キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

カテゴリ: そのた

4月の情報処理技術者試験を終えてからひたすら遊び回っていました。
このブログを書くのも久しぶりです。
「今年はハッピー路線です」と宣誓しておきながらも結局暗い記事しか書けず……一旦ブログから離れて気分転換してきました。

情報処理技術者試験はひと段落か

今春の情報処理技術者試験は、結局「基本情報技術者」と「ITストラテジスト」を受験して、なんとかどちらも合格できました。
基本情報のほうは受験記録を書きましたが、ITストラテジストのほうも現在作成中です。



当初の目標だった「応用情報技術者」は、どうしましょうか……

忙しいかと思いきや暇になった

僕の出向先では、3月いっぱいでプロパー社員が大勢離職してしまい、いきなり人手不足に見舞われました。
その余波が僕にまで及んできて、4月はかなり慌しかったです。
(僕は一応「県からの派遣」という立場で出向しているので、民間派遣会社だったら明らかに偽装請負案件……)
幸いにも5月からは派遣の事務社員さんたちが来てくれて、平和になりました。

派遣社員を受け入れるにあたり、思わぬ副産物もありました。
これまでプロパー社員が属人的に回していた業務を、派遣社員向けにマニュアル化したところ、かなりの効率化が図られたのです。
このおかげで僕の業務負担もだいぶ軽くなり、残業も減りました。

「残業代で荒稼ぎ」という当初の目論見は外れてしまいましたが、暇なら暇で遊び倒すまでです。
6月まではちょくちょく年休を取得して、いろいろ出掛けていました。
夏も旅行三昧のつもりだったのですが、コロナ感染者が増えてきたので再考しています。


Googleに認められた異常独身男性

開設以降ずっと、本ブログの人気記事は「学歴」「出世」関係だったのですが、ここ数ヶ月はこの記事が一番PVを稼いでいます。
 


この記事、なぜかGoogleで「異常独身男性」と検索すると上位表示されます。
(2022年7月17日時点では2番目、1番目はTogetter)
各種まとめブログを差し置いて上位表示させていただけているおかげで、検索流入が止まりません。

「異常独身男性」の定義はいまだあやふやなのですが、ひょっとしたらこの記事が定義確立に寄与してしまうかもしれません。ちょっと緊張してきました。

その他

プラネテス感想(ネタバレ注意)

16話と24話、それぞれハチマキとタナベの逡巡シーンがやばすぎました。
伏線やフラグを綺麗に回収するに止まらず、これまで歩んできた時間(=作中で描写されてきた会話・出来事)全てを束ねてこのシーンへと繋げるという展開。感動するしかありません。

そして最終話で示される「繋がっている」という主題。
作中でハチマキが語っていたのは「横の繋がり」つまり「同時代に生きる他者との繋がり」のほうが主なのでしょうが、視聴者的には「縦の繋がり」=「同一人物の時系列的な繋がり」のほうの重要性もしっかり感じられる、絶妙な構成だと思います。

メタな見方ができるようになった今だからこそ、本作の魅力を深掘りできた気がします。
改めて視聴する機会をくれたNHKに感謝です。

ワンピース無料公開

6月27日から『ワンピース』電子書籍版が無料公開されています。
恥ずかしながら「空島編」までしか読んでいなかったので、この機に追いつくべく延々と読み耽っているのですが……やはり面白いです。
本筋が面白いのものさることながら、「ここは伏線!考察しろ!(ドン!!)」とあからさまに伏線を張っておき、それを後々ちゃんと回収する……という漫画ならではの様式美をきちんとこなすところも、本作の魅力なのだと思います。考察勢が盛り上がるのも納得です。





久々に聖地巡礼

6月には4年ぶり上京して、ラブライブ!シリーズの聖地を巡礼してきました。
今回は主にお台場と原宿近辺、そして鎌倉です。
「虹ヶ咲」1期放映後からずーっと行きたかったのですが、コロナのせいで自粛せざるを得ず、今回ようやく実現しました。ヴィーナスフォート閉館に間に合わなかったのが本当に悔やまれます……

実際に作品の舞台を歩いてみると、「このシーンとあのシーン、意外と近くで展開されてたんだな」とか「人目につかない場所だから、誰にも見つからず一人になりたいときにピッタリだな」みたいに、制作サイドの描写意図に「気づく」ことができます。
聖地巡礼の魅力は人それぞれですが、僕はこの点が一番楽しいです。
特に「虹ヶ咲」は現地訪問して「解きほぐす」ことを前提に制作されている趣があり、ここが魅力でもあるのですが……ゆえに2期終盤は足早すぎて物足りなく感じてしまいました。

ただ、コロナが流行り始めてからずっと旅をしてこなかったせいか、体力が著しく落ちています。
もともと3泊4日の行程だったのですが、途中で力尽きて半日ほどダウンしてしまい、全部回りきれませんでした。
今度は「スーパースター」2期終了後くらいのタイミングでリベンジしたいです。


僕の出向生活も2年目に突入しました。
歴代の担当者は2年スパンで異動しているので、僕もおそらく来年4月には異動して県庁に復帰するはずです。

今年度の人事異動では、コロナ対応で人手が足りないせいなのか、いくつかの出向・派遣研修ポストが消滅してしまいました。
早いところでは2月頃から県庁に戻されて、コロナ対応にあたっていたようです。
僕のポストも実は危うかったのかもしれません。

幸いにも?2年目を迎えられたので、以前打ち立てたとおりの方針で「業務効率化」と「残業代荒稼ぎ」を図っていきたいところなのですが……ちょっとした壁にぶつかっています。

派遣社員気分

僕の担当業務は、ざっくり言うと、行政に提出する書類の作成です。
許認可申請書や年次報告書のようなものを淡々と作り、いろんな役所に提出しています。

通常の民間企業であれば、法務部が担当したり、あるいは行政書士に外注したりする仕事です。
ただ僕の出向先法人では、かなり昔から県庁出向者を受け入れて、この仕事を担当させています。
経緯は謎です。政治的ムーブの匂いしかしませんね……

つまるところ、儲けにつながらないけどやらなければいけない足枷のような仕事を、一手に引き受けているわけです。
組織の一員としてチームで仕事をしているというよりは、客先常駐の派遣社員みたいなものです。


プロパー大量離職問題

「役所相手の書類作り」という作業自体は結構楽しいです。
  • 役所に提出するためだけの書類に、どれだけの労力・時間・コストをかけて作られているのか
  • 役所にとっては当たり前でも、民間にとっては意味不明な項目・指示はどんなものか
こういった「提出側の事情」は、役所内にいてもなかなか分かりません。
今後、僕が県庁に戻って、提出書類のフォーマット作りを担当することがあったら、今回の出向で得た知見が大いに活かせると思います。

しかし、この4月からは仕事が増えます。
従来は出向先のプロパー社員がやっていた仕事も僕に振られるみたいです。
それもこれも、3月末でプロパー社員が大勢離職してしまって、人手が足りないせいです。


派遣社員なら「契約違反だ!」と反論できそうなところなのですが、僕は「役所からの出向」という法的によくわからない存在なので、抵抗できません。

しかも、僕に新たに振られる仕事には、全然関心が持てません。
そもそも出向先法人そのものや、携わっている業界自体に全然好感を持てておらずやる気が出ません。

僕は一応株主であり、地方公務員にしては民間ビジネスに興味のあるほうだと思っています。
それでも興味が湧きません。むしろ失望しました。
収益源のほとんどは中間搾取であり、搾取した分だけ便益を提供しているとは到底思えません。
むしろ潰れたほうがいいんじゃないかとすら感じられます。

出向先法人のことを知れば知るほど、小悪党にお仕えしているような感覚が強まってきて、やる気がどんどん萎えてきます。
しかも4月からはまさに小悪党業務そのものまでやらされるらしく、気分は萎える一方です。

贅沢な悩みだとは重々承知していますが

労働条件自体は相当恵まれている自覚があります。
残業はそれなりに多い(昨年度は約800時間/年でした)とはいえ、残業代がきちんと支給されるからです。

令和2年度の決算統計(PDFへのリンク)を見てみると、都道府県では人件費決算額が減少しています。
制度改正による影響(会計年度任用職員制度の導入で、従来は物件費に計上されていた分が給与費に積み替えられる)で確実に増額するはずなのに、結果的に減少しているということは、正規職員の人件費が大幅に減少していると言えそうです。
新型コロナウイルス対応で残業時間が増加しているのにも関わらず、です。

人件費の内訳データが存在しないので断言はできませんが、コロナ対応職員を含め残業代がろくに支給されていないとしか思えません。

残業代が支給されるだけで平身低頭して感謝しなければならず、やる気云々という愚痴を言う権利はありません。贅の極みです。
しっかり「割り切って」いきたいと思います。

「コンプレックス」という概念を「劣等感」と同一視している方は結構多いと思います。
ただ本来コンプレックスとは、劣等感のほかにも色々な感情が織り混ざった複雑な状態を指します。


 

地方公務員が民間企業サラリーマンに対して抱く感情なんて、まさにコンプレックスなのでしょう。
収入などの待遇面、成長、やりがいなどの面では劣等感を抱きつつも、公益性のような点では優越感を持っていると思われます。

特に僕は民間就活で惨敗して地方公務員になったタイプなので、人一倍「民間企業コンプレックス」が強いタイプだと思われます。
「民間ではなく公務員になってよかった」と自分に言い聞かせつつも、いまだに民間への憧れを捨てきれていません。
我ながら面倒な人間だと思います。

いくら民間企業が気になるとはいえ、堂々と転職サイトに登録してしまうと、万一人事課に見つかったときに角が立ちます。
ただし今は外部団体へ出向中であり、人事にも監視されていないはず。
というわけで、 お試しで転職市場にエントリーしています。

お遊び転職活動スタート!

とりあえず利用者数が多い「リクナビNext」と「doda」に登録してみました。
あくまでも「転職市場でどういう扱いを受けるのか」が知りたいだけなので、エージェントとコミュニケーションをとるつもりはありません。今のところは。

プロフィールは正直に書いています。
保有資格も全部書きました。

県庁での勤務経歴もかなり詳細に書きました。
特に、僕が担当した業務の中で唯一民間企業勤務でも活きてきそうな「観光部局での仕事内容」は深掘りしました。

これまでの勤務経歴を改めて文章にまとめてみると、本当に一貫性がありません。
地方公務員が見れば典型的な閑職コースであり「あっ……(察し)」という感じなのですが、役所の事情に詳しくない民間企業の人事担当がこれを見たら、果たしてどういう感想を抱くのでしょう……

オファーは来るが……

登録してから半年くらいが経過しました。
今のところ、安定して週1通くらいのペースで企業からのオファーが届いています。
(ここでいうオファーとは、「あなたの経歴を見て『ぜひ面談したい』というリクエストが届きました」というやつです。ヘッドハンティングやスカウトではありません)

オファーをくれる企業は全て不動産業です。
財閥系・鉄道系の大手企業から地方のローカル企業まで、いろんなところから届きます。

業務内容はマンションのフロントが一番多く、あとは住宅販売の営業とか、商業施設の維持管理あたりが続きます。

提示される年収のレンジは、だいたい450万円〜650万円です。
今よりも少し上がります。

(2022.6.11追記)基本情報技術者資格を追加してみた結果

保有資格に「基本情報技術者」を追加したところ、IT技術者の派遣企業からもオファーが来るようになりました。

いずれの企業も入社後は研修から始まるらしく、どうやら経験者枠ではなく新人として扱ってもらえるようです。
基本情報技術者資格が評価されているというよりは、この資格を追加したことで「IT業界に興味がある」と見なされたのだと思われます。
年収はだいたい400万円前後で、今と同じくらいです。

もしや職歴なしでも大差ない?

不動産業界からオファーが来るのは、明らかに不動産トリプルライセンス(宅地建物取引士、管理業務主任者、マンション管理士)のおかげです。

中でもマンションフロントのオファーが本当に多く、慢性的に人手不足であることが伺えます。
地方公務員以上にクレーム産業なので人が定着しないのでしょうか?

一方、自治体絡みのオファーは全くありません。
  • 観光部局経験を買ってくれる企画会社
  • 自治体向けのDXプランを手がけているようなITコンサル
こういう煌びやかなオファー来たらどうしようかと内心ソワソワしていたのですが……現実はそう甘くありませんでした。
今のところ、地方公務員としての勤務経験は転職活動に全く活きないと結論するしかありません。

1月上旬の三連休って本当にありがたい存在ですよね。
僕の場合、年末年始は結局2日しか休めなかったこともあり、例年よりも一層ありがたみを感じています。 

年末の記事では「2022年は想像がつかない」と書いたところですが、僕個人の境遇はほぼ予測可能です。
昨年に続き労働時間が長く、とにかく「余暇を残業代に変換する」一年になるでしょう。 

別の見方をすれば、限られた余暇時間をいかにやりくりするかが重要な一年ともいえます。
「時間できたし何しよっかなー」と場当たり的に考えていると、結局ぼんやりインターネットを眺めるだけで余暇時間を溶かしてしまいがちなので、あらかじめ「やりたいこと」を整理しておきます。

大人しく自己研鑽

新年早々オミクロン株が流行しており、今年も社交や遠出は難しい状況が続きそうです。
感染リスクを避け、かつ時間を有効活用すべく、今年もひたむきに自己研鑽を積んでいきます。

具体的には読書です。
まとまった余暇時間を確保できる保証が無いので、細切れの時間でも確実に実践できる自己研鑽方法といえば、やはり読書が一番だと思います。
年間50冊は少なくとも読みたいです。

今年の重点テーマは「IT」「フェミニズム」です。

ITに関しては、後述する資格試験チャレンジともあわせて、基礎知識を身につけたいと思っています。
フェミニズムに関してはちょっと補足します。

フェミニズムを経由して被害者意識への理解を深めたい

女性の権利保護や同族嫌悪的ミサンドリーに目覚めたわけではありません。
被害者意識の生成経路と、被害者意識に基づく救済要求の一般的論理展開パターンを学ぶのが趣旨です。

地方公務員という仕事では、自らを「被害者」と称する方々と、至るところで接します。
彼ら彼女らは、人数が多いだけでなく、非常に多様です。
個々人の属性、どのような被害を受けたのか、被害を訴えることで何を求めているのか、……等々、観点もたくさんあります。
唯一の共通点は、「自分は被害者だ」という認識、つまり「被害者意識」の存在くらいでしょう。

行政は、自らを「被害者」と称する方々に対し、
  • 行政が救済しなければいけない被害者なのか?
  • 救済するしてもどの程度か?
という判断を迫られます。

判断はもちろんケースバイケースなのですが、どんなケースであれ相手方の被害者意識を理解・分析するのが非常に重要であることには変わりません。

役所にいると個々のケースに引っ張られすぎて、なかなか「被害者意識とはそもそも何か」という抽象的な理解に至れません。
役所を離れて冷静でいられるうちに、被害者意識について体系的に知っておきたいと思っています。
そこで、この分野で最も学術的分析が盛んであろうフェミニズム界隈を選びました。

今年こそ応用情報

僕は典型的なオタク顔をしているせいなのか、周囲からよくパソコン関係の質問を受けます。
しかし実際は人並み以下の知識しかないので、期待には応えられず、がっかりさせてばかりです。

「オタク顔なのにITに詳しくない」という積年のコンプレックスを解消すべく、まずは基本的なところから勉強していきたい……ところなのですが、そもそも何をどうやって勉強すればいいのか、よくわかりません。

そこでまずは、幅広い基礎知識を、これまで慣れ親しんだ手法である試験勉強によって習得できる、資格試験にチャレンジしていきたいと思っています。

本当は去年10月に応用情報技術者試験を受けるつもりで勉強してきたのに、まさかの試験日当日に急な仕事が入ってしまい泣く泣く諦めた……という経緯があります。
今年こそはちゃんと受験して合格したいです。

ブログは「ハッピー路線」で

去年の弊ブログの運営方針は「理解のある彼くん」でした。
(インターネットスラングなので、ピンとこない方は検索してみてください)

弊ブログの主要読者層にとって2021年は苦行の連続になりそうで、日々の気苦労に寄り添うような内容が求められているのでは……と推察していたからです。

その結果、暗くて湿っぽい記事ばかりになってしまいました。
今では反省しています。

今年はもう少し明るい感じで、わずかでもハッピーになれるような記事を心がけていきたいです。




もちろんオタク活動も続けていきます。
今季は何よりNHKのプラネテス再放送が楽しみすぎます。
リアルタイムで見ていたはずなのですが、細部は覚えていないので……




毎年恒例、一年間をふりかえっていきます。
今年はとにかく、この場を借りて全国の地方公務員の皆様に謝罪をしたいです

楽させてもらって申し訳ない

大半の地方公務員にとって、2021年は辛い一年だったと思います。
理由はもちろん新型コロナウイルス感染症対策です。

2020年より手探り感はマシになり若干やりやすくはなったとはいえ、ワクチン接種のような実務がどんどん降ってきて、業務量はさらに増えたと思われます。
本当にお疲れ様でした。

一方僕は念願叶い?4月1日付けの人事異動で外部団体へ派遣。
残業はそこそこあれども単純作業ばかりで、本庁みたいな調整業務は少ないですし、何より住民からのクレームがありません。
ストレスフリーな一年を過ごさせてもらいました。

僕の勤務先県庁では、同じくらいの年代の職員が文字通り粉骨砕身(体調崩して休職する人も続々出ている)して日々対策にあたっています。
一方で僕は淡々とエクセルを叩いているだけ。

本当に申し訳ない。


稼いじゃって申し訳ない

派遣先ではひたすらエクセル作業を回しており、4月〜12月の累計残業時間は600時間を超えています。
11月と12月は、とうとう大台の月100時間を超えてしまいました。

このブログでも常々触れていますが、僕の勤務先県庁は残業代を渋りがちです。
だいたい実残業時間の4割くらい支給されれば合格点というラインです。

昨年度の僕の場合、実残業時間が350時間くらい、うち残業代が支給されたのが120時間分くらいでした。

ところが今の派遣期間中は、以前の記事でも触れたとおり残業代が満額支給されています。
残業時間が増えて、しかも残業代がしっかり増える……
というわけで、収入が爆増しました。

12月はボーナス支給も重なって月収が100万円を超えました。

本庁よりも圧倒的軽労働でちゃっかり残業代を貰ってしまい、本当に申し訳ない。


好転の可能性

2022年は果たしてどんな年になるのか、全く予想がつきません。

今年は「オリパラ」「ワクチン」「総選挙」という巨大争点があり、「どういう話題で揉めるか」くらいは予想できました。

来年は果たして何が話題になるのかすら全然見えません。
ひたすら暗い一年が続くのかもしれませんし、もしかしたら事態が好転するかもしれません。
「好転するかもしれない」という希望の存在が、2021年との大きな違いだと思います。

心から祈りを込めて。良いお年を!

小ネタ供養

微熱空間(4)

2年ぶりの「微熱空間」新刊。まごうことなきmasterpieceです。

微熱空間 4 (楽園コミックス)
蒼樹うめ
白泉社
2021-08-31




スバラシイコエノヒト

「ラブライブ!スーパースター‼︎」も楽しませてもらいました。
澁谷かのん役の伊達さゆりさんが本当に素晴らしい声で、色のついていない新人キャストさんが演じることでゼロベースでキャラクターが組み上がっていく過程を堪能できました。

個人的にはやはりオリパラで放送休止になったのが痛手だったと思います。
葉月恋加入前にもっと彼女のポンコツっぷりを描写しておいて、視聴者が彼女に同情している状態で加入エピソードに突入すれば、カタルシスが半端なかったのでは……


やくならマグカップも

「フィクションとしてのテーマ」と「ご当地要素」のバランスが絶妙な作品でした。
特に2クール目(二番窯)が上手いとしか言いようがないというか……
もし僕が仕事で「ご当地アニメ作り」に携わることになったらお手本にしたいです。


来年こそ応用情報技術者に挑戦

ちょうど一年前に「応用情報技術者試験合格を目指す」と宣言していたのですが、結局果たせませんでした。
勉強はしていたのものの試験日に仕事を入れられてしまい、泣く泣く断念したのです。
(170時間くらい勉強していたので、精神的に堪えました)

来年こそは結果を残したいです。

なんだかんだ向上心が強い

今年投稿した記事の中で、特にPVが多かったのが以下の3本。
だいたいの記事は投稿後2ヶ月くらいでPVが急減するのですが、これらはしぶとくPVを稼いでいます。








上2本は気合を入れて書いたので伸びてくれて素直に嬉しいのですが、「出世コースは麺類ばかり食べている」が読まれている理由は正直よくわかりません。タイトルがキャッチーだからでしょうか?


最近投稿した記事だと、霞が関ネタの2本が好調です。






「出世」「成長」ネタがPVを集めやすいという全体的傾向は去年から変わっておらず、なんだかんだで地方公務員は向上心の高い人が多いんじゃないかと思います。

普通交付税と特別交付税

最後だけ真面目な話題。
初夏の頃に「ワクチン接種を前倒しせよ」と総務省幹部から各市町村に電話がかかってきた……というニュースがありました。
中でも交付税課長が電話してきたのを「脅し」と捉えた方が多かったようで、現役地方公務員にも「交付税課長がわざわざ電話するのは『地方交付税を減額するぞ』という脅迫と同義」みたいな批判をする方が結構いました。



地方交付税には、普通交付税と特別交付税に分かれており、それぞれ所管する課が違います。
(総務省ホームページのプレスリリースより)

普通交付税は、「人口」や「面積」のような公表値に基づいて金額が決まるもので、計算式も法令に書いてあります。
こちらを所管するのが交付税課です。

一方で、特別交付税はよくわからない存在です。
省令の中に「その他財政需要又は財政収入が過大又は過少であること」を考慮して算定するという規定があり、自治体側からすれば交付額の予想もできないし、交付額の根拠もわかりません。
こちらを所管するのは交付税課ではなく財政課です。


もし「ワクチン接種を前倒ししない反抗的自治体は、地方交付税を減額する」という運用をするのであれば、減額するのは特別交付税のほうです。
(普通交付税は、その計算式上、特定の自治体だけ恣意的に減額するような運用は困難です。)
特別交付税を所管するのは財政課であり、権限を持つのは財政課長です。
逆に言えば、交付税課長には恣意的減額の権限が無いのです。

さらに、地方交付税の全国総額を決める(地方財政計画の策定)も、財政課長の所掌事務のはず。
地方財政全体を締め付けるようなことも、交付税課長には権限が無いと思われます。

財政も庶務もエアプな僕ですら知っているのに、インターネット上で情報通を名乗っている現役公務員の方々が知らないはずないと思うのですが……どうして「交付税課長」という役職にひたすら噛み付くのか、素直に疑問でした。

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