歓迎会シーズンもすっかり終わり、夜の街が静かになってきました。
自分はアルコール類を全く受け付けない体質なのですが、飲み会の雰囲気自体は嫌いではありません。
ただ、初対面の方に「自分アルコール駄目なんですよ……」と説明するのが若干大変です。
すぐ真っ赤になるのがせめてもの救いですね。

今回は公務員の宴会事情について紹介します。
部署によって状況がかなり異なるテーマなので、あくまでも僕の見聞の範囲内ということでご査収ください。
 
アンチ宴会派の公務員ブロガーが多いようですが、自分は好きでも嫌いでもありません。
できるだけ中立の観点で書いていきたいと思います。

オフィシャルな宴会は少なくとも年4回

年度始めに、部署の中から数名の幹事を選出します。
基本的に、ここで選ばれた幹事が、所属全体に声かけをする、いわゆるオフィシャルな飲み会を企画します。

どこの所属でも、歓迎会、暑気払い、忘年会、送別会の4回は少なくとも開催しているようです。
所属によっては新年会もやったり、繁忙期が決まっている部署であれば決起会もあるそうです。

飲み会の目的は、お互いをねぎらうことです。
そのため、無礼講や馬鹿騒ぎにはなりません。あくまでも職場の延長線上です。

2次会まではオフィシャル

最低年4回のオフィシャルな飲み会。それぞれだいたい2次会までを幹事がセットします。
2次会までは参加がデフォルトで、参加せず帰る人はなんらかの理由をつけるのが通例です。
「子供の習い事で明日早朝に車を出さなきゃいけない」あたりをよく聞きます。

僕のような家庭を顧みる必要のない独身若手は、早々に帰らなければいけない理由がありません。
そのため、一次会だけで帰るのは、ほぼ不可能です。

3次会以降は、各自にお任せです。飲み会好きな人が声かけをして、行きたい人はついていくような感じです。
僕はだいたい2次会で退散しています。

女性が多い職場では、2次会が無いところもあります。

かつては忘年会は泊まりがけというパターンが多かったようですが、最近は減っているようです。

30〜40代の2次会離れ

僕の入庁当時(5年前)と比べ、明らかに2次会参加者が減ってきています。
特に少ないのが、30代〜40代の職員です。
50代以上は自発的にほぼ全員参加、20代は空気を読んで参加する中、その間の層が抜け落ちます。
「子どもがいて共働きだと、遅くまで遊んでいられない」とのことですが……真意の程は不明です。

飲めなくても大丈夫

今のところ、アルコールを強要されたことはありません。
乾杯だけビールで、その後はウーロン茶や変な名前のノンアルカクテルばかり飲んでいますが、咎められたこともありません。
乾杯までソフトドリンクにすると、乾杯の挨拶が遅れてしまうので、ここは全体の流れを優先しています。

中央省庁とは大違い?

ここまでつらつらと書いてきましたが、地方公務員の飲み会は、総じてゆるいと思われます。
一方、中央省庁の飲み会は本当に凄まじいらしいですね。採用試験で飲みっぷりを見ているのではと疑うくらい、酒豪揃いらしいです。怖すぎる……

省庁の中でも、農林水産省文部科学省が特に激しいらしいです。
農林水産省は食を司る官庁だから飲み好きでもまだわかりますが、文科省はどうしてなんでしょうね……
 

Uターンしてきてから常々、田舎は都会よりもずっと下戸に優しいような気がしています。
田舎だと、ハンドルキーパーという役割が持てることが大きいでしょう。
オートマ車ならどれだけでも運転するので、飲酒強要はマジで勘弁。死んじゃう。