最近は「ネ申エクセル」ばかりに関心が集まっていますが、僕が入庁する前の時代は、「公務員はワードが使えない、一太郎しか使えない」と言われて馬鹿にされていました。
実際のところ、普段はみんなワードを使っています。
ただ、一太郎が使えないと困る場面が時々あるため、併用している、というのが実態です。
※当時のオフィスは日本語だとまともに使えなかったため、という見解もあります。
あとはQWERTYキーボートと同じ流れで広まっていきました。
同じソフトを使わないと、業務に支障をきたすからです。
うちの役所の場合、過去のデータを見る限り平成18年頃まで一太郎時代が続いたようですが、以降は徐々にワード文書が増えてきます。
社会的に激しい批判を浴び続けたこと、オフィスの機能が向上したことから、ワードのほうが主流になったようです。
ちなみに、ジャストシステム社の表計算ソフトである「三四郎」、ペイントソフトの「花子」のほうは、見たことがありません。
一太郎時代を経験したおっさん職員の間でも、ワードへの移行が進んでいます。
ただ、国の省庁ではいまだ一太郎が主力のようで、送られてくるファイルは、今でもかなり一太郎が使われています。
その影響で、自治体職員のパソコンには一太郎が欠かせません。
ほかにも、縦書きの表を作るときには、一太郎のほうが便利です。
たとえば、条例の新旧対照表。一行あたりの文字数や改行のルール、余白の幅が細かく決まっており、そのルール通りに作成しなければいけません。
ワードだと勝手に気を利かして改行したり文字を詰めたりしてくれて、かえって思い通りにならないことが多く、一太郎を使わないと業務効率がガタ落ちします。
縦書き表に限らず、「紙媒体に印刷するときは一太郎のほうが便利」という意見も根強いです。余白や罫線の位置を細かく指定できるらしいですが、僕はそんなに一太郎を使いこなせていないので、よくわかりません……
これまで所属してきた部署では、どこでも全パソコンに一太郎がインストールされてましたが、利用頻度を考えると、課で1~2ライセンスあれば十分な気がするんですよね。
一太郎を減らして、その分のお金でPhotoshop買ってほしいですね……
【2017/1/17追記】
実際のところ、普段はみんなワードを使っています。
ただ、一太郎が使えないと困る場面が時々あるため、併用している、というのが実態です。
なぜ一太郎が普及したのか?
そもそもなぜ一太郎が行政機関に普及していたのかというと、職員一人一人にパソコンが導入された最初期に、国のどこかの省庁が「国産ソフトを使うべき」と判断し、マイクロソフトオフィスを排除、ジャストシステムのソフトを一斉導入したからです。※当時のオフィスは日本語だとまともに使えなかったため、という見解もあります。
あとはQWERTYキーボートと同じ流れで広まっていきました。
同じソフトを使わないと、業務に支障をきたすからです。
うちの役所の場合、過去のデータを見る限り平成18年頃まで一太郎時代が続いたようですが、以降は徐々にワード文書が増えてきます。
社会的に激しい批判を浴び続けたこと、オフィスの機能が向上したことから、ワードのほうが主流になったようです。
ちなみに、ジャストシステム社の表計算ソフトである「三四郎」、ペイントソフトの「花子」のほうは、見たことがありません。
それでも一太郎は欠かせない
最新バージョンだと、一太郎は明らかにワードより重いんですよね……積極的に使いたいとは思いません。一太郎時代を経験したおっさん職員の間でも、ワードへの移行が進んでいます。
ただ、国の省庁ではいまだ一太郎が主力のようで、送られてくるファイルは、今でもかなり一太郎が使われています。
その影響で、自治体職員のパソコンには一太郎が欠かせません。
ほかにも、縦書きの表を作るときには、一太郎のほうが便利です。
たとえば、条例の新旧対照表。一行あたりの文字数や改行のルール、余白の幅が細かく決まっており、そのルール通りに作成しなければいけません。
ワードだと勝手に気を利かして改行したり文字を詰めたりしてくれて、かえって思い通りにならないことが多く、一太郎を使わないと業務効率がガタ落ちします。
縦書き表に限らず、「紙媒体に印刷するときは一太郎のほうが便利」という意見も根強いです。余白や罫線の位置を細かく指定できるらしいですが、僕はそんなに一太郎を使いこなせていないので、よくわかりません……
これまで所属してきた部署では、どこでも全パソコンに一太郎がインストールされてましたが、利用頻度を考えると、課で1~2ライセンスあれば十分な気がするんですよね。
一太郎を減らして、その分のお金でPhotoshop買ってほしいですね……
【2017/1/17追記】
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011300400&g=pol
文書作成、ワードに統一=効率化で働き方改革-農水省
タイムリーなニュースです。ネット上でもネタにされているようですね……
省庁の中でも、農林水産省は一太郎文書が突出して多いです。
これは農林水産省自体に原因があるわけではなく、農協組織の影響だと勝手に推測しています。農林水産省が一太郎を使っていた影響で、全国の農協が一太郎に染まってしまい、ワードに切り替えると農協側が困るという事情があったのではないでしょうか?
上記のとおり、一太郎には一太郎の良さがあります。
日本語版InDesignみたいな、紙媒体の印刷用ソフトに特化していってくれると、僕としては助かりますね
文書作成、ワードに統一=効率化で働き方改革-農水省
タイムリーなニュースです。ネット上でもネタにされているようですね……
省庁の中でも、農林水産省は一太郎文書が突出して多いです。
これは農林水産省自体に原因があるわけではなく、
上記のとおり、一太郎には一太郎の良さがあります。
日本語版InDesignみたいな、
コメント
コメント一覧 (2)
日本製のワープロや一太郎はご承知のとおり余白や罫線の位置を微妙に細かくミリ単位で指定できるので、主に過去からのワープロ様式の文書にピッタリと合わせられたことから、ワープロ→パソコンの進化の過程でよく使っていました。
今では普段からワードを使うことが多くなったと思いますが、昔のワードは上記のような繊細さが足りなかった(ややバカだった)ので、日本製のジャストシステム製ということもあり、各省庁でも奨励して使っていた感じですね。(国産品奨励の意図もあったかもしれませんが、最初はやはり使い勝手がMSより勝っていた)
世界標準から外れているということで、今やガラケー扱いされていますが、ある種の職人芸的な表作成には向く場合もあるので、霞が関の一部では使われ続けていると思います。言いかえますと通常印鑑と電子印鑑の印字での僅かなタッチの差ぐらいな感じでしょうか?
ご参考になりましたら幸いです。
目から鱗です。ありがとうございます。