避けては通れない話題。
職員の出身大学の話は、他自治体の職員との間でもよく話題になります。
これまで自分が聞いた話では、大卒程度事務職の場合、ざっくりいうと、MARCHレベルの地元大学の学部卒がボリューム層という自治体 がほとんどです。
東京大学・京都大学などの超高学歴層も、どこの自治体にも一定数います。
出身自治体に戻ってきたパターンがほとんとです。
単に都会での就職活動に失敗して新卒入庁する方もいれば、家族との時間や趣味を優先させるために転職する方、介護のためやむなく帰ってくる方など、戻ってきた理由は様々です。
勿論、自治体職員として働きたくて戻ってきた方もいますが、自分の知る範囲ではごく少数です。
MARCHクラスよりもレベルの高い大学が立地する自治体(東北大学→宮城県・仙台市、九州大学→福岡県・福岡市、神戸大学→兵庫県・神戸市など)もありますが、こういった自治体の職員が他自治体と比べて特段優秀という話を、 時々聞きます。
特に神戸市と広島県は優秀で、他自治体と一緒に仕事をするときも、自然とリーダー役になっているとか。
立地大学というより、都市そのものの規模や、公務員試験の難易度に比例しているのかもしれませんが……
新卒よりも、職務経験者採用で特に顕著。
代表的なJターン先は、仙台市や福岡市。
旧帝大卒業者がそのまま定着するだけでなく、Jターンの形で東大・京大卒も絶えなく流れ込んでくることで、より高学歴化が進んでいるようです。
県庁や県庁所在地の市役所だったら、大学名よりも高校名のほうが話題になると思います。
自分が勤務している自治体(県庁)もそうです。
高校で見ると、東大・京大に合わせて10人弱ほど合格するくらいの、地方公立高校トップクラス級がボリューム層だと思われます。
Uターン超高学歴職員の存在にも触れましたが、彼らは東大卒・京大卒であると同時に、ボリューム層高校の出身であることがほとんどです。
大学名ではマイノリティでも、出身高校においてはマジョリティです。
ゆえに、肩身が狭いことはありません。
もちろん、ボリューム層の高校出身であっても、そこになじめていなかったら、かえって肩身の狭い思いをすることになります。
そういった方はそもそも地元就職しないと思いますが……
最近の傾向としては、高学歴層は減って、逆にボリューム層未満の大学でも、続々と採用されているように思われます。
民間企業の採用が増える一方、公務員人気に陰りが出ていると報じられていますが、まさにこの流れなのでしょう。
あと、出世と学歴は関係ないと思います。こちらは別記事にて。
【2018/6/16追記】
公務員受験ジャーナルの合格体験記をパラパラ見ていたのですが、 寄稿者の出身大学が想像よりも偏差値低めでびっくりしました。
出身大学の下振れ傾向が強ってきているのでしょうか?
【2020/1/4追記】
今更ながら気が付きました。
僕の勤める県庁だけかもしれませんが、他の有名大学と比べて圧倒的に慶應義塾大学卒が少ないです。
東大卒・京大卒は毎年安定して入庁してきますが、慶応卒は5年に1人くらいのペースです。
理由はわかりません。田舎にUターンしてくる慶応卒が少ないのか、役所を避けているのか……
ちなみに早稲田卒はたくさんいます。
MARCHレベルの地元大学・学部卒がボリューム層
職員の出身大学の話は、
これまで自分が聞いた話では、大卒程度事務職の場合、
東京大学・京都大学などの超高学歴層も、
出身自治体に戻ってきたパターンがほとんとです。
単に都会での就職活動に失敗して新卒入庁する方もいれば、
勿論、自治体職員として働きたくて戻ってきた方もいますが、
旧帝大が立地する自治体の職員は優秀説?
MARCHクラスよりもレベルの高い大学が立地する自治体(
特に神戸市と広島県は優秀で、
立地大学というより、都市そのものの規模や、
福岡・宮城(仙台)は東大卒も多い?※2018.8.19追記
最近、地方公務員界隈でも、UターンではなくJターン(出身地ではなく出身地域の中心都市に就職)するパターンが増えているようです。新卒よりも、職務経験者採用で特に顕著。
代表的なJターン先は、仙台市や福岡市。
旧帝大卒業者がそのまま定着するだけでなく、Jターンの形で東大・京大卒も絶えなく流れ込んでくることで、より高学歴化が進んでいるようです。
大きな自治体の場合、大学よりも高校
県庁や県庁所在地の市役所だったら、
自分が勤務している自治体(県庁)もそうです。
高校で見ると、東大・
Uターン超高学歴職員の存在にも触れましたが、彼らは東大卒・
大学名ではマイノリティでも、出身高校においてはマジョリティです。
ゆえに、
もちろん、ボリューム層の高校出身であっても、
最近は落ち着きつつある?
最近の傾向としては、高学歴層は減って、
民間企業の採用が増える一方、
あと、出世と学歴は関係ないと思います。こちらは別記事にて。
【2018/6/16追記】
公務員受験ジャーナルの合格体験記をパラパラ見ていたのですが、 寄稿者の出身大学が想像よりも偏差値低めでびっくりしました。
出身大学の下振れ傾向が強ってきているのでしょうか?
【2020/1/4追記】
今更ながら気が付きました。
僕の勤める県庁だけかもしれませんが、他の有名大学と比べて圧倒的に慶應義塾大学卒が少ないです。
東大卒・京大卒は毎年安定して入庁してきますが、慶応卒は5年に1人くらいのペースです。
理由はわかりません。田舎にUターンしてくる慶応卒が少ないのか、役所を避けているのか……
ちなみに早稲田卒はたくさんいます。
コメント
コメント一覧 (12)
事務職とは異なり高専卒の方もけっこういます。
例えば、千葉大学、筑波大学、都立大学、広島大学のレベルだとそこそこ上位層でしょうか?
地元国公立大学が一番多くて、例示されたレベルの方もわりといますが、旧帝大以上になると急に減るイメージです。
今年はコロナ不況で民間企業の苦境や採用控えが相次いでいることから、数年ぶりに公務員試験の倍率も上がり、東大京大と言った超高学歴層も増加すると思いますがいかがでしょうか。
また、慶大は三田会、一橋は如水会があり伝統的に民間大企業に強いので学生達も公務員よりは民間に目が向いているのかもしれませんね。慶大・一橋でUターン就職したがる学生は地方銀行に多いように思います。
・超高学歴層だと「大学院進学して不況期を回避する」という手段も一般的
・近年は国家総合職の倍率が低く就職しやすい状況なので、民間が駄目な場合、地方よりもまずは国家に流れそう
(僕の知る限りでも、超高学歴層は国家落ち組がほとんど)
という理由より、あまり期待していません。個人的には増えてほしいんですけどね……
慶應・一橋は、両校ともUターン志向がそもそも低いイメージでしたが、地方銀行ならなんとなく納得です。東京支店を希望していそう(笑)
となると、次に高学歴層となる早稲田、地方帝大や、マーチ、関関同立などが地方公務員のボリューム層になるでしょうか。
私もそれくらいのレベルの大学生で、公務員志望なので同じくらいの大学の人々との競争になるのかな、と思います。
あとは第二新卒組(いったん民間就職したものの景気悪化のせいで失職or待遇悪化して転職)も増えるんじゃないかと思っています。
公務員志望とのこと、とてもありがたいです。陰ながら応援しています。
以前は、大手民間就活がうまく行かずに地元の県庁に流れる例が多くありましたが、最近はベンチャーなどの採用意欲も旺盛で、法学部生であっても、そういったところに流れる傾向があるようです。また、オンライン面接が活発化し、従来よりも民間大手へのアクセスが容易になったことも影響しているかもしれません。
さらに、ポータブルなスキルを獲得できるキャリアを望む風潮も、地方公務員回避に繋がっています。
県庁も、将来の生え抜きの幹部候補生をどう確保するのか、しっかり検討すべきだと思います。
僕の同期にはまさに「大手民間就活がうまく行かずに地元の県庁に流れ」てきた超有名大卒が複数いるのですが、ここ数年は全然聞きません。「試験勉強しまくってなんとか公務員試験に合格した人」ばかりなような気がします。大変失礼かつブーメランな表現ですが……
学歴≠実務能力という風潮もありますが、僕の知る超有名大卒の職員は実際しっかり結果を出しているので、やはり必要な人材なんだと思います。
第一志望には成れずとも、「しくじったときの有力候補」として復活していく必要を感じます。
この記事を最初に書いてから6年くらい経ってますが、新人の卒業大学は随分変わってきています。そろそろ更新したほうがよさそうです……