これまで、職場に持ち込む自前電子機器の記事をいくつか書いてきました。
ひととおり書いたつもりでいましたが、ひとつ重要なアイテムを失念していました。
外付けのテンキーです。
ガジェットオタクのみならず誰もが自腹購入して持ち込んでいるために、すっかり見落としていました。
テンキーレスタイプのキーボードしか使えない
地方公務員が仕事で使うパソコンは専らノートパソコンです。
テンキー付きの特殊なノートパソコンもありますが、役所で使っているのはロースペックな機種ばかりで、普通はテンキーがありません。
数字を入力するときは、キーボード上部に横一列に並んでいるキーを使うしかありません。
数字を入力するときは、キーボード上部に横一列に並んでいるキーを使うしかありません。
ノートパソコンのキーボードには満足できず外付けキーボードを使っている職員の中でも、テンキー付きのフルサイズキーボードユーザーは少数派です。
机が狭いので、フルサイズキーボードを置くスペースが無いのです。
そのため、縦3×横3の数字キーを使いたい場合は、外付けのテンキーに頼らざるを得ません。
単純入力作業の多いこと……
地方公務員の典型的な仕事として、紙資料のデータ化があります。
FAXや封書で提出されてきた調査票などの資料の内容をひたすら転記する、マジモノの単純入力作業です。
こういう仕事があるために、地方公務員の仕事にテンキーは欠かせません。
横一列に並んでいる数字キーだと、作業効率がかなり落ちます。
ただでさえ不毛な作業なのに、遅々として進まないとなると、正気を保てません。
いずれRPAの価格が安くなっていけば無くなる業務なのでしょうが、当分は職員が手を動かすしかないと思います。
紙媒体での情報のやりとりそのものは無くならないと思います。役所側としてはデータで完結させたいのですが、回答者側が全然対応できていません。よく「役所はいまだにFAXに頼っている」と嘲笑されていますが、一太郎と同じく好きで使っているわけではなく、FAXでないと連絡をとれない相手が大勢いるから使っているのです。紙媒体でしか得られない情報をデータに変換する役割、紙から電子への変換役を担っているのだと思います。
テンキーの選び方
現役の地方公務員なら、ほぼ全員が既にテンキーを導入済みだと思われます。わざわざ自腹で準備しなくとも、職場でまとめて購入してくれるところもあるでしょう。
そのためここでお勧め機種を紹介しても今更感がありますが、ガジェットオタクなので語らせてください。
まず、TabキーとEnterキーは必須です。
前述した「マジモノの単純入力作業」の中には、紙の表をそのままエクセルに転記していく業務がよくあります。
こういう作業をする際には、セルの移動をスムーズに行うため、これらのキーが欠かせません。
あとは強めにキーを叩いてもずれにくいものを勧めます。
単純作業に慣れてくると、どんどん入力のスピードが上がってきます。
柔な端末だと高速タイピングに耐えられません。
特にキーを叩くたびに端末がずれてしまうと、相当なストレスになります。
柔な端末だと高速タイピングに耐えられません。
特にキーを叩くたびに端末がずれてしまうと、相当なストレスになります。
そのため、端末自体に重みがあるものか、滑り止めのついているものを勧めます。
キーストロークは浅めのほうが良いでしょう。
キーストロークは浅めのほうが良いでしょう。