避けては通れない話題。


MARCHレベルの地元大学・学部卒がボリューム層

職員の出身大学の話は、他自治体の職員との間でもよく話題になります。
これまで自分が聞いた話では、大卒程度事務職の場合、ざっくりいうと、MARCHレベルの地元大学の学部卒がボリューム層という自治体がほとんどです。

東京大学・京都大学などの超高学歴層も、どこの自治体にも一定数います。
出身自治体に戻ってきたパターンがほとんとです。
単に都会での就職活動に失敗して新卒入庁する方もいれば、家族との時間や趣味を優先させるために転職する方、介護のためやむなく帰ってくる方など、戻ってきた理由は様々です。
勿論、自治体職員として働きたくて戻ってきた方もいますが、自分の知る範囲ではごく少数です。


旧帝大が立地する自治体の職員は優秀説?

MARCHクラスよりもレベルの高い大学が立地する自治体(東北大学→宮城県・仙台市、九州大学→福岡県・福岡市、神戸大学→兵庫県・神戸市など)もありますが、こういった自治体の職員が他自治体と比べて特段優秀という話を、時々聞きます。
特に神戸市と広島県は優秀
で、
他自治体と一緒に仕事をするときも、自然とリーダー役になっているとか。

立地大学というより、都市そのものの規模や、
公務員試験の難易度に比例しているのかもしれませんが……

福岡・宮城(仙台)は東大卒も多い?※2018.8.19追記

最近、地方公務員界隈でも、UターンではなくJターン(出身地ではなく出身地域の中心都市に就職)するパターンが増えているようです。
新卒よりも、職務経験者採用で特に顕著。

代表的なJターン先は、仙台市や福岡市。
旧帝大卒業者がそのまま定着するだけでなく、Jターンの形で東大・京大卒も絶えなく流れ込んでくることで、より高学歴化が進んでいるようです。


大きな自治体の場合、大学よりも高校

県庁や県庁所在地の市役所だったら、
大学名よりも高校名のほうが話題になると思います。
自分が勤務している自治体(県庁)もそうです。
高校で見ると、東大・京大に合わせて10人弱ほど合格するくらいの、地方公立高校トップクラス級がボリューム層だと思われます。

Uターン超高学歴職員の存在にも触れましたが、彼らは東大卒・京大卒であると同時に、ボリューム層高校の出身であることがほとんどです。

大学名ではマイノリティでも、
出身高校においてはマジョリティです。
ゆえに、
肩身が狭いことはありません。

もちろん、ボリューム層の高校出身であっても、そこになじめていなかったら、かえって肩身の狭い思いをすることになります。
そういった方はそもそも地元就職しないと思いますが……


最近は落ち着きつつある?

最近の傾向としては、高学歴層は減って、
逆にボリューム層未満の大学でも、続々と採用されているように思われます。
民間企業の採用が増える一方、公務員人気に陰りが出ていると報じられていますが、まさにこの流れなのでしょう。

あと、出世と学歴は関係ないと思います。こちらは別記事にて。

【2018/6/16追記】
公務員受験ジャーナルの合格体験記をパラパラ見ていたのですが、 寄稿者の出身大学が想像よりも偏差値低めでびっくりしました。
出身大学の下振れ傾向が強ってきているのでしょうか?


【2020/1/4追記】
今更ながら気が付きました。
僕の勤める県庁だけかもしれませんが、他の有名大学と比べて圧倒的に慶應義塾大学卒が少ないです。
東大卒・京大卒は毎年安定して入庁してきますが、慶応卒は5年に1人くらいのペースです。

理由はわかりません。田舎にUターンしてくる慶応卒が少ないのか、役所を避けているのか……
ちなみに早稲田卒はたくさんいます。