地方公務員にありがちな特徴といえば、
・安定志向
・真面目
・頭が固い

などなど、検索してみたら出てきましたが……自分の周囲をはじめ、若い世代はちょっと違うように思いました。

自分の知っている範囲ではありますが、若い世代(30歳未満)だと実際どんな人が地方公務員になっているのか、パターン化してみました。
数が多い順に並べています。


家庭重視な安定志向

公務員の仕事内容よりも、待遇に惹かれたタイプ。男女ともに多いです。
単に「楽をしたい」というよりは、家庭を持つことを考えて、遠方への転勤が無いこと、ある程度キャリアが想定できることから、地方公務員を志望する方が多いです。

入庁前から結婚を決めた相手がおり、大学新卒だと入庁2~3年目に結婚して幸せな家庭を築いています。
社交的で心優しい人格者が多く、いわゆる地方リア充の最終形です。


地元愛満タン

地域貢献ができることから、地方公務員という仕事を志望したタイプです。
プライベートでも地域ボランティアや町内会活動に励んでいる、古き良き田舎のおっさん候補です。

県内進学校(高校)の出身者が多く、
民間企業にも出身校ネットワークを通して友人多数。
仕事熱心で人間的にも良好な方が多いのですが、家庭を持つことよりも自分のことを優先し、結婚はあんまり早くない様子。飲食店にやたら詳しい。


民間・国家公務員が嫌だから

「地方公務員になりたい」というよりは、何らかの理由で民間企業・国家公務員が嫌で、消極的に地方公務員を選んだタイプ。県庁より市町村のほうが多いと思われます。


バリキャリ

とにかく仕事で自己実現をしたいタイプ。
地方公務員という仕事へのこだわりはなく、圧倒的成長できれば別の仕事でも構いません。実際、よりよい条件の民間企業に転職する方もいます。
よくインターネット上で見かける「資格取得→独立開業」というパターンは、実際には聞いたことがありません。

結婚・出産を経ても定年まで勤められることからなのか、
特に女性に多いです。
バリキャリ思考の男性は、まず民間に行くのでしょう。


趣味人

仕事よりも趣味を優先するタイプ。地方公務員を選んだ理由は、趣味に時間を割きやすいため。
セミプロのスポーツ選手も含みます。県庁よりも市町村のほうが多いと思われます。
趣味の中で一番多いのは、旅行です。驚異的なスケジュール管理で長期休暇を捻出し海外旅行に毎年行く方や、毎月必ず3~4連休を作って京都に行く方など。


挫折パターン

国家総合職や司法試験に落ちてしまい、類似の職種として地方公務員を選んだタイプ。
「ほかには働き口が無い」という危機感があり仕事熱心ですが、人間的に一風変わった方も多いです。
市町村には殆どおらず、県庁に特有のパターン。


イレギュラー

本人の希望とは関係なく、のっぴきならない事情(家族の介護、自分の健康など)で地方公務員になったタイプ。
本来ならもっとランクが上のところで働いているはずの人材で、異様に優秀な方が多いです。



以上、思いつくままに書いてみました。
総じて、男性は安定志向、女性はキャリア志向(一生働くために公務員)という方が多いです。

自分は……「民間・国家公務員が嫌」と「地元愛」の中間くらいかな……