キモオタク地方公務員(県庁職員)のブログ

地方公務員の人生満足度アップを目指しています。地方公務員志望者向けの記事は、カテゴリ「公務員になるまで」にまとめています。

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「地方公務員はAIに仕事を奪われて路頭に迷う」と警鐘が鳴らされ始めてから結構な時間が経過しました。
AIの進歩は凄まじく、誰でも手軽に使えるサービスが続々登場していますが、残念ながら役所には今のところチャットボットくらいしか導入されていません。
「仕事を奪われる」どころか、むしろチャットボットに関する苦情対応という新しい仕事が増えているくらいです。

地方公務員と同じくブロガー(ライター)も、「AIに代替される」と脅されています。
インターネット上に存在する膨大な文章をAIに学習させることで、条件さえ指定すれば「それっぽい」文章を量産できるので、わざわざ人間が時間と労力をかけて執筆する必要が無くなるのだとか。

ただ、学習材料となる文章量が少ないであろう地方公務員ネタの場合でも、AIはちゃんと対応できるのでしょうか?
実際に文章作成サービスを試してみました。

PlayAi

まずは「PlayAi」というサービスを使ってみます。
ボックス内に文章を放り込むだけで続きを書いてくれる、非常に使いやすいサービスです。
このサービスに、このブログの過去記事の冒頭部分を読み込ませて、続きを書いてもらいます。

使うのはこの記事。
(いくつかの記事で試してみたのですが、一番出来が良かったものを紹介します。)



<読み込ませた文章>

自分が出世コース入りしているのかどうか、30歳を過ぎる頃になれば自然と分かってきます。
同期職員の間でも業務内容の差が広がり、忙しい職員と暇な職員にはっきり分かれるからです。

過去にも紹介したとおり、出世コースに入るか否かは20代のうちに確定すると僕は考えています。

役所の出世コースは明確で、「誰が出世コースに乗っているのか」は人事録を数年分見ればおおよそわかります。

出世競争最大の謎であり役所人事の神秘は、その前段階である出世コース入りを賭けた2次選抜過程です。
誰が参戦しているのか傍目にはわかりませんし、戦っている当人すら自覚が無いかもしれません。

今回はこの「2次選抜」の真相に迫ってみます。


<ここからAI>

この記事では、私がどのようにして彼らと仕事をするようになったのか、そして彼らがどのようにしてそこにたどり着いたのかをご紹介します。
長い記事になりそうなので、2つのパートに分けます。これらのパートは、以下のように書かれました。
 
パート1: 資格、面接、事前承認
第2部:二次選考のプロセス
この記事では、様々な情報源(無料、有料)を使用しましたが、なぜその情報源を選択したかを説明します。また、二次選考の流れや、どうすれば参加できるかを説明します。

資格について
行政職に就くための一番の資格は、困難な状況下でも働ける能力です。
近年では、ストレスの多い状況下でも働きやすいと言われています。
しかし、役所も年々変わってきており、それは条件も変わってきていることを意味します。
そのため、昔よりも資格を取ることが大切になっています。

最も重要な資格は、正しい姿勢を持っていること、そして正しい姿勢だけを持っていることです。
働くべき時に働けるだけではダメなのです。働かなくてもいいときに働けることも必要です。
常にスポットライトを浴びたいタイプの人は、自分のステータスを落とすようなことはしたくないでしょう。

しかし、それだけではありません。
行政の仕事にはレベルがあり、それぞれのレベルに見合った能力が必要なのです。
例えば、内務省で働きたいのであれば、家を空けるときに自分を養える能力が必要です。
内務省で働きたいのであれば、家にいるときに食事を提供できるようにしなければなりません。
内務省で働きたいなら、家を空けるときに家族を養うこともできなければならない。
これらの条件を満たせるかどうかが重要なのです。

応募する部署の条件を満たすにはいくつかの方法があり、それらの方法を「資格」と呼びます。
最も一般的な資格は、そのポジションの最低条件です。
各役職の要件は異なる場合があります。
例えば、公共サービス委員会の委員というポジションに応募するのであれば、以下の最低条件を満たす必要があります。
 

翻訳調?

出世の話ではなく採用試験の話になってしまいました。「選抜」という単語がまずかったのでしょうか?
とはいえ、前半部分は結構いいこと書いてませんか?

>行政職に就くための一番の資格は、困難な状況下でも働ける能力です。
>最も重要な資格は、正しい姿勢を持っていること、そして正しい姿勢だけを持っていることです。
>働くべき時に働けるだけではダメなのです。働かなくてもいいときに働けることも必要です。

このあたりは特に考えさせられます。

全体的に翻訳ソフト感があるので、海外サイトの文面を使ってAIに学習させたのかもしれません。


AIのべりすと

次に使うのは「AIのべりすと」というサービスです。
名前のとおり小説を書くことに主眼が置かれたサービスですが、小説以外の文体も書けます。
無料で使えますが、ユーザー登録が必要です。

こちらのサービスにも、このブログの過去記事の冒頭部分を読み込ませて、続きを書いてもらいます。
使うのはこの記事。
(こちらもいくつかの記事で試しており、一番出来が良かったものを紹介します。)




<読み込ませた文章>

何気に出世関係の記事が常時人気の弊ブログ。
地方公務員ブログを読むような現役職員って、「人生のコスパが悪いから出世したくない」とか「出世よりも『やりたい仕事』を優先したい」という考えの方のほうが多い印象ですが……なんだかんだで出世にも関心があるのでしょうか?

入庁からそれなりに月日が経過して、同期入庁職員からは財政課も人事課も輩出されてしまいました。
とりあえず、僕たちの出世レースはひと段落したところだと思われます。

「鉄は熱いうちに打て」ということで、ここで一旦、筆者が見た20代の出世レースを振り返ってみようと思います。

<ここからAI>

※筆者は公務員試験未経験者のため、行政職(I種)と一般職(II種)の区別や採用区分の違いなどについては割愛させていただきます。
 
■1年目・新卒配属時(財政課)
まずは財政課の新入職員時代についてお話しします。
財政課では主に地方債の管理業務を行っていました。
地方債というのは簡単に言うと借金のことですね。
この借金には大きく分けて二種類あります。
一つ目が起債と言われるもので、地方自治体が民間企業などにお金を借りることを言います。
もう一つが借換債と言いまして、借り換えのための資金のことです。
どちらも国の補助金が入るため、財政課の職員の主な役割はその補助額を調整すること。
具体的には、地方債の発行額を決めたり、償還計画を立てたりすることです。
このあたりの事務作業はかなり煩雑なのですが、この部署に配属されることは地方公務員としてはかなり恵まれた環境と言えるでしょう。

■2年目・異動時(財政課)
2年目の秋に異動となりました。
異動先は財務部財政課というところでした。
財政課とはうってかわった地味な職場です。
主な業務内容は国債管理および地方債の審査。
いわゆる財務官僚がするような仕事をしていたわけですね。
ちなみに、国税庁でも同じようなことをしているらしいです。
財務部財政課では、国債を格付け会社に委託して格付けしてもらうのですが、その際には財務省から出向してきた方々にアドバイスを受けながら作業をしています。
また、年度末になると、財務省の方々と意見交換会を行います。
そこで出た話をもとに、年度予算案を作成するというのが主なお仕事でした。

■3年目・異動時(税務課)
3年目の春に異動しました。
異動先は再び財政課に戻り、今度は税務課へ。
主に法人課税関係の事務を担当していました。
こちらはいわゆる霞ヶ関の仕事で、法人課税の法律改正があった際には国会対応をしたり、企業への説明に出向いたりすることもありました。
あとは決算書の内容を確認したり、税金を納める法人さんを訪問して話を聞いたりすることもありましたね。
 
■4年目・異動時(財政課)
4年目はまたまた財政課に戻りました。
今度こそは異動なしでずっと財政課勤務になると思ってたので嬉しい限りです。
 
そんなこんなで新入職員時代は終わり、いよいよ本格的に公務員として働き始めます。
これからは、各自治体ごとに異なる制度の中で、どのように仕事を進めていけばいいのかを模索していくことになるでしょう。
 
さて、新入職員時代の思い出を振り返ると言っておきながら、いきなり財政課編になってしまったんですが……まあ、それはそれでいいでしょう! ここからは各自治体ごとの事情も踏まえつつ、新入職員時代の話を続けていきたいと思います。
※次回更新は5/16(木)予定です。

まじでAIに職を奪われるかもしれない

ちゃんとした日本語文章として成立しています。AIすげえ!
1文1文の繋ぎ方がすごく自然で、句読点の打ち方も過不足なく、僕が書く記事よりも明らかに読みやすくて敗北感を覚えています……
体裁的にもブログ記事らしく仕上がっています。

内容的にはツッコミどころ満載ですが、ちゃんと自治体(ちょっと地方財務局も混じってるっぽいですが)を舞台に作文してくれているのは普通にすごいと思います。
文章の流れが自然すぎるために、公務員以外の人が読んだら、どこが間違っているのか気づかないかもしれません。

人間とAIの役割分担

「AIのべりすと」本当にすごいです。
文章の読みやすさだけでいえば、それなりに練習したWEBライター並みだと思います。

「仕事のやりがい」や「経験談」みたいな、あくまで主観的意見であり、間違いの存在しない話題であれば、「AIのべりすと」でも十分読み応えのある記事が書けそうです。

反対に、
  • データや学説を根拠にして推論する
  • 固有名詞を多用する
  • テーマがマイナーすぎてAIがついてこれない
こういった文章は苦手なようで、まだまだ人間のほうが有利だと思われます。
根拠となるファクトや、最も伝えたい結論部分は人間が書いて、その中間の「つなぎ」部分をAIに書いてもらう……という役割分担がうまくできれば、現時点の無料サービスでも十分に活用できそうです。

おまけ:採用パンフレットを書いてもらう

役所がリリースする文章の中でも、ひときわ抽象的で主観的なのが採用パンフレット中の「職員の声」です。
AIの傾向を見るに、「志望動機」「やりがい」みたいな主観的意見は十分対応できそうなので、試しに「AIのべりすと」に書いてもらいました。
ついでにイラストもAIに描いてもらって、体裁を整えると……

先輩職員AI.001
AIだけでそれっぽいものが作れてしまいます。本当に末恐ろしいです。


僕の出向生活も2年目に突入しました。
歴代の担当者は2年スパンで異動しているので、僕もおそらく来年4月には異動して県庁に復帰するはずです。

今年度の人事異動では、コロナ対応で人手が足りないせいなのか、いくつかの出向・派遣研修ポストが消滅してしまいました。
早いところでは2月頃から県庁に戻されて、コロナ対応にあたっていたようです。
僕のポストも実は危うかったのかもしれません。

幸いにも?2年目を迎えられたので、以前打ち立てたとおりの方針で「業務効率化」と「残業代荒稼ぎ」を図っていきたいところなのですが……ちょっとした壁にぶつかっています。

派遣社員気分

僕の担当業務は、ざっくり言うと、行政に提出する書類の作成です。
許認可申請書や年次報告書のようなものを淡々と作り、いろんな役所に提出しています。

通常の民間企業であれば、法務部が担当したり、あるいは行政書士に外注したりする仕事です。
ただ僕の出向先法人では、かなり昔から県庁出向者を受け入れて、この仕事を担当させています。
経緯は謎です。政治的ムーブの匂いしかしませんね……

つまるところ、儲けにつながらないけどやらなければいけない足枷のような仕事を、一手に引き受けているわけです。
組織の一員としてチームで仕事をしているというよりは、客先常駐の派遣社員みたいなものです。


プロパー大量離職問題

「役所相手の書類作り」という作業自体は結構楽しいです。
  • 役所に提出するためだけの書類に、どれだけの労力・時間・コストをかけて作られているのか
  • 役所にとっては当たり前でも、民間にとっては意味不明な項目・指示はどんなものか
こういった「提出側の事情」は、役所内にいてもなかなか分かりません。
今後、僕が県庁に戻って、提出書類のフォーマット作りを担当することがあったら、今回の出向で得た知見が大いに活かせると思います。

しかし、この4月からは仕事が増えます。
従来は出向先のプロパー社員がやっていた仕事も僕に振られるみたいです。
それもこれも、3月末でプロパー社員が大勢離職してしまって、人手が足りないせいです。


派遣社員なら「契約違反だ!」と反論できそうなところなのですが、僕は「役所からの出向」という法的によくわからない存在なので、抵抗できません。

しかも、僕に新たに振られる仕事には、全然関心が持てません。
そもそも出向先法人そのものや、携わっている業界自体に全然好感を持てておらずやる気が出ません。

僕は一応株主であり、地方公務員にしては民間ビジネスに興味のあるほうだと思っています。
それでも興味が湧きません。むしろ失望しました。
収益源のほとんどは中間搾取であり、搾取した分だけ便益を提供しているとは到底思えません。
むしろ潰れたほうがいいんじゃないかとすら感じられます。

出向先法人のことを知れば知るほど、小悪党にお仕えしているような感覚が強まってきて、やる気がどんどん萎えてきます。
しかも4月からはまさに小悪党業務そのものまでやらされるらしく、気分は萎える一方です。

贅沢な悩みだとは重々承知していますが

労働条件自体は相当恵まれている自覚があります。
残業はそれなりに多い(昨年度は約800時間/年でした)とはいえ、残業代がきちんと支給されるからです。

令和2年度の決算統計(PDFへのリンク)を見てみると、都道府県では人件費決算額が減少しています。
制度改正による影響(会計年度任用職員制度の導入で、従来は物件費に計上されていた分が給与費に積み替えられる)で確実に増額するはずなのに、結果的に減少しているということは、正規職員の人件費が大幅に減少していると言えそうです。
新型コロナウイルス対応で残業時間が増加しているのにも関わらず、です。

人件費の内訳データが存在しないので断言はできませんが、コロナ対応職員を含め残業代がろくに支給されていないとしか思えません。

残業代が支給されるだけで平身低頭して感謝しなければならず、やる気云々という愚痴を言う権利はありません。贅の極みです。
しっかり「割り切って」いきたいと思います。

1月上旬の三連休って本当にありがたい存在ですよね。
僕の場合、年末年始は結局2日しか休めなかったこともあり、例年よりも一層ありがたみを感じています。 

年末の記事では「2022年は想像がつかない」と書いたところですが、僕個人の境遇はほぼ予測可能です。
昨年に続き労働時間が長く、とにかく「余暇を残業代に変換する」一年になるでしょう。 

別の見方をすれば、限られた余暇時間をいかにやりくりするかが重要な一年ともいえます。
「時間できたし何しよっかなー」と場当たり的に考えていると、結局ぼんやりインターネットを眺めるだけで余暇時間を溶かしてしまいがちなので、あらかじめ「やりたいこと」を整理しておきます。

大人しく自己研鑽

新年早々オミクロン株が流行しており、今年も社交や遠出は難しい状況が続きそうです。
感染リスクを避け、かつ時間を有効活用すべく、今年もひたむきに自己研鑽を積んでいきます。

具体的には読書です。
まとまった余暇時間を確保できる保証が無いので、細切れの時間でも確実に実践できる自己研鑽方法といえば、やはり読書が一番だと思います。
年間50冊は少なくとも読みたいです。

今年の重点テーマは「IT」「フェミニズム」です。

ITに関しては、後述する資格試験チャレンジともあわせて、基礎知識を身につけたいと思っています。
フェミニズムに関してはちょっと補足します。

フェミニズムを経由して被害者意識への理解を深めたい

女性の権利保護や同族嫌悪的ミサンドリーに目覚めたわけではありません。
被害者意識の生成経路と、被害者意識に基づく救済要求の一般的論理展開パターンを学ぶのが趣旨です。

地方公務員という仕事では、自らを「被害者」と称する方々と、至るところで接します。
彼ら彼女らは、人数が多いだけでなく、非常に多様です。
個々人の属性、どのような被害を受けたのか、被害を訴えることで何を求めているのか、……等々、観点もたくさんあります。
唯一の共通点は、「自分は被害者だ」という認識、つまり「被害者意識」の存在くらいでしょう。

行政は、自らを「被害者」と称する方々に対し、
  • 行政が救済しなければいけない被害者なのか?
  • 救済するしてもどの程度か?
という判断を迫られます。

判断はもちろんケースバイケースなのですが、どんなケースであれ相手方の被害者意識を理解・分析するのが非常に重要であることには変わりません。

役所にいると個々のケースに引っ張られすぎて、なかなか「被害者意識とはそもそも何か」という抽象的な理解に至れません。
役所を離れて冷静でいられるうちに、被害者意識について体系的に知っておきたいと思っています。
そこで、この分野で最も学術的分析が盛んであろうフェミニズム界隈を選びました。

今年こそ応用情報

僕は典型的なオタク顔をしているせいなのか、周囲からよくパソコン関係の質問を受けます。
しかし実際は人並み以下の知識しかないので、期待には応えられず、がっかりさせてばかりです。

「オタク顔なのにITに詳しくない」という積年のコンプレックスを解消すべく、まずは基本的なところから勉強していきたい……ところなのですが、そもそも何をどうやって勉強すればいいのか、よくわかりません。

そこでまずは、幅広い基礎知識を、これまで慣れ親しんだ手法である試験勉強によって習得できる、資格試験にチャレンジしていきたいと思っています。

本当は去年10月に応用情報技術者試験を受けるつもりで勉強してきたのに、まさかの試験日当日に急な仕事が入ってしまい泣く泣く諦めた……という経緯があります。
今年こそはちゃんと受験して合格したいです。

ブログは「ハッピー路線」で

去年の弊ブログの運営方針は「理解のある彼くん」でした。
(インターネットスラングなので、ピンとこない方は検索してみてください)

弊ブログの主要読者層にとって2021年は苦行の連続になりそうで、日々の気苦労に寄り添うような内容が求められているのでは……と推察していたからです。

その結果、暗くて湿っぽい記事ばかりになってしまいました。
今では反省しています。

今年はもう少し明るい感じで、わずかでもハッピーになれるような記事を心がけていきたいです。




もちろんオタク活動も続けていきます。
今季は何よりNHKのプラネテス再放送が楽しみすぎます。
リアルタイムで見ていたはずなのですが、細部は覚えていないので……




新年明けましておめでとうございます。

新年一発目の記事として、今年も陰謀論をお送りします。

直近の記事で「2022年は何が話題になるか全然予想できない」と書いたところですが、地方公務員関係で強いて挙げるとすれば、「集団訴訟」と「採用抑制」なんじゃないかと思っています。


新型コロナウイルス関係の集団訴訟がついに動き出すか? 

僕が最初に配属された防災担当課では、とある経験則が語り継がれていました。
「発災から2年間は被災住民の感情のケアを怠るな」というものです。
これをおろそかにすると、集団訴訟につながるからです。

災害関係の集団訴訟は、だいたい災害発生から1年後〜2年後に提起されます。
災害の直後ではありません。

ある程度時間が経たないと、発災原因(現象そのものが規格外だったのか、インフラの問題なのか、人災なのか)が絞られず攻撃すべき論点が定まりませんし、「誰が悪者なのか」という世論も固まらないからです。
さらに、原告側住民の生活再建が終わるまで賠償請求する被害額が確定しませんし、何より訴訟を起こす時間的余裕がありません。

前々から触れているとおり、新型コロナウイルス感染症関係でもいずれ集団訴訟が始まると僕は思っています。

新型コロナウイルス感染症の場合は、今も収束したとは言えません。
ただし2021年の間に、被害状況がかなりはっきりしてきました。

今のところの大きな被害は以下の2つ。
  • 緊急事態宣言による営業自粛での経済的被害(主に個人飲食店)
  • 去年夏の感染者数ピーク時の人命被害
どちらも「行政による人災」という評価が固まっています。
さらに、去年秋から被害が落ち着いていることから、原告側としても準備する余力があったでしょう。

つまり、これまでの集団訴訟のスケジュール感を踏まえると、そろそろ訴えられてもおかしくない頃合いなのです。

これまでの新型コロナウイルス感染症対策は、ゼロベースでの「手探り」でした。
だからこそ大変だったと思います。

一方、集団訴訟対応に関しては、役所にはこれまでの知見が蓄積されています。
ゼロベースではありません。先人の知恵を借り、巨人の肩に乗れるわけです。
ある意味、楽になるのではと思います。

定年延長対策としての採用抑制がついに始まる?

去年も一度触れていますが、令和5年度(2023年度)から地方公務員の定年延長がスタートします。
2年に1回のペースで定年が伸びていき、最終的には65歳が定年になります。
2年に1回、定年退職者ゼロの年度が発生するわけです。

定年退職者が発生しない最初のタイミングは、令和5年度の最終日、令和6年3月31日です。
令和6年4月1日時点では、これまでだったら定年退職していた満60歳の職員が、引き続き正規職員として在籍していることになります。

4月1日には、新規採用職員が発生します。
これまでは「3月31日に退職する職員(圧倒的に定年退職者が多い)」と「4月1日に採用される職員」のバランスをとることで、総職員数を調整してきました。

しかし、令和6年4月1日は、定年退職者が発生しないため「3月31日に退職する職員」が激減します。
そのため、「4月1日に採用される職員」の数を減らさないと、総職員数が大幅に増えてしまいます。


定年退職者が発生しない年度だけ採用数を減らすと、職員の年齢構成が歪になってしまいます。
とはいえ採用数を減らさないと総職員数が増えてしまいます。
どこの自治体も「財政が厳しい」と連呼しているところであり、総職員数を増やす=人件費が増えるという方向性は到底採れないでしょう。 

全国の自治体の人事担当者は、今まさに頭を抱えているところだと思います。
 
ここからは完全に私見ですが、定年延長対策として、今年から採用数を減らす自治体がけっこうあるのではないかと思っています。


令和5年度(令和6年3月31日)の退職者数が100人だとすると、令和5年度の新規採用(令和6年4月1日から働き始める人)を100人減らさなければいけません。

ここで、令和4年度の新規採用(令和5年4月1日から働き始める人)の時点で50人減らしておけば、令和5年度の新規採用は50人減で済みます。

特定の年度で100人減らすよりは、2年度に分けて50人ずつ減らしたほうが、年齢構成は歪みません。


上記の例は極端ですが、「採用減を2カ年に分散させる」という発想自体は、それほど珍奇とは思えません。
しかもここ数年は地方公務員試験の倍率が右肩下がりですし、何より「採用数を減らす」のは世間からウケます。

定年延長に伴う新規採用減少、公務員志望の学生さんたちにとってはかなりインパクトの大きい話題だと思うのですが、予備校はじめ公務員試験界隈ではあまり盛り上がっていないのが不思議で仕方ありません。
僕の空想なのでしょうか……?


ちなみに僕は本日から仕事です……
今年もがっつり残業&休日出勤を強いられそうですが、時間を見つけてぼちぼち更新していきます。

(追記)
年末年始にインターネットを徘徊していたところ、某所にて本ブログが「公務員面接対策において害悪な情報源」として真っ先に例示されているのを発見して爆笑しています。

実際、ご指摘のとおりだと思います。自覚はあります。
むしろ「害悪」と評していただけるほどに弊ブログを読み込んでもらえて、感謝しています。 

面接の場で、このブログに書いてあるような被虐系ネガティブ発言をしようものなら、ドン引きされるでしょう。
面接対策という意味では、弊ブログの主張を論破するようなポジティブ展開を考えてみると、思考のトレーニングになるかもしれません。
そういう突破力のある職員を役所組織は求めているでしょうし、面接受けも良好でしょう。

毎年恒例、一年間をふりかえっていきます。
今年はとにかく、この場を借りて全国の地方公務員の皆様に謝罪をしたいです

楽させてもらって申し訳ない

大半の地方公務員にとって、2021年は辛い一年だったと思います。
理由はもちろん新型コロナウイルス感染症対策です。

2020年より手探り感はマシになり若干やりやすくはなったとはいえ、ワクチン接種のような実務がどんどん降ってきて、業務量はさらに増えたと思われます。
本当にお疲れ様でした。

一方僕は念願叶い?4月1日付けの人事異動で外部団体へ派遣。
残業はそこそこあれども単純作業ばかりで、本庁みたいな調整業務は少ないですし、何より住民からのクレームがありません。
ストレスフリーな一年を過ごさせてもらいました。

僕の勤務先県庁では、同じくらいの年代の職員が文字通り粉骨砕身(体調崩して休職する人も続々出ている)して日々対策にあたっています。
一方で僕は淡々とエクセルを叩いているだけ。

本当に申し訳ない。


稼いじゃって申し訳ない

派遣先ではひたすらエクセル作業を回しており、4月〜12月の累計残業時間は600時間を超えています。
11月と12月は、とうとう大台の月100時間を超えてしまいました。

このブログでも常々触れていますが、僕の勤務先県庁は残業代を渋りがちです。
だいたい実残業時間の4割くらい支給されれば合格点というラインです。

昨年度の僕の場合、実残業時間が350時間くらい、うち残業代が支給されたのが120時間分くらいでした。

ところが今の派遣期間中は、以前の記事でも触れたとおり残業代が満額支給されています。
残業時間が増えて、しかも残業代がしっかり増える……
というわけで、収入が爆増しました。

12月はボーナス支給も重なって月収が100万円を超えました。

本庁よりも圧倒的軽労働でちゃっかり残業代を貰ってしまい、本当に申し訳ない。


好転の可能性

2022年は果たしてどんな年になるのか、全く予想がつきません。

今年は「オリパラ」「ワクチン」「総選挙」という巨大争点があり、「どういう話題で揉めるか」くらいは予想できました。

来年は果たして何が話題になるのかすら全然見えません。
ひたすら暗い一年が続くのかもしれませんし、もしかしたら事態が好転するかもしれません。
「好転するかもしれない」という希望の存在が、2021年との大きな違いだと思います。

心から祈りを込めて。良いお年を!

小ネタ供養

微熱空間(4)

2年ぶりの「微熱空間」新刊。まごうことなきmasterpieceです。

微熱空間 4 (楽園コミックス)
蒼樹うめ
白泉社
2021-08-31




スバラシイコエノヒト

「ラブライブ!スーパースター‼︎」も楽しませてもらいました。
澁谷かのん役の伊達さゆりさんが本当に素晴らしい声で、色のついていない新人キャストさんが演じることでゼロベースでキャラクターが組み上がっていく過程を堪能できました。

個人的にはやはりオリパラで放送休止になったのが痛手だったと思います。
葉月恋加入前にもっと彼女のポンコツっぷりを描写しておいて、視聴者が彼女に同情している状態で加入エピソードに突入すれば、カタルシスが半端なかったのでは……


やくならマグカップも

「フィクションとしてのテーマ」と「ご当地要素」のバランスが絶妙な作品でした。
特に2クール目(二番窯)が上手いとしか言いようがないというか……
もし僕が仕事で「ご当地アニメ作り」に携わることになったらお手本にしたいです。


来年こそ応用情報技術者に挑戦

ちょうど一年前に「応用情報技術者試験合格を目指す」と宣言していたのですが、結局果たせませんでした。
勉強はしていたのものの試験日に仕事を入れられてしまい、泣く泣く断念したのです。
(170時間くらい勉強していたので、精神的に堪えました)

来年こそは結果を残したいです。

なんだかんだ向上心が強い

今年投稿した記事の中で、特にPVが多かったのが以下の3本。
だいたいの記事は投稿後2ヶ月くらいでPVが急減するのですが、これらはしぶとくPVを稼いでいます。








上2本は気合を入れて書いたので伸びてくれて素直に嬉しいのですが、「出世コースは麺類ばかり食べている」が読まれている理由は正直よくわかりません。タイトルがキャッチーだからでしょうか?


最近投稿した記事だと、霞が関ネタの2本が好調です。






「出世」「成長」ネタがPVを集めやすいという全体的傾向は去年から変わっておらず、なんだかんだで地方公務員は向上心の高い人が多いんじゃないかと思います。

普通交付税と特別交付税

最後だけ真面目な話題。
初夏の頃に「ワクチン接種を前倒しせよ」と総務省幹部から各市町村に電話がかかってきた……というニュースがありました。
中でも交付税課長が電話してきたのを「脅し」と捉えた方が多かったようで、現役地方公務員にも「交付税課長がわざわざ電話するのは『地方交付税を減額するぞ』という脅迫と同義」みたいな批判をする方が結構いました。



地方交付税には、普通交付税と特別交付税に分かれており、それぞれ所管する課が違います。
(総務省ホームページのプレスリリースより)

普通交付税は、「人口」や「面積」のような公表値に基づいて金額が決まるもので、計算式も法令に書いてあります。
こちらを所管するのが交付税課です。

一方で、特別交付税はよくわからない存在です。
省令の中に「その他財政需要又は財政収入が過大又は過少であること」を考慮して算定するという規定があり、自治体側からすれば交付額の予想もできないし、交付額の根拠もわかりません。
こちらを所管するのは交付税課ではなく財政課です。


もし「ワクチン接種を前倒ししない反抗的自治体は、地方交付税を減額する」という運用をするのであれば、減額するのは特別交付税のほうです。
(普通交付税は、その計算式上、特定の自治体だけ恣意的に減額するような運用は困難です。)
特別交付税を所管するのは財政課であり、権限を持つのは財政課長です。
逆に言えば、交付税課長には恣意的減額の権限が無いのです。

さらに、地方交付税の全国総額を決める(地方財政計画の策定)も、財政課長の所掌事務のはず。
地方財政全体を締め付けるようなことも、交付税課長には権限が無いと思われます。

財政も庶務もエアプな僕ですら知っているのに、インターネット上で情報通を名乗っている現役公務員の方々が知らないはずないと思うのですが……どうして「交付税課長」という役職にひたすら噛み付くのか、素直に疑問でした。

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