僕の出向生活も2年目に突入しました。
歴代の担当者は2年スパンで異動しているので、僕もおそらく来年4月には異動して県庁に復帰するはずです。
今年度の人事異動では、コロナ対応で人手が足りないせいなのか、いくつかの出向・派遣研修ポストが消滅してしまいました。
早いところでは2月頃から県庁に戻されて、コロナ対応にあたっていたようです。
僕のポストも実は危うかったのかもしれません。
幸いにも?2年目を迎えられたので、以前打ち立てたとおりの方針で「業務効率化」と「残業代荒稼ぎ」を図っていきたいところなのですが……ちょっとした壁にぶつかっています。
僕の担当業務は、ざっくり言うと、行政に提出する書類の作成です。
許認可申請書や年次報告書のようなものを淡々と作り、いろんな役所に提出しています。
通常の民間企業であれば、法務部が担当したり、あるいは行政書士に外注したりする仕事です。
ただ僕の出向先法人では、かなり昔から県庁出向者を受け入れて、この仕事を担当させています。
経緯は謎です。政治的ムーブの匂いしかしませんね……
つまるところ、儲けにつながらないけどやらなければいけない足枷のような仕事を、一手に引き受けているわけです。
組織の一員としてチームで仕事をしているというよりは、客先常駐の派遣社員みたいなものです。
「役所相手の書類作り」という作業自体は結構楽しいです。
こういった「提出側の事情」は、役所内にいてもなかなか分かりません。
今後、僕が県庁に戻って、提出書類のフォーマット作りを担当することがあったら、今回の出向で得た知見が大いに活かせると思います。
しかし、この4月からは仕事が増えます。
従来は出向先のプロパー社員がやっていた仕事も僕に振られるみたいです。
それもこれも、3月末でプロパー社員が大勢離職してしまって、人手が足りないせいです。
派遣社員なら「契約違反だ!」と反論できそうなところなのですが、僕は「役所からの出向」という法的によくわからない存在なので、抵抗できません。
しかも、僕に新たに振られる仕事には、全然関心が持てません。
そもそも出向先法人そのものや、携わっている業界自体に全然好感を持てておらずやる気が出ません。
僕は一応株主であり、地方公務員にしては民間ビジネスに興味のあるほうだと思っています。
それでも興味が湧きません。むしろ失望しました。
収益源のほとんどは中間搾取であり、搾取した分だけ便益を提供しているとは到底思えません。
むしろ潰れたほうがいいんじゃないかとすら感じられます。
出向先法人のことを知れば知るほど、小悪党にお仕えしているような感覚が強まってきて、やる気がどんどん萎えてきます。
しかも4月からはまさに小悪党業務そのものまでやらされるらしく、気分は萎える一方です。
労働条件自体は相当恵まれている自覚があります。
残業はそれなりに多い(昨年度は約800時間/年でした)とはいえ、残業代がきちんと支給されるからです。
令和2年度の決算統計(PDFへのリンク)を見てみると、都道府県では人件費決算額が減少しています。
制度改正による影響(会計年度任用職員制度の導入で、従来は物件費に計上されていた分が給与費に積み替えられる)で確実に増額するはずなのに、結果的に減少しているということは、正規職員の人件費が大幅に減少していると言えそうです。
新型コロナウイルス対応で残業時間が増加しているのにも関わらず、です。
人件費の内訳データが存在しないので断言はできませんが、コロナ対応職員を含め残業代がろくに支給されていないとしか思えません。
残業代が支給されるだけで平身低頭して感謝しなければならず、やる気云々という愚痴を言う権利はありません。贅の極みです。
しっかり「割り切って」いきたいと思います。
歴代の担当者は2年スパンで異動しているので、僕もおそらく来年4月には異動して県庁に復帰するはずです。
今年度の人事異動では、コロナ対応で人手が足りないせいなのか、いくつかの出向・派遣研修ポストが消滅してしまいました。
早いところでは2月頃から県庁に戻されて、コロナ対応にあたっていたようです。
僕のポストも実は危うかったのかもしれません。
幸いにも?2年目を迎えられたので、以前打ち立てたとおりの方針で「業務効率化」と「残業代荒稼ぎ」を図っていきたいところなのですが……ちょっとした壁にぶつかっています。
派遣社員気分
僕の担当業務は、ざっくり言うと、行政に提出する書類の作成です。許認可申請書や年次報告書のようなものを淡々と作り、いろんな役所に提出しています。
通常の民間企業であれば、法務部が担当したり、あるいは行政書士に外注したりする仕事です。
ただ僕の出向先法人では、かなり昔から県庁出向者を受け入れて、この仕事を担当させています。
経緯は謎です。政治的ムーブの匂いしかしませんね……
つまるところ、儲けにつながらないけどやらなければいけない足枷のような仕事を、一手に引き受けているわけです。
組織の一員としてチームで仕事をしているというよりは、客先常駐の派遣社員みたいなものです。
プロパー大量離職問題
「役所相手の書類作り」という作業自体は結構楽しいです。- 役所に提出するためだけの書類に、どれだけの労力・時間・コストをかけて作られているのか
- 役所にとっては当たり前でも、民間にとっては意味不明な項目・指示はどんなものか
今後、僕が県庁に戻って、提出書類のフォーマット作りを担当することがあったら、今回の出向で得た知見が大いに活かせると思います。
しかし、この4月からは仕事が増えます。
従来は出向先のプロパー社員がやっていた仕事も僕に振られるみたいです。
それもこれも、3月末でプロパー社員が大勢離職してしまって、人手が足りないせいです。
派遣社員なら「契約違反だ!」と反論できそうなところなのですが、僕は「役所からの出向」という法的によくわからない存在なので、抵抗できません。
しかも、僕に新たに振られる仕事には、全然関心が持てません。
そもそも出向先法人そのものや、携わっている業界自体に全然好感を持てておらずやる気が出ません。
僕は一応株主であり、地方公務員にしては民間ビジネスに興味のあるほうだと思っています。
それでも興味が湧きません。むしろ失望しました。
収益源のほとんどは中間搾取であり、搾取した分だけ便益を提供しているとは到底思えません。
むしろ潰れたほうがいいんじゃないかとすら感じられます。
出向先法人のことを知れば知るほど、小悪党にお仕えしているような感覚が強まってきて、やる気がどんどん萎えてきます。
しかも4月からはまさに小悪党業務そのものまでやらされるらしく、気分は萎える一方です。
贅沢な悩みだとは重々承知していますが
労働条件自体は相当恵まれている自覚があります。残業はそれなりに多い(昨年度は約800時間/年でした)とはいえ、残業代がきちんと支給されるからです。
令和2年度の決算統計(PDFへのリンク)を見てみると、都道府県では人件費決算額が減少しています。
制度改正による影響(会計年度任用職員制度の導入で、従来は物件費に計上されていた分が給与費に積み替えられる)で確実に増額するはずなのに、結果的に減少しているということは、正規職員の人件費が大幅に減少していると言えそうです。
新型コロナウイルス対応で残業時間が増加しているのにも関わらず、です。
人件費の内訳データが存在しないので断言はできませんが、コロナ対応職員を含め残業代がろくに支給されていないとしか思えません。
残業代が支給されるだけで平身低頭して感謝しなければならず、やる気云々という愚痴を言う権利はありません。贅の極みです。
しっかり「割り切って」いきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (6)
草草ww 何かあったんですか?
残業代(だけ)で月15万円とか20万円とかも出ると、クソ仕事だろうが相手が誰だろうが、なんだかんだで結局やります。大抵の人間、お金と恫喝の類(たぐ)いには相手に絶対反抗できない。(断言)
2500円×800=2,000,000円(ウホッ!)
これくらい上乗せがあれば、小悪党に「犬のマネしろ」と飼いならされても仕方あるまいw
(参考情報)
意外と知らない「自分の時給」はこう計算せよ(東洋経済)
https://toyokeizai.net/articles/-/122624?page=3
事前申請をしなければ、パソコンが使えないので、きちんと時間外を申請する必要があります。
残業代が増えるのか、減るのかどうなるんでしょうね(笑)
本題とは関係ないのですが、係員レベルでも4/1に異動があるかどうがわかるのですね。
私のところは、4月中旬にならないと分からないので、どこの自治体もそうかと思っていました。。。
傍目で見ている分にはガチホワイトで高給な職場なのに……どうして辞めてしまうのか不思議でなりません。
きっとプロパーしか知らない闇があるのでしょう。
これから本業にも携わらせていただける?ようなので、この闇の正体にも近づけるかもしれません。
とりあえず、社会保険料とか住民税は一旦棚上げして、目先の残業代だけ見ていきます(笑)
出ましたね強制シャットダウンシステム(笑)
残業代への影響もさることながら、定時で帰るつもりだったのに16:30頃に管理職or怒れる住民に呼び出されて、ようやく解放されたら定時過ぎててパソコンが強制シャットダウンされて作業中のデータが吹き飛んだ……みたいな悲劇が起きそうな気がしていて、恐ろしい仕組みだと思っています……
僕の勤務先自治体では、職位に関わらず正式内示が3月下旬にあって、その数日後に庁内人事異動一覧表が内部システムで閲覧できるようになります。
この一覧表の解禁日は、下っ端も管理職もみんな熟読し始めるので、仕事が本当に止まります(笑)一年で最大の娯楽かもしれません。