Twitterでプチバズした件について(2023.1.9追記)
この記事の一部(異常独身男性の場合は、食事は自分のために行うもの云々〜の部分)をスクショしたツイートがバズったようで、twitter 上では「食事くらい自由にさせろ」「露悪的な男性差別」等々の厳しい反応を多数いただいています。
(元ツイートに記事URLが書かれておらず、わざわざ検索して弊ブログまで辿り着いた方はあまり多くないようで、ブログ自体の炎上は免れている様子……)
当記事の趣旨はあくまでも「異常独身男性」というネットスラングの定義を試みたもので、「単独での食事」「自分のための食事」を否定する趣旨ではありません。
食事の話は「異常独身男性は単独行動志向が強い」ことを示す一例として取り上げただけです。
何しろ僕自身、ソロ食事大好き人間です。
「食べたいときに食べたいものを食べる」のが一番幸せだと思っています。
ソロ食事を否定してくる人がいるのならば、むしろ僕も一緒に抗弁したいくらいです。
とはいえ、差別的ニュアンスを含む単語を取り上げるにしては表現が甘かったのも事実で、若干修正しました。
多数の方に不快感を与えてしまったこと、大変申し訳ありません。
本日12月24日は当ブログの開設記念日です。
「クリスマスイブの暇つぶし」が当ブログの発端ということで、毎年この日に婚活報告をしているのですが……今年のクリスマスイブは忙しく、実はまだ帰宅していません。
仕事が繁忙期真っ盛りなんです……
今年も新型コロナウイルス感染症のせいで(都合の良い言い訳です)、婚活には一切進捗がありませんでした。
仕事上の付き合いも含め、新しく知り合った異性は一人もいません。
婚活報告として使えそうなネタが本当に皆無なので、今年はポエムで誤魔化します。
独身異常男性「単独行動に最適化された存在」説
インターネット上のみならず最近は一般書籍でも見かけるようになり、相当人口に膾炙してきている「異常独身男性」という単語ですが、意外にも明確な定義は無いようです。この単語の使い手も幅広く、独身男性が自称してみたり、ミサンドリー的な文脈で登場したりもしています。
思うに、多くの人が普通の独身男性とは異質な存在である「異常独身男性」を認識しているのでしょうが、まだその特徴を言語化するには至っていないのでしょう。
「異常独身男性」の異常さは、行動原理にあると僕は思っています。
外見や性格、職業や収入のようなステータス、実家暮らしor一人暮らしのような生活形態の問題ではありません。
「異常独身男性」は「何をするにしても単独行動が前提」というのが、僕の考えです。
異常独身男性といえば、ものすごくダサい服装をしているとか、ものすごく見栄えの悪い料理を作るとか、アイドルに大金を突っ込んでいるとか、いい歳こいて親と同居している……といった「行動」を捕まえて論評されがちです。
実際、異常独身男性がたびたび奇異な行動をとっているのは事実でしょう。
ただ僕は、異常独身男性の本質は「行動」ではなく、行動に至るまでの「思考過程」だと思うのです。
例えば食事。
異常独身男性の食事は、自分のために行うものです。
好きなものを好きなだけ満喫するかもしれませんし、とにかくローコストを追求するかもしれませんし、健康志向かもしれません。
方向性はどうであれ、自分一人を満足させることが目的です。
世間一般では、食事は単なる「自分のため」のものではありません。
外食するなら「誰と行こうか」を検討しますし、自ら料理する場合は「誰かに食べてもらう」ことを考慮します。
異常独身男性には、こういう発想が希薄なのです。
結果的に生じる「行動」は、正常独身男性と異常独身男性の間で、似通うこともあります。
しかし、その「行動」に至るまでの思考過程は全然違います。
独身異常男性の思考過程は、世間的には少数派で異端です。
少なくとも家族を養う立場だったら到底維持できないものです。
当然ながら、結婚生活は単独行動ではあり得ないからです。
いったん異常独身男性的な思考過程が根付いてしまったのなら、徹底的に回心しない限り、結婚生活を送れないのです。
そして異常独身男性は、言動の節々から「単独行動前提」という異質な思考過程を滲ませます。
これが「雰囲気」となって、異常独身男性の身にまとわり付き、他者(特に異性)を遠ざけるのでしょう。
異常独身男性スタイルはコロナ禍で「活きる」けど……
地方自治体という職場は20代のうちに大半が結婚する環境で、30代独身男性はかなりの少数派です。そしてどこか「奇妙」な存在です。
この「奇妙さ」の秘密を探り続けた結果、思考過程が違うという見解に達しました。
「単独行動前提」という思考過程は、現在のコロナ禍の中では、かなりの強みになると思います。
正常な方は会食をはじめ「濃厚接触」ありきの人生を送っていますが、異常独身男性はそもそも他者との交流に重きをおいておらず、交流が途絶えたとしても大して堪えません。
異常独身男性は、コロナ禍でもそれほどストレスを感じておらず、従前とさほど変わらない生活をしているとも言えるでしょう。
ただし、異常独身男性スタイルを維持している限り、結婚は絶望的です。
コロナ禍のせいで社交の機会が激減し、「自分は異常だ」と感じる機会、つまり更生する機会が激減してしまったせいで、むしろさらに結婚が遠ざかったとも言えるでしょう。
このブログも、僕の異常独身男性っぷりの発露だと思います。
正常独身男性であれば、単なる自己満足のためだけに、4年間もブログを書き続けたりはしないでしょう。
ブログを書くような暇があるのなら社交に充てるのが、正常者の思考です。
僕の場合、ひとりでもくもくとブログを書いてるほうが、社交よりもずっと楽しいんですよね。
こういう単独行動志向が、まさに異常独身男性なんだと思います。
暇がある限りは細々続けていたいと思っています。これからもよろしくお願いします。
コメント
コメント一覧 (6)
日々の調整業務に疲れ過ぎて、自分の好きなように全部決められる単独行動が余計に快適に感じるのかもしれません。
何をするにしても人を誘うことをタスクと捉えてしまい、1人でもできることをしたいと思った時は、まず誰も誘わなくなってしまいました。(例えば、ちょっとお酒でも飲んで発散したい……とかだと、普通は何のためらいもなく同僚に声かけたりするんでしょうね。)
>何をするにしても人を誘うことをタスクと捉えてしまい
そのとおり……そのとおりです!
僕自身、「どうしてこんなに単独行動が快適なのだろう?」と記事を書きながらモヤモヤしていたのですが、ようやくすっきりしました。
役所は年次が上がるにつれて調整業務が増えていきますし、これからどんどんソロ志向・コミュニケーション不精になっていくのかもしれません……
私は40過ぎまで独身異常男性でしたが、40代前半で結婚し、程なく子どもにも恵まれたので、既婚正常男性という枠組みになるのかなと?
そうはいっても、独身生活が長かったこともあり、独身時代さんざん遊んできたにも関わらず、既婚生活が続くと単独行動に憧れることが多々あります。
今では、住む所も、どこに行くかも、誰と会うかも、何をするかも、ほとんど全て自分の自由には決められません。(唯一、いつ寝るか起きるかぐらいは自分で自由に決められる)
そこで自分に優先順位を決めて、家族と話をしてから、やりたいことはあればやらせてもらいます。確かに結婚も悪くはありませんが、人によっては一人が楽だというのはもう間違いない真実です。
次回、また日本で男に生まれ変わっったら、独身のまま早めにリタイアして自由気ままに世界を生きてみたいと思っています。もし、結婚をするのであれば、サラリーマンからの早期リタイアをともに目指せる相手のみ、するでしょう。
未婚率上昇の理由としてよく取り沙汰される、低収入や不安定雇用、身内介護といった社会問題的な理由ではなく、純粋に人格的問題から結婚できない人を指すための表現……だと思っています。
結婚生活を一度経験した上で「単独行動がいい」と確信できるのが羨ましいです。
僕の場合、自分がソロプレイ人生に向いているのか否か、いまだ揺らいでいます……
もし、子どもが欲しいなら、遅くとも男は40、女は35までに結婚した方がいいですね。私は子どもが欲しかったので、結婚の選択をしました。幸運にも男の子が生まれて、自分の相棒ができた感じで、うれしかったです。
ただ、人生の伴侶が欲しいだけなら、結婚にこだわる必要はありません。人間としての最低限の魅力と、ぶっちゃけ何とか暮らせる収入があれば、何歳でも、キモオタでも、相方はたくさん探せば見つかると思います。
結婚という形式にこだわらないのなら、必ずしも異性でなくても構いませんね。別に同性でも、歳の差があっても、心が繋がっていられる相手がいれば、それで十分幸せになります。結婚は互いを縛り合うものです。よく言えば寄り添い合うとも言います。
そのような人を探し求めるor引きこもるのも、もはや人間の本能ですから、ありのままの声に従えば良いかなと思います。
僕の結婚願望は、「伴侶が欲しい」というよりは、「このまま独身生活を貫くとああなってしまうのでは」という危惧がベースです。
おっしゃるとおり、孤独を回避するだけであれば、結婚以外にもたくさん選択肢はあります。だからこそ今ひとつ婚活意欲が湧いてこないのかもしれません。
子どもという軸は、これまで全く思いつきませんでした。ちょっと考えてみます。