昨日投稿した記事の補足です。
ブログを始めるまでの最初のハードルは「何を書くか」というテーマ設定ではないかと思います。
まずは手当たり次第、書けることを書いてみて、本当に書きたいと思えるテーマが見つかった時点で路線確定すればいいと思いますが、それがなかなか見つからない方向けに、テーマ設定のヒントを紹介します。
2分野を掛け合わせる
一つの分野に特化しようとするとハードルが高くなります。
先人がたくさんいるからです。
そこで僕がおすすめする方法が、「興味・関心のある分野」と「学びたい分野」を掛け合わせることです。
※説明簡素化のため、「興味・関心のある分野」を「A」、「学びたい分野」を「B」と表記します。
Aは話題であり記事中で語られる対象です。客観的な事実や情報として存在するものです。
Bはツールです。学問・思想・規範の体系や、技術・テクニックです。
Aという話題をBというツールを紐解いてみた結果を、記事としてまとめるのです。
- アニメソングに出てくる歌詞を統計的に分析してみる(A:アニメソング、B:統計学)
- 再開発地域の開発前の様子を写真に残す(A:ローカル地誌、B:写真撮影技術)
- 普段の仕事をひたすらiPadでこなしてみる(A:業務改善、B: ガジェット活用法)
パッと思いついたものを挙げてみました。
この方法には2つのメリットがあります。
オリジナル要素を出しやすく書きやすい
2つの分野を掛け合わせることで、内容を深めやすくなり、オリジナリティも生まれやすくなります。
カップリングが異質であれば、生まれ出る結論(記事内容)も自然と異質になります。
異質であればあるほど、読み手にとっても新たな発見になり、価値ある記事になるでしょう。
同時に2分野の体系的知識定着を図れる
こういう体裁で記事を作るには、Aについての情報を収集・整理し、Bの勉強をする必要があります。つまり、AとBという2分野に対して、同時に理解を深められるのです。
このプロセス、「ブログ記事を作る」という目標に向かってこういう知的作業をすることが、知識定着に効きます。
一つのテーマに特化すると、テーマを記事ごとにバラバラなツールを使って分析していくスタイルになりがちです。
これだと体系的に知識がストックされていくのはテーマのみで、ツールのほうは手堅い知識が身につきづらいです。