キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

タグ:アラサー独身

以前に宣言したとおり、今年10月から結婚相談所で婚活をしています。
期限は来年3月末、半年間で片付けると決めており、ここまでに成果が出なければ潔く退会して、婚活全般から撤退しようと思っています。

このように決心した経緯は、こちらの記事をご覧ください。
端的にいうと、だらだら婚活するのに疲れたので最終抗戦を仕掛けているところです。



実際の前に、活動を開始するまでの登録過程に触れておきます。
この段階からドラマがありました。

入会面談 〜財政課ヒアリングよりもえぐいのでは〜

僕が利用している結婚相談所では、入会申込する前に一度、面談が設けられていました。
ウェブサイトで申込をしたら電話がかかってきて、面談の日時をセットされました。

やはり少なくないお金がかかるサービスなので、後々のトラブルを防ぐためにも、登録前にちゃんとサービスの内容を理解してもらい、納得した上で登録をしてもらっているとのこと。
加えて、担当のコンシェルジュを選ぶにあたり、前もって人柄や雰囲気、属性を大まかに把握しておきたいとのことでした。

電話口ではこのような説明をされたので、「相談所側から色々説明されるから、それを聞いてればいいんだろう」と軽く捉えていたのですが…実際は全然違いました。

指定された場所(相談所のオフィス)に行くと、個室の打ち合わせスペースに通されて、いかにも老練そうなナイスミセスが出てきます。
そして相談所のサービスをひととおり説明してから……面談というより面接が始まりました。しかもだいぶ圧迫寄り。
結婚相手に求める条件、これまで好きになってきた異性のタイプ、交際遍歴、これまでの婚活の経過などなど……根掘り葉掘り聞いてきます。

僕が喋ることになるとは全く想定していなかったので、全然準備はしていません。
かつ、そもそも半ば自暴自棄モードで結婚相談所に乗り込んできたという経緯もあり、恥を捨てて正直に答えていきます。
結婚相手には絶対働いてほしい、好みのタイプは低身長アクティブ系、彼女いない歴=年齢、これまでの婚活では1回会ってすぐ切られるパターンを繰り返している……等々。

ひととおり僕の嗜癖を喋った後、面談官から「そのようなニーズであれば、うちのサービスでお力になれれると思います」とのお言葉をもらい、契約手続きの説明に移りました。
サービスの細かい内容や利用規約、料金について説明を受けます。
事前にインターネットで調べていた通りだったので、その場で口頭で「申し込みます」と回答。
最後に、契約関係の書類を渡され、次の面会日を設定して、解散になりました。


あの時は面食らいましたが、今から思うと、ああやって結婚相談所サービスへの向き不向きを確認していたのだろうと思います。
詳しくは別途書こうと思いますが、結婚相談所に登録している人には、明らかに偏りがあります。例えばギャルとか地雷系とかは全然いません。
もしこういう女性がタイプの人が結婚相談所に登録しても、きっと一度もマッチングが成立せずに退会することになるでしょう。
高いお金を払ってもらうからこそ、結婚相談所サービスと相性の悪い人はお断りする……という、相談所なりの優しさだったのでしょう。

初回面談 〜コンシェルジュさんとの初対面〜

次の面談は、入会面談から2週間後に設定されました。
この面談の際に、記入・押印した契約書類を提出して、正式に入会することになります。

加えてこの日は、結婚相談所に登録するプロフィール写真の撮影と、僕を担当してくれるコンシェルジュさんとの作戦会議もセットされています。

当日は好天に恵まれ、プロフィール写真の撮影にはちょうどよい日でした。
ただ入会面談時の圧迫面接の印象が拭いきれず、怯えながら相談所オフィスに向かいます。

コンシェルジュさんが好みのタイプすぎてつらい(つらくない)

まずは担当コンシェルジュさんとのご挨拶から。
入会面談時のような強面の人が来たらどうしよう……と緊張しながら待っていると……
小柄で目元のぱっちりした、良い意味でスーツの似合っていない女性が入室。
例えるなら園田智代子みたいな感じです。


僕の好みど真ん中です。
前回の面談で伝えた僕の好みのタイプ、「低身長アクティブ系」そのものの方が登場しました。
偶然なのか意図的なのかはわかりませんが、僕のテンションは爆上がりです。
(ちなみにこのコンシェルジュさんは既婚です)

お互いに軽く自己紹介をしてから写真撮影に移ります。
撮影前にまずは外見を整えるべく、結婚相談所オフィスの近くの美容院を指定され、そこでヘアカットとセットを施されます。
既に相談所からオーダーが届いているようで、僕の好みや意見は聞かれもせず、相談所のオーダー通りに手際よくセットされていきます。

ヘアセットの後、市内の都市公園に移動して、写真を撮っていきます。
服装も相談所から指示がありました。「明るめの黒系統のスーツ、ネクタイは紺色生地のドット柄」という細かいオーダーがあり、手持ちの服からそれに近いものを選んで着ていきました。
ポーズや表情も完全に相談所側に言われるがままに従います。

今年は残暑が本当に酷かったので、この写真撮影もすごく暑かったです。
汗を拭いながらの撮影になりました。


序盤はあえて定石を外していく作戦

写真撮影を終えたら、最後にコンシェルジュさんとの作戦会議です。

まずはヒアリング。結婚相談所に登録するプロフィール情報を項目ごとに答えていきます。
これが非常に細かく、身長体重、趣味、特技、出身大学、年収みたいな僕個人の情報のほか、家族に関する情報(年齢、学歴、職業など)も聞かれます。
他には、やはり結婚前提のお付き合いをするわけなので、義両親との同居可否みたいな相手家族との親族関係をどう構築するかという質問もありました。

いずれの項目についても「無回答」も選択できるのですが、コンシェルジュさん曰く「男性は基本的に全部正直に回答しています、むしろ無回答だと後ろめたいものがあると思われてマイナスイメージです」とのこと。逆に女性の場合は、学歴や年収が高すぎると男性が引いてしまうので、あえて隠すパターンもあるようです。
実際、この記事の執筆時点(12月半ば)までにマッチングした方の中には、何人か僕よりも学歴が上の方がいましたが、皆さん学歴は無回答でした。

プロフィールをひととおり埋めてから、序盤の動き方についてコンシェルジュさんと相談していきます。

僕が登録した結婚相談所サービスは、専用のアプリを介してマッチング申請をして、相手から承諾されたら実際に会う……という仕組みになっており、この申請は男女どちらからでも可能で、申請件数には月当たりで上限が決まっています。
そのため「毎月上限ぎりぎりまでマッチング申請を送る」というのが基本戦略になります。

コンシェルジュさんはこのように説明した後、「でも」と続けます。

「キモオタク地方公務員さんの場合は、最初の1週間は申請送らず、様子見してください。第一週目は女性側からのマッチング申請がたくさん届くと思うので、その中から会いたいと思う人を選んでください」

恋愛にしても就活にしても、これまでずっと無視され続けてきたのに、まさかの「選ぶ側」に立ってしまいました。

コンシェルジュさん曰く、結婚相談所に登録している女性はどちらかといえば保守的な人が多く、「地方公務員」という肩書きだけでとりあえずマッチング申請してくる人が相当数いるとのこと。
僕の好みは一旦置いといて、地方公務員という肩書き目当ての人たちとまずお見合いをしてみて、経験値を積んではどうか?との提案でした。

コンシェルジュさん、小動物系の外見ながら結構したたかな方のようです。ますます好感を持ちました。
この「まずは様子見作戦」で合意しました。

最後に、今後のスケジュール感を教わります。
今日撮影した写真を加工したり、結婚相談所サービスのデータベースに僕の情報を登録したりするのに、大体1週間くらいかかるようで、実際にサービスを使えるのは約10日後とのこと。
その間に自己PR文を書いて送ってほしいとのオーダーを受け、面談は終了です。

まだ何も始まっていないのですが、それでも少し前進したかのような達成感を覚えながら帰宅しました。

なお自己PR文は、その日のうちにささっと書いて送信。コンシェルジュさんからは「早いし上手ですね!」とお褒めの言葉を賜りました。SS書き&ブロガー歴10年の経験がこんなところで役立つとは……

だいたいこんな感じで、高揚感を抱きながら事前準備をしていたのが9月の中下旬。
10月からは本格的に活動を始めました。

だいぶ長くなってしまったので一旦切ります。続きは年内中に別途投稿します。


弊ブログを長らく読んでくださってる方は、実らない婚活を僕が延々続けていることをご存知だと思います。
合コンや婚活パーティーに参加してみたり、友人知人から紹介された人と会ってみたり……なんと今年で10年目に突入しています。


ここまで成果が出ないとなると、さすがに疑問が浮かんできます。
「このまま婚活を続けても、僕は本当に結婚できるのだろうか?」と。
婚活に割くリソースも勿体なく思えてきました。

そこで、自分自身に最後通牒を突きつけることにしました。
これから半年間、結婚相談所サービスをフル活用して本気で婚活してみて、これでもダメだったら金輪際婚活は止めます。


諦めるなら「完全に」諦めたい

僕の婚活の敗北パターンは決まっていて、一度会うことはできるもののそれで終わり
一度会って「今日はありがとうございました」みたいなメッセージを送っても既読スルー、送る前にブロックされていることすらしばしばあります。このパターンを数十回繰り返してきました。

30年超の半生で一度も異性と恋愛関係に発展できなかった時点で、僕に恋愛結婚が不可能であることは立証済です。

内閣府の「男女共同参画白書 令和4年版」によると、日本における結婚は恋愛結婚が約9割とのこと。
この数字を踏まえると、僕の結婚可能性はかなり低いと言えます。



このように、ちゃんとした数字のファクトもあるので、もう結婚を諦めてしまってもいいとは思います。

しかし、「自分の人生から結婚の可能性を完全に排除しなければ、いずれ後悔するのではないか?」という懸念がどうしても拭えません。
諦めるのであれば、「あらゆる手を尽くしたけど結婚できなかった、自分に結婚は無理だ」という諦観の境地に到達したいのです。

そこで、恋愛結婚以外の10%の可能性についても、自分に審判を課すことにしました。
この10%に食い込んで結婚できれば良し。もし結婚できなくても「自分の結婚可能性は完全に否定された」という客観的根拠を得られるので、これはこれで良し。
どちらにせよ有益な結果が得られます。

この10%の大部分を占めるのが結婚相談所サービスとのことで、このたび勝負に臨むことにしました。


最初から全力投入

結婚相談所にもいろいろあり、
  • マッチング申請件数の上限
  • 専属カウンセラーの有無
  • 写真撮影や身だしなみのサポート
等々、利用できるサービスの幅や量に差があります。
もちろん、豊富なサービスを利用できるところほど、お値段が張ります。

僕は迷わず、一番サービスが充実しているところで登録しました。
今回ばかりはお金をケチるつもりはありません。むしろ無駄になろうがガンガン出費していきます。

このチャレンジで何より重要なのは、全力を出し尽くすこと。
出し惜しみをしてしまうと、失敗した場合に「諦観の局地」に至れないからです。
時間もエネルギーもお金も、青天井に使っていきます。

チャレンジ期間は、10月〜3月の6ヶ月間です。
この半年間で、「真剣交際」突入を目指します。





結婚相談所界隈では、交際段階が3つに分かれており、それぞれ独特の名称が付けられています。役所用語みたいですね。
詳しくは検索してみてください。
    • お見合い:男女どちらかから「会ってみたい」と申請し、相手が承諾した場合に、とりあえず1回お茶をすること。
    • 仮交際:お見合いの後、双方が「また会いたい」と意思表示した場合に移行するステータス。この時点では何人とでも仮交際可能。別の人とお見合いすることも可能。
    • 真剣交際:仮交際を経て、双方から「結婚前提でお付き合いしたい」と意思表示した場合に移行するステータス。特定の1人とだけ付き合う状態で、ここに至ると新規のお見合い不可。


真剣交際=結婚前提の恋愛関係、だと思ってもらえれば。
真剣交際期間中にプロポーズしたら退会(卒業)です。


期間設定の根拠はシンプルで、カウンセラーさんから「成婚する方は大体4ヶ月くらいで卒業していく」と聞いたからです。

標準で4ヶ月のところ、さらに2ヶ月おまけしておけば、後々「もっと長く頑張っていれば……」と後悔せずに済むと思っての設定です。


勝ち確定の勝負

結婚相談所の登録料や月会費もそれなりに高いのですが、それよりやばいのが交際費。
「お見合い」や「仮交際」ステージで発生する料金は、男性が全額負担するルールです。
例えば「仮交際」している相手とどこかに食事に行った場合は全額男性負担ですし、一緒に映画を観たら映画代もポップコーン代もパンフ代も駐車場代も男性負担です。

よくある成婚パターン(10人くらいとマッチング成立→最終的に1人と真剣交際、以上4ヶ月間)の場合、だいたい男性側は30万円くらいかかるとのこと。
僕の場合、最大で50万円は覚悟しています。ちょうどボーナス一回分ですね。

これまでも何度か結婚相談所の利用を考えたことはあったのですが、「失敗したら何も残らないのに大金が必要」という点がどうしても気に掛かり、踏み切れずにいました。

しかし今回は、結婚できなかったとしてもリターン(完全な諦観)が得られるという認識に至り、この懸念が解消されています。
結婚できてもできなくても得るものがある、つまり「失敗」が無い勝ち確定の勝負です。
もちろん相当のコストはかかりますが、他の方法では購入できないリターンを得られると思うと、決して高くないと思っています。

「独身のうちにやっておくべきこと」を教えて

既婚の友人たちの話を聞くに、結婚してしまうと、時間もお金も全然自由が効かなくなるとのこと。
もしうまくパートナーが見つかった場合、僕の自由気ままな独身生活は残りわずかです。

そこで、既婚読者の皆様に、「独身のうちにやっておくべきこと」を幅広に教えていただきたいです。
  • 買っておくべきもの
  • 行っておくべき場所
  • 経験しておくべきこと
  • 見ておくべき・読んでおくべき作品

具体例を挙げるとこのあたりですが、思いついたものがあれば何でもコメント欄に書き残してもらえると嬉しいです。

成婚しなかったら早期退職します

今回のチャレンジでも成婚せず、すっぱりと結婚を諦めることができたら、今度は退職に向けて全力を注いでいきたいと思っています。
もともと漠然と「勧奨退職で辞めようかなー」とは思っていましたが、もっと早いタイミングで退職できるよう、具体的にプランを作って動いていきたいです。

気が変わったきっかけは、能登半島地震です。
復興支援のために何度か現地入りして、すっかり石川県の土地柄が気に入りました。
金沢市近くに移住して、資産収入+軽くアルバイトしながら生活できれば理想だなと思っています。



ちなみに、カウンセラーさんからは 「30代の地方公務員なら、病気や借金が無ければ余裕で成婚できますよ!!!」と太鼓判を押してもらっています。
営業トークだろうなとは思いつつも、期待しているのも事実です。

半年後、果たしてどのような結果を迎えているのか?
面白おかしく見守っていてもらえると嬉しいです。

2022年の婚活も一切進捗ありませんでした。
今年はようやく重い腰を上げてマッチングアプリなるものを使ってみたのですが、全く成果はありませんでした。
登録直後に40代以上の方々から多数♡が飛んできた後は全く動きがなく、こちらが♡をつけた相手からは誰からも反応されず……という状況で、課金して入手した♡を使い切った後は放置しています。
やはり田舎なので、婚活している同年代女性がそもそも枯渇している説が濃厚です。

役所にいる独身男性の諸先輩方を見ていると、35歳前後で狂っていく人が少なくありません。
30歳過ぎくらいまでは普通に良い人で「どうして結婚できないのだろう?」と思われていたのに、35歳前後で心身ともによろしくなくなってしまい、「これじゃあ結婚できなくても仕方ないわ……」という評判に堕してしまうのです。

先輩方には申し訳ないですが、僕は狂いたくありません。
明日は我が身なので、狂わないための傾向と対策を考えてみました。

フィジカル編:老化に対応する

30代になると、どこかしら身体がおかしくなってきます。
ピークを過ぎて「下り坂」に入った……という表現がまさにしっくりきます。
これが老化の始まりなのでしょう。
 
老化現象自体はどうしようもなく、少しでもペースを緩め、実害が生じないように対処するのが精一杯です。
独身者の場合、既婚者よりも生活の自由度が高く、自分の思い通りに老化対策にも取り組めます。
せっかくなのでしっかり老化対策して、独身ならではの自由を謳歌できるよう健康を維持していきたいです。
 

自炊メインの「質素な食生活」

「30代になると代謝が落ちる」とよく言われますが、これは本当です。日々実感しています。
食べたものを消費できなくなるし、そもそも食べられなくなってきます。

「燃費の低下」と「食欲の減退」、どちらが先行するかは人次第です。
前者が先に来れば、食欲が消費を上回ることになり、どんどん太っていきます。
後者が先に来れば、必要なエネルギーを食事で補いづらくなり、どんどん痩せていきます。

いずれにせよ30代になると、食事に気をつけていないと健康体からすぐに遠ざかってしまいます。
野菜とタンパク質中心の、シンプルで健康的な食事を心がける必要があるようです。

「食欲の減退」とリンクして、食の好みも変化していきます。
特に油っこいものが苦手になる人が多く、牛肉よりも鶏肉が好きになったり、コンビニ飯の油感がきつくなってきたりします。
たまに食べる分には美味しいのですが、毎日となると逆にしんどいです。

つまるところ、健康面のみならず嗜好面でも、あっさりした質素な食生活を送りたくなってくるのです。

質素な食生活ほど、外食や中食よりも自炊した方が簡単ですし安上がりです。
野菜とタンパク質は、外食やコンビニだと結構高くつきます。

自炊というとハードルが高く見えるかもしれませんが、独身男性の場合は凝ったものを作る必要はどこにもありません。
誰かに振る舞うわけではなく、あくまでも自分自身の健康のための、一汁一菜プラスアルファのシンプルな食事さえ準備できれば十分すぎます。
豪華なものが食べたくなれば外食すればいいだけです。
 




この本に出会ってから、基本的に
  • 玄米ご飯
  • たんぱく質系のおかず
  • 具沢山味噌汁
というシンプルな食生活を続けていますが、今のところ快調です。
最初は「栄養失調になるのでは?」と心配でしたが、むしろ元気です。

自炊習慣が無いゆえに外食や中食を続けていると、どんどん健康を害していきますし、昔ほどは美味しく感じられないのに高いお金を払い続けることにもなり、金銭的にも無駄です。
当面はこの一汁一菜生活を続けていこうと思います。

実はみんなやってる「ボディケア」

30代になると外見的な老化が急加速します。
よく「肌のハリがなくなる」とか「髪や爪から潤いが消える」とか「体型が崩れてファストファッションが着れなくなる」などと言われていますが、どれも本当です。
アパレル業界のポジショントークではありません。

既婚者であれば配偶者が指摘してくれるところ、独身男性には誰も指摘してくれないので、なかなか外見的な老化を自覚できません。
そのまま35歳くらいになると、年齢不詳のヤバげな人に至ってしまいます。

民間企業ほどではないにしても、地方公務員も不特定多数の視線を浴びる仕事であり、外見は重要です。
  • 風呂上がりに化粧水をつける
  • 髪はシャンプーだけでなくトリートメントもつける
程度の老化対策は徹底していこうと思います。
というか実はみんなやってますが、気恥ずかしくて話題にしないだけのようです。

大人男子の「超」清潔感ハック
宮永 えいと
KADOKAWA
2020-12-10



メンタル編:寂しさに飲み込まれないように

独身のまま30代に突入すると、一人で過ごす余暇時間が急増します。
より正確にいうと、一緒に余暇を過ごせる友人知人がどんどん減ってきて、一人で余暇を過ごさざるを得なくなります。

既婚者の場合、30代はとても忙しい時期です。
子どもがいれば子育てで忙殺されますし、子どもがいない場合は夫婦の時間を精一杯エンジョイしていることでしょう。
いずれにしても、独身者の相手をしている暇はありません。
独身者からすると、既婚者とはなかなか遊べなくなるわけです。

独身者どうしでつるむにしても、メンバーが減って固定化されてくるので、飽きが生じます。
そのため、一緒に遊ぶ頻度が自然と減っていきます。

そこで僕は一つの仮説に辿り着きました。
急増する「一人で過ごす余暇時間」を有効活用できるか否かで、30代独身生活の満足度が激変するのではないでしょうか?

僕みたいにインドア派で単独行動至上主義であれば、「一人で過ごす余暇時間」は何よりも貴重で、どれだけ増えても足りないくらいです。

しかし、社交的な人ほどこの時間に耐えられず寂しく感じるようで、ひたすら誰かとつるもうと誘いまくるせいで煙たがられて敬遠されてしまう……という悲しいケースが多発しています。
生々しい話ですが、よく新人の世話を焼いてくれていた兄貴肌の同期職員や先輩方が、どんどん拗れていって、今や厄介者扱いされているんですよね。

20代までを社交的に過ごしてきた方々にとって、「余暇時間を一人で楽しく過ごす」のは、どうやらかなり大変なようです。
独身のまま30代に突入しそうな方は、「寂しさの怪物」にならないためにも、一人で楽しめる趣味を早めに見つけておいたほうがいいと思います。
具体的には、読書や運動、料理、楽器、創作あたりでしょうか?
 
僕の場合は当面は大丈夫そうですが、いつ時間を持て余し始めるかわかりません。
今のうちから色々なことに手を出しておいて、「一人で過ごす余暇時間」を将来的にも充実させられるよう備えていこうと思います。

新たな挑戦のため、ブログ運営を縮小します

僕自身は読書オタク趣味ブログ執筆のおかげで、現在はかなり楽しい「一人の余暇時間」を過ごせています。
しかし、これらの趣味をいつまでも楽しみ続けられるとは限りません。
どんどん新しいものに触れて興味関心の幅を広げていかなかれば、いずれ狂ってしまうでしょう。

そこで、新たなチャレンジに充てる時間を捻出するため、このブログの運営を縮小したいと思っています。
これまで週一ペースで定期更新してきましたが、今後は不定期にします。

僕にとって新しい趣味を見つけることは、人生のリスクヘッジでもあります。

このまま順当(?)に過ごしていけば、独身のまま窓際コース一直線です。
40歳を迎える前に本庁から追放され、これまでよりも一層余暇時間が増えるでしょう。

独身中年の先輩方を見ていると、暇潰しのために仕事をしている人と、色々なことに取り組んでいて充実している人の二種類にくっきり分かれます。
もちろん後者のほうが人間として魅力的ですし、 本人も楽しそうです。
僕も後者の独身中年になるべく、今のうちから色々なことに手を出して、ライフワークと呼べる活動を増やしていきたいのです。

さらに最近は、勧奨退職に応じて早期リタイアするのもアリだと思い始めました。
その場合にもリタイア後に取り組むライフワークが何か必要になりそうなので、一層いろいろな新しいことにチャレンジしてみたいのです。

あとは正直、ブログのネタが枯渇してきました……
暗い話ならいくらでも書けるのですが、PVが全然伸びないんですよね。
読まれないということは、ニーズが無いのでしょう。ニーズが無いものを量産していても仕方ありません。
何より、暗い話ばかり書いていると、僕の気分も沈んできます。

新しい世界に触れてリフレッシュしつつ、今後はネタを厳選して、もっと明るくてハッピーなブログ運営を心がけていきます。




Twitterでプチバズした件について(2023.1.9追記)

この記事の一部(異常独身男性の場合は、食事は自分のために行うもの云々〜の部分)をスクショしたツイートがバズったようで、twitter 上では「食事くらい自由にさせろ」「露悪的な男性差別」等々の厳しい反応を多数いただいています。
(元ツイートに記事URLが書かれておらず、わざわざ検索して弊ブログまで辿り着いた方はあまり多くないようで、ブログ自体の炎上は免れている様子……)

当記事の趣旨はあくまでも「異常独身男性」というネットスラングの定義を試みたもので、「単独での食事」「自分のための食事」を否定する趣旨ではありません。
食事の話は「異常独身男性は単独行動志向が強い」ことを示す一例として取り上げただけです。

何しろ僕自身、ソロ食事大好き人間です。
「食べたいときに食べたいものを食べる」のが一番幸せだと思っています。
ソロ食事を否定してくる人がいるのならば、むしろ僕も一緒に抗弁したいくらいです。

とはいえ、差別的ニュアンスを含む単語を取り上げるにしては表現が甘かったのも事実で、若干修正しました。
多数の方に不快感を与えてしまったこと、大変申し訳ありません。




本日12月24日は当ブログの開設記念日です。
「クリスマスイブの暇つぶし」が当ブログの発端ということで、毎年この日に婚活報告をしているのですが……今年のクリスマスイブは忙しく、実はまだ帰宅していません。








仕事が繁忙期真っ盛りなんです……







今年も新型コロナウイルス感染症のせいで(都合の良い言い訳です)、婚活には一切進捗がありませんでした。
仕事上の付き合いも含め、新しく知り合った異性は一人もいません。

婚活報告として使えそうなネタが本当に皆無なので、今年はポエムで誤魔化します。

独身異常男性「単独行動に最適化された存在」説

インターネット上のみならず最近は一般書籍でも見かけるようになり、相当人口に膾炙してきている「異常独身男性」という単語ですが、意外にも明確な定義は無いようです。
この単語の使い手も幅広く、独身男性が自称してみたり、ミサンドリー的な文脈で登場したりもしています。

思うに、多くの人が普通の独身男性とは異質な存在である「異常独身男性」を認識しているのでしょうが、まだその特徴を言語化するには至っていないのでしょう。

「異常独身男性」の異常さは、行動原理にあると僕は思っています。
外見や性格、職業や収入のようなステータス、実家暮らしor一人暮らしのような生活形態の問題ではありません。

「異常独身男性」は「何をするにしても単独行動が前提」というのが、僕の考えです。

異常独身男性といえば、ものすごくダサい服装をしているとか、ものすごく見栄えの悪い料理を作るとか、アイドルに大金を突っ込んでいるとか、いい歳こいて親と同居している……といった「行動」を捕まえて論評されがちです。

実際、異常独身男性がたびたび奇異な行動をとっているのは事実でしょう。
ただ僕は、異常独身男性の本質は「行動」ではなく、行動に至るまでの「思考過程」だと思うのです。


例えば食事。

異常独身男性の食事は、自分のために行うものです。
好きなものを好きなだけ満喫するかもしれませんし、とにかくローコストを追求するかもしれませんし、健康志向かもしれません。
方向性はどうであれ、自分一人を満足させることが目的です。

世間一般では、食事は単なる「自分のため」のものではありません。
外食するなら「誰と行こうか」を検討しますし、自ら料理する場合は「誰かに食べてもらう」ことを考慮します。
異常独身男性には、こういう発想が希薄なのです。


結果的に生じる「行動」は、正常独身男性と異常独身男性の間で、似通うこともあります。
しかし、その「行動」に至るまでの思考過程は全然違います。

独身異常男性の思考過程は、世間的には少数派で異端です。
少なくとも家族を養う立場だったら到底維持できないものです。
当然ながら、結婚生活は単独行動ではあり得ないからです。
いったん異常独身男性的な思考過程が根付いてしまったのなら、徹底的に回心しない限り、結婚生活を送れないのです。

そして異常独身男性は、言動の節々から「単独行動前提」という異質な思考過程を滲ませます。
これが「雰囲気」となって、異常独身男性の身にまとわり付き、他者(特に異性)を遠ざけるのでしょう。

異常独身男性スタイルはコロナ禍で「活きる」けど……

地方自治体という職場は20代のうちに大半が結婚する環境で、30代独身男性はかなりの少数派です。
そしてどこか「奇妙」な存在です。

この「奇妙さ」の秘密を探り続けた結果、思考過程が違うという見解に達しました。

「単独行動前提」という思考過程は、現在のコロナ禍の中では、かなりの強みになると思います。
正常な方は会食をはじめ「濃厚接触」ありきの人生を送っていますが、異常独身男性はそもそも他者との交流に重きをおいておらず、交流が途絶えたとしても大して堪えません。

異常独身男性は、コロナ禍でもそれほどストレスを感じておらず、従前とさほど変わらない生活をしているとも言えるでしょう。

ただし、異常独身男性スタイルを維持している限り、結婚は絶望的です。
コロナ禍のせいで社交の機会が激減し、「自分は異常だ」と感じる機会、つまり更生する機会が激減してしまったせいで、むしろさらに結婚が遠ざかったとも言えるでしょう。


このブログも、僕の異常独身男性っぷりの発露だと思います。
正常独身男性であれば、単なる自己満足のためだけに、4年間もブログを書き続けたりはしないでしょう。
ブログを書くような暇があるのなら社交に充てるのが、正常者の思考です。

僕の場合、ひとりでもくもくとブログを書いてるほうが、社交よりもずっと楽しいんですよね。
こういう単独行動志向が、まさに異常独身男性なんだと思います。

暇がある限りは細々続けていたいと思っています。これからもよろしくお願いします。

おかげさまで弊ブログは3周年を迎えました。いつもありがとうございます。
今年のクリスマスイブも予定が無いので、去年に続き異常独身男性ポエムを置いておきます。

一人では生きていけない人間だった

毎年クリスマスには一年間の婚活事情を報告しているところなのですが、今年は新型コロナウイルス感染症のせいで碌に動けず、3人とお食事させていただくだけにとどまりました。
ちなみに3人とも本当にお食事のみ、解散した途端にLine即ブロックを食らったため進展はありません。何なんすかね。

「そろそろ結婚を諦めて、独身を貫く方向に転換したほうが幸せになれるのではないか。」

今年3回目のLine即ブロを食らったあたりから、そう考えるようになりました。

しかし新型コロナウイルス感染症が流行してから、この考え方は一転しました。
配偶者がいないと僕は壊れる。「欲しいか否か」ではなく「必要」なのです。

今年は仕事でもプライベートでも「公務員だから」という理由でボロクソに非難されました。
結構な数の友人知人と縁を切りました。(正確には「切られた」のほうが正しいかな?)
特に今年の春夏は、これまでの人生でも一番加害行為に晒されていて、精神的に疲弊していました。

この期間で僕は確信しました。
僕は、人間関係で食らったダメージは、人間関係でしか治癒できない。弱い人間だ。
食って寝て現実逃避すればなんとかなると思っていましたが、人間関係由来のダメージは独力では如何ともし難いことを重々理解しました。

だれかに慰めてもらったり、承認してもらったり……とにかく人によるケアが必要なのです。

人によるケアが必要。
言い換えればケアしてくれる人が必要ということでもあります。

今回僕を支えてくれたのは同僚であり両親でした。
同僚とは傷を舐め合い、両親は無条件で慰めてくれました。

残念ながら、今回助けてくれた「同僚」も「両親」ともに、いつも頼れる相手ではありません。
特に同僚が助けとなったのは偶然であり、不幸中の幸いです。
いつもこんな優しい人たちと働ける保証はどこにもありません。

両親もいずれ先に逝きます。
いつまでも頼ってはいられません。

同僚でも両親でもない誰か。
公務員という憎まれ役にも関わらず、受け入れてくれる誰か。

思い巡らせた結果、思い至ったのです。

こういう場合、一般的社会人は「配偶者」が支えになってくれているのでは?
独身だからクヨクヨ悩んでいるのでは?

もちろん、配偶者によって逆に苛まれる危険も重々承知しています。
しかし、他に選択肢が思いつきません。

幸いにも今は落ち着いているですが、いずれまた加害に晒されてダメージを蓄積する生活が始まるかもしれません。
冷静でいられる今のうちに、生活のリソースを婚活につぎ込んで大至急結婚を試みるか、人間を辞める覚悟で対人関係耐性を極めるか、決断を迫られています。

2019年までの迷わず自分なら後者を選びました。
しかし2020年の自分には、後者を選ぶ度胸がもはやありません。
独身人生のリスクを垣間見てしまいました。

弱音を吐きながらへこへこ婚活する30過ぎの男、我ながら重くてドン引きです。
しかしこれが現実……

僕の20代とは

未練だらけの大学生活

思い返せば、僕の大学生活は理不尽そのものでした。
全ての原因はサークル選びの失敗です。
OB達が私利私欲のために現役生をこき使うタイプのブラックサークルに捕まってしまい、大学3年の夏頃まで時間もお金も吸い尽くされていました。

授業にもほとんど出ず、アルバイトもせず、遊びにも行かず、ずっとサークルの雑用をこなすだけの日々。
親からの仕送りはサークルの会費に消えていきます。

さっさと辞めてしまえばよかったものの、当時はすっかり洗脳されていて、辞めるという発想がそもそも持てませんでした。
娯楽を味わう精神的余裕も無く、オタク趣味すらも遠ざかっていました。

東日本大震災が無ければ、卒業するまでずっと奴隷労働を強いられていたと思います。
OB達がサークルを支配していた理由は、自らの営利事業をローリスク・ローコストに回すためでした。
現役生のサークル費を原資に充てて資金繰りを安定させ、現役生を無償で従事させることで運営コストを抑えていたのです。

しかし震災のせいでこの事業の旨味が薄れ、夏頃にOB達が事業から手を引き、サークルにも近寄らなくなりました。
おかげでようやく健全なサークルに生まれ変われました。

ブラックサークルから解放されてからの1年半は、それなりに大学生らしく過ごせました。
とはいえ大学3年秋〜大学4年夏までの1年間は就職活動と公務員試験に費やさざるをえず、学問に触れたり交友関係を広げたり旅行したり趣味に打ち込んだり……という大学生ならではの生活は、実質最後の半年くらいしか楽しめませんでした。
 
よくよく考えてみれば、就職してからの休日の過ごし方は、大学生活終盤の日常生活そのものです。
本を読んで、アニメ・漫画を摂取して、インターネット上で駄文を書いて、ときどき旅に出て……を繰り返しています。
あくまでも自分が楽しければいい、自分本位な過ごし方です。

過去を補填するだけの社会人生活

結局のところ、僕はいまだに、無駄にした「2.5年分の大学生活」の未練に取り憑かれているんだと思います。
普通の人が大学時代の約4年間に経験している事柄を、これまで8年かけて薄く長く味わっているだけ。

普通の人はもっと先のステージ、自分本位ではなく家族や社会のため、つまり他者のために動く段階に踏み入れているのに、僕はずっと足踏みをしているのです……

現実の世界は否応なく時間が流れていきます。
僕が未練と戦っている間、普通の同世代は結婚して子どもを授かったり、社会的に重要な仕事を成し遂げたりして、さらに先に進んでいます。
いずれ「進歩のない20代を過ごした」ことが新たな未練となり、僕を苛むことでしょう。


やばいね人生。先行きが暗い。

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