員の特徴として、以下3点を紹介しています。
・物事の順序付けが上手い
・ゴールまでに必要な全作業をスタート時点で網羅的に洗い出せる
・最終決定者の意向を推察できる
記事の最後でも書いているとおり、これらのスキルは地方公務員として働く経験の中で身につくもので、学歴とは関係ないと思います。
実際、超有名大学出身の職員がこれらの条件を満たしているかと言われると、そんなことはありません。人それぞれです。
ざっくりまとめると、「スタンダードな優秀職員ではないが、組織にとって必要な存在」という位置づけになるでしょう。