「コンプレックス」という概念を「劣等感」と同一視している方は結構多いと思います。
ただ本来コンプレックスとは、劣等感のほかにも色々な感情が織り混ざった複雑な状態を指します。
地方公務員が民間企業サラリーマンに対して抱く感情なんて、まさにコンプレックスなのでしょう。
収入などの待遇面、成長、やりがいなどの面では劣等感を抱きつつも、公益性のような点では優越感を持っていると思われます。
特に僕は民間就活で惨敗して地方公務員になったタイプなので、人一倍「民間企業コンプレックス」が強いタイプだと思われます。
「民間ではなく公務員になってよかった」と自分に言い聞かせつつも、いまだに民間への憧れを捨てきれていません。
我ながら面倒な人間だと思います。
いくら民間企業が気になるとはいえ、堂々と転職サイトに登録してしまうと、万一人事課に見つかったときに角が立ちます。
ただし今は外部団体へ出向中であり、人事にも監視されていないはず。
というわけで、 お試しで転職市場にエントリーしています。
とりあえず利用者数が多い「リクナビNext」と「doda」に登録してみました。
あくまでも「転職市場でどういう扱いを受けるのか」が知りたいだけなので、エージェントとコミュニケーションをとるつもりはありません。今のところは。
プロフィールは正直に書いています。
保有資格も全部書きました。
県庁での勤務経歴もかなり詳細に書きました。
特に、僕が担当した業務の中で唯一民間企業勤務でも活きてきそうな「観光部局での仕事内容」は深掘りしました。
これまでの勤務経歴を改めて文章にまとめてみると、本当に一貫性がありません。
地方公務員が見れば典型的な閑職コースであり「あっ……(察し)」という感じなのですが、役所の事情に詳しくない民間企業の人事担当がこれを見たら、果たしてどういう感想を抱くのでしょう……
登録してから半年くらいが経過しました。
今のところ、安定して週1通くらいのペースで企業からのオファーが届いています。
(ここでいうオファーとは、「あなたの経歴を見て『ぜひ面談したい』というリクエストが届きました」というやつです。ヘッドハンティングやスカウトではありません)
オファーをくれる企業は全て不動産業です。
財閥系・鉄道系の大手企業から地方のローカル企業まで、いろんなところから届きます。
業務内容はマンションのフロントが一番多く、あとは住宅販売の営業とか、商業施設の維持管理あたりが続きます。
提示される年収のレンジは、だいたい450万円〜650万円です。
今よりも少し上がります。
いずれの企業も入社後は研修から始まるらしく、どうやら経験者枠ではなく新人として扱ってもらえるようです。
基本情報技術者資格が評価されているというよりは、この資格を追加したことで「IT業界に興味がある」と見なされたのだと思われます。
年収はだいたい400万円前後で、今と同じくらいです。
不動産業界からオファーが来るのは、明らかに不動産トリプルライセンス(宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士)のおかげです。
中でもマンションフロントのオファーが本当に多く、慢性的に人手不足であることが伺えます。
地方公務員以上にクレーム産業なので人が定着しないのでしょうか?
一方、自治体絡みのオファーは全くありません。
今のところ、地方公務員としての勤務経験は転職活動に全く活きないと結論するしかありません。
ただ本来コンプレックスとは、劣等感のほかにも色々な感情が織り混ざった複雑な状態を指します。
地方公務員が民間企業サラリーマンに対して抱く感情なんて、まさにコンプレックスなのでしょう。
収入などの待遇面、成長、やりがいなどの面では劣等感を抱きつつも、公益性のような点では優越感を持っていると思われます。
特に僕は民間就活で惨敗して地方公務員になったタイプなので、人一倍「民間企業コンプレックス」が強いタイプだと思われます。
「民間ではなく公務員になってよかった」と自分に言い聞かせつつも、いまだに民間への憧れを捨てきれていません。
我ながら面倒な人間だと思います。
いくら民間企業が気になるとはいえ、堂々と転職サイトに登録してしまうと、万一人事課に見つかったときに角が立ちます。
ただし今は外部団体へ出向中であり、人事にも監視されていないはず。
というわけで、 お試しで転職市場にエントリーしています。
お遊び転職活動スタート!
とりあえず利用者数が多い「リクナビNext」と「doda」に登録してみました。あくまでも「転職市場でどういう扱いを受けるのか」が知りたいだけなので、エージェントとコミュニケーションをとるつもりはありません。今のところは。
プロフィールは正直に書いています。
保有資格も全部書きました。
県庁での勤務経歴もかなり詳細に書きました。
特に、僕が担当した業務の中で唯一民間企業勤務でも活きてきそうな「観光部局での仕事内容」は深掘りしました。
これまでの勤務経歴を改めて文章にまとめてみると、本当に一貫性がありません。
地方公務員が見れば典型的な閑職コースであり「あっ……(察し)」という感じなのですが、役所の事情に詳しくない民間企業の人事担当がこれを見たら、果たしてどういう感想を抱くのでしょう……
オファーは来るが……
登録してから半年くらいが経過しました。今のところ、安定して週1通くらいのペースで企業からのオファーが届いています。
(ここでいうオファーとは、「あなたの経歴を見て『ぜひ面談したい』というリクエストが届きました」というやつです。ヘッドハンティングやスカウトではありません)
オファーをくれる企業は全て不動産業です。
財閥系・鉄道系の大手企業から地方のローカル企業まで、いろんなところから届きます。
業務内容はマンションのフロントが一番多く、あとは住宅販売の営業とか、商業施設の維持管理あたりが続きます。
提示される年収のレンジは、だいたい450万円〜650万円です。
今よりも少し上がります。
(2022.6.11追記)基本情報技術者資格を追加してみた結果
保有資格に「基本情報技術者」を追加したところ、IT技術者の派遣企業からもオファーが来るようになりました。いずれの企業も入社後は研修から始まるらしく、どうやら経験者枠ではなく新人として扱ってもらえるようです。
基本情報技術者資格が評価されているというよりは、この資格を追加したことで「IT業界に興味がある」と見なされたのだと思われます。
年収はだいたい400万円前後で、今と同じくらいです。
もしや職歴なしでも大差ない?
不動産業界からオファーが来るのは、明らかに不動産トリプルライセンス(宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士)のおかげです。中でもマンションフロントのオファーが本当に多く、慢性的に人手不足であることが伺えます。
地方公務員以上にクレーム産業なので人が定着しないのでしょうか?
一方、自治体絡みのオファーは全くありません。
- 観光部局経験を買ってくれる企画会社
- 自治体向けのDXプランを手がけているようなITコンサル
今のところ、地方公務員としての勤務経験は転職活動に全く活きないと結論するしかありません。
コメント
コメント一覧 (10)
昨年宅地建物取引士と賃貸不動産経営管理士を取得し、今年は行政書士の取得を検討しています。
昔の記事でチラッと触れていたかもしれませんが、キモオタ先輩的には、行政書士ってどんな感じですかね。
法令知識の基礎を固める目的であれば、行政書士はベストな選択だと思います。
特に行政法は、どれも体系的に勉強する機会がなかなか無いのに、どんな部署でも関係してくるので、宅建と同じく若いうちに身につけておけば、末長く役立つはずです。
僕もかつてチャレンジしようかと思ったのですが、たまたま県庁総務課の行政書士担当が僕の同期職員で、気恥ずかしくて躊躇してしまいました……
行政書士の勉強法も同じくお願いいたします。
宅建だけ先に受験して、管理業務主任者とマンション管理士はその3年後に受験しました。
どの試験も、市販のテキストを一読してから過去問演習を繰り返し、直前期は条文の素読(民法以外)もやりました。
宅建は4ヶ月くらい、管理業務主任者とマンション管理士は9ヶ月くらい、独学でちまちま勉強していたはずです。
宅建だけ試験範囲がかなり異なるので、同一年度で3資格同時受験は厳しいと思います。
行政書士は、勉強に着手する前に止めてしまったので、どうやればいいのか全然わかりません……
私は40代での金融・不動産投資リタイア組(いわゆるFIRE)なので、レアケースかもしれませんが、現役の本省公務員もキャリア・ノンキャリア問わず、自らのセカンドキャリアについて真剣に悩んでいる人が多いです。
私と同じく金融投資や不動産投資でFIREを目指す方も少なからずいますが、現実的には贈与や相続などパーソナルな属性が関わらない限り、早期での1馬力リタイアはなかなか難しいと思われます。(2馬力なら少し違うかもしれませんが・・・)
ベテラン(中高年)公務員のセカンドキャリアに限らず、民間でもどこでも、使える中高年というのはどんどん限られてきます。適応できない人はいわば、現代版ある種の脱皮現象でもあり、さりとて公務員ゆえに簡単に民間に転職も(脱皮)できず、かといって定年まで延々と勤めたくないということで、早期退職制度などを利用して、新天地や独立に向かおうと努力する人も最近は多いですね。(表向きあまり口にはしないでしょうが)
宅建士やFP、マンション管理士や管理業務主任者の資格取得をされた(されようとしている)頭の良い公務員の方々を私も存じています。
さて、長くなりましたが、人生後半の様々な葛藤や選択をされる方々の思いを共有したいと思い、このブログを拝見しています。モンスターやクラッシャーにつぶされないように、より良い自身の未来に向けてお仕事や資格取得等に頑張ってください!
これから定年が延長されて、制度的には一層役所にしがみつきやすくなりそうで、金銭的な保証は手厚くなるのかもしれませんが、だからこそずっと役所にすがりつく生き方が本当に幸せなのか?を考えなければいけないと思います。
反対に、役所を早々に離れたがる人が増えつつあるからこそ、振り落とされずに役所内で上り詰めれば相応の大仕事ができるのかも……とも思います。
いずれにしても、個人の能力を磨き続ける必要性は増している気がします。
独身ならではの身軽さ?を活かし、いろいろやってみようと思います。
都市部でマンションが増えてます。特にタワマン(ほぼ大手)は、先々にも管理や修繕の問題(年々費用が上がる)が大きく、高級タワマンの価値を保つのは「フロントマンの予見性・対応能力」が大きいと業界でよく言われる話のようです。
最近、業界で注目されたのが「武蔵小杉のタワマン地下浸水問題」など、世間の注目を浴びた「災害や緊急時の予見対応力」や「危機管理の事前準備(止水板の設置とか)」の問題で、マンションの将来価値を大きく左右する仕事ということで、裏方としての注目度が高まると予想されています。
以下、独自取材
Q なぜ求人数が多いのか?
A 都市部でマンション(タワマンも)が急増しているから。
Q この業界は転職者も多いのか?
A 転職者は多い。前職や職歴もそこまで問われない。
Q 仕事で大変なことは何か?
A 休日出勤が結構ある。給与があまり上がらない。
Q 仕事で大切なことは何か?
A コミュニケーションスキル、将来への予測や危機への備え。
Q クレーマー処理って多いの?
A それなりにはあるが、取り立てて多いということはない。
Q 資格試験の取得は必要?
A なければ取ればいい。資格取得は必要最低限の知識。
Q 業界の将来性はあるか?
A マンション管理業務はこの先にも重要性が増している。
Q 大手と中小だったら職場環境は違うか?
A 給与や業務のフォローなど、大手が待遇がやはり良い。
Q ブラックともよく言われるが?
A クレーム処理は管理するマンション次第でも違う。
詳しい事情通の意見は以下
マンションフロントマン(管理業務主任者)への転職、ウソとホントの話(マンション管理のはじめちゃん)
https://mscondo.com/fm-uso-honto/
首都圏だと、心地よい住環境を提供するのみならず、資産価値としての向上(経年劣化に負けない)という視点も必要で、単なる管理業務だけでなくディベロッパーみたいな感覚も必要だと、マンション管理士の勉強過程で読みました。
僕が知ってる田舎マンションだと、資産価値向上はまず無理なので、クレーム産業という印象が強いのかもしれません。
都心・湾岸のタワマンは既に金融商品化しており、REITのようなファンドマネジメントに近い管理業務(大手物件)になる一方、老朽化した小規模マンション(中小物件)は管理費不足トラブルやクレーム処理の嵐といった二極化の方向に進む可能性が濃厚です。(古いマンションは先々大変だ)