必死過ぎてあんまり覚えていないため、かなり具体性に欠ける記事になってしまいました。
今回は採用面接について書いてみたいと思いますが、こちらも正直あんまり印象に残っていません。
他にもたくさんの面接経験談がある中、僕のおぼろげな記憶を記事にする必要は果たしてどれほどか?という疑問はありますが、もしかしたら誰かの役に立つかもしれないので、完全に忘れる前に書き残しておきます。
ちなみに、僕が採用面接を受けたのは2012年、東日本大震災の翌年です。
現在と比べて民間企業も公務員も採用数が少なく、俗にいう「圧迫面接」が罷り通っていました。
僕は県庁の面接までに20社弱の民間企業の採用面接を経験しており、その中で圧迫面接も何度か経験していました。
(罵声張り上げ、目の前でエントリーシートを破られるとか)
以下、人によっては「圧迫では?」と思う方もいるかもしれませんが、僕としてはぬるかったです。
某建設機械メーカーはマジで怖かった……
面接の雰囲気
面接官は全員で5人いて、みなさんかなりの御年配でした。
みなさん相当くつろいでいたので、面接部屋に入った瞬間は和やかでした。
ただ、面接が始まった途端、空気が一変します。
質問内容
志望動機
初っ端の質問は「志望動機」でした。エントリーシートに書いた通り「首都圏で大学生活を過ごすうちに、地元の魅力に改めて気づいたので、観光系の部署でその魅力を首都圏住民の琴線に触れるような形で発信していきたい」みたいなことを答えると、即座に「意味がわからん、論理が破綻している」と全否定されました。
鼻っぱしを折られるのは民間の面接で慣れていたので、冷静に志望動機の肉付け(地元の魅力の詳細、首都圏住民の趣向、発信の方法など)を答えます。途中で「もういい」と切り上げられました。多分、突然否定されても動揺しないかを見たのでしょう。
民間就活の結果
続いて、民間就活の結果について聞かれました。
エントリーシートに専願か民間併願かを書く欄があり、僕は正直に「民間併願」と書いていたので、尋ねられたようです。
入庁後、「あの欄は嘘でもいいから『専願』って書くのがセオリー」だと、地元国公立大学の同期職員から言われました。
Uターンかつ独学だと、こういう受験常識にどうしても疎くなってしまうんですよね……
正直に「全部落ちた」と答えたら、「立派な経歴なのに地元企業もダメだったの?」と聞かれました。
※ここでいう「立派な経歴」とは、出身高校のことと思われます。大学名は世間一般では「立派」とは言い難いので……
実際に落ちていたので、素直に「はい」と答えました。
すると、「経歴から見ると正直信じられないんだけど、どうして落ちたと思う?」と聞かれました。
「こっちが聞きたい」と返したいのを堪え、「熱意の低さを見抜かれたのだと思います。県庁が第一志望なので」と返したところで、この質問も打ち切られました。
この質問も、梯子を外された際の反応(動揺しないか)を見る意図だったものと思われます。
あと2つくらい質問されたような気がするのですが、覚えていません。
無難な質問で、淡々と答えたのでしょう。
面接時間は、全体で15 分弱だったと思います。
受験にあたっての留意点
何を言われても動揺しないことが一番大事かと思います。
否定的な口調で返答されると、どうしても怯んでしまいがちです。
しかし、相手がどのような意図でそう喋っているのかは、わかりません。
僕のときのように、喋っている内容を否定しようとしているのではなく、単なるブラフである可能性も高いです。
同期職員に聞いても、雑な質問が多かったとのこと。
筆記試験で思い切り受験者を絞り、面接ではほとんど落とさないタイプの試験だったので、喋る内容よりも基本的な受け答えができるかどうかをチェックするだけが目的だったのかもしれません。
一方、他県庁の知人によると、低倍率でもガチプレゼンさせられるところもあるみたいです。
一般的な面接対策だけでなく、受験自治体の面接試験情報も仕入れていったほうが安全でしょう。
コメント
コメント一覧 (1)
私の頃(90年代前半)はもう少し穏やかでした。何を聞かれたか覚えていないぐらい、気がついたら既に採用されていた時代です。当時でも優秀な人は民間に行ってました。就職負け組が公務員になる時代です。
バブルの残り香があった時代です。電車はすし詰め、部屋や特急電車でたばこはプカプカ、役所のゴミ置き場にはビールケースが並べられ、女だからというだけで面接で落とされるぐらいの男尊女卑の時代でした。
30年ぐらい前の日本って、まだそんなゆるい国でしたねw