自宅にいると自然とテレビやインターネット(SNSやニュースサイト)を眺めている時間が増えると思いますが、いずれも刺々しく攻撃的で見ていられません。
特に最近は建設的意見がどんどん減ってきて、既視感のある行政叩きを飽きずに繰り返しているだけのような気がしてなりません。
批判的・攻撃的言動と対峙するのは仕事中だけで十分です。
休日くらいは解放されないと精神が保ちません。
こういうときは本・漫画・アニメにどっぷり浸かって時事から目を逸らすに限ります。
とりあえず筆者おすすめのアニメをまとめてみたので、外出自粛生活のお供に是非。
+@の部分はまだまだ追加していきます。
スパイアクションもの自体は世の中たくさんありますが、本作はそれだけではありません。
詳細は見てのお楽しみ。
見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目(かなめ)まどかも、そんな日常の中に暮らす一人。
ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。
この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。
それは、彼女の運命を変えてしまうような出会いー
それは、新たなる魔法少女物語の始まりー
あまりに有名なためオマージュされまくっている作品。
作品自体は見たことなくとも結末は知っているかもしれません。
もし知らなかったら幸運です。初回放送時の衝撃を追体験できるんですから……
テレビ版(全12話)のほか、劇場版が3本あります。(うち2本はテレビ版の再編集)
まずはテレビ版の視聴を強く勧めます。
劇場版だけ見ても本編は追えますが、各話の切れ目が非常に重要な作品であり、テレビ版のほうが心に響くと思います。
ちなみに本作、東日本大震災のせいで11話以降の放映が半年くらい延期されました。
視聴者は10話を見た時点でお預けを食らったわけです。
この気分も是非追体験してほしいという意味でもテレビ版を勧めます。
遠い未来
表面のほとんどを大洋に覆われた星、地球
宇宙で育ち
戦いしか知らなかった少年兵レドは
そこで初めて海を見た
広く、淡い翠に光る海
人々は巨大な船団を組み、
つつましくも生き生きと暮らしていた
通じない言葉
異なる習慣
レドは孤独な異邦人
だが、彼は一人ではなかった
ここで生きてゆくためになにができるのか
そして、なんのために生きるのか
翠の星で過ごす日々が、レドに問いかける
再放送されるたびに見ちゃう。
SFであり異文化交流でもある、なんとも言葉にしづらい作品です。
肌色要素が気になる方もいるかもしれませんが、あくまでも必要な肌露出なので問題ありません。むしろ途中から気にならなくなると思います。
歌うことを諦めきれない宮本来夏。
親友のために力を貸す沖田紗羽。
笑ったり喧嘩したり悩んだり恋をしたり……
ありふれた日常を送りつつ、少しずつ少しずつ前に進む少女達。
時には回り道をしながら、ひとりでは無理かもしれないけれど
親友がいればいつかきっとーー。
和奏、来夏、紗羽そして彼女達の奏でるアンサンブルが、音楽の力が
小さくも煌びやかな物語を紡ぎ出す。
高校生活最後の夏。
それは夢を諦めるには早すぎる季節。
江ノ島に響く歌声が今日も僕らを勇気付ける。
合唱をテーマにした青春物語……という紹介だとありきたりなお話のように見えますが、登場人物の人柄とか、細かい部分の描写の詰め具合で一枚上手をいく作品。
高校へ行くことがあたりまえでなくなった時代・・・
少子化が進み、生徒数の減少から廃校の危機に立たされる学校も多くなっていた。
そんな活気を無くした学校のひとつ「私立聖桜学園」に、一人の転校生が現れる。
転校生の名は天宮学美(通称:まなび)。
元気少女のまなびは、聖桜学園にどんな旋風を巻き起こすのか?
これからの人口減少社会、絶対に参考になる作品。
教育関係者に限らず全公務員が視聴すべきだと常々思っています。
ちなみに本作を製作した「ufotable」は、鬼滅の刃の製作会社でもあります。
最近は美麗なバトルシーンばかり注目されている同社ですが、実はクレイアニメーションにも定評があります。
過去に個別紹介記事を書いています。
「働く喜び」とは何か、改めて考えてみませんか?
7人の少女たちの安寧は、突如崩壊する。
死して蠢く、ゾンビによって……
否応なく踏み込んだ世界、そこは“最高×最悪のゾンビワールド”
少女たちの願いは、たった一つ。
「私たち、生きたい。」
これは、少女達が起こす奇跡の物語(サガ)。
こちらも個別紹介記事を書いています。
ご当地要素をアニメに盛り込むのは、実はものすごく大変です。
アニメに限らず、フィクションで描写される要素には、すべて意味があります。
ご当地要素も同様で、不用意に盛り込むと、ノイズになります。
行政がフィクション作品制作に関与すると、やたらとご当地要素を盛り込むせいで、ノイズだらけになってストーリーが破綻しがちです。
いきなり観光地を巡り始めたり、ご当地グルメを食べ始めたり……
本作はご当地要素をふんだんに盛り込みつつも、それらがうまく機能しているという稀有な作品。
メディアタイアップに関わる地方公務員は特に必見です。
シャリオと同じ伝統ある魔女育成名門校「ルーナノヴァ魔法学校」に入学する。
新しい街、新たに始まる学校生活、そして新たに出会う友達。
魔法学校の中でほうきの飛行授業や魔法にまつわる不思議な授業など、
魔法学校ならではの授業の中でアッコやロッテ、スーシィたちが大騒動を巻き起こす!
ルーナノヴァを巻き込んだアッコの魔女への第一歩が今から始まるー
公式サイトの説明文だけだとハリーポッターっぽく思われるかもしれませんが、実際は海外ドラマと連続テレビ小説(朝ドラ)のハイブリッドのような作品です。とはいえ後半のスケール感はアニメならではですし、TRIGGERらしい熱い作品でもあります。
これは、本気でぶつかる少女たちの、青春の物語。
映像も音声も圧巻。言葉で説明できません。
戦車を使った武道「戦車道」が華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている世界。
県立大洗女子学園に転校生・西住みほがやってきた。
戦車道が嫌いで、戦車道のない大洗女子を選んだみほ。
ところが転校そうそう、生徒会長に呼び出され、必修選択科目で戦車道を選択し、
戦車道全国大会に出場するよう強要される。
しかも、集まったメンバーは個性派ばかり。
華道家元の娘の五十鈴 華、恋に恋する武部沙織、
戦車マニアの秋山優花里、朝に弱い優等生の冷泉麻子―。
友達とのフツーの女子高生活を夢見るみほの、ささやかな願いは叶うのか―?
最初は「なんで戦車なんだろう」と疑問に思うかもしれませんが、全話見てもわかりません。
視聴しているうちに気にならなくなります。
登場人物がみんないい子で、ついつい応援したくなります。
茨城県大洗町が舞台で、アニメによる地域おこしでも有名な作品です。
登場人物どうしの「付かず離れず」な距離感がものすごく心地よい作品。
(と見せかけて不意にめっちゃ近い関係性を見せつけてくるのでオタクは悶死します)
人間関係に疲れている方に特におすすめです。
田井中律は幼馴染の秋山澪を連れて軽音部の見学へ行く。
しかし部員が全員卒業してしまった軽音部は、あらたに4人の部員が集まらないと廃部になってしまうという。
琴吹紬という仲間を加えて、最後の一人をさがしているころ、
「軽音部」を軽い音楽(口笛など)と勘違いしていた楽器初心者・平沢唯が入部してくる。
特段ドラマのない平穏な日常を描いた作品、俗にいう「日常系」は数多くありますが、いまだに頭一つ飛び抜けてると思います。
優しい世界。
生き物のほとんどが死に絶え、全てが終わってしまった世界。
残されたのは廃墟となった巨大都市と朽ち果てた機械だけ。
いつ世界は終わってしまったのか、なぜ世界は終わってしまったのか、そんなことを疑問にさえ思わなくなった終わりの世界で、 ふたりぼっちになってしまった少女、チトとユーリ。
ふたりは今日も延々と続く廃墟の中を、 愛車ケッテンクラートに乗って、あてもなく彷徨う。
全てが終わりを迎えた世界を舞台に、 ふたりの少女が旅をする終末ファンタジーが今、幕を開ける。
リラックスというか鎮静効果がある作品。
原作漫画は完結済みなのですが、アニメは途中までです。
劇場版が作られたり、実写ドラマ化されたりもしている著名作。
手軽に視聴するなら劇場版なのですが、僕はTVオンエア版を推します。
クライマックスシーン以上に、そこに至るまでの積み重ね=日常もまた魅力であり、日常部分を描いたTVオンエア版を見ないことにはクライマックスも引き立たないと思います。
何かを始めたいと思いながら、
中々一歩を踏み出すことのできないまま
高校2年生になってしまった少女・玉木マリことキマリは、
とあることをきっかけに
南極を目指す少女・小淵沢報瀬と出会う。
高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、
絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、
報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。
何を書いても野暮になるのでコメントは差し控えます。
女子1016人:男子5人という圧倒的な男女比に、彼らは肩身のせまい学園生活を強いられていた。モテモテどころか女子と口もきけず、正視すらできない…。
だが男子どもはその秘めた欲望に抗えず、女子風呂覗きを計画する。その頃、女子たちの間では不純異性交遊を取り締まる、「裏生徒会」の存在が噂されていた…。
下ネタOKな方のみどうぞ。
ある日、「夫と浮気相手を別れさせて欲しい」という妻からの依頼を受け、芥辺がグリモアという魔術書を使い魔界から召 喚したのは、とんでもなく下品な悪魔・アザゼル。イケニエと引 き換えに、依頼に向かったアザゼルだったが、事態は思わぬ 方向に…!?
役に立ちそうで立たない個性豊かな悪魔たちと佐隈の騒がしい日々は今日も続いて行く…。
下ネタOKな方のみどうぞ(2回目)。
すると突然、天空から眩い光が差し込み突風にさらされ、そのまま湖に落ちてしまう。
そして次に海人が目を覚ましたのは、なぜか、自室のふとんの上だった。
その当日、海人が通う高校の3学年に赤毛の少女・貴月イチカが転入してくる…。
健常者にとっての「胸キュン」とオタクにとっての「胸キュン」は似て非なるものであり、僕が「胸キュン」だと感じても健常な方々は異なる受け止め方をするのでは……?という懸念があるのですが、あえて目を瞑ってオタク的胸キュン作品を挙げていきます。
オタク的感性に触れることで世界が広がるかもしれません。
でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。
海で暮らせるように海神様がくれた、
特別な羽衣を脱ぎ捨てて……。
海で暮らす人、陸で暮らす人、
住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、
元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続き時は流れた。
海底にある海村で暮らす
先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要と
地上に暮らす木原紡。
海と陸。
中学二年生という同じ年代を過ごしながら
今まで出会うことのなかった彼らが出会った時、
潮の満ち引きのように彼らの心も揺れ動く。
ちょっと不思議な世界で繰り広げられる
少年少女たちの青の御伽話(ファンタジー)
後に載せた「サクラクエスト」もですが、P.A.Worksの作品って前半はひたすら地固めで後半から話が動くというパターンが多く、本作もまさにそういう作品です。
後半は歴史に残りました。
翌日、学校の裏庭を通り抜けようとした眞一郎は、樹上から鼻歌が聞こえてくることに気づいた。顔を上げると、そこには赤い実を取っている少女がいた。彼女は、昨晩眞一郎がイメージした天使にそっくりだった…。
初回から全速力というP.A.Worksの中でも珍しい作品。
先に「ご当地要素をアニメに盛り込むのは難しい」と書きましたが、本作は地域性をしっかり描写していて、かつその地域性と本編展開が密接に絡んでいます。
ご当地要素が無いと成り立たない作品とも言えるでしょう。
女の子のチームが結束して何かを成し遂げる、いわゆる「部活もの」の原点に当たる作品です。
ちょっと昔の作品なのですが、だからこそ奇を衒わない王道的なつくりで、幅広い層が没入できると思います。
最後の試合は文字通り、手に汗を握らされます。
アニメ版公式サイトが見つからないのでweb漫画版を掲載。
アニメは10年以上前なのですが、それでも全く色褪せないオーパーツみたいな作品。テンポが良すぎる。
観光連盟のお話。
行政が監修したのかと思わせるくらいに失敗事例描写が丁寧。
地方公務員ならついつい共感してしまうシーンが満載です。
ストーリーの構成上、前半は失敗してばかりで、見ていて辛くなります。
しかしその分、後半の巻き返しパートがすごく爽快です。
地方公務員として仕事をしていると、マスコミや住民から「役所にとって正義とは何なんだ」と糾弾されることがよくあります。
彼ら彼女らにとって、役所は正義の執行機関であるはずの存在です。
しかし現状は不正義と映っています。
だから声を上げているのです。
正義の定義は人それぞれです。
役所にとっての正義と、役所外部の糺弾者にとっての正義が異なっていようとも、仕方ありません。
もっといえば、組織としての役所の正義と、公務員個々人にとっての正義が異なっていても差し支えないでしょう。
ただし、役所が正義の執行機関であるという点は間違いありません。
ゆえに公務員は、「正義とは何か」を考えて、自分なりの考えを持っているべきだと思います。
正義について考えるにあたり欠かせないのが本作です。
ざっくり3通りの解が示されます。
本当は原作ゲームをプレイしていただくのが一番なのですが、ショートカットするならZero→UBW→HF劇場版、でもいいと思います。原作ファンに怒られそうですが……
ちなみに某中央省庁でキャリア官僚やってる友人は、「HFに共感できる人間は決定的に国家公務員に向いてない」と常々こぼしていました。
特に最近は建設的意見がどんどん減ってきて、既視感のある行政叩きを飽きずに繰り返しているだけのような気がしてなりません。
批判的・攻撃的言動と対峙するのは仕事中だけで十分です。
休日くらいは解放されないと精神が保ちません。
こういうときは本・漫画・アニメにどっぷり浸かって時事から目を逸らすに限ります。
とりあえず筆者おすすめのアニメをまとめてみたので、外出自粛生活のお供に是非。
+@の部分はまだまだ追加していきます。
普段フィクションに触れていない方でも楽しめそうな作品を中心にピックアップしています。斜字体の文章は公式サイトからの抜粋です。
そのため、それなりに素養がないと堪能できないような作品は除外しています。(鍵作品とか)
ストーリーがとにかく面白い
プリンセス・プリンシパル
舞台は19世紀末、巨大な壁で東西に分断されたアルビオン王国の首都ロンドン。
伝統と格式ある名門、クイーンズ・メイフェア校には、5人の少女たちが在籍していた。
彼女たちは女子高校生を隠れ蓑に、スパイ活動を展開。
変装、諜報、潜入、カーチェイス……。
少女たちはそれぞれの能力を活かし、影の世界を飛び回る。
「私たちは何?」
「スパイ。嘘をつく生き物だ」
こういう「おすすめ一覧」系のブログ記事って、最初に挙げたもの次第で雰囲気が決まると思っています。
というわけで初っ端は趣味全開で。伝統と格式ある名門、クイーンズ・メイフェア校には、5人の少女たちが在籍していた。
彼女たちは女子高校生を隠れ蓑に、スパイ活動を展開。
変装、諜報、潜入、カーチェイス……。
少女たちはそれぞれの能力を活かし、影の世界を飛び回る。
「私たちは何?」
「スパイ。嘘をつく生き物だ」
こういう「おすすめ一覧」系のブログ記事って、最初に挙げたもの次第で雰囲気が決まると思っています。
スパイアクションもの自体は世の中たくさんありますが、本作はそれだけではありません。
詳細は見てのお楽しみ。
魔法少女まどか☆マギカ
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、そんなどこにでもある日常。見滝原中学校に通う、普通の中学二年生・鹿目(かなめ)まどかも、そんな日常の中に暮らす一人。
ある日、彼女に不思議な出会いが訪れる。
この出会いは偶然なのか、必然なのか、彼女はまだ知らない。
それは、彼女の運命を変えてしまうような出会いー
それは、新たなる魔法少女物語の始まりー
あまりに有名なためオマージュされまくっている作品。
作品自体は見たことなくとも結末は知っているかもしれません。
もし知らなかったら幸運です。初回放送時の衝撃を追体験できるんですから……
テレビ版(全12話)のほか、劇場版が3本あります。(うち2本はテレビ版の再編集)
まずはテレビ版の視聴を強く勧めます。
劇場版だけ見ても本編は追えますが、各話の切れ目が非常に重要な作品であり、テレビ版のほうが心に響くと思います。
ちなみに本作、東日本大震災のせいで11話以降の放映が半年くらい延期されました。
視聴者は10話を見た時点でお預けを食らったわけです。
この気分も是非追体験してほしいという意味でもテレビ版を勧めます。
翠星のガルガンティア
そらから来た少年、船団都市ガルガンティアと出会う遠い未来
表面のほとんどを大洋に覆われた星、地球
宇宙で育ち
戦いしか知らなかった少年兵レドは
そこで初めて海を見た
広く、淡い翠に光る海
人々は巨大な船団を組み、
つつましくも生き生きと暮らしていた
通じない言葉
異なる習慣
レドは孤独な異邦人
だが、彼は一人ではなかった
ここで生きてゆくためになにができるのか
そして、なんのために生きるのか
翠の星で過ごす日々が、レドに問いかける
再放送されるたびに見ちゃう。
SFであり異文化交流でもある、なんとも言葉にしづらい作品です。
肌色要素が気になる方もいるかもしれませんが、あくまでも必要な肌露出なので問題ありません。むしろ途中から気にならなくなると思います。
TARI TARI
ある日を境に音楽から離れた坂井和奏。歌うことを諦めきれない宮本来夏。
親友のために力を貸す沖田紗羽。
笑ったり喧嘩したり悩んだり恋をしたり……
ありふれた日常を送りつつ、少しずつ少しずつ前に進む少女達。
時には回り道をしながら、ひとりでは無理かもしれないけれど
親友がいればいつかきっとーー。
和奏、来夏、紗羽そして彼女達の奏でるアンサンブルが、音楽の力が
小さくも煌びやかな物語を紡ぎ出す。
高校生活最後の夏。
それは夢を諦めるには早すぎる季節。
江ノ島に響く歌声が今日も僕らを勇気付ける。
合唱をテーマにした青春物語……という紹介だとありきたりなお話のように見えますが、登場人物の人柄とか、細かい部分の描写の詰め具合で一枚上手をいく作品。
ためになる・考えさせられる
がくえんユートピア まなびストレート
価値観の多様化がさらに進んだ2035年高校へ行くことがあたりまえでなくなった時代・・・
少子化が進み、生徒数の減少から廃校の危機に立たされる学校も多くなっていた。
そんな活気を無くした学校のひとつ「私立聖桜学園」に、一人の転校生が現れる。
転校生の名は天宮学美(通称:まなび)。
元気少女のまなびは、聖桜学園にどんな旋風を巻き起こすのか?
これからの人口減少社会、絶対に参考になる作品。
教育関係者に限らず全公務員が視聴すべきだと常々思っています。
ちなみに本作を製作した「ufotable」は、鬼滅の刃の製作会社でもあります。
最近は美麗なバトルシーンばかり注目されている同社ですが、実はクレイアニメーションにも定評があります。
SHIROBAKO
この物語は、5人の夢追う女の子を中心に、
シロバコの完成を目指し奮闘するアニメ業界にスポットを当て
日々起こるトラブルや、クリエイティブな仕事ゆえに起こる葛藤や挫折、
シロバコの完成を目指し奮闘するアニメ業界にスポットを当て
日々起こるトラブルや、クリエイティブな仕事ゆえに起こる葛藤や挫折、
集団で作るからこそ起こる約束や衝突といったアニメ業界の日常を描いた群像劇作品である。
過去に個別紹介記事を書いています。
「働く喜び」とは何か、改めて考えてみませんか?
ゾンビランドサガ
いつもの朝。いつもの音楽。いつもの自分。7人の少女たちの安寧は、突如崩壊する。
死して蠢く、ゾンビによって……
否応なく踏み込んだ世界、そこは“最高×最悪のゾンビワールド”
少女たちの願いは、たった一つ。
「私たち、生きたい。」
これは、少女達が起こす奇跡の物語(サガ)。
こちらも個別紹介記事を書いています。
ご当地要素をアニメに盛り込むのは、実はものすごく大変です。
アニメに限らず、フィクションで描写される要素には、すべて意味があります。
ご当地要素も同様で、不用意に盛り込むと、ノイズになります。
行政がフィクション作品制作に関与すると、やたらとご当地要素を盛り込むせいで、ノイズだらけになってストーリーが破綻しがちです。
いきなり観光地を巡り始めたり、ご当地グルメを食べ始めたり……
本作はご当地要素をふんだんに盛り込みつつも、それらがうまく機能しているという稀有な作品。
メディアタイアップに関わる地方公務員は特に必見です。
元気が出る
リトルウィッチアカデミア
幼い頃にシャイニィシャリオの魔法ショーを見て魔女になることを夢見たアッコはシャリオと同じ伝統ある魔女育成名門校「ルーナノヴァ魔法学校」に入学する。
新しい街、新たに始まる学校生活、そして新たに出会う友達。
魔法学校の中でほうきの飛行授業や魔法にまつわる不思議な授業など、
魔法学校ならではの授業の中でアッコやロッテ、スーシィたちが大騒動を巻き起こす!
ルーナノヴァを巻き込んだアッコの魔女への第一歩が今から始まるー
公式サイトの説明文だけだとハリーポッターっぽく思われるかもしれませんが、実際は海外ドラマと連続テレビ小説(朝ドラ)のハイブリッドのような作品です。とはいえ後半のスケール感はアニメならではですし、TRIGGERらしい熱い作品でもあります。
響け!ユーフォニアム
吹奏楽部での活動を通して見つけていく、かけがえのないものたち。これは、本気でぶつかる少女たちの、青春の物語。
映像も音声も圧巻。言葉で説明できません。
ガールズ&パンツァー
戦車道は乙女のたしなみ!戦車を使った武道「戦車道」が華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている世界。
県立大洗女子学園に転校生・西住みほがやってきた。
戦車道が嫌いで、戦車道のない大洗女子を選んだみほ。
ところが転校そうそう、生徒会長に呼び出され、必修選択科目で戦車道を選択し、
戦車道全国大会に出場するよう強要される。
しかも、集まったメンバーは個性派ばかり。
華道家元の娘の五十鈴 華、恋に恋する武部沙織、
戦車マニアの秋山優花里、朝に弱い優等生の冷泉麻子―。
友達とのフツーの女子高生活を夢見るみほの、ささやかな願いは叶うのか―?
最初は「なんで戦車なんだろう」と疑問に思うかもしれませんが、全話見てもわかりません。
視聴しているうちに気にならなくなります。
登場人物がみんないい子で、ついつい応援したくなります。
茨城県大洗町が舞台で、アニメによる地域おこしでも有名な作品です。
リラックスできる作品
ゆるキャン△
これは、ある冬の日の物語。
静岡から山梨に引っ越してきた女子高校生・なでしこは、“千円札の絵にもなっている富士山”を見るために自転車を走らせて本栖湖まで行ったものの、あいにく天気はくもり空。富士山も望めず、疲れ果てたなでしこはその場で眠りこけてしまう。目覚めてみるとすっかり夜。初めての場所で、帰り道もわからない。心細さに怯えるなでしこを救ったのは、1人キャンプ好きの女の子・リンだった。
冷えた身体を温めるために焚き火にあたる2人。
ぱちぱちと薪の爆ぜる音が、湖畔の静寂に沁み込んでいく。
焚き火を囲み、カレーめんをすすりながら会話するなでしことリン。
やがて2人が待ちに待った瞬間が訪れる。
「見えた……ふじさん……」
なでしことリン、2人の出会いから始まるアウトドア系ガールズストーリー。
静岡から山梨に引っ越してきた女子高校生・なでしこは、“千円札の絵にもなっている富士山”を見るために自転車を走らせて本栖湖まで行ったものの、あいにく天気はくもり空。富士山も望めず、疲れ果てたなでしこはその場で眠りこけてしまう。目覚めてみるとすっかり夜。初めての場所で、帰り道もわからない。心細さに怯えるなでしこを救ったのは、1人キャンプ好きの女の子・リンだった。
冷えた身体を温めるために焚き火にあたる2人。
ぱちぱちと薪の爆ぜる音が、湖畔の静寂に沁み込んでいく。
焚き火を囲み、カレーめんをすすりながら会話するなでしことリン。
やがて2人が待ちに待った瞬間が訪れる。
「見えた……ふじさん……」
なでしことリン、2人の出会いから始まるアウトドア系ガールズストーリー。
登場人物どうしの「付かず離れず」な距離感がものすごく心地よい作品。
(と見せかけて不意にめっちゃ近い関係性を見せつけてくるのでオタクは悶死します)
人間関係に疲れている方に特におすすめです。
けいおん!
春、新入生がクラブを決めるころー田井中律は幼馴染の秋山澪を連れて軽音部の見学へ行く。
しかし部員が全員卒業してしまった軽音部は、あらたに4人の部員が集まらないと廃部になってしまうという。
琴吹紬という仲間を加えて、最後の一人をさがしているころ、
「軽音部」を軽い音楽(口笛など)と勘違いしていた楽器初心者・平沢唯が入部してくる。
特段ドラマのない平穏な日常を描いた作品、俗にいう「日常系」は数多くありますが、いまだに頭一つ飛び抜けてると思います。
たまゆら
中学生三年生の初夏。いつもの図書館で借りた写真集に写っていた瀬戸内の海を見て、楓は亡くなったお父さんを思い出します。お父さんが亡くなった時から、大好きだった写真をやめてしまった楓。同級生のちひろはそんな楓を励まそうとしますが自分のほうが先に泣いてしまってうまくいきません。その日、家に帰ると弟の香がお父さんの撮った写真を見て楽しそうにしていました。悲しくなるからとしまっていた写真はどれも楽しくて忘れたくない瞬間でした。懐かしく優しい写真を見ているうちに楓はあることに気づきます…。優しい世界。
少女終末旅行
繁栄と栄華を極めた人間たちの文明が崩壊してから長い年月が過ぎた。生き物のほとんどが死に絶え、全てが終わってしまった世界。
残されたのは廃墟となった巨大都市と朽ち果てた機械だけ。
いつ世界は終わってしまったのか、なぜ世界は終わってしまったのか、そんなことを疑問にさえ思わなくなった終わりの世界で、 ふたりぼっちになってしまった少女、チトとユーリ。
ふたりは今日も延々と続く廃墟の中を、 愛車ケッテンクラートに乗って、あてもなく彷徨う。
全てが終わりを迎えた世界を舞台に、 ふたりの少女が旅をする終末ファンタジーが今、幕を開ける。
リラックスというか鎮静効果がある作品。
原作漫画は完結済みなのですが、アニメは途中までです。
泣ける・感動する作品
あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない
あの日、ここで止まった時間が、動きだす。小学生の時に友達と“超平和バスターズ”というグループを作り、“じんたん”と呼ばれていた少年・宿海仁太。“めんま”の死をきっかけにグループはバラバラになってしまっていたが、彼の前に突然めんまが現われて――!?劇場版が作られたり、実写ドラマ化されたりもしている著名作。
手軽に視聴するなら劇場版なのですが、僕はTVオンエア版を推します。
クライマックスシーン以上に、そこに至るまでの積み重ね=日常もまた魅力であり、日常部分を描いたTVオンエア版を見ないことにはクライマックスも引き立たないと思います。
宇宙よりも遠い場所
そこは、宇宙よりも遠い場所──。何かを始めたいと思いながら、
中々一歩を踏み出すことのできないまま
高校2年生になってしまった少女・玉木マリことキマリは、
とあることをきっかけに
南極を目指す少女・小淵沢報瀬と出会う。
高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、
絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、
報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。
何を書いても野暮になるのでコメントは差し控えます。
爆笑したい
監獄学園
男女共学の全寮制高校・私立八光(はちみつ)学園に入学したキヨシ、シンゴ、ガクト、ジョー、アンドレの男子5名。女子1016人:男子5人という圧倒的な男女比に、彼らは肩身のせまい学園生活を強いられていた。モテモテどころか女子と口もきけず、正視すらできない…。
だが男子どもはその秘めた欲望に抗えず、女子風呂覗きを計画する。その頃、女子たちの間では不純異性交遊を取り締まる、「裏生徒会」の存在が噂されていた…。
下ネタOKな方のみどうぞ。
よんでますよ、アザゼルさん。
芥辺探偵事務所で働く女子大生・佐隈りん子。彼女は雇い主である芥辺に素質を見出され、助手として依頼をこなしていくうちに、「悪魔探偵」という芥辺の裏の顔を知ることになる。ある日、「夫と浮気相手を別れさせて欲しい」という妻からの依頼を受け、芥辺がグリモアという魔術書を使い魔界から召 喚したのは、とんでもなく下品な悪魔・アザゼル。イケニエと引 き換えに、依頼に向かったアザゼルだったが、事態は思わぬ 方向に…!?
役に立ちそうで立たない個性豊かな悪魔たちと佐隈の騒がしい日々は今日も続いて行く…。
下ネタOKな方のみどうぞ(2回目)。
胸キュン青春ドラマ
あの夏で待ってる
高校1年生の霧島海人は、8mmカメラを片手にレンズ越しに見える湖の風景を眺めていた。すると突然、天空から眩い光が差し込み突風にさらされ、そのまま湖に落ちてしまう。
そして次に海人が目を覚ましたのは、なぜか、自室のふとんの上だった。
その当日、海人が通う高校の3学年に赤毛の少女・貴月イチカが転入してくる…。
健常者にとっての「胸キュン」とオタクにとっての「胸キュン」は似て非なるものであり、僕が「胸キュン」だと感じても健常な方々は異なる受け止め方をするのでは……?という懸念があるのですが、あえて目を瞑ってオタク的胸キュン作品を挙げていきます。
オタク的感性に触れることで世界が広がるかもしれません。
凪のあすから
その昔、人間は皆、海に住んでいた。でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。
海で暮らせるように海神様がくれた、
特別な羽衣を脱ぎ捨てて……。
海で暮らす人、陸で暮らす人、
住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、
元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続き時は流れた。
海底にある海村で暮らす
先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要と
地上に暮らす木原紡。
海と陸。
中学二年生という同じ年代を過ごしながら
今まで出会うことのなかった彼らが出会った時、
潮の満ち引きのように彼らの心も揺れ動く。
ちょっと不思議な世界で繰り広げられる
少年少女たちの青の御伽話(ファンタジー)
後に載せた「サクラクエスト」もですが、P.A.Worksの作品って前半はひたすら地固めで後半から話が動くというパターンが多く、本作もまさにそういう作品です。
後半は歴史に残りました。
true tears
造り酒屋のひとり息子である仲上眞一郎。絵本作家に憧れる彼は、ある夜、天使の絵を描いていた。絵を描くことに没頭する彼の脳裏には、いつしか天使の鮮明なイメージが浮かぶ。その天使はふわりとした巻き毛の、あどけない少女だった。翌日、学校の裏庭を通り抜けようとした眞一郎は、樹上から鼻歌が聞こえてくることに気づいた。顔を上げると、そこには赤い実を取っている少女がいた。彼女は、昨晩眞一郎がイメージした天使にそっくりだった…。
初回から全速力というP.A.Worksの中でも珍しい作品。
先に「ご当地要素をアニメに盛り込むのは難しい」と書きましたが、本作は地域性をしっかり描写していて、かつその地域性と本編展開が密接に絡んでいます。
ご当地要素が無いと成り立たない作品とも言えるでしょう。
20選には漏れたけど推したい作品
大正野球娘。
女の子のチームが結束して何かを成し遂げる、いわゆる「部活もの」の原点に当たる作品です。
ちょっと昔の作品なのですが、だからこそ奇を衒わない王道的なつくりで、幅広い層が没入できると思います。
最後の試合は文字通り、手に汗を握らされます。
ニニンがシノブ伝
アニメ版公式サイトが見つからないのでweb漫画版を掲載。
アニメは10年以上前なのですが、それでも全く色褪せないオーパーツみたいな作品。テンポが良すぎる。
サクラクエスト
観光連盟のお話。
行政が監修したのかと思わせるくらいに失敗事例描写が丁寧。
地方公務員ならついつい共感してしまうシーンが満載です。
ストーリーの構成上、前半は失敗してばかりで、見ていて辛くなります。
しかしその分、後半の巻き返しパートがすごく爽快です。
Fate/Staynight・Fate/Zero
地方公務員として仕事をしていると、マスコミや住民から「役所にとって正義とは何なんだ」と糾弾されることがよくあります。
彼ら彼女らにとって、役所は正義の執行機関であるはずの存在です。
しかし現状は不正義と映っています。
だから声を上げているのです。
正義の定義は人それぞれです。
役所にとっての正義と、役所外部の糺弾者にとっての正義が異なっていようとも、仕方ありません。
もっといえば、組織としての役所の正義と、公務員個々人にとっての正義が異なっていても差し支えないでしょう。
ただし、役所が正義の執行機関であるという点は間違いありません。
ゆえに公務員は、「正義とは何か」を考えて、自分なりの考えを持っているべきだと思います。
正義について考えるにあたり欠かせないのが本作です。
ざっくり3通りの解が示されます。
本当は原作ゲームをプレイしていただくのが一番なのですが、ショートカットするならZero→UBW→HF劇場版、でもいいと思います。原作ファンに怒られそうですが……
ちなみに某中央省庁でキャリア官僚やってる友人は、「HFに共感できる人間は決定的に国家公務員に向いてない」と常々こぼしていました。
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