たいていのオタクはタイムリープ作品が大好きです。
鳥の雛の「刷り込み」のごとく、一番最初に触れたタイムリープ作品がオタク観構築に強く影響を及ぼすとも言われています。
自分がタイムリープしたらどうするか?というシミュレーション(妄想)も大好きです。
というわけで、僕が今の記憶を保ったまま大学生3年生の春頃に戻ったとしたら、果たしてどんな就職活動をするだろうか、考えてみました。
まずは民間特化就活
1年目は民間就活に特化します。公務員試験は受けません。
これまで何度もネタにしているとおり、僕は約20社の民間企業にエントリーして全滅しました。
本当はもっと受けるつもりだったのですが、諦めて公務員路線にシフトしました。
戦略的撤退です。
戦略的撤退です。
東京本社の一流企業から地元地銀まで満遍なく落ちました。
当時は「キモメンだからだ」とヤケになっていましたが、今となっては落ちて当然だと思います。
まず、当時は民間企業のことをあまりにも知らなさすぎました。
- 営業職は常にノルマに追われて大変
- とにかくコミュニケーション能力とリーダーシップが求められている
この程度の認識しかありませんでした。
業界研究・企業研究らしきものも一応やってはいましたが、採用プロセス(面接の回数など)と待遇面ばかり調べていて、財務状況やビジネスモデルは全然見ていませんでした。
こんな体たらくではろくに志望動機が組み立てられるはずがなく、面接官に評価されるわけがありません。
しかも僕の場合はキモメンというディスアドバンテージを背負っているわけなので、しゃべりの中身でしっかり挽回しなければ合格するわけがありません。
加えて、志望業界も志望企業もはっきりしていませんでした。
当時は東日本大震災のせいで新卒採用数が絞られていたうえ、大手企業でも試用期間中に新卒者を解雇するケースがたびたび発生していて、新卒採用という意味ではコロナ禍の今よりも酷かったかもしれません。
そのため僕は「ブラック企業以外ならなんでもいい」という高望みしないスタンスで、「やりたい仕事を考えるなんておこがましい」とすら思っていました。
面接中も正直「安定した給与と休日さえもらえるなら何でもやりますよ!!!!!」と叫びたかった。
今から思い返せば、この高望みしないスタンスが失敗だったのでしょう。
心の底から「ブラック労働以外ならなんでもいい」と思っていたために、個社の志望動機に気持ちが乗りませんでした。
そのせいで面接官側からすれば「志望度が低いんだろうな」と思われていたでしょう。
さらに先述したとおり、企業研究が足りていないので話す中身も薄っぺらい。外見も駄目。
どこにも採用されるわけありませんよね……
今の自分であれば、株式投資のおかげで当時よりは民間企業に明るくなりましたし、業界研究・企業研究の方法も身に付きました。
それに何より志望業界が見えてきました。
過去記事でも触れたことがありますが、僕は「『当たり前』を『当たり前』のまま運用する」仕事に強いやりがいを感じます。
過去記事でも触れたことがありますが、僕は「『当たり前』を『当たり前』のまま運用する」仕事に強いやりがいを感じます。
民間企業でいえばインフラ業界です。
中でも通信業界は、これからどんどん重要性が増していきますし、改善の余地も大きい分野です。
これからの時代のニューノーマル、新しい「当たり前」を作っていく仕事であり、一生を賭するに値すると思っています。
中でも通信業界は、これからどんどん重要性が増していきますし、改善の余地も大きい分野です。
これからの時代のニューノーマル、新しい「当たり前」を作っていく仕事であり、一生を賭するに値すると思っています。
もう一度新卒就活をやり直したところで、キモメン口下手というディスアドバンテージは相変わらず重くのしかかってくるわけですが、今の知識と熱意を引き継いだ状態であれば、当時よりはまともな志望動機を組み立てられるでしょうし、面接でも喋れるはず……
また民間全滅したら公務員を目指す
大学4年の9月頃まで民間就活一本で突っ走って、どこからも内々定が出なければ、おとなしく留年して公務員試験に切り替えます。
志望順位はこんな感じ。
- 国会図書館
- 東京都庁
- 出身地県庁(現在の勤務先)
- 国家一般職(地方整備局、農政局、経済産業局)
今の勤務先が嫌なわけではありませんが、待遇面を考えると国会図書館や都庁のほうが勝ります。
市区町村は受けません。過去の記事でも触れましたが、性格的に続けられなさそうです。
今の職場には十分満足していますし、もう一度ここに就職するのも大いにアリですが、本音ではもっと「やりがい」と「待遇」を追求したいです。
ただし、現状を捨ててまでチャレンジするほどの勇気はありません。
あくまでも「大学3年生の春頃に戻れたら」という奇跡が起こった場合の仮定の話です。
ここまで書いてふと気づいたのですが、僕の大学時代は1ドル70~80円台という超絶円高ドル安でした。
このころにFXを始めてドル買いポジションをとっておき、2015年に1ドル120円台まで上がったときに売れば、労せずして莫大な儲けが出ます。
これを種銭にして仮想通貨を買い、2017年末のピークで売却してさらに種銭を増やし、2020年春の暴落時に株を買えば……今頃は軽く個人資産2億円を超えます。夢が広がりますね……
コメント
コメント一覧 (4)
ブログ主様の希望は地方整備局、農政局、経済産業局なんですね。
私も今年、地方整備局と農政局、防衛局で悩んでます。
http://ps-kimotaku.officeblog.jp/archives/23360557.html
この記事で整備と農政は技術職中心とありますが、その上で入りたい理由を知りたいです。
業務量はさておき、精神的なプレッシャーは脇役のほうがずっと軽いはず……という経験則に基づく判断です。
自分の性格を考えても、脇役ポジションのほうが性に合っています。
意識が低くて申し訳ないです……
経産局だけは純粋に業務内容に興味があります。
ただ「興味」なんて時とともに移ろいゆくものですし、それより労働環境のほうを優先したほうがトータルで幸せになれるはず…というのが僕の価値観です。
過去の国家Ⅱ種試験で入った方の場合は、本省よりこちらの方が働きやすく、待遇も県庁と近いと思います。
地方局は転勤が増えますが、霞が関も同じぐらいあり得るので、ブロック内で収まる希望があるなら、断然で地方局勤務です。
自治体→本省への出向はよくありますが、地方局への出向がほとんどないので、地方公務員には「国家公務員の世界」の全容が見えません。
地方公務員と国家公務員の差も大きいですし、「試験難易度が同じくらいだから」という理由だけで併願するのは危険なのではないかと思い始めました。