最近、同期入庁職員が続々とネット証券口座を開設しています。
昨年の仮想通貨ブームで投資自体に関心が集まっているうえ、入庁から5年間でお金がたまり、運用できるくらいの余剰資金が生じているのでしょう。

先輩や上司を見ていても、リスク資産を持っている方はかなりいます。けっこう過激な方もいて、「地方公務員だからこそリスクを取るべき」と話す方もいます。

僕が入庁前後で感じたギャップのひとつが、リスクの許容度でした。入庁前は安定第一・リスク資産に興味が無い人ばかりなんだろうと思っていましたが、実際はリスク愛好家が一定数います。

遠い将来まで給与所得額が見通せるというリスクヘッジ

リスク愛好家の諸先輩いわく、「地方公務員であること自体が超強力なリスクヘッジなんだから、ガンガンリスクをとっていける」のだと語ります。

公務員の特徴として、昇給ペースが年功序列でほぼ決まっていることから、将来の給与額がどれくらいなのか現時点で見通せることが挙げられます。
一律カットの憂き目を見る危険はありますが、それでも数パーセントです。半減したりはしないでしょう。

この意味で、地方公務員の給与は、リスクの小さい、非常に安定した収入源です。
そのため、より多くのリスクを追加で取ることができます。
将来どうなるかはわかりませんが……少なくとも当面は。

先輩から聞いた話は以上ですが、僕はさらに、離職リスクの低さも関係していると思います。
心身の不調で仕事を続けられなくなっても、公務員の場合は離職せずに休職→復職できるケースが、民間企業と比べて多いと思われます。


僕も預金の一部を株式口座とFX口座で運用しているほか、去年からiDECOを始めました。
今のところは順調です。電撃G'sマガジンを毎月購読できるのも運用益のおかげです。

※運用はあくまでも自己責任です。東京オリンピック後の経済停滞を見据えて現金一本がベストという説もあります。