年末恒例のまとめ記事です。
やたらと長くなってしまったので有益な情報だけ先に書いておきます。

BSが映る環境なら、BS11で1月7日(木)から放送される
  • 宇宙よりも遠い場所 ※再放送
  • ゆるキャン△ SEASON2  ※続編ものだけど大丈夫
を見てください。QOL爆上げを保証します。

加えて女の子どうしのウェットな関係が大丈夫な方は、是非「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」も見てみてください。同じくBS11で1月3日(日)から再放送スタートです。

ここから先は蛇足です。

2020年雑感

多くのブロガーさんたちが触れていますが、2020年は「分断」の年だったと思います。
新型コロナウイルス感染症のせいで新たな思想的対立軸(自粛vs経済回転とか)が生じただけでなく、日常生活でも、不安の最中に自己正当化のために「自分はあいつらとは違う」と他者を遠ざけることが多かったのでは。

というか僕自身、「公務員」VS「公務員以外」の分断に囚われすぎていたと今更ながら反省しています。

原因は間違いなく外部からのバッシングです。
連日連夜「感染症を食い止められていないのは行政のせいだ」という趣旨の報道が流れているせいなのか、賢い民衆vs無能な行政組織・公務員という対立軸がしっかり根付いてしまいました。

今年の公務員バッシングは、従来よくあった「給料が高い」「楽しすぎ」のような待遇面の非難ではなく、馬鹿・遅い・口下手・横柄・卑怯などなど人格非難が目立ちました。
こういうバッシングに対して防衛本能が働き、無意識のうちに「公務員以外」を遠ざけていました。


「公務員」VS「公務員以外」の分断には、特段メリットは無いと思います。
できる限りやめたほうがいい思考法でしょう。

しかし、公務員バッシングがメインストリームとして鎮座している現状下では、公務員どうしで癒しあう機会がどうしても必要だと思います。
この試みは、下手をすれば「公務員以外」を排除する流れ、「公務員」VS「公務員以外」の分断深化になりかねません。

このあたりの塩梅に今年は失敗したなと反省しています。

ブログ関係

10月までは3万PV/月前後、8000UU/月前後で安定推移していたのですが、11月から激減してしまいました。
ちょうどこの記事を投稿した直後から減り始めて、いまだに戻っていません。
マスメディアの論調に逆らったのが間違いだったのでしょうか……

今年特徴的だったのが、UU数の年齢構成です。
弊ブログの主要読者層は「25〜34歳」なのですが、従来は次いで多かった「18〜24歳」が今年は1割ほど減少してしまいました。
一方、「35〜44歳」が1.5倍ほど増加していて、実数でも「18〜24歳」を超えました。

今年は受験生向けの記事をあまり書いていないので仕方ないところです。
 
弊ブログの読者層は
  • 公務員志望の学生
  • 役所生活に飽きてきた20代後半の現役公務員
あたりを主に想定しており、大半が学生であろう「18〜24歳」の読者が減ってしまうのは非常に残念です。

民間就職の先行きが怪しくなってきており、公務員志望者が増えてきそうな予感もしているところなので、来年はこの層にニーズのありそうな記事を模索していきたいです。

もしかしたら「18〜24歳」層は、ブログという媒体から離れつつあるのかもしれません。
代わりに台頭しているのはSNSか動画あたりでしょうか?

ボツネタ供養

買い物袋の有料化

もともと「ポイ捨てが酷い」「特に海洋ごみだと、日本が排出する量の多くがポイ捨てごみ」という施策課題がずっと前からあって、普及啓発をはじめ長年色々な対策を講じてきたところなのですが、全然効果が出ないため、ついに実力行使に出ざるを得なくなった……という経緯があったはず。

僕の記憶違いかもしれません。
なぜか誰も話題にしないし、インターネット上でも直接的なソースが見つからないのですが、平成26年〜28年頃にこんな議論してませんでしたっけ?
 

海洋ごみの処分費用は、地方自治体と国のどっちが負担すべきか?という議論の中で、
  • 日本付近の海洋ごみの結構な割合が河川由来(=川の流れに乗って日本国内から流出したもの)
  • その河川由来ごみの多くが、ポリ袋に詰まったポイ捨てごみ
という環境省調査の結果が示された……ようなおぼろげな記憶があります。


「国民のマナーが一向に改善しないので規制します、悪いのは国民です」みたいなストーリーで段取りされてきたはずなのに、いきなり方向性が変わったような気がしてならないのです。

大阪都構想

都構想の是非はよくわかりませんし、大阪府内の行政区域がどうなろうと僕に直接の関係はありません。
ただ、今年対応した苦情のうち、結構な割合で「おたくの知事と比べて吉村知事は素晴らしい!!」というふうに維新の会が称賛されてました。
開口一番に「維新の会の者だが……」と名乗った方もいました。
(政党名をわざわざ名乗られたのは維新だけ) 

維新の会の考え方に賛同する方が田舎にもけっこういる(しかも熱心に活動している)という事実を思い知らされました。

Go to キャンペーン

僕自身は今のところ全く利用できていませんが、他のブロガーさんが書いた旅行記やグルメレポを拝読する形で楽しませてもらっています。

個人的に気になっているのが、Gotoキャンペーン利用者の個人情報の取り扱いです。
Gotoキャンペーン(特にトラベル)を利用できる国民は、お得になればすぐに行動を起こせるくらいには金銭的にも時間的にも余裕があり、旅行や飲食に限らず他の分野でも有望な顧客たりうると思っています。
少なくとも地方公務員よりは上客でしょう。

そのため、Gotoキャンペーン利用者のリストは、幅広い分野で見込み客リストとして使える、非常に価値ある情報なんじゃないかと思っています。
自治体的には、観光誘客やふるさと納税のターゲットにぴったりです。

利用者リスト自体は絶対拝めないとしても、利用者の統計データ(居住地・年齢層あたり)公表を密かに期待しています。

オタク趣味関係

秋クールのアニメが強すぎました。個人的には2018年秋以来の神クールです。
シリーズものが特に強く、これまでの積み重ねを活かした正統進化を堪能させてくれました。

最新話のネタバレを避けるためにインターネット利用を絶ったり、放映後に感想を漁っていたら深夜3時を回っていたり……というアニメ中心の生活を久々に送らせてもらいました。
オタク冥利に尽きます。

「鬼滅の刃」の勢いも凄まじかったです。
社会現象を巻き起こすアニメ作品はこれまでいくつもありましたが、「鬼滅の刃」は演者が本職声優さんばかり(しかもベテランで演技の幅が広い方ばかり)という点が特徴的だと思っています。

僕みたいなオタクだと、声優さんの演技の幅を知っているので、どういう意図をもって演じているのかが自然と伝わってきます。
たとえば竈門禰豆子は大人っぽいですし、胡蝶しのぶは子供っぽいと感じます。
(あくまで僕の感覚です)

こういう作劇の意図を味わえるのもオタク冥利だと思います。


あとは「ジビエート」と「タイムパラドクスゴーストライター」という怪作も忘れてはいけません。
作品そのものは後からでも楽しめますが、リアルタイムでの盛り上がりは追体験できません。


以下は作品別コメント。

推しが武道館いってくれたら死ぬ
超ハイコンテクストな原作を、ハイコンテクストゆえのシュールな面白さを損なうことなく、万人にわかりやすく映像化していました。
構成の妙というやつでしょう。

恋する小惑星
天文と地学を題材に、陰キャよりの女の子たちの部活風景を描いた作品です。
登場人物がみんな本当に真剣で、だけど陰キャだからいろいろうまくいかなくて、途中からすっかり肉親面で応援してしまいました。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
純粋に面白かったです。誰彼構わずおすすめできます。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
個人的に2020年最高のアニメ。これを見たかどうかで2021年の過ごし方が変わるとまで思います。
展開が緻密で、毎回「腹落ち」させられるという不思議な作品でした。
それなりにフィクション体験を積んでいて、登場人物の心情を追うのに慣れている方なら、過去シリーズを一切見ていなくても楽しめると思います。
 

2021年の目標

  1. 情報技術に親しむ→2021年中に応用情報技術者試験合格
  2. 創作する→本ブログ含め30万字書く
  3. 自炊する→外食は月1回まで
社会情勢がどうなろうとも、この3つを絶対達成すべく過ごしていきたいと思います。

具体的な目標ではありませんが、地方財政の勉強もやりたいなと思っています。
この記事を書くためにちょっと調べたら興味が湧いてきて、それから報道を追いかけるようになったところ、誰の主張が正しいのかよくわからなくなりました。
基礎知識から固めて、リテラシーを養いたいです。


「よいお年を!」と気軽に言えない社会情勢が誠に疎ましい限りです。
来年は少しでも好転することを祈念しつつ、本年まとめを締めます。