キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

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個人的に今年一番のホットニュースである「ぐんまちゃんアニメ化」の続報が出ました。





役所はとにかく他自治体の事例を気にする組織です。
斬新な取組みであればあるほど。

広報や観光の担当者の中には、この事例について上司から「分析しろ」「資料を作れ」と指示されている方もいるかもしれません。

インターネットで調べれば
  • 地元出身の声優さんをメインキャストに据えている
  • 自治体が「製作・著作」としてクレジットされるアニメは珍しい
くらいの事実ならすぐわかると思いますが、僕みたいなオタクを除き、どれくらいすごいことなのかという感覚的な部分はピンとこないかもしれません。

資料を作ってヒアリングしても、「どんな効果が見込まれるのか?」「うちの自治体でも真似できるのか?」「成功するのか?」と詰められたら、回答に窮するでしょう。

7月11日時点で公表されている情報をもとに、「僕だったらこう説明するだろうな」というヒアリング用のカンペを作ってみました。

メインキャストがガチ

メインキャストの3名(高橋花林さん、内田彩さん、小倉唯さん)はめちゃくちゃ有名です。
断言できます。
高橋果林さんはキャリアが短いものの、当たり役(ぼののとかぐろっぴとか)を続々と射止めており、知名度は相当高いです。

声優業には「アニメ畑」「吹き替え畑」「ナレーター畑」のような活動領域がありますが、メインキャストの3名は皆さんアニメ畑です。
かつ、単に声をあてるのみならず、歌手活動も活発に行っており、マルチタレントと言っても良いでしょう。 

内田彩さん小倉唯さんはソロライブツアーなんかも複数回やっています。
さらに内田彩さんは、μ’sの一人として紅白歌合戦にも出場しています。

代表作やディスコグラフィのような指標で示すことも可能ですが、このブログの主要読者層は関心がない情報だと思うので省略します。
とにかく名実ともに「豪華キャスト」であることに間違いありません。

お三方とも声は可愛い系(しかも正統派美少女というよりはちょっと変な声路線、特徴が強い)なので、マスコットキャラクターを演じるのにもぴったりだと思います。
かつ絶妙にファン層が被っていないのも高ポイントです。

一朝一夕で成った企画ではない(推測)

群馬県庁と地元出身声優さんとの繋がりは、今回のアニメ化のずっと前から連綿と続いていたものと思われます。
少なくとも内田彩さんのTwitterアカウントには、かなり前から「ぐんま特使」であることが書かれています。

一昨年、東京・銀座にあるアンテナショップ「ぐんまちゃん家」を訪問したのですが、内田彩さんソロ名義のCDを取り扱っていて、とても驚きました。
アンテナショップという極めて競争率の高い売場でスペースを確保できるほど、一昨年の時点で深いつながりを構築していたのでしょう。

自治体がメディアタイアップするときにありがちな、広告代理店にお金を積んでゴリ押するパターンには到底見えません。成るべくして成ったという感じがします。

「物語性」への挑戦

今回のアニメ化の最大のインパクトは、「自治体のマスコットキャラクターに物語性を付与」したことだと思っています。

アニメ化されるということは、キャラクター達が織りなすストーリーが綴られるということであり、エピソードの積み重ねにより、キャラクター達の設定・奥行きが増していきます。
これが「物語性」です。

「物語性」は、もちろん制作側が主導権を握って作っていくものですが、受け手側によってもかなり左右されます。
制作側が狙ったとおりに受け手側が解釈してくれるとは限りません。
ファンの誤読がバズって炎上騒ぎに発展するケースもあります。

さらに「物語性」は、好き嫌いが分かれる要素でもあります。
大多数が高く評価していても、ごく一部からは強烈に嫌われていたり……逆もまた然りです。

つまるところ「物語性の付与」は、どれだけ頑張っても成功するとは限らないし、何より「全員が喜ぶ」ことはほぼあり得ないのです。


これまでの自治体キャラクターの運用は、粗探しや政治利用を回避すべく、とにかく設定を少なく物語性を排除していました。
極論、ロゴマークと大差ありません。

長期間運用することが前提である自治体マスコットキャラクターにとって、「物語性の付与」はかなりリスクの高い行為です。
これまで積み上げてきたキャラクターイメージが崩壊するかもしれませんし、悪意をもって物語性を解釈し難癖をつけてくる人も現れるでしょう。


自治体キャラクター運用の新境地なるか?

リアルでのパフォーマンスでは、結局くまモンに勝てません。
僕も何度か生で見たことがありますが、明らかに別格です。
動きのキレがいいというレベルを通り越して、観衆の心を揺さぶってきます。

しかも最近は新型コロナウイルス感染症のせいでリアルイベントが中止になり、キャラクターが活躍できる機会も減っています。

このまま従来通りの運用を続けていても、ジリ貧であることは間違いありません。
だからこそ群馬県はチャレンジしたのでしょう。

アニメという媒体を使うのであれば、ここまでは最善に近い展開だと思います。
あとは本編がどうなるか次第です。



新型コロナウイルス感染症が収束したら、自治体の観光PR合戦が始まると思っています。
自治体が自発的に施策を打ち出すだけでなく、旅行会社や広告代理店からも自治体にガンガン営業を仕掛けて合戦を煽っていくでしょう。
もしかしたら既に水面下で動いているところもあるかもしれません。

PRの手法は色々ある中、個人的には「アニメとのタイアップ」が増えるのではないかと思っています。
去年の「鬼滅の刃」の大ヒットを受けて、田舎の重鎮たちもさすがにアニメ作品の影響力を理解したことでしょう。
そういう方々が「アニメ作品=若年層に対する有効なアプローチ」だと思い込んで、「アニメ作品を媒介に地域の魅力を発信しよう!」という安直な判断を下しそうな気がしているのです。
少なくとも広告代理店はこういう宣伝文句を使って企画を売り込んできそう。


あくまでもいちオタクの感覚ですが、アニメ作品を絡めたご当地PRは、かなり難易度が高いと思っています。
特に役所のようなステークホルダーをたくさん抱えている存在が関与すると、どれだけ題材が良くて予算・時間が潤沢だとしても失敗しかねません。

以下、現実に存在する地域を舞台にしたアニメ作品を「ご当地アニメ」と呼びます。

アニメにおいてご当地要素は

まず前提として、映像作品としてのアニメの特徴をざっくり整理します。

アニメの特徴はすべての要素をコントロールできることです。
絵も音も動きも全て製作者の思いのまま、現実には不可能なシーンもアニメなら表現できます。

一方、現実に存在するものをそっくりそのまま再現するのは苦手です。
実写のほうがずっと簡単かつ高クオリティに仕上がります。

ほとんどの場合、ご当地要素は「現実に存在するもの」か「過去に存在したもの」です。
いずれにしても現実世界に存在したことのあるもので、単に正確に描写するだけであれば、アニメには向いていない題材です。

つまり、ありのままのご当地要素を発信したいのであれば、アニメよりも実写のほうがずっと適しています。
ご当地要素を「主」にした映像コンテンツを作りたいのであれば、実写ドラマのほうが作りやすくてディテールまで正確に表現できます。
わざわざアニメにするのであれば、ご当地要素はあくまでも「従」に位置づけ、「主」となる要素を引き立てるために使ったほうが効果的です。

以上はあくまでも僕の感覚です。
これに基づいて、「良いご当地アニメ」の条件を考えていきます。

多くの人が面白いと感じる

面白くないフィクション作品には誰も見向きもしません。
ご当地描写をどれだけ豊富に盛り込もうとも、視聴されなければ意味がありません。
ご当地描写は置いといて、作品として面白いことがまず必須の条件です。

PR効果を期待するのであれば、少数の熱狂的なファンから高評価を得るのではなく、多くの人に視聴してもらえる作品に仕上げなければいけません。

つまるところ、ごく限られた層にだけ刺さるニッチなアニメではなく、多くの人が面白いと感じる作品であることこそ、「良いご当地アニメ」の前提条件だといえます。

「大勢に受ける面白さ」はマジで難しい

創作行為の魅力かつ厄介なポイントは、誰にでもできるところです。

ドラマを見ながら「自分が監督ならこうするのに……」と思ったことが誰しも一度ならずあるのでは?
これも一種の創作です。
ゼロから物語を組み立てるのはハードルが高いかもしれませんが、「こうすれば面白いのでは?」という単発のアイデアを捻り出すくらいであれば簡単です。

ただし、「たくさんの人が面白いと感じるもの」を創作するのは、非常に難しいです。
才能と経験が必要であり、素人が口を挟む余地はどこにもありません。

このため、行政はアニメ制作には極力関与しないほうがいいと思っています。
ご当地要素に関しては行政は間違いなくプロですが、創作に関してはド素人集団であり、行政の意見をどれだけ取り入れようとも決して面白くはなり得ないし、むしろノイズになりかねません。
 

議員や地域住民も同様に、制作とは距離を置くべきだと思っています。
地域のことにどれだけ詳しくとも創作に関してはド素人であり、彼ら彼女らの意見を作品に反映させる必要はありません。

しかし、行政が下手に関わると、創作の現場に民主主義のルールが持ち込まれてしまい、こういったド素人の意見を作品に盛り込まなければいけない状況に追いやられかねません。

たとえばアニメ制作過程から補助金を出してしまえば、議会や住民から「行政には監督責任がある」とか「税金が投じられているのなら住民の思いを反映させるべきだ」という意見が噴出した場合、行政は逆らえません。

放送前から行政がガンガン宣伝しているような作品は、もしや制作過程にまで行政が絡んでいるのでは?という懸念を抱かせます。具体的な名称は挙げませんが……

ご当地要素を詰め込みすぎない

先述したとおり、すべての要素をコントロールできるのがアニメ作品の特徴です。
作中で描かれているものは、すべて作品において必要なものであり、何らかの意味が付与されています。

ご当地要素も同様です。作品にとって必要だから描かれるのです。
逆にいえば、特に意味もなくご当地要素をつっこむと、ものすごく浮きます。

たとえば島根県松江市が舞台のアニメがあるとします。
松江市は日本三大和菓子処に数えられる都市です。
せっかくなのでその特徴を活かすべく、主人公の自宅の居間のテーブルの上に毎回異なる銘菓を置くことになりました。

この場合、「テーブルの上に毎回異なる銘菓が置いてある」ことに意味を持たせなければいけません。
  • 銘菓を常に用意しておかなければいけないくらい来客が頻繁な家庭であることを暗示する
  • 主人公が後々虫歯になる展開の伏線
  • 主人公の母親が茶道教室を開いていて、稽古に使うお菓子が毎回余っている(内気なヒロインがその茶道教室に通っていて、「稽古のお菓子」という共通の話題がある主人公とだけは会話できる設定の背景として機能する)

なんでもいいです。とにかく意味付けが無ければ、視聴者は冷めてしまいます。
「制作サイドが大人の事情で入れたんだな」と感じて、いやがおうにもフィクションの世界から意識が逸れてしまいます。

反対に、うまく意味付けができれば、視聴者は「松江市といえば和菓子」という印象を好感をもって記憶するでしょう。
ご当地要素は、単に作中に盛り込むだけでなく、ストーリーの中でうまく調理・消化してこそ輝くのです。

どんな作品でも、根幹となるテーマと尺が決まっています。
そのため、ひとつの作品で消化できるご当地要素には限界があります。
テーマとかけ離れたご当地要素は扱えませんし、いくらテーマに沿うものであっても扱える数には限りがあります。

質的・量的な限界を無視してご当地要素を詰め込んでしまうと、作品が崩壊します。
ご当地要素を消化しきれず、かえってノイズになって視聴者を辟易させてしまいます。

ご当地要素のオーラを活かしている

どんなご当地要素も、固有の歴史と文脈、そしてオーラを備えています。
ありきたりのスポットや、大量生産のノーブランド製品とは異なります。
つまるところ、味が濃くて存在感があるのです。

新海誠監督の「言の葉の庭」という作品は、新宿御苑が舞台になっています。
この作品を見たことがある方ならよくわかると思いますが、本作は新宿御苑でないと成立しません。
明治神宮でも駄目、日比谷公園でも駄目、上野公園でも駄目です。

新宿御苑が持つ固有のオーラが作品の本筋を際立たせているのだと思います。

作品の本筋と、ご当地要素の持つオーラが合致しないと、ちぐはぐな感じになってしまいます。
この意味でも、ご当地要素の盛り込みすぎは危険です。作品の出来を損ないます。
作品を彩るために必要な分に限って使うものです。


「公務員の常識」は「創作の非常識」

地方公務員的な感覚だと、どんな事業であっても「地域住民の声を積極的に取り入れ」たり「地域の魅力を幅広くふんだんに盛り込ん」だりしたくなります。
議会や住民、マスコミなどに説明する際に、受けが良いからです。
 
しかし、ご当地アニメを媒介にする場合では、これらの要素は地雷です。

ご当地要素を何でもかんでも詰め込むと作品が破綻します。
ご当地アニメにおいて、ご当地要素はあくまでも「従」であり脇役です。
「主」を描くための補助的要素にすぎません。

しかし、「主」をうまく描いて面白い作品として成立すれば、「従」のほうも魅力的に映るものです。
このあたりの塩梅は創作のプロに任せるしかありません。

ご当地要素の扱い方がものすごく巧かった作品が「ゾンビランドサガ」です。
なんと来月から第二シリーズが始まります。
オタク的にも楽しみですし、地方公務員的にも楽しみです。

細かく書いたら速攻で特定されそうなので詳細は書けませんが、正直、毎日辛い!
感染症そのものよりも、感染症のせいで明るみになった社会の闇全般と戦っている感じです。
 
せめてこのブログくらいはひたすら牧歌的にありたいと思いつつも、それでも弱音を吐きたくなるくらいには弱ってきています。

とにかく最近は精神衛生を保つ方法を模索しています。

仕事が終わったらすぐに「公務員以外の自分」になる

今の社会情勢、公務員はどうあがいても辛い立場に置かれざるえません。個人レベルでどうこうできる状況でもありません。

幸いにも僕は公務員でありつつもオタクです。あとは投資家でありブロガーです。
業務時間外は、公務員以外の属性でものごとを考えるよう心がけています。 

最近は業務時間が長いうえに仕事も重いので、意図的に属性を切り替えないと、ついつい公務員モードのまま過ごしてしまいます。
これだと自主的に無賃金でテレワークしているのと変わりありません。

公務員のまま楽になるのは当分不可能だと思います。
ただ人は誰しも複数の属性・役割・顔を持っています。100%純粋に公務員というわけではありません。
生活における公務員以外のウェイトを高めることで、少しは気が楽になるはずです。

現実逃避ではなく「別世界に没入」する

今、公務員を取り巻く現実はものすごく強烈です。
属性を切り替えようとしても、相当難しいです。
短時間ならまだしも、少しでも気を抜いたらすぐに現実が覆い潰されてしまいます。

これも仕方ないことだと思います。それくらい現実のプレッシャーが重いのでしょう。
とはいえ諦めたらおしまいです。本当に潰されてしまいます。

そのため最近は、現実を上塗りできるくらいに重厚な世界に、短時間でもいいからどっぶり浸るようにしています。

例えば名作百合漫画
1冊読むのに少なくとも1時間はかかりますが、この時間は現実を完全に遮断できます。



名作百合漫画はたくさんありますが、本ブログは「社会人の勉強」カテゴリということで、『やがて君になる』を挙げておきます。
一義的というか、余計な解釈を挟む隙が無いのに奥深いというか……いろんな界隈から怒られてそうですが、完璧なプレゼンと通じるものを感じます。

よりライトな作品として、『総合タワーリシチ』もおすすめさせてください。





百合な気分ではないときは古賀亮一先生の作品を読んでいます。
ものすごく文章量が多い漫画なので、ある意味公務員向けだと思います。

ゲノム 金 (メガストアコミックス)
古賀亮一
コアマガジン/メガストアコミックス
2015-04-30




あとはヘッドホン装着でのアニメソング鑑賞です。
ながら作業禁止で、1曲をとにかく集中して聞きます。
声色を感じて歌詞を丁寧に追うことで、仕事中は絶対に感じられない名状しがたい感情が込み上げてきます。

どちらの方法にしても、結果的には一種のフロー体験を得ているんだろうと思います。
同期職員には楽器を弾いてリフレッシュを試みている連中も結構います。これもフロー体験と思われます。

ブログを書いている時間も大いに癒しになっています。
これまでは「広告貼って小銭稼ぎてえ!!!」って思っていましたが、今はただ書いていられるだけで大満足。
こうやって続けていられるのも読者各位のおかげです。ありがとうございます。

フィクションの登場人物から公務員適性を考えてみる記事、第二弾です。
BanG Dream!(バンドリ!)より、羽沢つぐみさんの登場です。

第一弾はこちら。 



キモオタク特有の長文になってしまったので、先に結論だけ乗せておきます。

羽沢つぐみさんのような優しくて真面目な人は、役所内で大変に好かれますし、評価もされます。
しかしその性格ゆえに、本人のメンタルが持ちません。

役所はルールに縛られています。すぐ目の前に困っている人がいたとしても、ルール通りの対応しかできません。場合によってはルールに従い見捨てもします。
彼女はこの「目の前で困っている人よりも、ルール優先」という役所のあり方に耐えられません。
自責の念を払拭できず、早々にリタイアしてしまうでしょう。
決して公務員になってはいけないタイプです。
ここからはゲームのスクリーンショットを掲載しています。
閲覧するときは周りの目に気をつけてください。

羽沢つぐみさん

バンドリ!とは、ざっくり言うと、都内でバンドをやっている25人の高校生+αが織りなす物語です。
キャラクター同士の会話や関係性の作り方がとても上手く、新しいエピソードが公開されるたびにオタク達の予想を易々と飛び越えていきます。

このブログでも過去何度か触れたことがあります。(どちらも公務員関係なし)

2019年は静かに燃え上がっていました。
メディアで大々的に取り上げられたわけではなく、世間一般の知名度は低いままですが、オタクの間では大いに盛り上がりました。
僕はこのあり方が一番だと思います。水たばこみたいですね。

そんな作品の主要登場人物の一人が羽沢つぐみさんです。

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公式のプロフィールはこんな感じ。 以下補足です。
  • 実家は商店街の喫茶店で、アルバイトとしてお店を手伝っている
  • 高校一年生の頃から生徒会に所属している
  • 幼馴染5人でバンドを組んでいる

役所的には貴重な人材

役所サイドから見ると、羽沢つぐみさんは是非とも採用したい逸材です。

人柄がとてもいい 

羽沢つぐみさんは優しくて思いやりに満ち溢れています。
どのエピソードを切り取っても人柄が滲み出てくるのですが、一番好きなものを引用します。

彼女の実家である喫茶店で、お菓子作り教室を開催することになりました。
そこにはちょっとだけ顔見知りの先輩(氷川紗夜さん)の姿が。
その先輩は不器用で堅物で、一見すると近寄りがたい存在です。

先輩には「自分は近寄りがたい存在だ」いう自覚があり、自分の面倒を集中的に見てくれる羽沢さんに迷惑をかけているに違いないと最初は思います。
しかし、お菓子作り教室を通して、彼女の真心からの優しさに触れることで、その誤解は徐々に溶けていきます。

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職場にこんな人が一人いれば、劇的に雰囲気が良くなります。


行動力がある

優しい人は時に消極的になりがちです。
しかし彼女は行動力も兼ね備えています。
相手のために何ができるかを考え、実際に行動に移し実現していくのです。
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今更言うまでもなく、地方自治体は大量の課題を抱えています。
職員のちょっとした気配りや小さな行動が課題解決に結びつくことも少なくありません。
彼女の備える行動力、それも独りよがりではなく相手の思いに寄り添った行動力は、役所において即戦力になります。

真面目で頑張り屋

そして何より、羽沢さんは何事にも一生懸命で真面目です。
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学校が忙しい時期にバンドの練習も頑張りすぎたせいで、体調を崩してしまうこともあるくらい。
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彼女は高校一年生の頃から生徒会にも所属しています。
その働きぶりは先輩たちからも感嘆されるほど。 
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高校二年生になると、さらに一段階成長した姿を見せてくれます。

新しい生徒会長に就任したのは、天才すぎて常人には理解が及ばないカリスマ的存在(氷川日菜さん)。
副会長の羽沢さんは生徒会長の無茶振りを直接被弾する立場です。
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次々と下される「ピピっと」「るんっとする」等の感覚的な指示を、彼女は的確に解釈してこなしていきます。
解釈にあたり、彼女は生徒のことを決して忘れません。
 
生徒会長の言葉を踏まえつつも、生徒のために尽くすという生徒会のそもそもの活動意義を見失うことなく、自ら考えて作業へと落とし込み、きちんとこなしていくのです。

彼女が持つ真面目さには、二つの意味が含まれます。
一つは目の前の仕事・作業への真面目さ。英語でいえばseriousです。
もう一つは相手に対する誠実さ。英語ではhonestです。

真面目さの根本が違う

羽沢つぐみさんのような方が役所に入ってくれたら、間違いなく多大な貢献をしてくれることでしょう。
しかし本人は非常な苦痛を感じるはずです。
そのため、僕はトータルで見て公務員に向いていないと思います。

その理由は、先に示した「相手に対する誠実さ」という意味での真面目さです。

羽沢つぐみさんの性質は、商店街の喫茶店という家庭環境が大きく影響したものと思われます。
チェーンではない個人経営店、商店街の一角。
人と人との繋がり、顔の見える関係性が重要な商売です。
きっと両親もこのことを意識して、お客さんやご近所さん一人一人を大事にしてきたことでしょう。

今の彼女があるのは、こんな環境の下で育ち、両親の在り方に共感しているためです。
つまり、彼女の性質の根本には、目の前の一人一人の個人を大切にしようという意識があります。

一方、役所は発想が全く異なります。
役所は何より法令、つまりルールに従って動きます。
法治国家である以上仕方ありません。

役所の存在意義は個人全体の幸福向上です。
この目的のため秩序の根本であるルールを守るために個人に我慢を求めるのも、役所の大事な仕事です。
秩序もまた個人の幸福の前提条件であり、個人に我慢を強いた分、世の中全体の幸福が増えるという発想です。
(あくまでも理想論なので、現実は異なります)

「個人よりもルール優先」という役所の論理を、果たして彼女は受容できるのでしょうか?
僕は無理だと思います。

彼女には「目の前の個人を大事にする」という生き方が染み付いています。役所の論理とは正反対です。 
もし彼女がルールを盾に困っている個人を退けるような場面に遭遇したら、「社会全体のため」と頭では理解しているつもりでも、きっと強い自責の念を覚えるはずです。
こういう仕事は役所のルーチンワークのひとつ。どこの部署でも発生します。

仕事をすればするほど、どんどん積もっていく自責の念。
これに耐えられるほど強靭だとは思えません。
潰れてしまうか辞めてしまうか、ネガティブな姿しか想像できないのです。

実際にありうるミスマッチ

実際にも、「個人よりもルール優先」という論理に耐えかねて公務員をやめる方がけっこういます。
現に僕と近しい先輩も、この理由で退職しています。

役所は確かに地域住民のために貢献する組織で間違いありません。
しかし、手段はあくまでもルールに縛られます。
時には個人を切り捨てます。
 
この現実を受容できるかどうか、これが公務員適性の一つではないかと思います。
  • ルールに縛られている方が責任感を感じなくて楽
  • 結果的に社会全体が幸福になるから問題ない
こんな風に考えられるのなら、きっと大丈夫です。


(以下、オタク向け)
僕がさよつぐに可能性を感じている理由がここにあります。
氷川紗夜さんは風紀委員、いわばルール遵守側の存在です。
一方の羽沢つぐみさんは個人重視側。
本質的に譲れない部分を抱えた二人ですが、「ひたすら頑張る」という物事へのアプローチ方法は一緒です。
物語が生まれる素地が整っています。公式がどう調理するのか楽しみです。

最近めっきりニュースからスマホゲームの話題が消えました。 
コンプガチャとか課金額とか依存性とか、一時期は連日放送されていたのに。

あくまでも僕の感覚ですが、一般人向けのゲームはだいたい下火なのではないかと思います。
一方、イケメンや可愛い女の子キャラクターがたくさん出てくるタイプの、いわゆるオタク向けのゲームは相変わらず盛り上がっています。
これまでグッズにつぎ込んでいた分が、ゲーム課金に回っているのかもしれません。

オタクの嗜みになりつつあるスマホゲームですが、地方公務員はスマホゲーム界隈を注視すべきだと思っています。

タイアップ事業

冒頭で「スマホゲームは下火」と書きましたが、定着して安定期に入りつつあると言う方が正確かもしれません。
社会におけるスマホゲームの位置付けが変わるにつれて、自治体の見方も変わりつつあります。

典型的なのがPokémon GOです。
リリース当初は「ユーザーがたむろして迷惑」という文脈で、いかに規制するかばかり語られていました。
しかし最近は好意的な見方も出てきています。

一足先に鳥取県が堂々と事業展開していますが、こういう取組が今後全国に広がっていくでしょう。
とっとりGO-鳥取県ポケモンGOポータルサイト-



最先端技術が生まれる界隈

スマホゲーム界隈は進化の著しい業界だと思っています。

CG技術のようなゲームコンテンツ部分はもちろんのこと、ユーザーの動きを分析して利益に結びつけていくデータサイエンス部分でも、界隈は日々着実に進歩を重ねています。
少なくとも、能力と野心を兼ね備えた優秀な人材が集まっています。

今後、役所の施策でも、スマホゲームとのタイアップに止まらず、スマホゲーム開発・運営で得た知見を利用する事例が出てくるでしょう。
ゲーム自体が自治体PRになるスマホゲームそのものを作ってみたり。 
 
単なるプレイヤーとしてだけでなく、作り手側の事情も一緒にフォローしていくことで、大いに勉強になると思います。
 
ゲームの開発費がどれくらいかかるのかは知りませんが、東京の一等地で建物を借りるアンテナショップよりは安上がりな観光振興施策なのでは?



スマホゲーム界隈との関わり方

本当はここで「必見!地方公務員におすすめのゲーム一覧」などと謳ってアフィリンクを貼りたいところ。
しかし本ブログは非収益ブログです。
なので収益関係なく本当にためになるゲームを貼りたいところなのですが……これが難しい。

日本が誇る優秀なデータサイエンティストたちが日々知恵を振り絞って考案したトラップが、スマホゲーム内の至る所に張り巡らされています。

狙いはユーザーの時間とお金。
右肩上がりだった数年前とは異なり競争が激化しているからこそ、トラップの精度も増しています。
いくら勉強なるとはいえども、安易におすすめしてはいけないものだと思っています。

それに、冒頭で書いたとおり、最近勢いに乗っているゲームはどれもこれもオタク向け作品ばかりです。
オタク趣味に普段から慣れ親しんである程度の素地ができていないと、凄さも面白さも理解できないと思います。

というわけで、非オタクだけどソーシャルゲーム界隈に関心のある方は、youtube等でプレイ動画でコンテンツの進歩具合を見つつ、開発側のブログなんかを見てデータサイエンスの最前線の雰囲気をつかめば
いいでしょう。





無料コンテンツでこのレベルです。

オタクは毎日ログインして、課金したくなったタイミングで冷静に自己分析してみると良い勉強になるでしょう。
どうして課金したくなったのか?
ゲームのせい(魅力的なキャンペーン、イベント等)なのか?
ゲームとは関係のない外部環境(仕事でストレス溜まってる等)なのか?
自己分析の積み重ねが、いつか知識体系として役に立つかもしれません。

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