昨年4月から外郭団体に派遣されてからそれなりに残業しているのですが、10月〜12月にかけては月残業時間が100時間を超えました。
令和3年度トータルでは800時間ちょっとで落ち着きそうです。
総務省の資料(PDFへのリンク)によると、令和2年度に月100時間以上の残業をした地方公務員は全体の0.4%とのこと。
年度は違いますが、それでも上位層に食い込んでいるはずです。
統計資料によると月100時間超えの残業生活は「貴重な経験」に相当するようなので、実際どういう感じなのかを紹介していきたいと思います。
正直なところ、月100時間以上残業している職員なんてもっと大勢いると思うのですが……
(実残業時間ではなく「オフィシャルに認められた残業時間」、つまり「100時間分の残業手当が支給された職員が全体の0.4%」であれば納得です。)
月80時間残業までの体験談はこちらをどうぞ
休日出勤なしでも、毎日平均5時間残業すれば、100時間を超えます。
夕飯は基本的にコンビニで調達し職場で済ませます。
19時〜20時の間に、弁当類やレンチン麺類を、休憩がてら食べていました。
睡眠時間は、ぎりぎり毎日6時間をキープできました。
遅くとも25時には布団に入り、7:30には起床するようなペースです。
土日はこれまでと大差ありません。
元からあまり朝寝はしないタイプなので、だいたい9時までには起きて、これまで通りブログを書いたり読書したりオタクしたり……という引きこもり生活をしていました。
業務のほとんどが単純作業であり労働密度が低かったおかげでしょう。
かつ、僕自身がこういう作業ゲーが好きという、向き不向きも影響していると思います。
あとは何より「残業代が支給される」という確信を持てたおかげです。
業務自体には何の達成感もやりがいもないので、無賃だと精神が持たなかったかもしれません。
典型的な社畜生活として「残業がきつすぎて土日は寝てるだけ」というケースが挙げられますが、僕の場合はなんとかなりました。
ただ、膝に違和感を感じています。
多分座りすぎなのでしょう。
日常生活には今のところ支障ないものの、いずれ爆発するのかもしれません。
残業が増えるほど職場滞在時間が長くなり、上司や同僚と過ごす時間が長くなります。
職場の人間関係が良好であれば楽しいでしょうし、悪ければひたすらストレスになります。
長時間残業という心身に負担が加わる環境下だと、誰でもイライラしがちです。
(あくまでも想像ですが、心身に負担がかかる結果、防衛本能が強まって、排外的・攻撃的になるのだと思います。)
もともと良好な人間関係を築けている間柄であれば、多少の刺々しいやりとりがあっても「仕方ないな」と許容できますが、気心の知れない相手から攻められるとなかなか穏便には処理できません。
反射的にイラついてしまったり、恐怖を感じてしまいます。
僕は派遣職員という立場であり、職場でも浮いた存在です。
そのため、職場の人間関係からも一歩距離を置けており、いい意味でも悪い意味でも影響を免れました。
パソコン作業の最中なんかに突然瞼が重くなり、数分間意識が途切れるのです。
もしこれが車の運転中だったら……事故ります。考えたくもありません。
都会であれば公共交通機関が夜遅くまで使えるので、徒歩圏内でなくとも長時間残業できるのでしょうが、いかんせん田舎なので車と徒歩しか選択肢がありません。
徒歩通勤圏内での一人暮らしを始めて正解でした。
月100時間残業生活で車通勤は危険です。
この3ヶ月間、「週末にまとめて家事を済ませる」スタイルが許される異常独身男性でなければ、まともに生活が回らなかったでしょう。
もし僕が家庭を持っていたら、パートナーに家事負担を押し付ける形にならざるを得ません。
フルタイム共働きの大変さを思い知りました。
毎月10,000円ほどをコンビニ飯につぎ込んでおり、これはだいたい5時間分の残業代に相当します。
仕方ないとはいえ、「残業するために出費している」ように感じられて敗北感がありました。
残業期間中はさほど辛くはなかったのですが、2月に入り残業が減ってからは明らかに体調が悪いです。
平日起きるのもだいぶしんどいですし、土日もほぼ寝て過ごしています。何よりやる気が起きません。
3週目に入ってようやく体調が戻り、意欲も戻ってきました。
長時間残業をしている間は脳内物質が出て感覚が麻痺しているだけで、実際はかなりダメージを受けていたのかもしれません。
30歳前後にもなるとそこそこ残業代単価も上がってきて、月100時間分だと残業代だけで20万円を超えます。
3ヶ月分だと約60万円、ボーナスが1回増えたようなものです。正直かなり美味しいです。
もっと歳をとれば残業代単価が上がって行きますが、反対に体力が落ちてきて、たとえ気楽な単純作業であってもキツくなってくると思います。
30代前半という今こそ、長時間残業のコスパが一番美味しい時期なのかもしれません。
今年の10〜12月もどうせ長時間労働せざるを得ないので、その時期をいかに安らかに乗り切るか、今のうちから対策を考えていきたいと思います。
令和3年度トータルでは800時間ちょっとで落ち着きそうです。
総務省の資料(PDFへのリンク)によると、令和2年度に月100時間以上の残業をした地方公務員は全体の0.4%とのこと。
年度は違いますが、それでも上位層に食い込んでいるはずです。
統計資料によると月100時間超えの残業生活は「貴重な経験」に相当するようなので、実際どういう感じなのかを紹介していきたいと思います。
正直なところ、月100時間以上残業している職員なんてもっと大勢いると思うのですが……
(実残業時間ではなく「オフィシャルに認められた残業時間」、つまり「100時間分の残業手当が支給された職員が全体の0.4%」であれば納得です。)
月80時間残業までの体験談はこちらをどうぞ
安定して5時間残業
- 平日はだいたい23:00まで残業(遅くとも日付が変わる前に退勤)
- 週1日は21時代に退勤
- 休日出勤なし
- 有休取得なし
休日出勤なしでも、毎日平均5時間残業すれば、100時間を超えます。
夕飯は基本的にコンビニで調達し職場で済ませます。
19時〜20時の間に、弁当類やレンチン麺類を、休憩がてら食べていました。
睡眠時間は、ぎりぎり毎日6時間をキープできました。
遅くとも25時には布団に入り、7:30には起床するようなペースです。
土日はこれまでと大差ありません。
元からあまり朝寝はしないタイプなので、だいたい9時までには起きて、これまで通りブログを書いたり読書したりオタクしたり……という引きこもり生活をしていました。
各種考察
思っていたほど辛くはなかった
月100時間残業=生き地獄 だと思っていたのですが、正直それほど辛くは感じませんでした。業務のほとんどが単純作業であり労働密度が低かったおかげでしょう。
かつ、僕自身がこういう作業ゲーが好きという、向き不向きも影響していると思います。
あとは何より「残業代が支給される」という確信を持てたおかげです。
業務自体には何の達成感もやりがいもないので、無賃だと精神が持たなかったかもしれません。
膝に違和感
睡眠時間が普段より短くなったり、食生活が乱れたりはしたものの、体調には目立って異変はありませんでした。典型的な社畜生活として「残業がきつすぎて土日は寝てるだけ」というケースが挙げられますが、僕の場合はなんとかなりました。
ただ、膝に違和感を感じています。
多分座りすぎなのでしょう。
日常生活には今のところ支障ないものの、いずれ爆発するのかもしれません。
人間関係が全て
長時間残業の辛さを左右するのは、何よりも職場の人間関係だと思いました。残業が増えるほど職場滞在時間が長くなり、上司や同僚と過ごす時間が長くなります。
職場の人間関係が良好であれば楽しいでしょうし、悪ければひたすらストレスになります。
長時間残業という心身に負担が加わる環境下だと、誰でもイライラしがちです。
(あくまでも想像ですが、心身に負担がかかる結果、防衛本能が強まって、排外的・攻撃的になるのだと思います。)
もともと良好な人間関係を築けている間柄であれば、多少の刺々しいやりとりがあっても「仕方ないな」と許容できますが、気心の知れない相手から攻められるとなかなか穏便には処理できません。
反射的にイラついてしまったり、恐怖を感じてしまいます。
僕は派遣職員という立場であり、職場でも浮いた存在です。
そのため、職場の人間関係からも一歩距離を置けており、いい意味でも悪い意味でも影響を免れました。
眠すぎて車に乗れない
残業が増えるにつれて、日中に抗いがたい眠気に襲われることが増えました。パソコン作業の最中なんかに突然瞼が重くなり、数分間意識が途切れるのです。
もしこれが車の運転中だったら……事故ります。考えたくもありません。
都会であれば公共交通機関が夜遅くまで使えるので、徒歩圏内でなくとも長時間残業できるのでしょうが、いかんせん田舎なので車と徒歩しか選択肢がありません。
徒歩通勤圏内での一人暮らしを始めて正解でした。
月100時間残業生活で車通勤は危険です。
独身だからなんとかなった
平日はだいたい8:30に家を出て24:00に帰宅する生活であり、家事はほとんどできません。この3ヶ月間、「週末にまとめて家事を済ませる」スタイルが許される異常独身男性でなければ、まともに生活が回らなかったでしょう。
もし僕が家庭を持っていたら、パートナーに家事負担を押し付ける形にならざるを得ません。
フルタイム共働きの大変さを思い知りました。
出費が嵩む
夕食をコンビニで調達するようになったせいで、出費がかなり増えました。毎月10,000円ほどをコンビニ飯につぎ込んでおり、これはだいたい5時間分の残業代に相当します。
仕方ないとはいえ、「残業するために出費している」ように感じられて敗北感がありました。
終わった後のほうがしんどい(2023.2.19追記)
2022年11月〜翌1月にかけても、再び100時間超/月ペースで残業してきました。残業期間中はさほど辛くはなかったのですが、2月に入り残業が減ってからは明らかに体調が悪いです。
平日起きるのもだいぶしんどいですし、土日もほぼ寝て過ごしています。何よりやる気が起きません。
3週目に入ってようやく体調が戻り、意欲も戻ってきました。
長時間残業をしている間は脳内物質が出て感覚が麻痺しているだけで、実際はかなりダメージを受けていたのかもしれません。
たまにならアリか?
30歳前後にもなるとそこそこ残業代単価も上がってきて、月100時間分だと残業代だけで20万円を超えます。3ヶ月分だと約60万円、ボーナスが1回増えたようなものです。正直かなり美味しいです。
もっと歳をとれば残業代単価が上がって行きますが、反対に体力が落ちてきて、たとえ気楽な単純作業であってもキツくなってくると思います。
30代前半という今こそ、長時間残業のコスパが一番美味しい時期なのかもしれません。
今年の10〜12月もどうせ長時間労働せざるを得ないので、その時期をいかに安らかに乗り切るか、今のうちから対策を考えていきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (6)
3か月とはいえ、連続で100H超は大変です。土休日に出勤しないだけまだ恵まれているので、オフで心身をゆっくりと休めて下さるようにしてもらいたいです。
結婚や家族や乳幼児、親の介護の問題が一旦生じると、途端にお金が貯めにくくなるので、三十代半ばで2000〜3000万円程度を確保しておくと、人生後半ではかなり有利な選択ができるのではないでしょうか?
三十代でうまく貯めるか貯めないかは、格差社会拡大の昨今、相当に効果がデカいと思いますので、心身や人生設計に配慮しながらも蓄財優等生として頑張ってほしいものです。
膝に違和感を覚えるのは人生初で、長引くようだったら通院も考えます…
残業代が満額支給されるという千載一遇のチャンス、臆することなく報告して、絞り尽くしていきます。
休養をとっても疲れや違和感が長引く場合、CFSも疑ってみてください。因子が高いかどうかは事前に調べればある程度は分かるかも?(私も今も若干これに悩まされている)
http://www.self-medication.ne.jp/health/026.php
https://www.fuksi-kagk-u.ac.jp/guide/efforts/research/kuratsune/fatigue/fatigue07.html
僕は1~3月残業各60時間でした(実働は平日~23時土日5時間…計算合わない…合わなくない?)
この時期稼ぐと来年度の保険料上がるんですよね…
そんな症状があるんですね…恐ろしいです。
今のところ、布団から起き上がれないとか、生活に支障が出るレベルでだるいとった感じは無いのですが、気をつけていきます……
支給率5割切りそうじゃないですか!?心身ともにどうかご自愛ください……
僕は保険料も住民税も気にしないことにしました。財政を潤すことも公務員の使命ということで……(サビ残したほうが公益に資するのでは説から目を背けつつ)