前回記事に続き、出世コースのお話しです。
前回記事では、財政(予算編成)や人事(人事異動・組織定数)のポストに就けば後々の出世に繋がることを書きました。
さらに遡って、これらのポストにはどんな部署から異動していくのかを見ていくと、ある程度傾向が見えて来ます。
今回は出世ポストに徴用されるまでの流れ、いわば出世コースの起点について考えてみます。
自治体によって「産業振興課」「商工政策課」「ものづくり課」 などなど、いろいろな名前がありますが、主に地場産業の強みを活かした産業の振興を行なっている部局です。
この部局では、地域の有力企業と緊密に連携していく必要があり、各企業の営利目標と自治体の目標、企業間のメリットの配分具合をうまく調整しなければいけません。
財政や人事の仕事と似た要素があるといえるでしょう。
この部局も、産業振興部局とは異なり相手方は庁内の職員だけに限られますが、名前の通り調整業務が主な仕事になります。
上二つとは業務の質が異なり、制度をひたすら間違いなくこなすことが主な仕事となります。
特に福祉部局は、頻繁に制度改正があり、高い事務処理能力が求められます。
部局の中でも、特に忙しい担当業務から、出世ポストに異動していっているようです。
今年度の人事異動で同期入庁職員がついに財政部局の予算編成担当に抜擢されたことで、出世ルートがどんなものなのか実感が湧いて来たので、この機に記事にしてみました。
出世ポスト業務にはいろいろな噂(毎年ガンガン昇給するとか)があるので、実情を聞き取りつつ。応援していきたいと思います。
(追記)
国に出向経験のある職員も、出世ポストに配属されやすいのですが、国出向から戻ってきてすぐに出世ポストに就くわけではなく、国→本記事で紹介した3部局→出世ポスト という流れになります。
出向については別記事で書きたいと思っています。
(追記2)
他自治体の友人に聞いたところ、福祉部局が出世につながる自治体は珍しいみたいです。
産業振興と企画調整部局はどこも定番らしいですが、その次となるとばらつきがある様子。自治体によっていろいろな考え方があるのでしょうね。
前回記事では、財政(予算編成)や人事(人事異動・組織定数)のポストに就けば後々の出世に繋がることを書きました。
さらに遡って、これらのポストにはどんな部署から異動していくのかを見ていくと、ある程度傾向が見えて来ます。
今回は出世ポストに徴用されるまでの流れ、いわば出世コースの起点について考えてみます。
産業振興部局
一番多いのは、産業振興の部局です。自治体によって「産業振興課」「商工政策課」「ものづくり課」 などなど、いろいろな名前がありますが、主に地場産業の強みを活かした産業の振興を行なっている部局です。
この部局では、地域の有力企業と緊密に連携していく必要があり、各企業の営利目標と自治体の目標、企業間のメリットの配分具合をうまく調整しなければいけません。
財政や人事の仕事と似た要素があるといえるでしょう。
企画調整部局
次いで多いのが、自治体の総合戦略や長期目標を作ったり、全庁的な照会ものを取りまとめたりしている、企画調整と呼ばれる部局です。この部局も、産業振興部局とは異なり相手方は庁内の職員だけに限られますが、名前の通り調整業務が主な仕事になります。
福祉部局・教育委員会
次に多いのが、福祉部局と教育委員会(事務職、教員ではない)です。上二つとは業務の質が異なり、制度をひたすら間違いなくこなすことが主な仕事となります。
特に福祉部局は、頻繁に制度改正があり、高い事務処理能力が求められます。
部局の中でも、特に忙しい担当業務から、出世ポストに異動していっているようです。
今年度の人事異動で同期入庁職員がついに財政部局の予算編成担当に抜擢されたことで、出世ルートがどんなものなのか実感が湧いて来たので、この機に記事にしてみました。
出世ポスト業務にはいろいろな噂(毎年ガンガン昇給するとか)があるので、実情を聞き取りつつ。応援していきたいと思います。
(追記)
国に出向経験のある職員も、出世ポストに配属されやすいのですが、国出向から戻ってきてすぐに出世ポストに就くわけではなく、国→本記事で紹介した3部局→出世ポスト という流れになります。
出向については別記事で書きたいと思っています。
(追記2)
他自治体の友人に聞いたところ、福祉部局が出世につながる自治体は珍しいみたいです。
産業振興と企画調整部局はどこも定番らしいですが、その次となるとばらつきがある様子。自治体によっていろいろな考え方があるのでしょうね。
コメント
コメント一覧 (3)
人事委員→社会福祉の指導監督→土木の維持管理(法律)→産業人財・産学官連携はどのような印象でしょうか?
産学官連携みたいな他組織(しかも大組織)と関わる仕事は、ある意味役所の「顔」ですし、少なくともやばい奴を配属するポストではありません。これまでの仕事をしっかりこなしてきたことが、かなり評価されてるんじゃないかと思います。(あくまで僕の主観です)
大変自信になりました。モチベーションあげて頑張ろうと思います。
今後も記事を楽しみにさせていただきます。