「理系なのに行政職になったら、採用後ついていけないかも……」という不安を時々見かけますが、
地方公務員レベルであれば、理系学部出身であっても、実務に困ることは全くありません。
大学で学ぶ知識はそもそも必要なのか
「理系学部出身者は文系知識が無くても大丈夫な部署に配属される」という意味ではありません。
そもそも、文系学部で学ぶ知識が大半の部署で必要とされません。
そのため、どんな学部を卒業していようと、地方公務員として働く上では関係無いのです。
大学レベルの知識が必要な地方公務員業務は、制度設計くらいだと思います。現状、学識要素は外部有識者に任せっきりで、大抵の役所職員は役所的要素(お偉いさんをうまく納得させられるかの調整)しかこなせていないのでは?
大学で学んだ学識要素を実務に反映させられているかどうか。
ここが国家公務員(本省勤務)と地方公務員の大きな能力差だと思います。自分も猛反省です。
試験さえ突破すれば
理系学部の方だと、採用試験は苦労するかもしれません。
試験範囲が文系科目ばかりなので、初見に近い用語がたくさんあって圧倒されるでしょう。
ただ、公務員試験自体は単語暗記要素が強い試験なので、しっかり勉強すれば大丈夫だと思います。
個人的には、理系の方にもどんどん地方公務員事務職を志してもらいたいなと思っています。
役所くらい大きな組織であれば、人材は多様な方が強いです。