HappyHackingKeyboardというキーボードをご存知でしょうか?
石川県にあるPFUという会社が作っている、俗にいう高級キーボードで、現行モデルであれば安いものでも2万円近くします。
キーの配列が独特なため、一般受けはしないものの、プログラマーを中心にコアな人気があるキーボードです。
キーボードとしてはかなりの高額品ですし、日本語文章を打つのには決して向いているとは思えないのですが、
僕の勤めている県庁ではこのキーボードを愛用している職員がたくさんいます。
とにかくコンパクトで場所をとらない
公務員の中でも県庁職員は、机が汚くなりがちと言われます。
課内でも自分だけしか担当していない業務が多く、資料や参考書籍を共用スペースに置いておくことができず、自分の机の周辺に置いておかなければいけないことが主な理由です。
例えば僕の場合、机の上に「景品表示法」の解説本が置いてあります。
毎日使うわけではないのですが、自分しか参照しないので、共用スペース(書棚)に置くことができません。
使用頻度が低いという理由だけで共用スペースを使い始めると、すぐにスペースが埋まってしまい、本当に共有すべきものが置けなくなってしまいます。
そのため、ノートパソコンの両側にずらっとファイルや書籍を並べざるを得ない状態です。
このような事情から、外付けキーボードを使う場合には、小さいものでないと机の上に置けません。
少なくとも、テンキーのないモデルでないと、収まらないでしょう。
HappyHackingKeyboardは、テンキーどころか色々なキーが削られていて、非常にコンパクトです。
さらに軽いので、どかして机の上で作業することも可能です。
余計なキーがない
パソコンによっては、絶妙な場所にインサートやプリントスクリーンといった滅多に使わないキーが配置されていて、間違えて押してしまうことがあります。
HappyHackingKeyboardは、こういった使用頻度の低いキーが初めからありません。
そのため、ミスタイプも起こり得ません。
あんまりうるさくない
キーボードによっては、キータッチ音がカチカチと響くものがあります。
音が出る方が好きという方も大勢いるのでしょうが、職場で使う場合は、周りのことを考えると、静かな方が望ましいです。
静音を売りにしているキーボードほどではないものの、HappyHackingKeyboardも静かな部類に入ります。
僕も使っています
僕も去年からHappyHackingKeyboardBTを使っています。
ブルートゥース接続できるタイプで、コードがないのでより机を広く使えます。
大学時代から使っているRealforce(静音タイプ)を職場でも使おうとしたところ、机が狭くなりすぎて諦めて、代わりに発売直後だったHappyHackingKeyboardBTを購入しました。
最初は失敗したかなと思ったものの、慣れてしまえばとても使いやすいです。
Realforceは家で使っています。このブログもRealforceで打ったものです。
日本語文章を長時間打ち続けるなら、キータッチが圧倒的に軽いRealforceに軍配が上がるかなと思いますが、パソコン入力作業以外にもいろいろなデスクワークがある地方公務員の仕事においては、HappyHackingKeyboardのほうが総合点で向いているのだろうと思われます。
PFU本社を擁する石川県庁は、やっぱ大勢HappyHackingKeyboardを使っているのでしょうか……
利用状況が気になります。
コメント