日曜日の夕方から夜は、どうしても気分が沈んでしまいます。
明日からの労働を意識せざるを得ないせいです。
気分を紛らすためにスマートフォンを無目的にいじり続けたりして、せっかくの自由時間を無駄にしてしまいがちです。

憂鬱な気分そのものは対処しようがないのでしょう。
「サザエさん症候群」という言葉がすっかり定着して、随分と経ちました。
多くの人に課題として認識されていながらも、長らく克服できていないのです。

とはいえ、社畜にとって貴重な自由時間であることは違いありません。
スマホポチポチで潰すにはあまりに勿体ないです。
毎日早起きしたりして時間を捻出する前に、日曜夜を有効活用する方が、ライフハックになるでしょう。

これまでに編み出した、憂鬱な気分のままでも実行できる有意義な活動を紹介します。

部屋の整理整頓

床の上に散乱している物を収納場所に戻す、衣類をタンスに仕舞う、ごみ箱を空にする等々……一つ一つの作業自体は簡単なのですが、ついつい後回しにしてしまいがちな作業です。

平日は部屋の滞在時間が激減します。
部屋にいなければ散らかりようがありません。
そのため、日曜日のうちに片付けておけば、一週間ずっと整った部屋で過ごせるのです。

室内が整理されているほうが効率良く過ごせます。
無駄な探し物が減ったり、物につまづいたり……ただでさえ穏やかでない平日をさらに荒立てる小事件を未然防止できるのです。

レシートの整理

財布の中身の整理、特にレシートの処分もおすすめです。
 
レシートは意外と嵩張って財布を膨張させ、通勤鞄の容量を圧迫します。
通勤帰りにスーパーやドラッグストアに寄ったりすると、レシートは平日もどんどん貯まっていきます。
 
日曜日の時点で一旦空にしておかないと、週末にはとんでもない量が溜まってしまうでしょう。

食料品の賞味/消費期限チェック

食料品のストックも、日曜夜時点で一度棚卸ししておくと良いでしょう。
 
食料品は、休日・平日を問わず、どんどん買い足されていきます。
特に平日は整理整頓する時間が無いので、買ったものを適当に冷蔵庫に突っ込みがちだと思います。 
そのため、消費せずに残っているものがどんどん奥に追いやられて忘れ去られ、いずれ悪臭や謎汁を放ち始めます。

もう食べられないものは処分して保管スペースを空ける、今週中に消費しなければいけない食品は一箇所にまとめておく等、週一くらいのペースで整理しておけば、こういう事故を減らせるでしょう。
さらに廃棄も減って、経済的にもお得だと思います。


今回紹介した3事例は、いずれも思考せずにできる単純作業です。
気分が憂鬱なときは、インプットにしろアウトプットにしろ、生産的な活動は効率が落ちます。何より楽しくありません。
それなら義務的にやらざるを得ないことをこなすほうが、有意義な時間の使い方になるでしょう。